色違いタブンネ

オッス!俺の名は『ヒジム アキラ』!
タブンネ大好きクラブに所属している色違い子タブンネが大好きな男だ。
クラブの仲間達からは『ラキアのヒジム』と呼ばれている、ラキアって何だ?クラブの仲間達に訊いても誰も教えてくれない。

色違いベビンネや子タブンネは可愛い、異論は認めない。辛い仕事も色違いベビンネ達の可愛さがあれば乗り超えれるものだ。

今日も無事仕事が終わり家路を急ぐ。
家に付きただいまーの声を出せば
『チッチィー』『ミッミィー』と我が家の可愛い天使達が出迎えてくれる。
俺の声を聴き俺の元に駆け寄る天使達。
天使達の中で一番大きい子タブンネにカバンを預け居間に行く。

毎日繰り返される行動だが今日は違った

(ん?このニオイは…)
カバンを預けた子タブンネからあるニオイがしたのだ。
とりあえず居間に行き、ソファーに座る。
ソファーに座るとカバンを置いてきた子タブンネが冷えたビールとコップを持って来た。
しかし、やはり
(クンクン…やっぱりこのニオイ…)
子タブンネを抱き上げ確かめる。
子タブンネはくすぐったそうな嬉しそうな顔をしているが無視
(クンクン、クンクン…臭い…。やっぱり、臭うな…タブンネ臭い…そろそろコイツもお別れか)

俺はタブンネは嫌いだ、何故ならタブンネ臭いから。普通のタブンネは生まれた時から既にタブンネ臭い。正直、吐き気がこみ上げてくる程だ。

ただ最近わかった事だが普通のタブンネと比べて色違いタブンネはタブンネ臭くなるのに時間がかかるようだ。野生の色違いがタブンネ臭いのは母親のタブンネの臭いが移る所為だ。

話を戻すが幸いにもこのブタはまだ臭ってきたばっかしのようなので他の天使達に被害が出る前に捨てに行こうと思う。
俺は俺にじゃれつくブタにモンスターボールを投げる。
野生のポケモンと違い、特に抵抗もなく、収まる。

さて、いつもの所に捨てに行くか…。

続く
最終更新:2015年02月18日 17:56