353 :鎮守府慰安労働 小ネタ:2015/12/17(木) 02:15:38 ID:mOdTVJrk
「あの、東さん。こんなことは良くないと思うんですが……」
「そう言うな。俺だってできればこんなことはしたくない、だが必要なことだ」
「確かにそうかもしれませんが、こんなことをするなんて」
「俺が頼んだことだ。それに海風も手伝うと言ってくれた」
「そうですけど。うぅ~……」
恥ずかしそうに顔を赤らめ、東をなだめようとする海風の抵抗も無意味に終わった。
椅子に腰掛けた状態の海風の前に跪いた東は、落ち着き払った声と共に腰を折る。
思わず内股になる海風の表情は、今にも火を吹き出しそうなほど真っ赤だった。
普段の落ち着いた姿はどこにもなく、ただ羞恥に身もだえする可愛らしい少女でしかない。
それもそのはず、あろうことか東は海風の太ももの間に顔をうずめているのだ。
あえてどちらも口にはしていないが、海風の下着ははっきりと見えてしまっているだろう。
しかし見えることも見られることも互いにわかっていて、意識しない方が無理である。
細くもちょうどよい肉付きの海風の太ももに東が触れるか。
あるいは太ももどころか下着に東が触れてしまうか。
どちらにしろ海風からすれば経験したことのない状況であり、堪えがたい羞恥に襲われていた。
しばらく東の頭を押さえていた海風が、羞恥に耐え切れずに口を開く。
「せめて入渠だけさせていただけませんか? 遠征帰りで汗かいてるんです」
「それでほのかにスカートの中が温かいのか。むしろそれがいいとすら感じてしまう」
「もういやです~! やっぱり変態さんじゃないですか」
「……それを確かめるために手伝ってもらってるんだ」
不意に我に返った東は、体を起こして海風を見上げた。
改めて目が合うとお互いに気恥ずかしくなったのか、ごまかすように視線を逸らす。
事の始まりは東が青葉に襲われた際、脚フェチに目覚めてしまったのではないかと言う疑心である。
慰安夫として様々な権限を新たに与えられた東だが、おかしな性癖に目覚めたくはなかった。
浦風、青葉、大和とそれぞれの艦娘との関係は、どちらかというと東は襲われた側である。
しかしその一方で“よかった”と思わないわけではなく、肯定したくはなかった。
そのため海風に確認を取ってもらいたいといったのが始まりで、事ここに至る。
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後書き |
354 :鎮守府慰安労働 小ネタ:2015/12/17(木) 02:16:42 ID:mOdTVJrk
続けたいけど続くかどうかわからない
そもそも海風が未着任だから性格があってるかもわからないので、キャラずれてたらごめんなさい
というわけで話が続いたらまた書きに来ます、それでは
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これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
最終更新:2016年09月15日 16:35