かくさすらいうしないてつみというつみはあらじ
作品名:
Dies Irae
使用者:櫻井武蔵、トバルカイン(初代)
神座万象シリーズに登場する能力。
トバルカインの使う能力の1つ。
位階は
"創造"。発現は覇道。元々は一代目トバルカインの櫻井武蔵の創造。
能力は
一定範囲内のもの総てを朽ちらせ腐らせる腐敗毒の散布。
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詠唱 |
畔放 溝埋 樋放 頻播 串刺 生剥 逆剥 屎戸
許多ノ罪ト法リ別ケテ 生膚断 死膚断 白人 胡久美トハ国津罪
己ガ母犯セル罪 己ガ子犯ス罪 母ト子犯セル罪 子ト母犯セル罪
畜犯セル罪 昆フ虫ノ災 高津神ノ災 高津鳥ノ災 蓄仆シ蠱物セシ罪
種種ノ罪事ハ天津罪 国津罪 許許太久ノ罪出デム 此ク出デバ
此久佐須良比失比氏――罪登云布罪波在良自
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能力についての詳細
腐敗毒の散布
- 対象を死体に変える一代目トバルカインの創造
- 一定範囲内にいるものには必中となる。
- エイヴィヒカイトの使い手すら腐る。
服がぼろぼろと崩れていく。それに伴い手足は黒く変色し、ひび割れ、そして——
(中略)
血が通わない。心臓の音が聴こえない。そして当然、身体に力が入らない。
使用者との関連性
創造の基になった渇望
- 責任を取る形で一族で呪いを継承し、罪を浄化させたいという渇望
「偽槍による戦奴化という事態の発端であることを悔やみ、憎み、子々孫々
に渡って受け継ぎ浄化させると誓った彼の渇望」
元ネタ
天津罪・国津罪
神道における大罪。神々が犯した法律や倫理とは異なる罪。
『延喜式』巻八「祝詞」に収録される大祓詞に対句として登場する。
天津罪はスサノオが高天原で犯した行為で、国津罪は肉体異常による穢れ、反社会的な性行為、天災、他者を害する呪いを罪とされている。
罪種 |
罪名 |
罪状 |
天津罪 |
畔放 |
灌漑妨害。スサノオが天照大神の田の畔を壊すことで水を流出させたこと |
天津罪 |
溝埋 |
灌漑妨害。スサノオが天照大神の田の水を引くために設けた溝を埋めることで水を引けないようにする |
天津罪 |
樋放 |
灌漑妨害。スサノオが天照大神の田の水を引くための管を壊すことで水を引けないようにする |
天津罪 |
頻播 |
他の人が種を蒔いた所に重ねて種を蒔いて作物の生長を妨げること |
天津罪 |
串刺 |
所説あり。家畜の串刺しや田の所有者の傷害罪、杭を立てて所有権を主張するなど |
天津罪 |
生剥 |
スサノオが天斑駒という神馬の皮を生きながら剥いで天照大神の殿内に投げ入れたことに起因する。 本来は家畜の殺傷だが、天照大神が神に献上する服を織っていたことから神性侵犯も意味する。 |
天津罪 |
逆剥 |
馬の皮を尻の方から剥ぐことと。由来や意味は生剥と同じ。 |
天津罪 |
屎戸 |
スサノオが高天原においてアマテラスが大嘗祭(または新嘗祭)を斎行する神殿に脱糞したことから 祭場を汚物で穢すことを意味する。 |
国津罪 |
生膚断 |
傷害罪 |
国津罪 |
死膚断 |
死体の損壊 |
国津罪 |
白人 |
尋常性白斑とされている |
国津罪 |
胡久美 |
くる病や瘤とされている |
国津罪 |
己ガ母犯セル罪 |
近親相姦 |
国津罪 |
己ガ子犯ス罪 |
近親相姦 |
国津罪 |
母ト子犯セル罪 |
ある女性と性交し、その子と相姦すること |
国津罪 |
子ト母犯セル罪 |
ある女性と性交し、その母と相姦すること |
国津罪 |
畜犯セル罪 |
獣姦 |
国津罪 |
昆フ虫ノ災 |
虫による災厄 |
国津罪 |
高津神ノ災 |
神鳴りによる天災 |
国津罪 |
高津鳥ノ災 |
飛ぶ鳥の災い |
国津罪 |
蓄仆シ蠱物セシ罪 |
蟲毒による呪い |
大祓詞
神道における祝詞の一つ。
神道にける罪・穢れを祓うために唱えられる。
毎年6月と12月の末日に行われる大祓で、6月と12月では文言が異なる。
中臣氏が京の朱雀門で奏上していたことから中臣祓の称がある。
現在では6月に唱える「六月晦大祓」の方だけが残り『延喜式』には「六月晦大祓」として記載される。
関連項目
此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自の能力分類。
此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自の能力位階。
使用者の魂が封じられている聖遺物。
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最終更新:2021年08月12日 11:07