スポーツの祭典

運動不足のタブンネのために考案されたプログラム。
4か月に1度開催される地獄の祭典「タブリンピック」
あなたのタブンネもスマートに!?

<フルマラソン>
持久力№1をかけて争う精神力の戦い。
その距離なんと42.195m! もはや短距離走!
タブンネの足の遅さを考えれば仕方がない。
100m後方からはカイリキーが同時にスタート。
タブンネたちの全力疾走を見ることができる。

<サッカー>
ピッチ上で激しく争う熾烈な戦い。
わかりやすいようにキーパーには貴重な色違いを使用(大会側が用意)。
ゴールを決めたタブンネにはオボンが、決められたチームには電流がプレゼントされる。
なお、色違いキーパーはこれといって仕事しない。
10分間得点がない場合は両チームに電流をプレゼント。
たまに色違いにも電流が流れてあわてる姿はかわいいの一言。

<水泳総合>
水中№1タブンネが決定する華麗な戦い。
プールの水は徐々に熱くなってくため、スピードが求められる。
タイムはもちろんのこと、技術点、芸術点も成績に加味される。
溺れる様子で高得点をたたき出すタブンネも多い。
泳げないタブンネにはメノクラゲやランターンが貸し出される。
表彰台にタブンネがいないことはザラ。

<50メートル走・障害>
気力・体力・時の運が試される総合力の戦い。
コース上に設置された5つのハードルを越えてゴールを目指す。
フルマラソンより距離が長いが、短距離走である。
ハードルは倒すと爆発。大会屈指の派手さを誇る。
爆発を利用してハードルを飛び越えるテクニシャンも。
フライング、コースアウトは即ミキサー行き。

<ボクシング>
最強のタブンネを決める壮絶な戦い。
交互に1発ずつ殴り合い、最後に立っていた方が勝利する。
決着はKOのみ。判定なし。
どちらかが倒れるまで延々と続く我慢比べでもある。
見た目が地味なため人気は少ない。

<幅跳び>
跳躍力№1を決める意味のない戦い。
グラウンドに寝かされた自分の家族を飛び越えろ!
失敗すれば家族の上に落下することになる。
不幸な事故の多い競技でもある。
家族のきずなが壊れていくのを楽しむのもポイントのひとつ。

<バレーボール>
仲間との連携がカギになるチームワークの戦い。
コート上でタブンネたちが落とさないようにボールを打ち合う。
ボールが落ちれば両チームの床に電流が流れる。
そのため激しいラリー合戦になることが多い。
リベロには色違いを採用(大会側が用意)。

現在では以上の7つの競技が採用されている。
大会側は新たな競技案を次々と募集している。
いい案があればタブリンピック事務局に応募してみれば採用されるかも。
とくに今は、冬季用の競技を考案している最中だ。
応募するなら今がチャンス!

最後に、タブリンピック事務局長の言葉で締めることにしよう。

「われわれはタブンネの運動不足を解消するためにこれを開催している
 神聖なスポーツで死亡するタブンネなどいるはずがない。
 みなさん、ぜひともタブンネたちを参加させてはいかがだろうか。
 まあ、肉を加工しているのは否定しないがね(ニヤリ)」

(おわり)
最終更新:2015年02月18日 20:34