作品名:Fateシリーズ
用語分類:能力分類、術技分類
別呼称:聖杯の泥、ケイオスタイド
奈須きのこ作品の
Fateシリーズに登場する用語。
すべての生命因子を備え、それを生み出すことができる地球創世記の海。
詳細
聖杯の泥の原形
- 生命の海の権能として海にいる全ての者を自らの“子供”にする
ティアマト神の真なる権能は“生命の海”
その海に落ちたものは“元のまま”ティアマトの子供になる。
サーヴァントであれ例外はない。
言ってしまえば霊基を汚染する黒い泥さ。
原初の生命。混沌の海。
魔術世界においては聖杯の泥と呼ばれるもの。
これを、魔術王はケイオスタイドと名付けていた。
ティアマト神の権能
- 地球創世期の真エーテルを巡回させ無尽蔵の魔力と生命因子を持った混沌の海
- 地球創世記においてランダムに生命をデザインし、現在の人類・神を作り上げた。
- この権能は現在の一定以上の知的活動が可能となった生態系を脅かすためメソポタミアの神々によってティアマトは邪魔であったため抹殺され、鏡像世界へ封印された。
- この海に沈んだものにランダムでスキルを付与し、細胞レベルでティアマトと契約する。
- このため、生命の海に落ちた者はティアマトの子供=ビーストⅡの子供=人類の敵と化す。
ビーストⅡは生命を生み出す海そのものである。
地球創世記にあったとされる真エーテルを巡回させているため、この海の中では魔力は無限に供給される。
海の中に沈んだものは自己改造、生態変化、生態融合、個体増殖といったスキルがランダムに付加される。
海から地上に出る際にはビーストⅡと細胞クラスでのギアス……塩基契約(アミノギアス)しなければならず、自動的に
人類の敵になってしまう。
元ネタ
新生代までの地球の生命
最初に海洋からバクテリアが発生したとされている。
後に地球の寒冷化・温暖化や大陸形成によって五度の大絶滅が発生した。
この時、何度かは地球環境変動に対応した生命がデザインされて海洋から誕生している。
ティアマト(tiamat)
メソポタミア神話に登場する
原初の海の女神。淡水の神アプスーと交わり神々を生み出したとされている。
名前の由来は諸説あるがアッカド語で「海」を意味するtâmtu(より古い形はti'amtum)、ギリシャ語で「海」を意味するΘάλαττα (thalatta)、Θάλασσα (thalassa)とされている。
また『創世記』第1章第2節に北西セム語の tehom(תהום) (深み、奈落の底)と同根語であるとも言われる。
ティアマトの体躰は現在の世界を創る材料にされるほど巨大で、人の姿を模しておらず、水や竜、動物の姿とされている。
神話においてティアマトは寛大かつ慈愛に満ちた女神とされている。
夫アプスーが神々に殺されてしまった後、配下の批判に応える形で復讐を果たすべく「血ではなく毒」で満たした11の怪物たちを率い、その指揮官に息子であるキングーを指名した。
キングーに「天命の書版」なる最高神の象徴を託したが、マルドゥークを前にキングーは戦意喪失してしまい、結局ティアマトは一人でマルドゥクに挑むことになった。
マルドゥークを飲み込もうと口を開けた瞬間に送り込まれた暴風によって口を閉じられなくなり、最期は心臓を弓射抜かれて殺されたとされている。
その後、ティアマトの亡骸は解体され「天地創造」の材料として使われ、乳房は山に、眼からはチグリス川とユーフラテス川の二大河川が生じたとされる。
関連項目
月姫系において原初の海とも呼ばれる混沌。
神代の魔術の復元を目的とする彷徨海のフォアブロ・ロワインによって作られた
固有結界。
Fateにおける聖杯の泥による呪詛。
ゾロアスター教の悪神と融合し、全ての罪業を叩きつけて自壊させる呪詛と化した。
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最終更新:2020年01月09日 00:44