「ちょっと熱くなりすぎたのぜ」
人体発火を起こした彼女は裸に近い恰好で走り続けていた。
HOTな彼女は寒さを感じていないようではあるが。
「とりあえず雪の量が少なくなって来たしこっちが南で間違いないのぜ
海が右手側、山が左手側に見えると言うことはここは秋田県のはずだぜ」
適当に自分の熱い心に任せて走り秋田県にたどり着いた
普通の名探偵。
適当に走った割にはしっかりと南へ進んでいるというのは彼女にとって幸運だったのかもしれない。
「秋田県には……なにがあるんだぜ?」
走りながら考える。
「きりたんぽ……あきたこまち……美味しそうな県なのぜ
熱い食べ物は熱い心呼び覚ますものなのだぜ」
対主催陣営にありがちなのはカレーやシチューといった多人数で食べられる料理。
しかしこれはロワにおいて死亡フラグにあたる食べ物、いわば欝展開の元である。
熱血展開が大好きな彼女からするとできれば避けたい料理。
しかし大人数での食事による結束という展開は多くの意味で美味しい。
なにより自分もおいしい料理を味わえる。
「そうだぜ!カレーとかシチューが崩壊フラグの王道で作らないなら
熱血結束フラグの王道の料理を新しく考えればいいんだぜ!
でも手軽に作れて大人数で食べられる料理は何があるんだぜ?」
走りながら止まることなく熱い心で彼女は考える。
熱血フラグを王道で立てるためにどうしたらいいのか
ヘタレが食事というつながりを通して覚醒するためにはどんな料理がいいか
「そういえばラーメン鍋が手軽なのぜ!
最終的に塩とか味噌、醤油が混ざって闇鍋と同じようになるけど皆でワイワイ食べて
腹を割って語り合うのは熱いんだぜ!!」
そう叫ぶとさらにスピードを上げて普通の名探偵は走る。
熱血展開を作るために。他の参加者を覚醒させるために。
自分が他人から変態呼ばわりされかねない格好をしていることにも気が付かずに……
【一日目・深夜/秋田県】
【◆0RbUzIT0To 普通の名探偵@
ニコロワ】
【状態】普通
【装備】なし
【持物】なし
【思考】
基本:熱血対主催として、ヘタレ対主催やステルスマーダーや発狂キャラを覚醒させて熱血展開をするんだぜ!
1:まずはヘタレ対主催やステルスマーダーや発狂キャラと合流するぜ!!
2:東京タワーに向かうのぜ!
3:熱血結束フラグのための王道料理を作るんだぜ!!
※支給品一式は、人体発火により燃えました、来ていた服も燃えました
※青森県の一部の雪が、普通の名探偵の熱さによって溶けました
※外見は霧雨魔理沙の衣装の残骸を着た竜宮レナ
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最終更新:2009年03月18日 12:10