能力についての詳細
降霊術
- 低級の炎精霊(イフリート)を植え付ける術式
- 身体そのものが高熱を発し、肉体が赤熱で発光する。
- 身体から発せられる熱量は分厚い隔壁を瞬時に融解する。
老人の全身が赤く染まる。憤怒で肌を紅潮させたのではない。彼の肉体そのものが、高熱を
帯びた金属のように発光を始めたのだ。
老人の背後にゆらりと陽炎が立ち上る。離れていても、強烈な熱気が吹きつけてくる。
超高温の炎を体内に宿し、赤熱した老人の姿は、まるで炎精霊のようだった。
欠点
老人の全身は白煙を吹き上げ、肌のあちこちには太陽黒点を連想させる不気味なシミが浮い
ていた。膨大な量の海水を浴びて、炎精霊が弱まっているらしい。
キリカ・ギリカの目が、恐怖に見開かれた。彼の肉体から放たれる、炎の勢いが弱まっていく。
アスタルテの眷獣が、炎精霊の霊力を奪っているのだ。
使用者との関連性
魔術を使えない
- 召喚した炎精霊を利用する魔術等が使えない
- 故に原始的な攻撃に頼るため、魔力対策特化の壁などは役に立たなくなる。
ギリカはおそらく魔術を使えない。召喚した炎精霊を霊力源にして、攻撃魔術を使うような
器用な芸当はできないらしい。
元ネタ
イフリート(アラビア:عفريت 英:Ifrit)
イスラム教における堕天使。クルアーンでは七章-戦利品章(アル・アンファ)で
悪魔として登場する。
人間が土から作られたのに対し、イブリース(イフリート)は火から生まれたことから
己は人間よりも優れていると主張した結果、卑しむべき者であるとして堕天させられた。
昨今のゲームや小説で炎の精霊として扱われるのは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』という
世界で最初かつ最大のテーブルトークRPGで炎属性の精霊として登場したことが影響していると思われる。
関連項目
召喚されるイフリートの種族分類。
関連タグ
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最終更新:2020年04月28日 12:11