田中敬介「「わかっちゃった! どうやって小説を書けばいいか、わかっちゃった!」
田中敬介とは、ライトノベル作法研究所の利用者。主に投稿室を利用。
ヲチ板での愛称は田中君。
地方企画
田中敬介がヲチ板で話題になったきっかけ。
大ざっぱに言うと、みんなが評価している作品に0点をつけ、逆の作品に20点をつけた。それだけなら別に個人の感想でなんの問題もないのだが、その逆の作品が
入江九夜鳥の駄作だったため、「小説見る目がないのかねー」と突っ込まれる。
また、その点数のつけ方から「
兼子がキングボンビーなら、ミニボンビー程度の可愛いもんだよ」とささやかれた。
ちなみにその感想の中身についてはヲチ板住民から、
自分のことを相当の実力者と勘違いしながら感想から圧倒的な実力・センス不足が滲み出てるのが笑えるw
前に飛鳥(だっけ?)からベタ褒めされて、なんか調子に乗っちゃったのかもね(´・ω・)
飛鳥と田中と50点
それは、田中敬介の長編作品、『
エロゲと妹 ~ときどきオトン~』(11人、110点、平均12)
にて、あの
飛鳥弥生からの気持ち悪いぐらいのべた褒めから始まる。
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飛鳥弥生の感想 |
2011年08月04日(木)19時57分 飛鳥弥生 NxnbKXhWyM +50点 oit1-p96.flets.hi-ho.ne.jp
田中敬介さま
初めまして、読了したのであれこれ書きます。
どう書けばいいのか凄く悩むんですが、これだけの完成度の作品をオンライン上で読んだのは初めてです。
採点するなら50点では足りず、300点くらい付けたい気分です。
表題に惹かれて何となくで冒頭を読み、いきなりむなぐらを捕まれました。
読み進めていくうち、誰かに文章が似ていると感じて、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のパロディが出てきたので、村上春樹に似ていると気付きました。
しかし、村上春樹よりも断然にアップテンポで現代的で、マニアックなギャグなど、要所要所で存分に笑わせてもらいました。
プロアマ問わずで小説を読むとき、私は主題だとかテーマを探して、それに添って読み進めるというクセがあるんですが、ごく単純に言えば、これは「兄弟愛」と「若い人が持つ人生観」とか、そんな辺りだろうと感じました。
重苦しくなりがちなテーマをコミカルな、独特の笑いで包んで、読者にプレッシャーを与えず笑わせる、そんな雰囲気のように感じました。
ギャグのセンスが飛び抜けていて、空行などの演出も抜群で、独特な文章はたぶん別作品を読んでも同じ作者さんだと一発で解るくらいに個性が出ていると思います。
冒頭がしつけ、とヘビーな話だったので少し緊張していたのですが、父親のラリアットの下りで頭と最後を挟むという構成は見事です。
主人公と妹の会話、エロゲーを通してのそれも、斬新でした。
「この小説はコメディのつもりで書いたのですが」
とコメントにありますが、単に笑わせるだけでなく(おおいに笑わせてもらいました)、少しヘビーな主題なんかもあって、妹が人生なんて、と語る下りや、それに対して兄が兄なりの解釈で答える様子などは、迫力と説得力がありました。
最近読んだ著名作品だと、直木賞だかを取った作家、川上未映子『ヘヴン』、これはいじめられている男子の話で強烈に重たい作品ですが、これと同じ雰囲気が冒頭にあったのですが、明るい話だったので抵抗なく最後まで読めました。
私は国産作家に疎いのですが、村上春樹が若くなって今風のネットだゲームだを扱うとこういうものが出来上がるのでは? と思いました。
「どこをどう変えれば人を笑わせることが出来るのでしょうか」
これに関しては、加筆修正などではなく「誰を、どの年代を笑わせるか?」という絞込みで足りると思います。少なくとも私は大爆笑の連続でしたが、ライトノベルレーベルやその読者ではなく、もっと文芸寄りの読者を想定すれば、今のままで十分だと思います。
「そもそも「笑い」って何なのでしょうか」
あくまで個人的な解釈ですが、予想を裏切る、これが笑いの基本だと思っています。
この作品だと、妹がエロゲーに夢中になっている様子に兄が狼狽する、なんて辺りが笑えるポイントではないでしょうか。
「何故、YHOOOの質問コーナーには「く ち び る が 乾 燥 し て ガ サ ガ サ に な っ て し ま い ま し た」という文字が並んでいるのでしょうか」
WWW、ワールドワイドウェッブを「インターネット」だとか呼んで、ウェブサイトを「ホームページ」だなんて呼ぶような人達は、WWW=詳しい情報を得られるツール、くらいにしか見てませんから、自分で調べるなんていう習慣がなく、解らないことがあったら知恵袋にテキストを叩き込んで、「RTFM=リード・ザ・ファッキン・マニュアル」なんて言われても意味が解らない、その程度だからですよ。
「ライトノベルって、何なのでしょうか」
16歳~21歳くらいをターゲットにした、出版社のレーベルの総称で、単なるビジネスモデルの一つです。アニメ化だコミック化だゲーム化だのをして、それらのファンを原作小説にフィードバックさせる、そういうビジネスモデルで、SFやファンタジーのような「ジャンル」とは別物だと私は解釈しています。
この作品を仮に角川スニーカだとか電撃に送った場合、その辺りの編集者はもっと砕けて色っぽいものを求めるでしょうから、公募で入賞を狙う場合はかなり苦労すると思います。
既存の作品の枠でこの作品が収まりそうなものがないからです。
新潮だとかなら、もしかすると文芸にも通じている編集者がいるかもしれませんが、私、以前に新潮にドキュメントを送ったことがあったのですが、受賞したのはかなり砕けた雰囲気のものでした。
角川スニーカ辺りだと、こちらも「もっと砕いて未成年でも共感できるように」なんて書評が返ってくるかもしれません。
個人的には芥川賞だとか直木賞だとかの正統派文芸レーベルで結果が出るように思うのですけど、作者さんがライトノベルレーベルでの出版を狙うのであれば、この作品のテーマは少々重たいかもしれません。ギャグは秀逸なのですが、同時に重たいテーマを幾つも含んでいて、それがお話に直結しているので、ここを切り離すとこの作品の魅力は半減すると思います。
私もそうなんですが、自分で納得のいくように書き上げたはいいが、どこに送ればいいのかサッパリ解らない、そんな状態のように見えます。
それだけの完成度です。
下の感想を流し読みして、幾つか批判的な意見が入っているのも、「ライトノベルならば」という冠が故だと思います。
はっきり言ってこの作品は「文芸」なので、ライトノベル方面の意見に沿って修正するには完成度が高く、小手先であれこれやっても雰囲気は変わらないと思います。
ライトノベル云々を無視して、一つの小説として読みました。
この完成度は、既にプロです。
これだけのものがWWWで掲載されているとは、正直、驚きました。
しかし、繰り返しですが、ライトノベルレーベルだと苦戦すると思います。
公募に参加するより、話の合う編集者を捕まえて出版する、というのがベターだと思います。
以上です。
採点で50点を付けるのはこのサイトだとあれこれ波紋が出るでしょうが、ここはいち読者として、素直に評価します。
長編を読む時間を作るのが大変なので、短編、掌編などがあるなら、それを読ませて頂きたいです。
それでは。
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この作品の本当の出来栄えについては、飛鳥の感想を差し引いての得点で判断していただきたい。
このべた褒めによって田中君は、50点は簡単にもらえるものと勘違いしてしまったようで、他作の作者レスで
「わかっちゃった! どうやって小説を書けばいいか、わかっちゃった!」
というわけで次回は必ず高評価を叩き出してやるから、五十点片手に待っとけ君たち!
あの、変な話ばっかり書いていて申し訳ありません!
しかし今回の失敗は(50点を出させない作品が何の成功かと自分は思うわけですよ!)また以前の失敗方法
とは違っており、自分は少しずつですけど着実に成長している(と思いたい)ので、今後はもっとイイヤツが
書けると思いま……いや、書きます! ですから、あの……見捨てないで!
といったコメントを残している。
田中敬介テンパる
2011年10月25日(火)04時55分 神田九重
「一発逆転を狙ったドリームなライトノベルだと思いました」
神田九重様。感想返しにやってまいりました。田中敬介です。
2011年10月25日(火)05時04分 田中敬介
あれ、なんか間違えた……。変なことになってしまった。名前が神田九重様のに、なっちゃってる……。トラブルだな、これ。
ちょっと、管理人さんに相談してみます。お騒がせして、申し訳ない。
2011年10月25日(火)06時05分 田中敬介
管理人さんにメールしてきました。
うわー、今めっちゃドキドキしてる。こういうトラブル始めてじゃ……。
あ、でも、今は「名前を間違えた」だけだから、たとえこの状態でも普通に作者様は「作者レス」を書けますよね……? 確か、書けるはず……。
だから、自分はあまり迷惑になってはいないはずなんだ……落ち着け自分……。
なお、今のこの感想(?)とその前の感想(?)については、管理人さんに削除依頼を出してはいませんので、先ほどの感想が直ったり、もしくは削除されたりした後、頃合を見計らって消しにくることにします。
重ね重ね、スミマセン。作者様には本当に迷惑をかけてしまってばっかりだ……。
感想を編集すればいいのに、管理人さんに連絡をするとはw
最終更新:2011年10月27日 19:39