作品名:
奈須きのこ作品
使用者:-
別呼称:思考林、シュバルツバルトの魔物
奈須きのこ作品のに登場する存在。
死徒の一体。上級あるいは二十七祖。
吸血種の樹海。
存在についての詳細
吸血種の密林
- 五十年に一度出没して村単位で吸血する生きた樹海
- 数百人単位の人間の血を吸うと何処かへ消え去り、数十年ほど冬眠に入る。
- Fate世界では上級死徒。月姫世界では死徒二十七祖の一角。
- 直径五十キロの意志を持つ魔の森。
直径五十キロに及ぶ黒い森。それが一つの意思のもとに「動き」、
あらゆる動物の血を吸い尽くす。巨大な捕食生物とも言えるこ
の森に足を踏み入れ、生還した人間など一人もいない。
この森の木々は樹液ではなく血液を分泌する。それは木々の
内より生じ、また、外より吸血したモノだった。
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誕生の経緯 |
- 強力な死徒だったアインナッシュの血を吸った樹木
- その樹は幻想種となり、同じ種族である植物たちを眷族にして今の樹海となった。
吸血鬼は同じ種族を配下にする。アインナッシュの血を吸って
吸血鬼になった吸血植物はさ、自分と同じ木々を呑みこんでみ
んな吸血植物にしてしまった。この森は固有結界でもなんでも
なく、新種の遊牧民みたいなモノなわけ」
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魔力の実
- 膨大な魔力を宿した実を落とす
- 実からは血の雫が滴り、それが種となってアインナッシュの仔(下記記載)を産み出す。
何百、何千、何万という、森に棲むあらゆる動物の血を凝固し
た一滴の果実。その実を食したモノは、仮初めの不老不死を得る
に至ると言う。
腑海林
- 突然地面から樹海が発生する
- 何もないところが突然樹海となりそこにいる生物を殺し尽くす。
「そうそう。ゲームかなんかみたいに、うぞっと荒野が森になってね。いやあ壮観と言え
ば壮観だった」
- 樹海の枝葉や根が全て凶器となって襲いかかる
- 枝は鋼鉄を容易く引きちぎる力があり、ヘリコプターを捕まえてバラバラにできる。
- 植物の発する空気は全て猛毒となる。
- 森自体が遊牧民のように移動する。
- 常に位置が変わるためアインナッシュ本体のいる中心部は見つけにくく、迷いやすい。
うっそうと生い茂る木々の枝葉。
地中に張り巡らされた無数の根。
それら全ての端末に血液は流され、森は赤黒く、血に飢えた
獣のように唸る。その中では人間の力などあまりに無力だ。
木々は自在に変化する凶器となって動物を襲い、大気さえ毒と
なって逃げ場を奪う。森に呑みこまれた人間の運命は決まってい
る。いや、森は人ばかりか村そのものを襲い、一夜にして新しい森
を作る事さえ珍しくは無かった。
- 土地を支配するため一切の大源が使用できない
- 侵入者は小源のみでアインナッシュに挑まねばならない。
「ただ、幾分大源が使いにくいな。この森、空気まで違っちゃってない?」
「以前の調べではそうだ。ただ、腑海林本体よりは幾分マシかもしれん、教会の資料では
腑海林の中では一切の大源が使用できないというものもあった。およそ大規模な魔術の行
使は困難だろう」
腑海林の仔
アインナッシュの実から生まれたモノ
- アインナッシュの落とした実から滴った血から生まれる腑海林
「眉唾と言ったように、この実を食べたものはいない。だが、十分に爛熟した実からはた
びたび血の雫が落ちるそうでな。ふん、食ったヤツもいないのに、不老不死の伝説が浸透
したのは、むしろこちらが理由だ。これらの雫の一部は種となり、しばらく地中で眠った
後、親とはまた違った進化を選ぶ。──腑海林の仔というのは、そのなれのはてだよ。ど
うやら、この仔は氷雪を選んだらしい」
どこかしら、それは寂しい響きがした。普通に考えれば、子供は親よりも長生きするも
のではないだろうか。しかし、腑海林の仔はたった一度で消え失せるのだと。
「発生時間も、短い場合が多いらしい。こちらは個体差が大きいようだがね」
関連項目
腑海林アインナッシュの種族分類。
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最終更新:2023年10月28日 13:56