タラスキュ

作品名:黄金伝説
使用者:なし
別呼称:タラスクス、タラスク

黄金伝説に登場する存在。
キリスト教の聖マルタの伝説に登場する悪竜
レヴィアタンの子で半獣半魚の竜とされている。




存在についての詳細

形容

  • 大型の肉食竜
    • 大型の草食動物ほどの大きさで全身を硬い鱗で覆っている。
(前略)胴体は、牛よりも太く、馬よりも長く、歯は、剣のようで、先が
角のようにとがっていた。全身がかたい鱗でおおわれていた。

来歴

  • オナクスとレヴィアタンの間に生まれた
    • ガラテア地方からフランスのローヌ川へと渡ってきたとされている。
(前略)この竜は、もともと小アジアのガラテア地方から海を渡っ
てこの地に上陸したのであって、海に棲む凶暴なレウィアタンがガラテア産の獣
オナクスと交わって生んだものである。

生態

  • 水中から船を沈め、人を喰らい、逃げる時は灼熱の汚物を撒き散らす
    • 汚物に触れれば燃やされる。
      • 更に投石機の如く飛んでくるので運動エネルギーも半端ではない。
(前略)水中にひそみ、通りかかった人び
とを食い殺し、船を沈めた。

(中略)

追われて逃げるときは、まるで投石器のようにあたり一
面、遠くまで汚物をまきとばし、それをかけられた者は、炎をあげて燃えあがる。

退治

  • 聖水と十字架に弱い
    • 小羊のように動かなくなり、ただの村民の暴行で死ぬほど弱体化する。
聖マルタは、
人びとにたのまれて、この竜の退治に出かけることになった。森に入っていくと、おりしも竜が
ひとりの人間を食らっているところに出くわした。彼女は、すぐさま竜に聖水をふりかけ、十字
架を突きつけた。すると、竜はたちまち降参し、小羊のようにおとなしくなった。彼女は腰帯
で竜をしばった。やがて、ほかの人びとも到着し、石と槍で竜を打ち殺した。



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最終更新:2018年05月06日 15:13