「提……督?」
腕の中にすっぽりと収まってしまうサイズの少女。
自分はこんな少女に戦闘に出るよう命令しないといけないのだ。
「提督、提督。」
「すまん。」
更に強く、でも優しく、壊れ物を扱う様に抱きしめる。
「……提督慌てないで、大丈夫です。」
艤装を付けていないと、こんな、こんな細い少女なのか。
腕の位置を変え、抱えあげる。
「て、提督?」
自室のベットに寝かせ、ドアに鍵を掛ける。
古鷹は天使のような笑顔で待っていてくれた。
服をぬぎ、一糸纏わぬ姿になる。
月明かりに照らされた古鷹の体のところどころにある火傷の痕に、胸が締めつけられ、すこしでも彼女に優しく出来るよう気をつけながら花園へと迫る。
すでにそこはじっとりと濡れていた。
口を付ける、それだけでビクリ、と彼女の体が震える。
一気に舐めあげ、啜り、古鷹の味を味わう。
「ひゃっ、て、提督」
止まらない、止めない、勢いよく高みへと登りあげさせる。
可愛い、どうにかして堪えようとしている喘ぎ声が彼女の限界を教えてくれる、そして一際大きい痙攣が来たかと思うと、脱力してしまった。
イったようだ。
顔を覗きこむと、火傷に半分覆われた顔の黄金の瞳と目が合う。
「大丈夫です、提督。」
数瞬考え、首を横に振る。
「すまない、後、後1レベル待ってくれ。」
本番はケッコンしてからだと。
「提督は古い人です、そして酷い人です。」
「すまない。」
「いいです。そこが好きなんですから。」
「……提督、大丈夫です。慌てませんから。」
「ありがとう。」
二日後、この鎮守府に一組の夫婦が出来たそうな。