イッシュ地方カラクサタウンの一角にタブンネショップ ミィミィが開店した。
文房具や小物、学用品などから子タブンネやタブンネの餌などペットショップのようなこともやっていた。
店員は店長とタブンネ三匹だけだがタブンネ好きにはたまらない店だった。
だがそれはタブンネ好きでない人にとってはどうでもいい店ということでもあった。
人口の少ないカラクサタウンではだんだん経営が悪化し店は人手に渡る事になった。
俺はAタブンネショップミィミィとかいう妙な趣味した店を買い取ったものだ よろしく
早速だが友達のBとCとともに店を改装だ
ちなみに一応俺が店長でこいつらが店員 ジャンケンで勝ったからな
まず奥の部屋からだ部屋の隅にはポケモン用のトイレを設置
壁の何ヶ所かに給水機と餌箱
入り口付近に卵を温めやすい毛布とカゴを置いた
俺たちは元は部屋のリフォームが仕事だったからこの手のものには慣れている
店と一緒に買い取ったメスタブ三匹はBのルカリオが連れ出して町の外れにいる
部屋を一旦Bらに任せ町の外れを目指す
タブンネどもを見つけると気づかれないようにトゲキッスを出し作戦を実行する
まずトゲキッスはルカリオに神速を放ち受けたルカリオは大げさに倒れる
メスンネどもは何が起きたかわからずミーミー騒ぎ出す
すかさずキッスが一匹の耳にエアスラッシュを放つ
片耳が綺麗に切り裂かれ「ミギャァアアア」と耳を抑えて泣き叫ぶ
うるさいと思っているともう一発今度はもう片耳も取れ
バシン バシン キッスの波動弾が触角を撃ち抜くと気絶した
他の二匹は声も出ず足もとを黄色く濡らしている 汚ねえ
ビュッ バシン ビュッ バシン …他ニ匹も
マランネになって気絶すると
ルカリオが起き上がり、小型の波動弾をメスンネの口に入れ声帯を潰した
相変わらず器用なやつだ
俺が出て行きトゲキッスをボールに戻すとルカリオはタブンネどもに癒しの波動を打つ
メスンネどもは目を覚ますと目の前にいる俺に何か言いたげに口をパクパクさせるが
声が出ない まあ出たところでミィミィしか言わんしいいだろ
店に帰ると奥の部屋が出来ていたのでメスンネたちを入れついでにトゲキッスも放つタブンネたちの顔が恐怖に染まる
お前らは一生子作りだ
ひとしきり行為が終わり合わせて20ほどのタマゴができるとトゲキッスを戻し、
餌箱に産地直送の新鮮な生ゴミを入れる
タブンネは母性が強いからどんな相手とのタマゴでも育ててしまう
奴らも早速悲しそうな顔で卵をカゴに入れ毛布をかけている
ただ悲しそうだがマランネなので笑える
今日はここまでにして部屋に鍵をかけ帰宅する。
今日も朝からいい天気だ
店に入るとチィチィチィチィすごい声だ
やはり防音設備は必要だなタブンネ農場から世話用メスンネを調達に行っているCに防音材を買ってきてもらおう
今日は店舗の表の改装だ
5分ほどしてきたBとルカリオと大型の段ボールを運び入れる
ダンボールから水槽やゲージを出し組み立て式の台に乗せていく
前のオーナーが残していった「タブンネ」「用」「エサ」っていう文字が
可愛らしく書かれたプラスチックの薄い板を
エサ用タブンネに並び替えて貼り付ける
そうしているうちに午前中が終わった
品質チェック兼食事を兼ねてトゲキッスとガブリアス、ヒヒダルマを出してタブンネの子育て部屋へ
ドアを開けた途端タブンネたちは部屋の奥に逃げて子供を抱えてこっちを睨んできた
すると突然ガブリアスがグルルルルと音を立てた
途端にママンネたちは子供を前に立てて尻を見せて丸くなった
さすがガブと撫でようとすると恥ずかしそうにしている
どうやら腹の音だったようだ
何はともあれベビンネを三匹回収してBがどこからともなく持ってきた七輪をセットした
水槽に入れているベビンネはヒヒダルマとルカリオに覗き込まれて声も出ない
水槽に入れた三匹のうち一匹を掴み持ち上げるとぢーぢー
とものすごい声で鳴いて涙とよだれを垂れ流した
ベビの首にロープを巻き上から吊るし七輪の金網にギリギリ足がつくようにして七輪に火を入れる
もう二匹はポケモン達にやったらキッスが見事に両方真っ二つにしたので仲良く食べている
キッスからしたら自分の子供なはずだがタブンネだから気にしないのだろう
七輪が熱くなってくるとチィチィと騒ぎながらステップを踏んで踊り出した
肉球が焼ける匂いが漂い始めるころ太った首からロープが取れて腹から熱くなった
金網に倒れこんだ すかさずトングで押さえつける
チィギャァァという鳴き声を聞いていると鳴き声が小さくなるほどいい匂いがしてきた
最後にチィという声がすればホカホカ炭焼きベビんねの出来上がりだ
つづく
最終更新:2017年08月20日 20:56