使い魔についての詳細
形容
全長十メートル足らずの美しい眷獣だ。上半身は人間の女性に似ているが、下半身は魚の姿
である。背中には透明な翼を生やし、指先は猛禽のような鋭い鉤爪になっている。
氷の人魚、あるいは妖鳥──膨大な凍気を従えた妖鳥は、激流をまとう水妖へと突撃した。
凍気
- 瞬間的に莫大な凍気を放出する
- 波が形を変える前に凍る速度で六千万トンの神縄湖を丸ごと凍結させる規模。
古城たちの船を中心にして、海が純白に染まっていく。波の形もそのままに、海面が凍りつ
いたのだ。いかなる高位魔術師の氷結魔法でも再現不可能な、圧倒的な凍気──
使用者との関連性
暁 凪沙の場合
- 規格外の霊力
- 本来ならば一瞬で寿命を吸い尽くす眷獣を十二番目のアヴローラごと持ち続けている。
- 十二番目を解放すると同時に霊力を食い尽くされる。
- 解放していない状態でも常に使用者の霊力は消耗され、強力な霊媒としての力を失う。#blockquote{ 妹の身に起きた異変の理由を、古城もさすがに理解していた。あの日、古城が十二番目のア
ヴローラを撃った夜──凪沙は、アヴローラの魂を、彼女の眷獣ごと受け入れたのだ。凪沙が
生まれつき持っていた、強力な霊媒としての力がそれを可能にした。}
元ネタ
アルレシャ(Alrescha)
うお座α星の学名。意味は「ひも」。
グラキエス(glacies)
ラテン語で「氷」を意味する語。
関連項目
妖姫の蒼氷の種族分類。
関連タグ
リンク
最終更新:2022年06月25日 10:35