兵器についての詳細
来歴
- 市街戦用に開発された試作機体
- 後に地形対応になり、更に空挺降下や量産型の生産などが行われている。
『安心召されよ。この〝膝丸〟は、もともと市街戦用に開発された機体。垂直の高層ビルをも
登れる設計でござる。この程度の崖っぷちなど朝飯前でござれば』
武装
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前脚:対人機銃 |
- 七・六ニミリ口径の機銃
- 低致死性のゴム弾が装填されており、防弾装備をしていようと警備員程度ならば相手にならない。
逆に有脚戦車の前脚に仕込まれた対人機銃が火を噴いて、警備員たちを薙ぎ払った。低致死
性のゴム弾とはいえ、七・六ニミリ機銃の威力は絶大だ。防弾装備ごと吹き飛ばされて、警備
員たちが悶絶する。
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発煙弾&電撃地雷(スタンマイン) |
- 対魔族用の煙幕&鎮圧武装
- 発煙弾は煙によって感覚・呪術による追跡を阻害する。
- 電撃地雷は平均的な魔族であれば半日程度は昏倒させられる。
ディディエ重工・絃神島ラボで開発された発煙弾は、獣人種族の嗅覚や、呪術による追跡
を阻害する特別製。電撃地雷には平均的な魔族を半日程度、昏倒させる威力がある。いかに凄
腕の追跡者といえども、そう容易く乗り越えられる妨害ではないはずだ。が──
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呪術迷彩
- 呪術的に姿を隠せる
- 第四真祖、舞威媛、元獅子王機関の兵器開発者の目を欺く精度の迷彩。
その瞬間、彼女の背後に、ゆらり、と乗用車サイズの有脚戦車が現れる。呪術迷彩によっ
て姿を消していたらしい。基本的なシルエットは同じだが、昨夜、破壊された機体とは、微妙
に細部のデザインが違っていた。
吼丸
一世代前の無人有脚戦車
「無人有脚戦車Ⅳ号、通称〝吼丸〟三十六機──一世代前の中古の機体なれど、すべて近代化
改修済み、分解整備も完璧にござる」
紅葉
- 古代兵器の技術を搭載した
- 背中には垂直離陸が可能なジェットエンジンを搭載し空中機動が可能。
- 戦闘時は変形し八連装の戦輪型ミサイルランチャー二門や深紅の大口径レーザーが姿を現す。
- ナラクヴェーラに搭載されていたものと同等であり、眷獣にダメージを与えることが可能。
助っ人として駆けつけたリディアーヌが、優麻の戦いぶりを高らかに賞賛した。彼女が駆る
新型有脚戦車〝紅葉〟がいつの間にか変形し、隠されていた本来の武装をあらわにしている。
背面には八連装垂直ミサイルランチャーが二門。そして胴体中央には、深紅のレンズを嵌めこ
んだ巨大な砲門だ。
使用者との関連性
パイロットスーツ
- スクール水着にしかみえない高性能スーツ
- 防弾防刃耐衝撃と撥水に透湿と殺菌、消臭効果もある。
「そう言われても、ディディエ重工が誇る最新鋭のパイロットスーツでござる故。最高水準の
防弾防刃耐衝撃性能に加え、撥水性と透湿性も抜群。家庭用の洗濯機での丸洗いも可能で、
殺菌消臭効果も備えた優れものでござる」
元ネタ
膝丸、吠丸、薄緑
平安時代より伝わる日本刀。
源満仲が「筑前国三笠郡(現福岡県)の出山というところに住む唐国の鉄細工」に命じて作らせた二尺七寸の太刀。
その鍛冶師は八幡大菩薩の加護を得て髭切とお揃いの太刀を鍛造し、罪人で試し斬りをしたら膝まで切れたことから名前の由来となった。
後世では源頼光が土蜘蛛を切ったことで蜘蛛切、源為義の代で夜に蛇が泣くような声で吠えたため吠丸と名前を変えた。
そのあとに熊野権現に一度奉納された後、熊野別当湛増から源義経に与えられた際に薄緑、今度は箱根権現に奉納される。
箱根別当行実から曾我五郎(曾我時致)に渡され、曾我兄弟の仇討ちを経て源頼朝にわたって髭切と一具に戻ったとされる。
また源氏八領と呼ばれる八種の甲冑にも膝丸という名は存在する。
関連項目
紅葉の元となった古代兵器。
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最終更新:2022年09月06日 07:20