コロニーの用心棒

ある日、僕はツタージャとヤグルマの森にきていた。
理由はまぁ……散歩だ。ここにはツタージャの友達も沢山いるしね。
でも、今日はジャローダが病気でぶっ倒れたからもしもの為に一応武装はしてある。
日本刀、トンファー、槍、後色々とんでも武器とガムテープだ。

僕は今、ツタージャの友達のポケモンと仲良く遊んでいるのを眺めていた。
こいつらは、バトルをした後にツタージャと仲良くなったのだ。
イブキ「可愛いねぇ本当に。」
ツタージャがペンドラーの頭に乗ってはしゃいでいる。本当に可愛い。
するとおらぁ! という人の声とミイィィィ! というタブンネのこえだった。
声を辿っていくと、中学生らしき奴らがタブンネをぎゃくたいしていた。

僕は急いで中学生のそばに駆け寄り
イブキ「あんたらいったいなにやってんの?」
中学生「タブンネがいきなり俺に突進してきたんでちょっとお仕置きしてやってんのよ。しっかし馬鹿だよなぁこのタブンネ。よりによって空手全国行ってる俺に喧嘩をうるとは。」
といいながらベビンネを蹴り飛ばした。
なるほど、所謂虐待ですな。
しっかし最近はタブデッドとかタブンネ被害者の会とか訳の分からんものが出来たものだ。それにお父さんはタブデッドに入っているし、お母さんば僕が野生のタブンネに餌やっただけでタブンネ被害者の会に入りやがるし、今度タブンネ達を助けに行こうかな。
こういう馬鹿な考えはおいといて、僕はママンネに話しかける。

僕はポケモンの声が分かるのだ。
(私は腹が減っていたミィ! この木の実はそこらのカスポケモンから奪ったものでベビちゃんも腹を空かせてそこら辺を探してたら弱そうな奴らが木の実を食べていたミィ! 木の実も手に入れれるし、強奪回数100回目になるから一石二鳥だったからミィ!)
なるほど。1回とかそこらへんだったら逆に中学生を叩きのめしていただろう。
だが100回もそんなことしてたのは許せない。
イブキ「ツタージャ、つるのむちでベビンネを掴んで。そして高く持ち上げてくれない?」
(分かった!)
そういうとツタージャはベビンネの手足を縛って10mくらい上まで持ち上げた。
(ピイィィィ!! 可愛いタブンネちゃんになにするミィ! お母さん早く助けてミィ!」
ところが残念、ママンネは恐怖で気絶している。
僕は地面に槍を突き刺した。
イブキ「よーし、落としていいよ。
(アイアイサ~♪)
落とされたタブンネは地面……ではなく突き立てた槍に突き刺さっていた。
ザクッといい音がして、暫くの沈黙のあと
(ヂヤャャャャァァァ!! 痛いみぃ! 助けてミィ!!)
そう叫びまくって
よくもまぁ生きていられるもんだ。
僕は突き立てた槍を振り回してハンマー投げみたいななげかたをした。
タブンネは木に体をぶつけ、全身の骨を折って死んだ。

僕は無慈悲にも子タブンネに卓上ボール盤のはりを降ろそうとした時、

「ミイギィィィィ!!」

と雄叫びをあげ、無謀にも突進してきた。
この後の行動が気になったからわざと倒れることにする。
あいつは後回し。

「ま、参った! 降参だ!」

「ミ……ミヒ♪ ミヒャヒャヒャヒャヒャ!」

と今まで小便漏らしながら怯えていたくせにいざ降参するといきなり笑い出しやがって。

暫くは僕をペチペチ叩いたり蹴飛ばしたりしていが痛くなかったが、ちっこい方の子タブンネがいきなり僕の腹に登って踏ん張る体勢を取った。

ま……まさか……
やばい! こいつ糞をひっかける気だ!
そんな事をされたら一生外を歩けない!
僕はとっさにちっこい子タブンネをむんずと掴み投げ飛ばした。

「ウミィ~! ミ? ミヒィ!?」
「ミヒ! ミヒヒヒヒ♪ ミブ!!」

投げ飛ばした方向が偶然でっかい方の子タブンネにクリーンヒットしたらしく、二匹一緒にふっ飛ばされた。
しかも運悪くちっこい奴の穴がでっかい方の子タブンネに密着してたらしくちっこい方は兄貴がいるのにもかかわらずくそを垂れ流した。
最終更新:2015年02月18日 17:47