作品名:
空の境界
使用者:巫条 霧絵
別呼称:二重存在
奈須きのこ作品の
空の境界に登場する能力。
使用者の幽体離脱。幽体は霊として精神に働きかけることができ、
飛び降りを強制する洗脳ができる。
この能力は彼女の家「巫浄」の純血種である使用者が覚醒した能力と思われる。
能力についての詳細
幽体離脱
女の人が息を呑む。はじめて、この人が感情らし
きものを見せた。
「人格が二つに分かれた―――ではないな。元から
一つだった君に、二つ目の器を与えた者がいる。
……一つの人格で二つの体を操っていたのか。確か
に、これは他に類を見ない」
洗脳
- 不可避の飛び降り暗示
- さらに強力に『飛べる』ではなく『飛ぶのだ』と洗脳できる。
- さらにさらに強力に『昔から空が好き』『昨日も飛んだ』『今日はもっと高く跳べる』『行け』『落ちろ』と洗脳可能。
貴方は飛べるのだ、という暗示が、この相手には
通じない。
相手の意識そのものに『飛んでいた』という印象
をすり込むそれは、暗示の域をこえて洗脳の業にま
で達している。
抗う事はできない。人は結果として本当にそれを
実践してしまうか、それを信じられず、しかし飛べ
るのだという確固たる実感に怖れをなして屋上から
逃げていく事になる、不可避の暗示。
それを、式は軽い目眩だけでやり過ごした。
使用者との関連性
巫条
- 祈祷・呪詛を専門とする古い退魔の一族
- 使用者に巫条の力はなかったが血筋が覚醒したことで使えるようになった。
「……ふむ、巫条の血か。君の家系は古い純血種
だ。祈禱が専門だったようだが、なるほど、本性は
呪咀が生業だったとみえる。巫条の姓、不浄の言代
なのかもしれない」
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最終更新:2023年08月02日 19:42