アルカで書く場合、内輪語はそのまま書けばいいのですが、こうして異言語で書く場合は訳します。一番多いのが音訳です。
アティーリなどは音訳です。
ただ、カタカナ語が増えると読みづらくなるため、自分で資料を整理するときに困ります。また、カタカナだと/c//r//l/の音韻の区別が付かなかったりと、不便ですなので小学から大学にかけて内輪語の意訳を少しずつ作ってきました。
これは自分が後で見たときに何のことだか分かるための意訳なので、公的性質はゼロです。それに日本語を使えるのは私とあとせいぜい数人しかいないのですから、この訳語は事実上私個人の符牒で、どうとでも付けて良いものでした。
古い
使徒の名は私の耳に聞こえやすい名に変えられています。これを当時マージ名と呼んでいました。たとえば第3使徒は
kliizであるにも関わらず、クリスと日本語名では呼ばれています。呼ばれていますといっても今では私以下数名しか呼んでいませんが。付き合いの古い使徒はこのようにマージ名を私が付けました。他は主に高校以降の知り合いなので、付けていません。ンムトというのが
マットになっているのは
制アルカにンムトを表わす音韻がないので名を変えただけです。
第一、「
使徒」という語だって内輪語なわけです。
hacmaを音訳すればハルマですから。あくまで私が勝手に付けた名前が「使徒」であって、他の使徒は他の言語にハルマを各々訳しているわけです。たとえば英語だとハルマはmoonと呼ばれます。「第一使徒」はThe first moonと呼ばれます。何かと暦や尺度などで登場する
第7使徒はwaxing moonとかcrescentなどとも呼ばれます。
一々自然言語の訳が付いているわけではありませんが、
アシェットの母語数が多いため、かなりの数が意訳されています。大体みんな私用に使うので適当に命名します。私は使徒をハルマと訳しましたが、
第9使徒はハルマをsoldat(soldate)と訳しましたし、第11使徒はとりまとめてFederと言っていました。まぁ、人それぞれですね。
訳語はアルカではないので軽視されてきました。でもアルカが円熟してくるにつれ、その過程や枝葉に目を向ける余裕が生まれてきました。今ではこうした瑣末な、直接アルカとは関係のない、使徒それぞれの勝手な訳語まで、少しずつ注目を集めるに至っています。
最終更新:2007年11月12日 21:43