偉大なる主へ捧ぐ讃歌

ザムヤード・ヤシュト
作品名:黒白のアヴェスター
使用者:ムンサラート

神座万象シリーズに登場する能力。
戒律の一つ。
自分を倒した者の中で、もっとも眩しい存在に服従するという誓約に対して
主命を遂行する能力が跳ね上がる能力。




能力についての詳細

誓約

  • 自分を倒した者の奴隷となる
    • 主が存命中に倒された場合、より強く、より鮮烈に倒した者の命令を優先する。
 クインと通ずるものがある従順の戒律は、やはり矛盾を生まないための優先順位が定め
られていた。

命令遂行

  • 命令を遂行するための能力が強化される
    • 命令の内容次第で効果は永続する。
「あまねく殺人鬼を慈しめ──それが主の命ゆえに、私は彼女らを守らねばならない」
 断頭台のごとく振り下ろされた回転ノコギリの威力は、これまでを遥かに圧倒するもの
だった。(以下略)

意識共有

  • 主人と定めた者の状況を知ることが可能
    • 物理的な距離は元より眠っている間も感知可能。
「私の戒律は二つあります。一つはご存知のようですが、煎じ詰めるところ道具ですよ。
使われる立場として服従する代わりに、主命を果たすための力が得られる。他にも主の下
知に即応できるよう、視点を重ねたりできますがね」

欠点

  • 主に何らかの代価を払わせる
    • タイミングは不明で今までの命令分をまとめて払わせられる場合もある。
      • 自殺などの特に強力な命令ほど代価は高い。
「臣従を表明されたからには、以降彼に関わるすべてが主命になってしまいますものね。
無言で斬っても、死ねと命じてもそこは同じ」
「あいつは主人に格を要求する。強い命令を下せば、相応の返し風が吹く仕組みだ」
 なのでムンサラートを殺すわけにはいかなくなったと、ワルフラーン様は述懐した。件
の殺人鬼は主人と定めた相手の言うことならなんでも聞くが、そこに何かしらの見返りを
求めるらしい。


元ネタ

ザムヤード・ヤシュト(Zamyād yašt, Zamyad yasht
ゾロアスター教典の一つ。大地の神ザムを讃える賛歌。
実際は第一編で山が創られた順番を羅列した後に、光輪の遍歴を伝えている。


関連項目

偉大なる主へ捧ぐ讃歌の能力分類。

使用者の別の戒律。

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最終更新:2022年06月23日 13:40