小ネタ:龍驤1-987避

987 名前:名無しの紳士提督 投稿日: 2014/07/14(月) 23:44:54 ID:lcNj.O86
あれはウチの誕生日の少し前の事や。
好きなものは何かと聞かれたんや。
ウチは少しからかったろ、そんくらいの気持ちで、こう返したんや。
「好きなもん? ジブンやジブン、言わせんといてや恥ずかしい」
提督がこれで気づいてくれたらおもろかったんやけどな。
せやけどな。本当に自分好きなやつが言うん恥ずかしがるか?
さてと、遠征から帰って来たら人の部屋をミラーハウスにしよった提督にはお仕置きせなあかんな。

ようこそ大人のミラーハウスへ。


991 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/15(火) 07:20:17 ID:6NkiZC3w
987
「ほら、ジブンこういうの好きなんやろ?」
 提督にいきなりベッドに押し倒された。鏡張りの天井からは困惑気なうちの顔が見下ろしてる。いや、違うわ。きっとこれは、何かに期待しとる顔や。
「アホ。何ひとの部屋勝手にこんな風に改装してるん。ほんまあり得んわ」
「はあ? アホとは何やアホとは。俺がどない苦労して部屋鏡張りにしたか分かってるんか?」
 提督の手がうちの服の隙間へと潜り込む。下着越しに乳首を擦られて、抑えようとしても声が出てしまって。
「ほら、ええ顔やで。ジブンがどないな顔してるか、この部屋ならよう確認できるやろ」
 目をそらそうとしてもあかんかった。鏡に映るうちは、頬を赤らめてめっちゃエロい顔しとって。見たくないのに、視線を逸らすことができんくて。
(ううぅ、恥ずかし過ぎやこれ)
 その間にも提督の指はうちのスカートの中を好き勝手にいじりまわして。アカン、これ。めっちゃ気持ちいいとこ擦られて、このままだと……。
「堪忍して。いや、いやぁ! こんな風にイキとうない!」
 四方八方の鏡には、イキそうになってるうちの姿が映っていて。恥ずかしいのと気持ちいいのがどろどろと混ざって、うちもうわけわからんくなって。
「ああっ、好き。提督、好きぃ!」
 提督の唇にむしゃぶりつくようなキスをしながら、うちはイッてしまう。その後も勿論めっちゃエッチしたんやけど……。

「はああぁぁ!! この部屋ずっとこのままってどういうことや!? こんな鏡張りの部屋で生活せ言うんか!?」
「案外費用かかってなあ。イベントも近いし、無駄な出費はできんのや。お前かて気に入ってたやろ」
「き、気に入ってなんか無いわアホ!」
「はぁ? 好き好き言ってたんはどこの誰やったかなぁ」
「そんなもん、一時の気の迷いや。このアホ提督!」
「さっきから聞いてればアホアホと……アホはお前のほうやろ!?」
「うっさいわアホ」
「誰がアホや!? このドアホ!!」


 こんな無益な争いをする二人のことを周囲の艦娘は
「まったくアホ同士お似合いやわ」
「せやなぁ」
 と言っていたとかいないとか


これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

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最終更新:2014年09月26日 21:15