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視聴者投票4-3

第4回大会に応募して頂いたキャラクターイラストと設定をここに掲載しています。
イラストの著作権は製作者さんに帰属しますので無断転載はご遠慮下さい。





ティーゴック・ファッツァライ

+ ...

罪状「激発物破裂罪」「現住建造物等放火罪」「殺人罪」「強盗罪」「私戦陰謀・予備罪」

懲役年数:無期懲役


「おっきい花!おっきいきのこ!どれもぼくの大好物なんだなぁ!」


大巨漢。食べることと作ることが大好き。すごいのんびりした性格。
特に幼少の頃から花火を作ることが大好きだった。
彼が作る花火は微量の火薬のみしか使用していないがとても大きい。


「大きな花が大好き。空に天高く花を咲かせるのがぼくの楽しみなんだなぁ。」


そんな彼が一変してしまったのは核戦争が開幕した頃からだった。
彼の住む集落から少し離れたところに核が落ちた。

熱線。

放射能。

身を焼かれるような熱さに人々は絶望に包まれた。だが彼は違った。
まるでこの悪魔の兵器が夢のような素晴らしいもののように見えたからだ。


「大きいきのこ・・・この燃えるような煮えたぎる熱さ!素晴らしい!素晴らしいんだな!」


元の考え方から豹変して美しさからインパクトへと変わった。
作るものも兵器そのもの。町一つを消し飛ばしてしまうほどの威力を持つ兵器を彼一人で作れるほどになった。
しかし彼の住む集落には黒色火薬くらいしかなくとても破壊力などない火薬ばかりだが、何故か彼はそれの何百倍もの威力をもつ
なにかを持っていた。彼にしか作れないような爆弾もそこにはあった。

ある日。ケタはずれたような行動に我慢ができなくなった近所の人とささいな口論をし。怒りのままに彼は爆破して自分の集落を地図上から消してしまった。
彼が使用した兵器は原爆。おもちゃ程度に作っていたものだった。元々死の灰が降り積もっていたこの集落はほぼ瀕死の状態だった。
原料がどこから出ていたかは謎。それは自分以外誰も知っていなかった。


五ヶ月後。


事件が発覚したのは戦争終了後。国が敗戦した後だった。
爆心地などを調べていた調査隊が集落がなくなったことを知り駆けつけていた所、放射能度が高すぎて近寄れない周辺に
ミサイルや核弾頭など無数の兵器が並べられた基地が作られていた。人が居ないはずの場所に何故置かれているのか。
一人の影、それは彼だった。
戦争後に何故核弾頭があるのか。一瞬にして調査隊の考えは結果にたどり着いた。
コイツは敵国に加担している。そう考えた調査隊は即本部へ連絡、一掃処理を要請した。
だが彼はそのことに気がついていたように答える。


「だめだよぉぼくの作品を壊そうとしちゃあ。これはみんなに楽しんでもらいたいと思って作ったのに。
壊そうとするわるいやつはもうぼくがやったからね。逃げようったって無駄だよ。

      • あっもう時間か、
時間が経つのは早いなぁ。じゃあ方位を揃えて。大きい花火を打ち上げよう。


全弾発射準備。


発 射 。」


大きく腕を空へ掲げる姿はまるでナチスドイツの総領ヒトラーのようだった。
腕を向けた100km先の放射線状のほとんどが焼け落ちた。その後機動隊によって確保。
刑期は決まったも同然死刑の方向に向けられた。

「約10万人死傷。」

「一人で核戦争をやった男。」

その黒歴史はその後も語り継がれられることになるだろう。


その後に関しては入れられて数日後に暴動が起き、収容所全体が開放された。
ボスを決めるという催し物を彼は強制的に参加させられてしまった。
その後は一体どんな展開になるのであろうか。


ここで彼の能力の説明。体内から爆薬を精製出来る。これは幼少のころから持っていた。
例えば彼の体液からニトログリセリンが。彼の鼻くそから過酸化アセトンなどなど。
作る度に知識を蓄え火薬などをどんどん改良を加えヘキサニトロヘキサアザイソウルチタンを作るところまでに至った。

その後核が付近に落ちてからというものプルトニウムも精製されるようになった。体外へは漏れだしていない。
ちなみに彼はこれを機会に爆発と炎に強くなった。


技:ファイアーダンス
黒色火薬をばら撒き周辺を爆破する。

技:火炎放射
お手製のナパームを口に含み火炎放射器みたいに噴出する。

技:大花火
小型爆弾 (周囲に影響は及ばない)

技:火炎茸
小型原爆 (周囲に影響は及ばない)


メニ・レテア

+ ...

【先天性能力者収容No.17:名前:メニ・レテア】


かつて科学都市の住人たちが皆等しくその身に膨大なエネルギーを浴び、
多くの能力者を産み落とした事故があった。
やがて時が流れ、能力に目覚めた者と目覚めなかった者との確執を押し隠し、
街は少しずつ以前の日常を取り戻しつつある。
その日常を保つことに必死な住人たちは誰も気づかなかった。
いや、誰もがその可能性に気づきたくなどなかったのかもしれない。
その身に直にエネルギーを浴びた者だけが能力に目覚めるのだと思いたかったのかもしれない。

暗がりに長く澱んでいた悪意がようやく晴れはじめ、街がわずかな明るさを取り戻し始めたころ。
住人たちが慈しみをもって抱きしめる腕の中で産声をあげた過去の災厄の落とし子たちが、
ひそやかに動き出していた。
目覚めなかった者たちの反応は特に顕著だ。
信じたくない。
認めたくない。
まさかこの街が新たな能力者を産み落とすなど。


ましてそれが愛する子供だなど。



※先天性能力者(children after grave event/通称CAGE)
事故当時に母親の腹の中で事故の影響を受けた子供たちの中でも特に犯罪者として活動する者を指す。
自我の目覚めと共に能力が発現しはじめ、テレパシーに似た独自のネットワークを持つ。
同年代ならではの結束力とネットワークが生み出す統率、擬態性が強み。


【能力】
空気中にごく細かい粒子を放出し屈折と反射を操る。
屈折・反射できるのは音や光、熱、炎、風などの物体を持たないもののみで、拳や石などは無理。
ただし液体状のものはそのままでは反射させることはできないが、
分散させて気体にすること、気体を収束させて液体にすることができる。
主に相手の攻撃を反射してお返しするか、受け流す。
得技は少しの光と熱でどこでも作れる省エネ目玉焼き(卵要らずでカンタン!)と、
蜃気楼で作る分身ニンジャごっこ。
※屈折:物体以外のものの進行方向を変え、好きな場所に集束・分散させることができるだけ。
※反射:物体以外のものを好きな場所に跳ね返すことができるだけ。

弱点:運動能力は底辺。物理は諦めよう。


【性格】
ずるい。楽しければいい。他人を傷つけたい。本が好き。運動は嫌い。楽したい。
気に入ったものは壊したくてたまらなくなる。大きいものが好き。大きいから。

【罪状:教唆罪】
蜃気楼の要領で幻覚を見せる、声を反射させて幻聴を装うなどして、
傷害・殺人・強盗・自殺・詐欺などあらゆる犯罪を唆して楽しんでいた。
基本的にずるく、自分の手を汚したことはあまりない。
これまで疑われたこともなくバレない自信もあったが、
能力者である自分の子供を疎んだ母親の密告により収容所に送られた。


【懲役年数】
判決当時50年。
ただしCAGE用更生プログラムの結果如何ではその限りではなく、短縮あるいは逆もありうる。
脱獄を目的としており、必ずしもボスになりたいわけではない。
収容所を出たら、まず母親に軽くノイローゼになってもらおうと思っている。
その後は脱獄したCAGEの仲間と暮らそうか考え中。


イリーナ・ドリーセン

+ ...

年齢:14歳 性別:女

能力:液体操作
ありとあらゆる液体を自らの意のままに扱える
主に血液を好んで扱う。彼女曰く「人の命の色が美しいから」とのこと
自分の支配下に置く条件は直接触れるか対象に対し10秒間能力を発動し続けることでその液体を操作できるようになる
支配下に置いた液体は任意に外界と液体の温度差の影響を受けなくしたり超圧縮した状態で保存しておくことが可能

特技
  • 鮮血花:対象の血流を支配下に置き高速で逆流させ体中の血管を炸裂させる
  • 超圧縮した水の盾:約1000トンの水を1センチ程度の大きさに圧縮した水を変形させてあらゆる攻撃を防ぐ。
防御の範囲が広がると密度が落ちるため防御能力が多少減少するが360度全方位同時攻撃でもない限り
攻撃の当たる箇所のみに展開するため密度減少の影響はなく防御を貫くには一瞬で1000トンの水を蒸発させなければならないため生半可な攻撃ではダメージを与えられない
  • 高圧縮した液体の刃:操作している液体の一部を剣のような形に変え刃の部分の高圧縮した液体を高速で流すことでウォーターカッターのような状態にしそれを使って斬撃を行う
  • 3次元高速水流移動:足の裏に液体を展開し氷の上をすべるように高速で移動する。自分の展開した液体の上をすべるので3次元的な軌道が可能
  • 超低温の液体:支配下に置いてある特殊な液体(絶対零度)を消費して放ち凍結させる。現在彼女が支配下に置いている量は約200リットル
  • 超高温の液体:支配下に置いてある特殊な液体(融点は0度程度だが沸点が約1万度、8000~9000度で保存)を放ち対象を蒸発させる。現在彼女が支配下に置いてある量は約30リットル
  • ウンディーネ:支配下に置いた水を人型にして戦わせる。術者の命令で動くがある程度のオート戦闘も可能。1体あたりに必要な量は約100リットル程度
  • 水の檻:支配下にある大量の水を対象の周りに展開させ球体の檻を作りそれを一気に圧縮し中のものすべてを破壊する(大量の水が圧縮された状態で高速で流れているため檻に触れると削りとられる)

罪状:138人の殺人罪(内122名が科学都市の市民、16名が対能力者部隊員)
求刑:永久凍結刑

事件が起こったのはトーナメントが終わってから半年ほどたったころであった
とある夫婦が変死体として見つかった
こういった事件は能力者があらわれだしたころから増えていたし能力者の犯罪であれば対能力者部隊によってすぐに解決していたので
都市内でも大きな騒ぎにはならなかった
この事件が科学都市を恐怖のどん底に陥れる連続殺人の始まりとはまだ誰も思いもしなかったのだ
事件の数日後スラム街の近くの裏路地で5人の変死体が新たに見つかった
新たに見つかった変死体も数日前の夫婦と同じ全身の皮膚が裂け血管が破裂し周りに血を撒き散らしているが明らかに流れている血が少ないという
不可解な死に方をしているため同一の犯人の犯行であるとして調査は続けられた
しかし1か月たっても犯人は捕まらず犠牲者は増える一方でありすでに死者は100人を超えていた
そして対能力部隊は一個小隊36名の能力者にこの事件の解決のために人員を割いた
多くの人員を割いたおかげか1週間後には容疑者が判明、その容疑者とは最初の事件の犠牲者夫婦の娘であった
当初は行方不明になっていたため犯人に連れ去られたであろうと思われていたが事件の被害の拡大により人員が割かれなかったため忘れ去られていたが
事件を最初からすべて洗い直しているうちいくつかの事件間際に事件現場の周辺で彼女の目撃情報があったため
犯人につながるかもしれないとのことで2名の部隊員が彼女に接触したが部隊員との連絡が途絶える
他の隊員たちが少女に接触するために向かった場所に行くと連続殺人で殺された人々と同じように死んでいる二人の部隊員を見つけ
彼女が犯人でほぼ間違いないとし残りの小隊全員で確保のために動いた
そして犯人の少女は抵抗し戦闘でさらに14名の犠牲を出したが何とか犯人の少女を確保事件は解決した
わずか40日程度で100人を超える犠牲者を出したこの事件は能力者発現以降でも類を見ないほどの犠牲者を出した事件として市民たちに恐怖の記憶を植え付けた

※捕縛時使っていた液体は血液のみで水、高温低温の液体は使わず球体のまま温存していた。そのため能力は流体操作ではなく血液操作で登録されている
ちなみに全能力を使わなかったのは状況的に全力を出しても捕まるのは時間の問題と判断したことと能力者部隊の目的があくまで捕獲であり殺害ではなかったため捕まった後に脱獄すればいいと考えていたため

出自
ごく普通の家庭の一人娘として生まれごく普通に育っているように思えたが
彼女が8歳の時両親は異変に気がつく、もともと虫などを殺したりするのを好んでいたため妙に思ってはいたものの
小さな子供ならそこまでおかしなこととも思っていなかったので多少の注意で済ませていたが
小鳥やネズミなどの小動物果ては子犬を殺したのだ、両親はさすがにこれはおかしいと感じ少女を激しく叱った
それ以来生き物を殺したりしなくなった少女を見て両親は安心した
そして時は流れ科学タワーに雷が落ち能力者が多数生まれた時彼女も力を得た
だが彼女は自身が能力者になったことを隠しひそかに自分の能力を把握し近くの森の動物たちを殺していった
そしてついに事件は起こる
自分の娘が今まで森になどほとんど行かなかったのに急に森に行くようになったことを不審に思い少女に森に何をしに行っているのか問いただした
そしてその時に両親を殺害。科学都市を恐怖に陥れた連続殺人事件の始まりである


性格:
人のを殺すことをなんとも思っていない、というより虫や動物を殺すことと同じ程度にしか思っていない
そして命は散る瞬間こそが最も美しいと思っており生物を殺すことが趣味である
別に彼女が狂っているわけではなく彼女にとっては他人から見たら狂気でしかない自身の感性が正気なのである
だが彼女自身自分の感性が普通ではないことは理解しており普段は普通の少女を演じている
最も好きな殺害方法は血液を逆流させ血管を破裂させる方法で真っ赤な血の花が咲くのが好き

好きなもの:血 嫌いなもの:醜い者

参戦理由:ボスの座にも新たな国家にも興味はなくただただ人をまたたくさん殺せるという理由で参加

所持している液体
水:1000トン
血液:400リットル(うち100リットルは圧縮した状態で体内を自身の血液とともに流れており非常時に水の盾のように鎧として機能する)
超低温の液体:200リットル
超高温の液体:30リットル
すべて1センチ程度の球体の形で保存されてイヤリングやブレスレットに宝石の代わりについている


シャーサ・マリアーナ

+ ...

天才絵本作家の成れの果て。
自分や相手を絵本の中に入れる能力を持つ。
特殊収容所へは約2年間の間入っていた。

シャーサは世界中の子供達に夢を与えてきた。
時にお転婆なお姫様の物語、勇敢な戦士の青年の物語、可愛い動物達の物語。
多くの閃きと才能で沢山の子供達を楽しませた。
だが、彼女もまた人間。
ある時をキッカケに自慢の閃きが起こらなくなってしまった。
そのため仕方なく彼女は今までに貯めてきた閃きメモを中心に活動をしていたのだが、
ついにそのメモの中の閃きさえもあと少ししかなくなっていた。
こんなことではいけない。
気分を変えるため、友人の住む街に足を運んだ際に能力者になってしまった。
彼女はその事に気づかずひっそりくらしていたのだが、
偶然飲んでいたコーヒーが絵本の中に入ってしまったことによって自分の能力を知ってしまう。
そしてとあることを思いついてしまう。
ターゲットは友人の息子。内容は彼が選んだ物語の中へと入れてあげるというもの。
その時は偶然友人は買い物に出かけていた。そして、恐ろしい事に彼はその世界の魔物に殺されてしまう。
だが、少しして戻ってきた血まみれの少年に彼女は歓喜する。彼の死への物語は彼女にはとても美しく見えていた。
友人が帰ってくる頃には、部屋には発狂し、楽しそうに笑う彼女と、無残に首を食いちぎられた息子だけがそこにあるだけだった。
その後友人が彼女を警察へ突き出し、その後特殊収容所に入れられることになる。
特殊収容所に入れられても尚、少年を殺した血塗られた絵本は手放さなかった。

技:無の世界
  ・・・白紙の本の中に相手を引きずり込み、何も無いの世界で相手に精神攻撃を与える。
   ◆相手が遠ければ遠い程引きずり込む時間がかかる。
    脱出するには1時間程度の時間、それに耐え続けるか、外の世界の彼女を倒すしかない。
    彼女の目の前、もしくは背後などの近場にいた場合は一瞬で本の中に入ってしまうだろう。
  戦士達の宴
  ・・・絵本の中に相手を引きずり込み、強豪な戦士達や魔物によって相手を攻撃する。
    (◆と同じ内容)
    能力者であるならば倒れることはあれ、死ぬことはないと思われる。
  安全領域
  ・・・自らが絵本の中に入ることによって、直積的な攻撃を回避する。
    これを彼女が初期行動としてとることはない。


金次(きんじ)

+ ...

英国生まれの忍者。
小さい頃から忍者に憧れ、10歳までに基本的な忍者の技を覚えた。
和の国に忍者がいることを知り、15歳で和の国へ。
どこで忍者になるための申請すればいいかわからず、とりあえず殿様のいる城へ向かったところ
髪色の奇抜さに門前払いされた。しかし諦めず、城の壁を登り天守へ向かった。
天守に着くと、この城の殿様と鉢合わせ。挨拶をしようと手を上げると殿様を囲っていた側近たちは金次に刃を向けた。
金次は和の国ではこれが挨拶だと勘違いし、側近たちを一瞬のうちに一掃した。
早足で殿様の足元に跪き手を取ると
「ワタシ、忍者になりたいのデス!ぜひ殿の下で働かせてクダサイ!」
と誠意を込めて手を握り締めると、殿様は笑顔で快く受け入れてくれた。
金次程の力の持ち主はあまり居なかったので、すぐに忍者隊の上位に就き、
20代後半には組頭に、忍者隊を仕切るまでになった。

「金次」という名前は髪の色が鯱に似ていたので、殿様が命名してくれた。
殿様のことが大好きでいつも殿殿言ってる。殿様の夢の世界統一を目指し毎日鍛錬を欠かさない。
どんなに遠征しても殿様の声が聞こえるらしい。殿が何を言ったか逐一仲間に伝えるので対策でヘッドフォンを付けた。
城にいる時は金魚のフンのようについて回っている。


二年前のある日。和の国の殿様と科学都市の大統領の会談が行われる一週間前。金次率いる数人の忍者隊が科学都市の内部にいた。
各自変装し、街の様子などを事前調査していた。すると突然の落雷。
科学都市の中心にある科学タワーに落ちたらしい。一瞬にして街の雰囲気が変わった。
金次も体に何か異変を感じたが、すぐに隊のメンバーを集合させ一度和の国へ戻ることにした。
和の国へ戻り話を聞くと、科学都市との対談は延期になり、そして大統領が街を封鎖したらしい。
なにかある、と思い殿様はもう一度数人の忍者を内密に科学都市に送り出した。
金次を筆頭に、監視の目を盗み科学都市に入り情報を集めた。
どうやらあの落雷のせいで科学都市の住民になにかしらの能力が生まれたらしい。
もしかして自分にも・・と思ったが、今はそれどころではない。すぐに査定審査というものが行われるらしい。
金次も能力者を見るため会場へ向かい、客席へ。
そこでは色々な能力がぶつかり合っていた。
こんな能力があるとは。この能力があれば、殿の世界統一も夢ではない。
優勝者を確認し、また一度和の国へ戻った。
そして科学都市での出来事を殿様へ報告すると金次にもなにか能力が生まれたのではないかと。
落雷があったときのことを思い出すと、あの日からなにか違和感がある。試しに色々忍術を使ってみると
ある能力が金次に生まれたことがわかった。
それを確認し殿様は計画を思いついたのだった。
一つは「査定審査優勝者の捕獲」
これは優勝者であるエミット・ブラナーを誘拐洗脳、和の国のために仕えてもらうというものだった。
愛沢恋の能力も捨てがたいが、所在がわからず今は保留中。
二つ目は「多数の強者の確保」
たくさんの強者を従わせることができれば、世界統一も楽なものになるだろう。

科学都市の特殊収容所にはたくさんの能力者がいると情報が入っているので、それを利用することにした。
まず和の国のものが何かしらの犯罪を犯し、収容所へ入る。そこで犯罪者たちを統一し、外へ出る。
それほどの事件が起こればエミット・ブラナーも手を出してくるだろう。
そこで催眠術をかけ拉致するという計画だった。

金次はその計画を聞き、自分を責任者にしてほしいと名乗り出た。
金次の実力があればいけるだろうと皆が同意した。

そして二年後、多くの悪の能力者が収容所へ収監されただろう頃を見計らい、計画が実行される。
まず犯罪を犯すために科学タワーへ向かった。入り口を抜けると手始めに受付を殺害、そして次々と科学タワーの一階の人たちを
殺していった。一階の人をほとんど殺害したところで床に座り、捕まるのを待った。
捕まるときは抵抗せず、自ら牢に入った。罪状は死刑。

だが死ぬ気など一切無い。これからが本番だ。
仲間と情報交換しつつ収容所の見取り図作成、収容所内の囚人・看守の把握をし、ひとつの計画が実行される。
金次は夜、独房の鍵を開けた。鍵を開けるのは忍者にとって容易い。
目の前に立ちふさがる看守を静かに殺害しつつ、すべての独房の鍵を解除した。

看守がほぼ全滅といったときに声を高らかに
「それでは、ボスを決めよう」


これで頂点に立てば殿の夢に一歩近づくこととなり、そしてもう一つの計画の始まる。


【戦闘方法】
暗器などは没収されているため使えない。
影分身、変わり身、催眠術、幻術など武器を使わないものはできる。回避能力が高い。
岩くらいなら手刀で切れる。

【大技】
落雷のおかげで付いた能力。幻術を具現化できる。


火遁 かちかち山
 相手を火の渦に閉じ込める

水遁 浦島太郎
 相手を水の中に閉じ込める

土遁 一寸法師
 地面から足の踏み場もないほどの針が出てくる

風遁 花咲か爺
 花びらを舞わせ相手の視界を奪う

幻術 人魚姫
 相手が攻撃できない人物を自分に映し出す

幻刀 桃輝夜(ももかぐや)
 切りたいものだけ切れる刀が出てくる

【弱点】
能力を使っているときは相手の姿を見失ってはいけない
殿のことを出されると我を忘れるほどキレる


スノウ・ヴィジター

+ ...

スノウ・ヴィジター 21歳 女性
(名前の由来は鷺の別名、雪客)

●罪状

 殺人教唆
 選挙管理法違反
 公文書偽造
 インサイダー取引
 国家反逆罪

 その他含む、29種 43万2290件
 (直接暴力などが関わる事例は一件も無し)

 終身刑


●経歴

 平凡な家庭の次女として生まれ、平凡ながらも暖かく平和な家庭環境で育つ。
 幼い頃から相手の心に響く声を持っていると評され、役者の道を志す。
 彼女は演技というものに魅了され、そこに無いはずの世界を創り上げるという芸術に没頭していった。

 スノウの演技は観る者を魅了し、観客や共演者をまるで本当に芝居で設定された世界の中にいるかのように錯覚させた。
 スノウの立つ舞台は一つの別の世界として存在するように観客を魅了し始め、スノウは更なる演技の研鑽に没頭していたのだが。
 スノウの舞台を観た観客や共演者が、徐々に『戻ってこれなくなってきた』のだ。
 現実の世界とスノウが表現する世界、どちらが本物か判別がつかなくなるのだ。
 観客は劇場を出て現実の世界に触れれば、その違和感から徐々に現実に引き戻されるのだが、スノウと長時間舞台稽古に励む仲間はそうもいかなかった。

 ある日、俳優の一人が殺陣の練習中に血を吐いて倒れた。
 その場にあるのは演劇用の模造刀。
 しかしその俳優は、斬られた演技を演技と思わないまま、苦悶の表情で絶命した。
 呆然としたまま立ち尽くす練習相手の青年は、背後から鈍い衝撃を受ける。
 倒れた俳優の役の恋人役だった女性は、憎悪に目をぎらつかせながら、手にした携帯電話の角を青年の背中に押し付ける。
 まるでそれが鋭いナイフでもあるかのように、青年は身を捩り苦痛にのたうつ。
 苦し紛れに振った模造刀が女性の身体を薙ぐと、やはり彼女もまた斬られたかのように悲鳴を上げて倒れ付す。
 いつもの舞台の練習風景は、演劇の台本における人間関係のままに愛憎入り乱れた殺し合いの修羅場と化す。
 そんな様子を、『その現場に皆と同じようにいる』と全員に思い込ませたまま、スノウは舞台から降りて客席からその様子を眺めていた。
 自分の演技で創り上げて舞台を、楽しそうに愉しそうに。

 劇団が惨劇のままに崩壊し、一人となったスノウは演劇の世界には戻らなかった。
 今居るその世界そのものを舞台として、己の脚本のままに一つの劇を創り上げるかのように。
 その頃はまだ悲劇の女優だった彼女は、マスコミのコネを利用して裏から政治・経済の世界の重鎮をじわじわと侵食していった。
 己の思うが侭の脚本の元、いつでも悲劇でも喜劇でもその中心に立てる素晴らしい世界を作ろうと。
 掌握した政治家の数は両手で数え切れない程に。
 経済界に至っては、彼女の息の――いや、『声』の掛かっていない大企業は存在しない程に。
 大規模な洗脳活動であれば、然るべき機関が即座に動く事態だっただろう。
 だがスノウの演技(ちから)は洗脳ではなく、強いて言うのであれば『騙されているだけ』であり、異能を相手にする機関の警戒網には一切触れる事は無かったのだ。

 しかし、そんな彼女にとっても、世界は広過ぎた。
 声の届かない者が多過ぎるこの世界は、自分の舞台にするには広すぎる。
 そう考えていた矢先に、スノウは自分の存在を追っていた若い探偵によってあっさりと捕まってしまった。
 無闇に人を疑わない純真さと、愚直にはならないしっかりとした知性を持ち合わせた、まさに物語の主人公のような青年には、スノウの演技(ちから)は全く通用しなかったのだ。

 さしたる抵抗もせず、スノウは自らが行った社会的に悪と認識される行為全てを詳細に語り上げ、裁判を終えて特殊収容所へと収監される。
 それは、自分の演技(ちから)が通用しなかった青年探偵への敬意だったのかもしれない。

 そして、特殊収容所での生活が始まるうちに、スノウは青年探偵へと感謝の思いを胸に抱く。

 自分の世界とするために、なんと手頃で丁度良い閉ざされた世界へ送り込んでくれたのだろうかと。

 スノウはすぐに身近にいた囚人や看守をじわじわと取り込んでいく。
 外の世界に悟られないように、ゆっくりとゆっくりと。

 そしてスノウは、練り上げた脚本を広げ舞台の幕を上げる。

―――

 ある日、独房から一人の囚人が脱走した『ことにした』。
 どうやって強固な独房から抜け出したのかは『謎の方が面白いので』不明。
 その囚人は迷うことなくコントロールルームに向かい、当直の看守を殺害『したことに』してから『看守の手により』全ての独房のロックを解除した。
 『真っ先に』放たれた『スノウによって操作された』囚人達により、特殊収容所内はパニックになり、ほとんどの看守『は既に安全な区域に非難させた』が殺害または行動不能状態に陥った『とい

うことにした』。

『操作された』囚人は一斉に特殊収容所からの脱出を図ったが、特殊収容所は『最初から』厳戒態勢になっており、特殊収容所の扉、窓、あらゆる脱出口が封鎖されていたが、看守の多くの生死が不

明『ということにしてある』ため、ライフラインの供給は継続され続けた。
 悪にまみれた混沌の空間で、一人の囚人『に』声を上げ『させ』た。

「ボスを決めよう」

 閉鎖された科学都市の中にもう一つ、禍々しい国家が築『くために』。

―――

 ただ一つ。
 スノウにも誤算があった。
 舞台には登場しない、架空の誰かであったはずの一人の囚人が、本当に存在したという事。
 外界からの干渉に、何事も無かったかのように対応するために掌握してあった看守が、本当に殺されてしまったという事。

 自分だけの舞台となる世界を創り上げるために、声(ちから)の届かない異端分子が存在しては困る。
 スノウは未だ掌握し切れていない、有力な囚人達を掌握するために。
 本当に現在の事態を起こした『一人の囚人』を探し出すために。
 多くの囚人(かんきゃく)が見守る戦いの舞台の上に立つ。


●能力

 声による音の振動を意識的に操作できる。
 彼女が持つ能力はそれだけだが、それは彼女の演技を対象に確実に伝える事となる。
 何らかの能力により音を封じられても、演技そのものの技術は封じられる事は無い。

 身体能力はアクション俳優並だが、耐久力はそれほどでもない。
 敵わないと悟った場合は即座に周囲の観客や審判役などを演技(ちから)で味方につけて即座に降参する。



ニア・マイ・ジ・タン(私の傍にある舌) ※二枚舌のもじり

「はじめまして。まずは話し合いましょう」

 呼吸や音質を巧みに調整し、相手に言葉を聞かせる能力。
 どんな騒音の中でも自らの意思と言葉を伝える事が可能。
 厚みがおよそ10cm以上の遮蔽物があるか、100m以上の距離があると効果は無い。

 音の発生場所の認識を狂わせる事により、目の前に居てもそこには居ないように誤認させたり、三半規管に悪影響を与える事も可能。



フェイク・フェア・インク(偽の公正な証書) ※フェイクの韻

「では私が知る事を語りましょう、あなたの知らない真実の一つを」

 表情、動作、口調など様々な何気ない所作から、相手に言葉を真実だと思い込ませる演技。
 相手が馬鹿であるほど、または疑り深いほど効果は高いが、逆に相手が無垢で素直なほど効果は薄い。
(ここで言う素直とは相手の言う事を疑わないという意味ではなく、敵意も悪意もなく違和感に対して疑問を持つ事ができる事である)



キャッチ・セイ・ルーズ(ゆるりと捕らえる騙り口調) ※キャッチセールスのもじり

「顔色が悪いですよ? 腕が重くはありませんか? 足ちゃんと動きますか? 動悸が激しくなっていませんか?」

 言葉により、対象を操る演技。
 話術による誘導で自己暗示的に身体を不調にさせる。
 発熱、発汗、だるさ程度なら容易に与える事ができ、掛かりやすい相手なら二、三言で昏倒させる事も可能。
 じっくり追い詰めていけば心停止させる言もできるし、傷をつけたと思い込ませれば本当にダメージを与える事ができる。
『フェイク・フェア・インク』と重ねて掛けていく事により、意思の強い相手でもじわじわと効果を強めていける。



フール・リターン・コメント(愚者に返す言葉) ※リターン・コメントの略がリコメ、フール・リコメで振り込め(詐欺)のもじり

「言葉が届くものには全て意思がある、そうは思いませんか?」

 無機物や現象などすら騙して操る事ができる奥の手。
 声や身振りから発生する波長や振動を調整し、様々なものを強制的に操作する。
 何かしら入力を受け付けて動作する機械などは容易に可能で、動きをよく観察した人体を操る事もできる。
 それ以外の物質は、声(音・振動)を伝えにくいものほど操るのは難しく、いかなる衝撃も受け付けないスーパーコンクリートなどの類には一切効果が無い。



クライミング・マックス(登りつめた限界) ※クライマックスの意

「それでは魅せましょう……私の限界の演技(ちから)を」

 相手の深層心理に影響し、もっともされたくない致命的な弱点攻撃をする演技。
 その演技は観る者全てにその攻撃が実際に行われているかのように錯覚を起こす。
 実際には何も起こらないが、受けた相手は精神的に同等の負荷を受けて相応のダメージを受ける。

 発動には対象の充分な観察と対話が必要。


パスアウト

+ ...

罪状:「内乱罪」「私戦陰謀・予備罪」「証拠変造罪」「御名偽造罪」「器物損壊罪」「殺害罪」

懲役年数:無期懲役


「私は『サイ』が付くものが大好きだ。なぜかって?それくらい察しなさい。」


超人間と噂されていた彼は、幼少の頃からTVなどで取り上げられていた。
その内容はどれも幼稚なもので、わざとそのような能力はないとアピールするために
スプーン曲げやトランプ当てなどをやった。
子供だからと少しは話題にはなった程度だったが歳をとるにつれそのような仕事はなくなっていった。

だが一人のみその能力を知っていたものがいた。初期の頃出演を願ったプロデューサーだ。
元から本当の能力を出してほしいと何度も言っていたが以後も出してもらえずやきもきとしていた。
結局最終的には「ただ手品が上手い少年」とお偉い方から決定づかれ見向きもされなくなった。
少年的にはその結果のほうが良かったのだが彼は違った。仕事をしているからだ。
その結果が自業自得だからと関係はなかった。彼は無理矢理出演枠をとり再度出し続けた。
だが周りの目は違った。ゴリ押しの結果より見向きもされなくなったからだ。
少年も望んだ結果だったが、これの続きで心が傷付き始めたのだった。

ことが動き始めたのはそれから三ヶ月後。少年の方から動いた。
これ以上出たくないといがみ始めたのだった。
だったら本当の能力を発揮しろと彼は言う。
だが少年には出したくない理由があった。


「使用したらどうなるか。知らなくても絶対には使ってはいけない。」


と何度も父親から言われ続けてきたからだ。
少年は生後6ヶ月が経つ頃に「PSI」を身につけた。その結果
それで遊んだ少年は近所の人を被害に合わせてしまった。
その後もどんどん芋づる式に成長してしまい取り返しがつかなくなってしまったという。

そのことも関係ないと言うようについに彼は暴力も振るうようになってしまった。
少年は我慢の限界が来た。
少年は我慢できず能力を彼に使ってしまった。
彼は色々なものに変形していく。この世で見たこともないような巨人、そしてアメリカで最も恐れられている災害、
動物園で何度も見たツノが生えた獣。そして本当の能力。
それらが彼に襲いかかり一瞬で肉塊と化した。
復讐後も能力を抑えられず意識が遠のいていく少年は我を忘れて周囲も焦土と化していった。

ことが収まった彼は即補導され幼いという理由から少年院へ入れられた。

事件から5年、少年から彼へと変わる。父親の契りを破ってからというもの
彼は能力を隠さずにいた。だがそれと同時に抑えることを覚えた。
荒れに荒れる性格にサイコパスのような言動も入れた性格になってしまった。
まともなことを言ってるかと思うがよく聞けばさらっととんでもない理解が出来ないことを言っている。
なので仲間内からは、


気の違い。つまりサイコパスから「パス」を

想像を逸脱した言動をするという比喩から「アウト」を、それらを合わせて

「パスアウト」

と呼ばれた。


彼の本名は「ケイン・リッキー」だが、パスアウトと呼ばれることのほうが多かったため
その名を忘れて自分もそう騙るようになった。

アダ名を付けられるあたり、気味悪がられることはなかったようだ。

たまに同じような能力を持つ人間が見られることから見慣れているようだった。
だがそのような能力持ちの人は少年院から移るときに全て同じ監獄に入れられるようだった。

「特殊収容所」

手におえない様な人間がそこに収容されるようだった。


それから数年後。少年院から移されるとき、彼は懲役年数を初めて聞いた。
彼は無期懲役。死ぬまでここからは出られない。
だが特に彼はそのことに絶望を感じなかった。
すこし本気を出せば出られると思っていたからだ。

だが前の事件を知っていた看守らは何重もの枷をかけた。同じような考えで逃げようとする
人が数多くいるらしく念の為にという意味でやっているらしい。
彼は収容され。足と腹回りの枷を能力で外した後原周りの枷のみ自分なりにデザインして加工し、
それをバイザーみたいに作った。見た目は何もついていないかけると暗黒のみが広がる代物だが
彼の能力で視界よりも広く見えるものになった。それは能力使用時のみ見えるようになるだけで
使ってない時は只のバイザー式の鉄板と化す。彼はそれを監獄ファッションとして使った。


時は過ぎ新たな事件の起きる当日。一人の囚人が逃げたという噂を聞いたと思ったら事はすでに終わっていた。
その直後周りがざわめきだし何度も耳にする言葉を感じる。

「ボスを決める」

本能的に面倒くさいと感じた彼は自分の部屋へと戻ろうとするがその行動は遅く、強制的に参加は決められてしまった。
はたして彼のその後の結果はいかに。


能力の説明。彼の能力は

「『サイ』を自由自在にする能力」

サイが付くものは全て自由に変形、使用、行動出来る。
例としては、サイクロプス・サイ・その他サイがつく幻想の動物問わずにその身体能力をそのままその身に宿す。

能力「PSI」を覚えている限り全て使用出来る。だが不慣れなものがやたらと多い。

サイクロンの災害を起こせるなどがある。
攻撃はそれらを扱う。だがその場の空気などがあるため彼は使用できるものと出来ないものを分けるだろう。


ちなみに彼は「~しなさい。」「~なさい。」など、口癖に「さい」をつけることが多いらしい。(監獄仲間談)


ヨツバ

+ ...

名前>ヨツバ
性別>男
年齢>不明(見た目10代前半)

罪状>数え切れない程の人間の記憶を無差別に奪い、
被害者の多くは心神喪失又は脳死状態に陥っていることから、殺人未遂罪。
また静止、逮捕にかかった警察も被害者と同じ状態に陥らせた事により、公務執行妨害罪。
存在自体が『要危険特殊能力者』と認定され、懲役年数は無期懲役とされた。

能力>他者の記憶をジグソーパズルに吸収、保管、活用できる能力。

詳細>【人ならざる者。】
生前、少年はジグソーパズルが大好きだった。
だが少年は事故により脳死、死してなお生きる者となり、
そして少年の身体は研究者に買われ、特殊な実験を受ける。

実験は『他者の記憶の転送』。

身体の衰えにより逃れられない死に抗おうと、健康で新しい身体に記憶を移し、
それを繰り返すことにより永遠の命を手に入れられると信じていたのだ。
だがそううまくいく筈もなく、実験は平行線、ただ同じ実験を繰り返すだけの日々が続いた。
そんな少年に奇跡が起きた。
例のあの雷のエネルギーが彼に能力を与えたのだ。

いや、正しく言えば、彼の『身体の中』に能力が『生まれたのだ』。

カラッポの身体の中で、能力が活動する。
無いものを補うかのように、能力が意思を持って少年の脳の代わりとなった。

少年の中にわずかに残っていた『ジグソーパズル』への執着と、
淡々と繰り返し受けた記憶転送実験による『記憶』への飢えがこの能力を生んだのだった。

補足>記憶を奪った人間の記憶から言葉を借りて話をするので口調はコロコロ変わる。
記憶ジグソーパズルは紙ではなく、人の記憶(思念)で出来ている。

技>
①フレームエンド(永続能力)
自分の半径2m内に近づく者は強制的に記憶を奪う。
人の記憶は30ピース分に分けられ、一秒につき1ピースの記憶が奪われていく。
これにより、様々な記憶の損失、戦闘能力の低下。
そのまま奪われ続ければ30秒後には記憶ジグソーパズルが完成し、対象は自我を失う。
ただし、パズルが完成する前にヨツバの手元にある奪われたピースを奪い返しこれを回避することが出来る。

②ピーストラップ
ステージ上に無数のピースを出現させ、それに触れた対象者に張り付く。
ピースを攻撃、振り払うとすぐ消滅するが、放置すると対象者の輪郭に沿って組み上がっていき、
関節部分を固めて行動を制限、動けなくさせる。

③ポイントパズル
(3D)立体パズルを1つは自分の近くに、残りの3つを周囲に拡散させる。
移動手段として立体パズルの中に入り込む事ができ、別の立体パズルから出現する事が可能。(他者の侵入は不可)
また、自身だけでなく記憶ジグソーパズルも送り込む事ができる。

④レリーズ
今までに奪ってきた人間達の記憶ジグソーパズルを解放し、その姿を具現化させ対象に攻撃、又は防御が行える。
同時解放できる数は最高で10作品まで。
対象に攻撃を受けると断末魔の叫びをあげてピースが崩れ落ち消滅する。
【解放記憶ジグソーパズル】
○警察・軍人・看守
 =近接攻撃・狙撃を行う。
○都民
 =悲鳴と絶叫をあげながらヨツバを囲うように守る。

【※対象が無差別・快楽などの殺人者だった場合、役割が反転する】

○警察・軍人・看守
 =陣営を張り、ヨツバの護衛・援護を行う。
○都民
 =恨み辛みを念仏のように呟き地面から無数の手が伸び対象者を捕まえ押し潰す。

⑤フラッシュバック
フレームエンドで奪った記憶から、対象の最も嫌な記憶を見せる精神的攻撃。
ステージ全体を記憶ジグソーパズルで覆い、その記憶場面を演出する。

弱点>ヨツバ自身は殺傷能力は無い。肉体も普通の人間と変わりがない。
ピースは無数、無限に出現させることが出来るが、
1ピースの殺傷能力は低くく、攻撃を受けると消滅してしまう。

特殊収容所占拠事件への関与>
事件の前に第一脱走者と何かしらの方法でコンタクトを取っていたとされ、
隙をついて一人の看守の記憶ピースを奪い、
コントロールルームへの移動方法、看守達の一日の活動域や行動パターンを第一脱走者に教えたのではないかと噂されている。
事実かどうかは確認されてはいない。



↓以下は事件前のヨツバの持つ記憶ジグソーパズルの一部である。※小説風味となっています。



目が覚めると、白くて四角い箱の中に居た。
入口か出口か分からないソレには、固くて重たそうな金属が囲ってある。
上を見ると隅々にカメラが付いていた。

どうしてこんな所に自分が居るのか分からない。
分からないのは仕方がない。
昨日の事もずっと昔の事も、僕は覚えて『いられない』。

今日の事も明日には忘れちゃってるんだって。『僕』が言ってた。

でも大丈夫。僕には、ジグソーパズルが、有るんだ。
少し前の僕が作った少し前の僕のキオクのジグソーパズルによると、こうだ。

【○月○日。
雷が研究タワーに落ちた。
今日も記憶転送実験を試験体428番に行っていた時だった。
それは一瞬の出来事で、私は運良く私用で外に出ていたために被害を受けずに済んだが、
我が研究員達、そしてスペアとして確保していた試験体もすべて絶命していた。

だが驚くことに、実験を行っていた試験体428番は生命活動を続けていた。
それだけではない。
事故により脳死、植物人間となっていた428番が、自らの足で、立っている。
先ほどの雷による何らかの影響を受けたのではないかと推測する。
こちらからのコンタクトに反応は有り。
いくつか質問をしてみたところ言葉を理解出来ていない様子。

しかし、428番は不思議な力を私に見せた。
何も無い所からジグソーパズルのピースが目の前に現れたと思えば、それは数を増やし、何も描かれていないミルクパズルがパチパチと組み上がっていく。

いや、違う。

ミルクパズルだと思っていたジグソーパズルから何かが浮かび上がってきている。
その何かは、何かを喋っている、語っている。恐怖よりも研究者としての好奇心が勝ち、耳を傾ける。

『悔しい…恨めしい悔しい悔しい悔しい!!!
私は誰よりも優れていた筈なのに!天才と崇められていた筈なのに!
私の研究は人間の記憶をデータ化し、新しい器に入れ込む事で永遠の命を得られる最高の科学技術だった!
その為に器となる健康体の、世に必要とされていないガキ共を買い集めたのに!
なのに、記憶のデータ化はうまくいっても、あと一歩のところで器が適合しない、何故何故何故!!
期待の目は落胆へと変わり、そして無関心となった。
私の体もどんどん老い、蝕まれていく。
こんな筈ではなかった、同期のやつらはどんどん先へいく、私は置いて行かれる、何故何故何故!!
許せない、悔しい、憎い、』

パズルにようやく、その何かが正体を現した。
知っている。これは、これは『私』だ。『私』が私をじっと見つめている。

理解した、理解したぞ私は!
成功したのだ!
これは記憶転送だ!実験は成功したんだ!やっと成功したのだ!
早く、早く、知らせないと!みんなに知らせないと!

                  • 知らせる、誰に?

                  • 知らせる、何を?

                  • 知らせる、誰ガ?

この目に前にいる男ハ誰だ?うすら笑みを浮かべテいるこの気味の悪い男は誰ダ?

こレはナんダ?

これは?コれは??コレは???コレハ?????



??????????????????????―――――――――。


科学者は動かなくなった。
コレにはもう何も残っていない。全部、僕が貰っちゃったから。
コレが持っていたキオクは、もう僕のキオク。

でも明日には忘れてしまいそうだから、このパズルの中に仕舞っておこうと思う。
明日の僕にこのキオクを見せられるといいな。素敵な僕のジグソーパズルを。】


大丈夫、ちゃんと見れているよ。
今目の前にそのジグソーパズルが存在し、今日までの『僕』が貰ってきたであろうキオクが沢山ある。飽きないほどに。

ああ、まだまだ新しいジグソーパズルが欲しいな。もっと欲しいな。
でもこの箱の中じゃ、新しいキオクを手に入れるのは難しそうだ。
仕方がないから、また『僕』が作ったジグソーパズルを見ていようとしたけれど、

どうやら僕にお客様のようだ。
【ソレ】はこの白くて四角い箱の中に、突然現れた。


ディオル=レイヂアス

+ ...

性別* 男
年齢* 26歳

罪状* 器物損壊、窃盗 21件
判決* 特殊収容所にて禁錮17年


-特殊能力-

  • ディオルは二つの能力を操る。一つは「硬化」、一つは「蝋化」。
 原則として、
 1、二つの能力を同時に発動することは出来ない。
 2、生物に対して発動することは出来ない。(エネルギー体や物質体には発動可能)
 3、「硬化」「蝋化」した"もの"の質量、重量は変わらない。


   コウカ
 ・「硬化」
   彼の体を岩ほどの硬さに変化させる。「硬化」により物理的な攻撃、衝撃に
   対しての抵抗力を向上させる。高熱にあたると「硬化」した部分が溶けてしまう。

     ゼンコウカ
   ・「全硬化」
     彼の体、および、彼の体に触れた物質、およびエネルギーを全て「蝋化」し、
     それを「硬化」する。
     流体、電気、その他のエネルギーも「全硬化」可能。(熱と動エネルギーは後述)
     長時間の使用は周囲の空気すら巻き込んで無意識に「全硬化」してしまうため、
     注意が必要。
     「全硬化」したものを「蝋化」で脆くすることは出来ない。

     -熱
      高熱に触れると「全硬化」したものは溶ける。
      「全硬化」した"物質"が高熱にあたるとそのまま溶けるが、"エネルギー"が高熱にあたると
      保持していた質量分の爆発を引き起こす。
      炎を「全硬化」した場合、炎は一度「硬化」するが自身の熱により、数秒後に
      その場で爆発を引き起こす。

     -動エネルギー
      動エネルギーは「全硬化」することが出来ない。
      例えば、木綿豆腐が頭上から落ちてきた場合。
      「全硬化」で木綿豆腐自体を「硬化」することは出来るが、
      木綿豆腐が落ちてくるエネルギーは「硬化」することが出来ないので
      かったい木綿豆腐が頭に当たる。
      エネルギーが自身に向かってくる場合は、エネルギーが重量を持っていなければ
      当たっても痛くは無いので無問題。

   ロウカ
 ・「蝋化」
   彼の体に触れた物質、およびエネルギーを全て、脆く、やわらかい「蝋の様なもの」
   に変化させる。
   流体、電気、その他のエネルギーも「蝋化」可能。(熱と動エネルギーは後述)
   「全硬化」で「硬化」したものを「蝋化」することは出来ない。
   「蝋化」したものはその物質、またはエネルギーの、
   色、味、匂い、質量、重量、性質を「蝋の様なもの」に変え、保持する。

     -熱
      高熱に触れると「蝋化」したものは溶ける。
      「蝋化」した"物質"が高熱にあたるとそのまま溶けるが、"エネルギー"が高熱にあたると
      保持していた質量分の爆発を引き起こす。
      炎を「蝋化」した場合、炎は一度「蝋化」するが自身の熱により、数秒後に
      その場で爆発を引き起こす。
      「蝋化」し、破片になった分、爆発範囲は広がる。

     -動エネルギー
      動エネルギーは「蝋化」することが出来ない。
      例えば、鉄球が頭上から落ちてきた場合。
      「蝋化」で鉄球自体を「蝋化」することは出来るが、
      鉄球が落ちてくるエネルギーは「蝋化」することが出来ないので
      鉄球は自身の重量で自壊しながら落ちてくる。
      「蝋化」しても重量は変わらないので威力は殺しきれないが、
      接触した部分から壊れて崩れていくのである程度はダメージを軽減することが出来る
      エネルギーが自身に向かってくる場合は、エネルギーが重量を持っていなければ
      当たっても痛くは無いので無問題。

     ゼンロウカ
   ・「全蝋化」
     彼の体と、彼の体から半径3M以内の物質、およびエネルギーを全て強制的に「蝋化」する。
     通常、この能力はアスファルトの地面の上で発動する場合、
     自らの足場を「蝋化」し、破壊するだけのまったく意味の無い能力だったが、この「特殊収容所」内においては
     スーパーコンクリートXのおかげで足場を「蝋化」すること無く、能力の使用が可能になっている。
     長時間の使用は周囲の空気を巻き込んで「蝋化」してしまうため、注意が必要。



  • 彼の戦術は基本的に相手の能力を「蝋化」で封じ、「硬化」で殴りつける、と言うシンプルなもの。
 対戦相手が体内の全てをエネルギーに変換していたり、体が流動体であった場合、
 触れるだけで「蝋化」することが可能なので、懐に飛び込むだけで勝負が付いてしまう。
 反対に、相手が単純肉体強化で岩をも砕く力を持っていた場合には、戦闘はかなり不利になる。
 また、「蝋化」と「硬化」を同時に行えないため、能力の切り替えのタイミングに攻め込まれると
 攻撃を防ぐ術が無くなる。
 「全蝋化」、「全硬化」を発動していた場合、周囲の空気が「蝋化」しているのが目安になるため、
 やはり長時間の発動は注意が必要である。



-あらすじ-

子供の頃の夢は「正義のヒーロー」だった。
だがそんな夢はみんなが思い描きながらも、いつしか忘れてしまうもの。

彼もまたそんな人間の一人。

二年前の科学タワーの落雷事件で誕生した「能力者たち」。
この事件でこの都市が得られたものは、メリットよりもデメリットのほうが多かった。
少なくとも彼はそう考えていた。

あんなにも平凡で、ヒーローに憧れた少年も
毎日工場で汗水流して働いて渡されるあぶく銭と、突如として転がり込んだ人知を越えた力を
得た途端に、あの少年の瞳には映りようもなかった、この都市の汚れた部分が
まるで目の中に吸い込まれるように飛び込んでくるのだから。

けたたましく鳴るサイレンと、警官たちの怒号、銃声。
目の前に置かれた札束の山、宝石細工の数々、重々しい扉、赤いパトランプの波。
ひび割れた地面に目を落とした、染みが見える。雨だ。
そこで彼の目は覚めた。

…天井。
見慣れない景色だ。いつも朝起きて見上げている天井とは違う。
電灯も、違う・・・。
彼はそう思いながら、ゆっくりと、体を起こした。
ここは…。あぁ、思い出した。
夢だと思っていたけど、違った。思い出した。

昨日の夜、一軒のアパートに飛び込んだ。
理由は、追ってくる警察から身を隠すためと、背中の袋の中に詰まった
札束や宝石などを置く場所を確保するため。
飛び込んで行った二階の端から二番目の部屋。
空き部屋だったのは本当にありがたかった。
右腕で触れて、ドアを崩して中に入る。
そのまま「荷物」を部屋の一番奥に置き、そのまま壁に張り付いて外の様子を伺っていた。

警察たちが鳴らすパトランプの音。
心拍数が普段の二倍ほどにも感じる。
荒い息を少しずつ、整えながら、窓から外の様子を見ていた。
……。
どれくらいの時間が経ったか。
自分にはその時間が数十時間にも、感じられていたが。
そのうちパトランプの音が、少しずつ、小さくなっていく。
やがて、窓に映る赤い点滅も遠ざかり。音も、遠く、小さく、消えていった。
窓から恐る恐る窓から外を確認した自分は、少し、緊張を緩めて。
深く、息を吐いた。
緊張が緩んだ途端、急に静かな部屋の音が、耳に入ってくる。
崩れたドアから、風が入ってくる。
熱は無いのに、自分の体が小さく震えていることに気が付く。
吐く息の音がやけに大きく聞こえる。
ゆっくりと腕を動かし、震えている自分の体に、軽く、手を置いた。
やけにおかしな震えだった、熱いような、寒いような。
思うところはあったが。高揚感か、罪悪感か。
その震えを押さえるように、体を小さく丸めながら。床に座り込んだ。
やけに疲れた、体に付いた弾痕に触れてみる。
いつの間にか、震えからくる小さな熱で、自分はそのままゆっくりと眠りに落ちた。

そして今、昨日部屋に運び込んできた「荷物」が自分の後ろに転がっている。
何も考えずにそっと手を伸ばす。
袋の中身を確かめる。
そこには昨日袋の中に詰め込める限り詰め込んだ、札束と宝石の山。
あまりにもきらびやかな光景だ。
だが、なのに、高揚しない。
これだけ豪華な荷物なのに、何も感じない。
それはそこらに落ちている石ころを見るような気持ち・・・。
自分とは関係のないものを見るような。
数日間かけて下調べをして、様々なところからかき集めてきた宝飾品。
初めて目の当たりにした時は、確かに、高揚していたはずなのに。
欲しかったのは、これじゃないのか。
遊んで、好きに、生きていくために必要なもの。
これで間違いないはずなのに。
どこか、頭の隅で、誰かが騒いでいる。
こんなものが欲しかったのか。本当にこれが欲しかったのか。と。

…。
彼はそっと袋の口を閉じ、ゆっくりと立ち上がった。
昨日、彼が崩したドアが目に入る。
ドアの役目はおそらく、いやもう確実に果たしてはいないが。
まぁ。これだけあれば足りるだろう…。と、彼は袋のほうをちらりと見やり。
軽く、息を吐き出してから。
そのまま、崩れたドアから外へ出て行った。




彼は少し後悔していた。荷物をアパートに置いてきたことを。
コンクリートに囲まれた牢の中で、彼は一人、考えていた。
警察に出頭し、この施設につれてこられ、鉄輪に繋がれた。
正直、鉄輪くらい彼の能力を持ってすればすぐに解けてしまうようなものだったが。
自分が犯した過ちと、反省の意味も込めて、かれこれ二年ほど繋がれたままにしている。
問題は。
問題は、あの荷物の中身がまるまる無くなっていたと言うことだ。
おそらく、あのアパートの住民たちがネコババしたのだろうが。
それによって、罪が少し重くなった。7年が17年に延びたのだ。
まぁ、正直そんなことはどうでもよかった、それよりも。
あの荷物の中身を持って行った人たちが、自分たちの人生を狂わせていないか、
それだけが心配だ。
自分は狂わせた。強大な力を手にした途端に、いとも簡単に。
今考えてみればあの時は、魔が刺した。とも、思えない。
昔から、頭の隅で考えていた、自分が想像も出来ないような力が手に入ったとき、
何でも出来る力が手に入ったとき。何がしたいか。
ヒーローになって世界を救いたい。困っている人たちを救いたい。
そう考えている頭の隅で、悪魔が囁いている言葉も、確かに存在した。
それが、歳をとって、頭が大きくなるにつれて、その言葉が大きくなっていた。
だから、あの時とった行動も必然と言えば必然だったのだろう。
あまりにも突発的なものではあったが。
しかし、もう、囁きは聞こえない。
代わりにそこに置かれたのは、罪悪感と後悔。
今でも思う、なぜ、あの時自分は違う選択をしなかったのか。
子供の頃から憧れていた、ヒーローにだって、なれたのに。
悪を挫く、正義のヒーローに。
だが、いまさらそんなことを考えても仕方が無い。
犯した罪は消えない、能力も。
償うしかない、あと、15年。
この償いが終わったら、ここから出られたら。
対能力者部隊に志願してみよう。きっと断られるだろうが。
自分の憧れたヒーローに会ってみたい、一度だけでも。



彼がそう考えながら首をうなだれていると。
カチャリ。と。
狭いコンクリートの牢が、ひらけた。


牛久 猛 (ウシヒサ タケル)

+ ...

特技
  • あらゆる牛を意のままに操れる
  • 牛と意思の疎通が可能
  • 異次元より任意の牛を召喚できる(牛がモデルの架空の怪物も可)
例、ミノタウロス・バッファローマンなど
  • 赤色を視認しないと召喚はできない(赤ければなんでも良い)
  • 得意技はラリアット
罪状 (無期懲役)
  • 闘牛士大量殺人及び施設等の破壊
  • 牛追い祭りでの妨害及び牛の強奪
  • 焼肉屋、牛丼屋に対する営業妨害
特徴
  • インドでは神の使いの保護者として崇められてる
  • 重度のカエルアレルギーであり声を聞くだけで暴走する
  • 食事が済んだらすぐに寝てしまう
  • 牛乳を毎日かかさずに飲む
  • かなりの骨太である
  • 頭のマスクは右目が塞がっており、裏側は赤く染められている
  • 「人間なんか滅べば良いのに」が口癖
  • ボスなんか誰でも良いけど、どうせなら牛耳ってやろうと思ってる
体格
  • 身長186cm
  • 体重85kg
  • 握力(右85、左90)
  • 肺活量8000cc


カブルド

+ ...

罪状ー国家反逆罪及び殺人罪
懲役年数ー人形の為、特別処分




かつて行われた能力者選定試合。
選りすぐりの能力者を集め、悪に染まった能力者達を次々と捕らえていった。

しかし、それを芳しくないと思っている歪んだ科学者もいる事は
都市の上層部も周知の事実だった――。


科学都市の掌握を目論んだ「科学者Z」は
精鋭の能力者達による大量の能力者狩りを恐れ、とある事を考えた。

『――対能力者特化型殺戮人種を創るべきだ。』


結論が出てから試作に時間は掛からなかった。

まずは、ヒトだと悟られない為に人間の器官を全て「人形」に詰め込んだ。
つぎに、人格は反乱を起こしたときを危惧し、常に遠隔操作可能なマイクロチップ式リモコンを埋め込む。

こうして対能力者特化型殺戮人種、試作一号機 「カブルド」 が完成した。


「カブルド」の特出すべき点は 能力を模倣すること。


これにより多くの能力者は「自分」と戦うことになる。
次々と技を模倣し、能力者を殺戮していった「カブルド」。

しかし多人数の能力者には対処できず囚われてしまう――。

囚われた事を知った「科学者Z」は直ぐに遠隔装置の電源を切った。
『――失敗だ。まだまだ改良が必要だ。』
「科学者Z」は自分の手を汚すこと無く、世界を我が物にしようとしている。


こうしてただの人形として放り込まれた「カブルド」――。
看守達も処理に困り、刑務所内の焼却炉で燃やす予定であった。


やがて始まる暴動――。
看守達は暴れだした犯罪者に追われ「カブルド」には目もくれない。
光りだす人形――。
そこには自我が目覚めた「カブルド」の姿が。


「カブルド」は何が起こっているのかもわからず、
ヒトが集中している場所へと足を運んでいった。



【能力】

相手能力者の技の模倣。
脳内のチップによって解析された情報の為、完全模倣は出来ない。
しかしながらより完全に近い模倣が可能。

相手が複数の技を使ってきた場合、最初の能力は上書きされ
その都度〔スキャニング〕が必要になる。
新たに技を習得するか否かは任意で決定できる。

「カブルド」自身の身体能力はとても高く、身軽で機敏な動きが可能で
能力を持たない一般人をいとも容易く殺せる程度。


【技】

〔スキャニング〕
目のような場所から相手の技を模倣する為に使われる唯一のスキル。
模倣するには一定時間この〔スキャニング〕をする必要がある。


アドルノ・コルト

+ ...

【名前】
アドルノ・コルト 18歳
アバドン   10万とんで50歳

青年は悪くない。
七十六もの殺人を犯した彼は、他のだれよりも被害者だった。


【過去~現在】


『街』でごくごく普通の生活をしている、ごくごく普通の青年がいた。
それがコルトだった。
どこにでもいるような普通の青年だったが、それゆえ、何も起こらない淡々とした日々に退屈し、変化を求めていた。
そんな彼の望みは、最悪の形で叶えられることとなる。

その日はいつも通り母と買い物に出ていた。
岐路を辿っていると、自分たちの家の中から怪しい男が飛び出してきた。
何かおかしいと思い、急いで家の中に上がると、そこには目を伏せたくなるような現実が待ち構えていた。
部屋は荒らされ、大量の血が飛び散り、父と兄弟だったであろうものが、その中にあった。裏の住民の仕業だった。
コルトとコルトの母は、家族が失われたことを悲しみ、犯人を恨み、自分の運命を呪って、何時間も潸然として泣き続けた。
その間に外では雷鳴が轟き、彼にある超人的な力が発現した事など一切気づかないほどに――

それからの日々は、すべて犯人を捜すために費やした。
しかし、執念で一目見ただけの犯人を探し出せるほどこの世界は彼に味方してはくれなかった。
あっという間に、一年という月日が流れた。そんなある日、彼に転機が訪れる。

「何が起こったんだ……」
家で寝ていたはずの彼はいつの間にか、自分の住む地区から5,6キロは離れているスラム街にいた。
目の前にはあの男の死体があった。コルトの父と兄弟を死に至らしめたあの犯人の、だ。
なぜ自分がここにいるのか、なぜこの男の死体があるのか、どうして自分の服に返り血が付いているのか、様々な疑問が沸いて出たが、どれも自分が納得できるような答えは出なかった。
そのうち、この状況を誰かに見られたりしたら、間違いなく疑われると思い、急いで帰宅した。
その日を境に同じような事が立て続けて彼の身に起こった。
「ハッ」と気付くといつの間にか夜道に佇んでいて、必ずといっていいほど目の前には死体が転がっているのだ。
なぜこんな事が起こるのかは判然としなかったが、正直そんな事はどうでもよかった。
父と兄弟の仇を討つという目標を失ったコルトにとって、件の事件によってほとんど部屋から出なくなった母を養うことだけが生きている意味だったからだ。
そんな彼にまたもや、転機が訪れる。

彼に奇妙な事件が起こった一週間後のことだった。母がちょうど一週間、部屋から出て来ていないことが心配になって「何があっても絶対に入ってはいけない」と言われていた部屋に意を決して入った。
扉を開けると、そこには異様な空間が広がっていた。
薄暗い部屋の中には何本もの蝋燭が置かれ、床には大きな魔法陣が描かれていた。そして何より彼を動揺させたのは、魔法陣の中で倒れていた母の姿だった。
母の死体の傍らには、『悪魔召還術』の本が転がっており、開かれたページには、『自分の命を犠牲に悪魔と契約を結ぼう』と書かれてあった。
目の前にある光景とここ数日の不可解な出来事は、父と兄弟の仇を討とうとした母が、自らの命を捨ててまで悪魔に頼ったということと、その悪魔が自分の体に棲み憑いているだろうことを意味していた。
コルトは何度もこの世から去ろうとした。何度も、何度も、何度も、何度も……。
しかし彼に棲み憑いた悪魔はそれを許さなかった。自害しようとするときまって意識が飛び、気付けばベッドで横になっているのだ。
悪魔は、例の犯人を殺しコルトの母親を殺したように、『街』の人々を手にかけ続けた。
そしてついに、彼は対能力者部隊に捕まり、重大犯罪者として特殊収容所に収監されることとなる。


独房の中の青年は、もはや生きようとも死のうとも考えてはいなかった。
ある時、目の前の厳重な扉のロックが解除されたが、逃げ出そうとは思わなかった。
しかし、血に飢えた悪魔はこのときを待っていたかのように再び目覚めようとしていた━━


【性格】
“アドルノ・コルト”
家族思いな、いたって普通の青年。だったが、度重なる事件によりいまや廃人と化している。
何をしても自分が救われる事がないだろうと思っているので、今の状態から抜け出そうとは考えていない。

“アバドン”
コルトの母に召還され、犯人を殺す事を約束し、その代償にコルトの母の命を奪った悪魔。
“ハコ”が無いと人間界で活動できないので、コルトの体に棲み憑いている。
普段の生活は面倒くさいのですべてコルトに任せている。
人を殺す事に快楽を覚えており、性格はまさに“悪魔”。コルトの能力を気に入っており、死んでほしくないので治癒力を上げている。
ただし、コルトの能力が気に入っているから棲み憑いているだけで、他にいい“ハコ”が見つかればいつでも移動しようと考えている。
棲み憑いている間に“ハコ”が死んでしまうとそこから出られなくなってしまうので、死にそうになれば逃げる。
※腕が切り落とされたりしても寝ていれば治るほどの治癒力はあるが、戦闘中に回復するほどの即効性は無い。


【技】
『透視能力』
一度視界に入れて認識した人や物の位置が分かる。暗闇の中や、対象が透明化するなどしても対応可能。
また、その対象(人に限る)が隠し持っているものや、その対象の考えていることも透視できる。
元々はコルトの、父と兄弟を亡くしたというショックと犯人を何としても捜し出すという強い思いが発現させたのだが、彼はこの能力の存在を知らない。

『悪魔化』
悪魔アバドンがコルトの意識を乗っ取る。
この状態の時は、少しアバドンの元の姿に近づくため、文字通り超人的なパワーが発揮され、羽と蠍の尾が生えてくる。
これらは自由に操る事ができ、空中を飛ぶことも、尻尾で攻撃する事も出来る。
ただし、悪魔化継続時間は10分程度で、クールタイムが必要。対能力者部隊に捕まったときも、殺人を犯した後のクールタイム中だった。
また、コルトにはこの状態のときの記憶は一切無い。

【弱点】
  • 透視能力によって読むことが出来る相手の考えは、どうしても1秒ほどのラグが発生してしまう。
  • 悪魔化によって筋力が増強するといっても、“ハコ”が人間なので、あまりにも強い衝撃には耐えられない。
例えば、本来のアバドンの力ならスーパーコンクリートXでさえ破壊可能だが、それをしようとすればコルトの体は木っ端微塵になってしまう。


【罪状】大量殺人(七十六人)

【懲役年数】3700年


実験体XB-00 ハルキゲニア

+ ...

【名前:実験体XB-00 ハルキゲニア】
とある科学者が作り出した実験生物兵器。
これを危険視した政府により特殊収容所に収容された。
囚人ではないので罪状も懲役年数も存在せず、
他の囚人たちとは違う最奥の特別ブロックに収容されていた。
今回の事態で解放されはしたが、実は収容されていることに特に不満が無かった。
せっかく静かに過ごしていたのに突然上が騒がしくなり、寧ろ相当に辟易している。
容貌は化け物じみているが、その性質は凶悪な犯罪者に比べれば何のことも無い。
XB-00の収容されていた特別ブロックはコントロールルームの管轄外なので、
現在では看守や温和派の者たちを匿うために使われている。
とにかくハルキゲニアは自身の平和な昼寝を守るため
今回の事態を収束させようとしている。

実はハルキゲニアは兵器として開発されたものではない。
そして、元々は人間であった。
ある科学者の娘だったが死を免れぬ状態に陥り、
それをどうにか救うために科学者が取った手段が、
開発段階にあったXB-00の素体として用い生まれ変わらせるというものだった。
XB-00そのものは本来、医療用に開発されたものであるが、
何よりも死を遠ざけるために自己進化能力を付けたせいで、
父親である科学者をも取り込みどんどん進化を行い生物兵器クラスの能力を獲得してしまった経緯がある。
コードネーム「ハルキゲニア」はこの際に獲得した幻覚能力とその容貌から
名づけられた他称であるが、結構気に入っているので使っている。
現在では自我が完全に安定して確立し、無差別に吸収するようなことは無くなっている。
あくまで無差別にはなので必要であれば吸収することはある。

【性格】
非常にマイペース。昼寝が好き。大体寝ている。
半分寝て半分起きているという芸当が出来るのである意味いつも寝ているともいえる。
(流石に戦闘行動中など必要な時は起きている)
ずっとずっと平和に寝て過ごしたいとか思っている。
かなり温厚でいつものんびりおとなしくしている。うるさいのが嫌い。
見てくれはのんびりしているが頭の回転速度や反応はかなり早い。
人を殺すことに躊躇いが無い程に薄情な点を除けば割とまとも。
といっても無駄な殺生をするような質ではない。
今回の騒動では特別ブロックに避難してきた人たちを治療したり、
幻覚でブロックの存在を隠したり、やってきた暴徒を捻り潰したりと、
大方正義の味方っぽいことをしている。
精神を構成する主となる父娘の精神性上、
こういった勧善懲悪的な行動を取ることが多い。

【能力】
:分解再構築:
接触したあらゆるものを分解して再構築する能力。
実際、これが政府に危険視された最大の要因である。
本来はXB-00に最初から搭載されていた医療用の能力。
難しい腫瘍の摘出や、破損した部位を修復する事を可能とする。
例え身体がバラバラになった死体でも全体を分解し再構築することが可能。
現在では無機的なもの、機械製品すら修復する事が可能となっている。
効果範囲は接触した範囲、体内に取り込んだものに対して。
基本は対象を体内に取り込み分解吸収、後にそれを基に再構築する。
分解されたものは完璧に情報が保持されエネルギー的な変化が見られない。
そのため劣化を起こさずに完全な修復を行うことが可能。
いざとなったら仲間を全員吸収して自分の中に格納することも出来る。
この性質上スーパーコンクリートXですら分解するので政府に問題視されている。
一体どんな技術で出来ているのかは開発者(と同化したXB-00)しか知らない。

:自己学習:
周囲のあらゆる情報を取り込み自己を強化する機能。
元々搭載予定でない機能だったが娘を素体にするにあたって付加した機能。
本来生物がもつ学習機能の際限が無くなったようなもの。
入ってくる情報全てが経験となり蓄積され続ける。
ゲーム的に例えるなら常に経験値が上昇し続けている且つ、
経験値の効率が非常に良いというような状態である。
また、機能的な構造を持つ対象(機械なども含む)は取り込む、
あるいはその原理を学習することで自身の肉体で再現が可能になる。
これにより、身体を接続機器に変化させたりして、
情報機器や、ネットワークからデータを取り込み学習することが可能。
最近では頭の中で音楽を流しながら昼寝をするのがマイブーム。
更に、生物を吸収した場合はその意識や記憶をも取り込み同化する。
対象の持っていた能力を再現することも出来るが、
特別な能力を持った生物や能力者などを吸収したことはあまり無い。

:身体変化:
自由に身体を変化させる。
本来は修復作業の際にあらゆる形状、大きさのものに柔軟に対応するためにつけられたもの。
それが現在は自己進化により戦闘機能としての利用が可能になっている。
地を走り、地中を潜り、海を泳ぎ、空を飛ぶ。マグマダイブしても、
極寒の地に放置されても、宇宙空間に放り出されても平気。
環境の変化にはかなり強い。適応力は完璧。
戦闘中は身体を絶えず変化させながら無数の棘状の触手を突出させて、
それを地形に突き立てながら高速で移動する。
因みにこの棘は刺さらなくても移動行動に支障は出ない。
その容姿は基本的には真っ白で、人間と不定形生物を合わせたような姿をしている。
液体にも気体にも変化出来るが、気体から他の形態に変化するには3秒ほどのタイムラグがある。
その他の変化はほとんど一瞬で行うことが出来る。
色も形も自在に変化するので他の物に擬態することも可能。
大体そこら中から触手を生やしており便利。攻撃にも使用可能。
羽やヒレ、ジェットやスクリューを生やすことも出来るが、
無くても飛べるし泳げるので高速で移動する場合以外は使わない。
身体の質量は無限に増加するためサイズなどの制限は特に無い。
基本的に死ぬことは無いが体力が切れると霧散してしまう。
しかし、非常に高い耐久力、持久力を持つので体力が切れることはそうそう無い。
短期決戦も出来るがすべからく長期戦の方が得意。

:知能&精神:
XB-00は肉体だけでなく精神までも集合体のような状態で、、
開発者をはじめとしてあらゆる者たちを取り込んでいるため、
その姿形からは想像も出来ないほど博識で、天才的な思考力を持つ。
だが大体寝ているのでそれが普段生かされることはほとんどない。
戦闘中であれば惜しみなく生かされると思われる。
自己規定のためか物事の考え方や性格などは大体一定で特に変化はしない。
この自己規定で保たれている精神は素体となった娘とその父のものだと思われる。
良くも悪くも精神的な変調がほとんど存在せず傍から見るとマイペースなだけなのだが、
実際は、精神的な影響を一切受けない程に変調を起こさない。
性格的にもその変調の無さや薄情さは少し違和感を感じさせる。

:幻覚能力:
他者の精神に働きかけて幻覚をみせる能力。
能力者の持つ能力などとは違い、純粋な精神力の強大さから来るもの。
ハルキゲニアというコードネームはこの能力から来ている。
能力の強度自体はかなり強いのだが当人に精神的な変調がほとんどないため、
発狂するような心象的な幻覚は使えない。
五感に働きかける幻覚がほとんど。
具体的にはこちらの姿、音、匂いに至るまで認識出来ないようにしたり、
痛みを殺しダメージに気付かせない、五感を狂わせて動きを鈍らせる、
五感そのものを閉じてしまう、といったものがある。
五感そのものを閉じるというのは強力だが抵抗されやすい。
逆に痛みを殺すのは気付かれにくいため抵抗されにくい。
気付かないうちに出血によって倒れる相手もしばしばいる。

:非物理干渉:
特殊な生物を吸収したことにより獲得した能力。
霊的だったりエネルギー的な、とにかく物理干渉を受け付けないものに対して、
普通に干渉出来るようになる。
自身が非物理的なものになっているとかそういうものではなく、
ただ、干渉が出来るだけの能力である。

≪主な利用≫
:棘移動:
棘状の長い突起を突き立てながら高速で移動する。
普段はゆったりとしたペースで活動するハルキゲニアだが、
戦闘中はせわしなく動き続けながら戦う。
その巨体(基本的な体高は3m以上)にもかかわらず
小さな虫の動きをそのまま拡大したかのような異常に早いスピードで動き回る。
特に建物の谷間や壁のある地形だとかなり対応し辛い動きをしてくる。

:触手攻撃:
形成した触手で叩いたり、切ったり、刺したりする。
とにかく触手の数が多く、少なくとも数十本単位で雨あられのように襲い来る。
触手はかなりの高速で振り回され、普通の人間だとあっさり滅裂する。
触手は収束させて攻撃力がを高めることも出来るが手数が減る。
また、刺し攻撃は一見命中率が悪いように思えるが、
木の枝状に分岐して相手の逃げ場を無くしながら攻撃することでこれを補っている。

:触手攻撃+幻覚:
触手攻撃に幻覚を組み合わせて避けづらく致命的にする。
触手の一部が見えなくなったり、軌道がずれて見えたり、ありもしない触手が見えるなど。
実物と混ざってかなり見破りにくい幻覚。

:突出攻撃:
身体から非常に長い棘を突出させて攻撃する。
どんな場所からも生えてきて死角は無い。
というより、基本的にハルキゲニアは不定形なので死角は無い。
本人にそのつもりがあるのかは不明だが大体不意打ちになる。

:締め付け:
触手など身体を適した形状に変化させて対象を捕縛したのち締め付ける。
防御力の高い相手に効果的。

:分裂:
至極単純に分裂して数を増やす。
どれが本体か、では無く全てが本体。
分裂できる数に際限は無い。

:弾丸:
身体の一部を硬質化させて射出する。
身体の質量が無制限な分マシンガンのように掃射も出来る。
威力は量と質のどちらを取るかの塩梅である程度調整が効く。
普通の銃火器以上の威力は最低でもある。
また、撃った先の弾丸が別の形態に変化して襲ってくる可能性もある。

:濁流:
身体を液体に変化させ質量を増加させて相手を押し流す。
空を飛べないと回避するのは難しい。
相手を巻き込んだ状態から他の攻撃に分岐する。

:催眠幻覚:
相手の精神に働きかけて眠らせる。
知能レベルの低い相手の方が良く効く。
「おまえも昼寝だー」

:催眠ガス:
睡眠毒のガスを噴出して相手を眠らせる。
即効性は低いが空間内に充満し、
吸うほどにじわじわと眠くなってくる。

:毒霧:
毒ガスを噴出して空間内に充満させる。
当然のようにハルキゲニア自身には毒だとか放射線の類は全く効かないので大丈夫。
この毒は体内に入ると、激しい苦痛を伴い、麻痺、衰弱、出血などを起こし最終的に死に至る。
また、表皮に触れても焼けるような痛みとともに爛れてボロボロになる。
因みにこの毒に侵されてもXB-00なら治療できる。

:殻形態:
全身をとにかく防御に特化した形に変化させる。
この形態ではあらゆる攻撃を受け付けないが自身も攻撃できない。

:分解:
接触した対象を分解する。
例えどんな物質で構成されていようと分解して吸収してしまう。
吸収したものはまた再構築することが出来る。

:治療:
本来のXB-00の能力の運用方法。
例えバラバラになっても後遺症を一切残さず再構築できる。
基本的に体内に取り込んで行う。
軽度のものならその部位だけ取り込んでも行える。

【イラスト】
あくまで形態の中の一つ。
常にこの姿をしていることは無い。
普段は触手はもっと多い。


ピェール=ジャックマン

+ ...

彼の不幸な物語を語るにはまずは彼の歩んできた人生を語らねばならないだろう…


ジャックマンはごく平凡な家庭に生まれ、平凡な人生を歩んできた。本を読むのが趣味で暇な時には日夜読み続けることが多々あり、
それもあってか読んだ本の主人公に影響されやすい性格になっていた。
時には仮面をつけ、困っている人を助けるヒーローになってみたり、時には事件の謎を解こうと勝手に現場に入っては警官に怒られたり。
それはそれで充実した少年時代を歩んできた。そんな彼も二十歳になり親から離れ、上京しこの科学都市に移り住む。
移り住んだ後でも読書は彼の生きがいであり週に2,30冊読むのが普通になっていた。それでも彼なりに成長はしたようで、もう人を
困らせるようなことはしなくなった。そんな彼の手元にある一冊の本が届く。なんでも彼がたまたま応募した企画に当選し発売前の本を
誰よりも早く読めることとなったのだ。案の定彼はものの数時間で読み終えたのだが、その時彼の中に潜む何かが蘇ったのだ。外から
響く雷とともに…

「そうだ、俺もこの本の主人公のようになりたい…」

成長とともに忘れ去っていった幼い頃の彼が戻ってきたのだ。
その後、ちまたでとある噂が流れる…

「また出たらしいぜあの”怪盗”が」
「マジかよ、これで何回目だ?」
「わからねぇが相変わらず奇妙なやつだよな、盗んだのに返すって」
「おんなじ場所に2回も侵入されてんのに捕まえられない警察の無能さときたらそいつ以上に呆れるな」

”怪盗ジャック”
トレードマークは予告状とともに送られてくるスペードのジャック。
盗んだものは一週間以内に同じ場所に返すというなんとも奇妙な怪盗。そんな無謀なことを証拠も残さず実行できる彼を人々は日夜賭け事や
話のネタにし、一部は彼を応援する者も出始めるようになった。

ここまで聞いて彼は彼なりに幸せだと思うだろう、だがこの不幸な話はまだ始まってもいないんだ。

雷が鳴り響き、彼の中に電流の如く駆け巡ったの日から2年の月日が流れた…
いつもどおり彼の経営する店で次の獲物は何にしようかと考えていたその時である、
  • 玄関のベルが鳴り響く-

客か…
さて次はあれかな…?

  • 静かな店内に足音が鳴り響く-

いや、それは先週盗んだもんと似たようなもんだな…
やっぱあれかな…

  • 足音が鳴り止む-

お、あれとか良さそうかも…
そうとなれば早速予告状を

「「あの、これいいですか?」」

「?…あ、わ、分かりました」

「「…?いくらになりますか?」」

「あ、す、すみません」

…綺麗な人だな…

一目ぼれであった。
今まで恋とは無縁だった彼にあの日とはちがう電流が走った。高鳴る心臓、無意識に赤くなる頬。
これはだれがどう見ても一目ぼれだった。
あろうことか盗みの奇才、怪盗ジャックはその女性に心を奪われたのだ。
調べると彼女は”特殊収容所”というとこで働いてると知る。
目の前には本物と告示した偽者の囚人情報、収容所の見取り図、看守の人数、看守のシフト表。
その日の夜、怪盗ジャックは自ら監獄の中へと忍び込んだのだ。難攻不落?そんなのは盗みの奇才にはあって無い様なものだ。
それが不幸の始まりでもあった…

忍び込んだ目的はただ一つ、再び愛しの人にすべてを打ち明け告白すること。その舞台を彼の過去に呼んだ小説のように監獄の中でしようと思ったのだ。

「怪盗は盗まれたら盗み返さないと気がすまない。こんな自分で良ければ…あなたの心を盗ませてはくれないでしょうか?」

今までで読んだ小説のどこにも書いてない自ら考えたプロポーズを脳裏に浮かべながら覚悟を決めたその時、そんなたわ言をかき消すようにブザーの音が
鳴り響く。

「「「特殊収容所内で非常事態発生、囚人たちが突如一斉に脱走、次々と看守たちを殺して回ってます、総人数は不明、生存者の確認は出来ません、生存者の存在は…絶望的だと思われます」」」

その日から囚人たちの間でとある不穏な噂が広まる。

「また出たらしい…あの”怪盗”が」
「嘘だろ…これで何人目だ」
「わからねぇ…もうあいつなんなんだよ…!」
「畜生!警察は、能力者部隊は何してんだよ…!早くあいつを何とかしてくれ…ッ!」

”怪盗ジャック”
トレードマークは血塗られたシルクハット。
囚人たちを次々に虐殺して回る言わば死神。後に残る血だまりは誰が見ようとそこでおきた悲劇が脳裏に浮かぶ。
あるものは絶望し、またあるものは自ら首に輪を”掛ける”。
その死神の形相はまるで今は亡き恋人を嘆いているかの様に涙を流しているという

噂はまるで血だまりに落ちた涙が巻き起こす波紋の様に広がり、連鎖する。
盗み返そうとした物は囚人たちによって永遠に盗まれもう取り返す方法は無い。
それなら奪おう、一つまた一つ、この監獄に囚人がいる限り奪おう、そいつらの命を。

…そうだ、肝心なプレゼントを忘れていた…
…盗むのに慣れすぎて肝心な物を忘れていたよ…
…うーん、でも今更ここを出て買いに行くのも面倒だなぁ…
…でもせっかくプロポーズするんだ、何か無いと彼女が寂しいじゃないか…
…そうだ…花にしよう!どうせなら真っ赤な薔薇の花とかがいいな…
…お、ちょうどこんなところに薔薇の花が!…

  • 飛び散る鮮血-

…よーく見たらここは薔薇の花でいっぱいじゃないか!…
…そうだ、一本じゃ心もとないし、ここにある薔薇を”全部”プレゼントしよう!…

  • また悲鳴とともに飛び散る-

…全部集めるのに時間がかかるな…
…ごめん******さん、まだ会いにいけないみたいだ…
…でも、薔薇が全部集まったら今度こそ…
…”会いに行くから”…



罪状:恋の病
懲役:プロポーズするまで
能力:命以外のものを奪う能力
   ・命に関わるものを奪うことは出来ない
     -心臓、血液、脳など
   ・盗める物は物でなくてもいい
     -視界を奪う、触覚を奪うなど
     -↑のものを盗んだ場合自分の各種五感が上書きされる
   ⅰ.視界を奪ったら相手は見えなくなり、自分は相手が見ているものが見える
   ⅱ.触覚を奪った場合相手は自分に触れている物のを認識できなくなり、自分は相手が触れている物の感覚が上書きされる。
        弱点としてに相手が受けた痛みは自分がうける  など 

   ・盗めるのは一度に一つのみ。盗んだ上で他の物を奪うともともとあった物は自動的に持ち主に戻る

最終更新:2013年08月13日 22:43