後悔とはじまり

鳥取は大山の頂上にて、一人ノートパソコンをカタカタと鳴らす普通の男がいた。
いや、これは書き手バトルロワイアルだ。彼は普通の人であっても『書き手』であることは間違いないであろう
日本人らしく、黒髪に短い足、それを覗いてはごく『普通』……そうだな、ここはこの書き手に習い、それっぽく言おう
男は、『一般人』だ。
架空の物語に登場する華やかなキャラクター達の外見をしている他の書き手を他所に、男はごく標準的な日本人。
一般学生バトルロワイアル書き手、◆FBECTmyb.U通称ふべ氏。あ、そうだな面倒臭いので氏はもういらない。ふべでいい。
そんなごく普通の一般人であるふべは、山の頂上にいながらも、手に持つノートパソコンから情報を引き出していた。

「こんな俺でも出場できたのか、書き手バトルロワイアル3……いいのか?」

苦い顔をしながらも、手は止まらない。
ふべがいいのか?と思うのは当然といえば当然のことであった。
一般学生開始前には大量にいた住人達、しかし、いざ始まってみると速攻で過疎に陥った。
その原因は様々であるが、ふべは理解している。管理人でもあり、投下数トップでもある自分が原因であると。
自分が一般学生ロワに関わってからの決断は恐らく常にマイナスなものであっただろう。
誰もが思う、俺がアイツの立場だったらこんなことしねーよ……と。アイツ、馬鹿だよ……と。
だが、卑下し後悔もするが、そんな未熟である自分を認めてくれ
一緒に歩いてくれる一般学生ロワ住人には感謝してもしきれないものを抱いていた。
そんな愛しき住人達のためにも己が下す今回の決断は

「俺がやること……この書き手のみが出場しているロワでできること……それは……」

生き残る、否
尊敬している書き手氏を探す、否
派手に活躍する、否
ふべがやるべきことはただ一つ

感情とともに、PCへのタイピングスピードが上がっていく

「再誘だ」

ふべには分かっている。
この書き手ロワに参加している書き手の中に、開始前に期待を寄せていた人物が必ずいるはず
それも一人や二人でなく、複数。
様々な経緯を経て、去っていった書き手達。
彼ら、彼女らを探し、もう一度再び勧誘する!
誰かに出会い、昔、うちのロワにいました?と聞いて素直に答えてくれる人物などいるはずもない。
だからこそ、そのあたりは上手くやっていく必要はあるが、それはその時に考えればいい。
確か、書き手3は旅の扉方式と聞いていた。空気を最大限に読みつつ、己の目的を果たすならば……

1 出会った人物を勧誘
2 出会った人物のロワを読み、目の前で全感想を語る
3 出会った人物が活躍できるよう努める、旅の扉まで誘導する
4 第一放送までに死ぬ、もしくは旅の扉に行かない

他の書き手を補助しつつ、それなりに自ロワを宣伝して、早期退場により空気を読む。
これが恐らく一番の正解のはず。
ん?二番がおかしい?全部読んでいるのか?
ふっふっふ、そこで出てくるのだよ、ふべが叩いているノートパソコンが
彼が所持しているものは、今モニタの前にいる君達が所持しているものと何ら違いがない
分かるかな?その意味が
そう、そうなのだよ、ふべが所持しているノートパソコンは『普通』のもの
それこそ、各ロワを読みにいけるし、始まったばかりの書き手3さえも読める。
探知機など遠まわしなものではなくて、そのまま書き手3さえ読めば各人物の思考、行動、位置全て分かる。
ん?テラチート??ノートパソコンは『普通』のものですよ?
それに大丈夫、ふべは死ぬつもりだ。こんなうざったらしい支給品があってもフラグを全折りできる存在でもある。
はっきり言って筆者が続きを書かねば誰もリレーしないだろう
だからこそ、投下できるのだが……
おっとここまでだ。どうやら、ふべのタイピングが止まったようだ。
筆者である私は、言わば神視点にいる存在だ。
彼が承諾しようがしまいが関係ない。そっと書き上げたものを読ませてもらう。
およそ4kbの文章、一番上には題名と思わしきものが書いてあった。

『後悔とはじまり』


【一日目/鳥取県/大山頂上/深夜】
【ふべ@一般学生バトルロワイアル】
【状態】:
【装備】:ノートパソコン
【持物】:基本支給品、不明支給品0~2
【思考】
1、勧誘しまくる
2、一般学生バトルロワイアルをよろしく

【備考】
 ※外見は普通の日本人

時系列順で読む


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ふべ 拡声器話三連続でもいい、ロワとはそういうものだ

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最終更新:2009年03月21日 11:46
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