雪が、しんしんと降り積もる中、ただただ黙ったまま歩き続ける男がいた。
その名は◆rjzjCkbSOc。「あと3話で完結ロワスレ」にて、「謎ロワ」なるロワを書いていた者だ。
つい先日最終話を投下した所であったのだが、気が付けばここにいて、姿も阿部高和へと変化していた。

「やっぱりいい男だ、阿部さんは」

だが、その事は彼にとって些細な出来事でしかない。

(運命……誰にも在る、運命)

……彼にとって、運命は重要な物。
今の、彼の運命はどうなっているのだろうか?
何も果たせず、ただ死にゆくのか?
幸運にも生き残り、再び書き手として生きられるのか?
それを知る方法は無い。知る事などできない。
だが、彼の心に不思議と不安はなかった。

(俺の運命を、"俺が生き残る"運命に変える。そのためにも……他の書き手さんには、対価になってもらう)

スッ、とこの考えに至る事が出来たからだ。
果たして、それが彼自身の意思による物なのか。
はたまた、パロロワメモリが、精神に影響を及ぼしたのか。
それは、誰にもわからない。

「一筋縄じゃいかないだろうが……ヤってやるさ」

暗い決意を胸に、◆rjzjCkbSOcは再度歩き出した。
――――全ての運命を、捻じ曲げるために……。




【1日目・黎明/A-2】
【◆rjzjCkbSOc@謎ロワ】
【状態】健康
【外見】阿部高和@くそみそテクニック
【装備】なし
【持物】基本支給品、不明支給品1~3
【思考】
基本:自身の運命を"俺が生き残る"運命に変えるために戦う。

070:ある少年の願いと祈り ◆時系列順に読む
072:Getting ◆投下順に読む
◆rjzjCkbSOc

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最終更新:2013年05月03日 05:26