323系電車(- けい でんしゃ)とは、
常磐高速度交通網(JHIS)が保有している電車。
概要
常磐線の地下鉄
千代田線の相互乗り入れ用として製造されたステンレスカー。
1984年からそれまでの
321系電車に変わって製造が開始された。
仕様
車体
コルゲーションを廃し、歪み取りリブのみとした
東急型軽量オールステンレス車体を持つ。
- 前面は所謂額縁形、ガイコツ形の切妻で、所謂パンダ風の顔つきに貫通ほろ装備可能なデザインになっている。。
- 前照灯は尾灯と一体化したコンビネーションランプで、腰部に装備している。
- 間通路上に方向幕、運転台上に種別幕を備える。
主要機器
- 界磁チョッパ制御制御を採用し、回生ブレーキの使用を可能にしている。
- 主電動機は130kW/750Vの複捲電動機で、装架方式は直角カルダン方式を採る。
- 1C4M構成で、M車にコンプレッサーとPS23形パンタグラフ、M'車にMGを装備する。
- MGが冷房準備型の大容量のものに変わったことから、軸重均一化のためにパンタグラフがM'車からM車に変更された。
- 台車はベローズ空気まくらバネの、プレーンなペデスタル構造を取るボルスタアンカ付台車を履く。
- ブレーキはダイアフラム弁使用のCLE-R電磁自動ブレーキを装備する。
客室装備
- 旧A-A'基準車のため、内装はアルミデコラが多用され、床面は不燃樹脂財が採用されている。
- 車内はオールロングシート。窓は2段ユニットサッシだが、事故防止のため下段は固定になっており、上段が下降するのみ。
- 冷房は準備工事のみで、国鉄形もしくは東芝形扇風機を1両当たり4基装備していた。
- 常磐特有のサークライン(環型蛍光灯)を証明として装備する。
- サニタリーのある形式はない。
冷房改造
1988年から冷房改造が開始された。冷房装置はAU74形で、1パッケージ3回路の集中式。扇風機も4期が残された。
最終更新:2012年02月21日 10:14