最近食品業界で大きな発見があった、タブンネの肉についての事である
きっかけはある主婦がカレーに使う肉の代用に「
からしタブンネ」を使った事だ
そのカレーはいつもより数段美味しく、正体不明のうま味が足されていた感じだった
最初はいわゆる「主婦の裏技」程度の物だったが、ある研究者がうま味の謎を解明した
それは、タブンネは痛みや苦しみを感じると肉と脂肪の中にうま味成分を生ずるという物である
ついでに苛め方を変えることで、微妙に味も変わって来る事もタブンネの幼体を使った実験で明らかになる
孵化直後のタブンネに地獄の苦しみを与えるからしタブンネの工程が発見のヒントになったのだ
食用タブンネを何の不自由もなくのびのびと放牧していた大手畜産業者にとって、この発見は青天の霹靂だった
これをきっかけに各食肉会社は品質と売り上げの向上のために競って食肉用タブンネ達を虐待するようになる
田舎の中小農家も例外ではなく、中には独特の虐待方法で独自の味を生み出し、
ついにはブランド化する農家まで出てくるようになった
次に、各食品メーカーによるタブンネ虐待のレポートである
最初は業界最大手の「ミィミィ畜産」の虐待方
生まれたタブンネは生後一カ月までは虐待をせずに畜舎で母親に育てさせる
あまり小さい時に虐待を加えると死亡する事が多いからだ
生後一カ月を過ぎると母親から引き離し畜舎から追い出して放牧を始める
放牧場にはヘラクロスとレアコイルが放し飼いにされており、木の実を食べようとするタブンネを容赦なく痛めつける
この選択はタブンネと食性が重ならないことと、タブンネを捕食する事が無い事、
そして痛みの属性が異なるという事でこの2種類が選ばれたのである
タブンネが夜に寝静まっても虐待は続く
畜舎に設置されたスピーカーからヘルガ―やレントラーなどの肉食ポケモンの鳴き声を2時間おきに流す
畜舎のタブンネが一斉に飛び起きてオロオロしだすのはなかなか見ものである
たまに本物を入れて音に慣れさせない事も重要である
最後にと殺方法が、まずはベルトのついた台にタブンネを固定
次に腹をナタで裂いて腸を取り出し、先端を巻き取り機に取り付ける
そして巻き取り機を作動させて、自分の腸が巻き取られるのをタブンネに見せつけるのだ
腸が全て巻き取れたら、台を起こしてタブンネを逆さハリツケ状態にして首筋を切り、血抜きをして終わりである
ミィミィ畜産の肉はシェアが一番だけあって安定した味わいである
しかし食通の間では「一口目は食えるが深みの無い味」とも評されている
次に、食通に人気で高級レストランにも卸される小規模農家「オイリー養タブ場」の虐待方法を記す
「ミィミィ畜産」と打って変わって小規模な個人経営の農場である
ここでの虐待はポケモンや機械を使わず、農場主のオイリーさん(33)が素手で行う
オイリーさんは武道の達人で大変腕っ節が強く、素手でハッサムを倒した事もあるという
農場のタブンネは全部で20頭ほどだが、肉にすると一頭500万円という高値が着く
畜舎にオイリーさんが現れると、痣だらけのタブンネ達は震えあがり藁の寝床に頭を突っ込んで身を隠そうとする
オイリーさんは生まれたてのタブンネにも一切容赦ない、
卵から孵ったタブンネは初乳を吸う前にオイリーさんの鉄拳を浴びるのだ
オイリーさんは毎日10時間休まずタブンネ達に得意の空手を振い続ける
素手で殴る事でタブンネの体調(生命の限界)も分かるようになったらしい
夕方になると全てのタブンネはタブンネだと分からないほどボコボコになる
幼獣が耐えきれずにたまに命を落とすが、品質を保つためには仕方がない事なのだという
と殺もオイリーさんが素手で行う、タブンネの手を縛りあげ宙吊りにして全身くまなく蹴りと突きを浴びせる
5時間ほど叩き続けたのち、手刀で生きたまま解体するのである
殴る蹴るだけという単純な虐待だけだが、その肉には噛めば噛むほど深いうま味が染み出してくる
タブンネが生まれてから死ぬまで休みなく殴り続けるオイリーさんの情熱の逸品である
最終更新:2014年06月22日 22:08