Mihli Aliapoh (詳細・ネタバレ編)
- ミスラ♀、7B(茶髪)、アルザビH-6
- 五蛇将・水蛇将(Waterserpent General)ミリ・アリアポー(Mihli Aliapoh)
- アトルガン皇国の属国の出身で、祖国の期待を一身に受けている。
- ビシージ時は封魔堂前の防衛担当
関連事項
- 傭兵嫌いで、プレイヤーが話しかけても露骨に嫌がる。
- ビシージ開始等も、強気な発言が目立つ。
- しかし捕虜になったり魔笛が取られた場合、弱気な発言に変わる。
- 救出後の台詞や、クエスト「水和ぐ盾」クリア後の台詞から、「ツンデレ」と言われる。
- ジョブ設定は「白魔道士」ながらビシージ中は最後の砦として果敢に戦う。
ビシージ時の技・セリフ
「ん、もうッ!ほんとは見せたくなかったけどッ!」
「あの、女神さま。ほんとはボク信じてるの。こいつらを助けるために…
おねがいッ!」
「フンッ、なにさっ! 」
マーシナリキャンプ
番外編のBCとして、参戦NPC達には独自のセリフが新たに作られている。
Counselorと称され、今回は教官として傭兵とスパーリングしてる設定のようだ。
戦闘開始時:クウウ……よくも、やったな~ッ!
途中参戦:ねえねえ いい加減、ボクも混ぜてよ~ッ!
Zazarg 戦闘時 途中参戦:おっちゃんこれ、貸しだかんね。ん~と、シュトラッチ3皿ッ!
Najelith 途中参戦:あッ、おねえ。助かるよ~。こいつら、しつこくてぇ。
WS発動:消えなよッ!
2Hアビ:ねえ、女神さま。野暮用だけどさぁ……たのむよッ!(女神の祝福)
必殺技: ああ、もお~ッ!ボク、どうなっても知らないからねッ!(スカウリングバブル)
撃沈:ん……?やだ、やだ、やだ~ッ!ボ、ボク、負けたくないよォ……
PC撃沈:アレ? アレレ?もしかして、もう終わり? やだなぁ。ボク、やっと体が温まってきたとこだったのに~。
クエスト「水和ぐ盾」
五蛇将の過去・入隊の経緯を語る連続クエスト、通称「五蛇将クエ」の第4弾。ミリの過去について語られている。ミリ自身の過去だけでなく、アトルガン皇国の当時の情勢等も色濃く語られている。
「水和ぐ盾」のミリ・アリアポー関連事項
- 職業はチャクラムの使用やナイフ装備、特性等から「シーフ」と思われる。
- 装備はペルワン一式。
- 事件当時は、ワラーラ寺院の留学生だった。
- 友達はいなかったが、Aphmauが時々お昼の食事に誘ったりしていた。
- 出身地はツァヤ諸国。
- 現「白魔道士」は、一連の事件後に転職(下記参照)。
「水和ぐ盾」ストーリー
Fari-Wariの頼みで、冒険者は「パママ連続殺人事件(下記参照)の調査を開始。当時事件を追っていた元探偵Eunheemの話により、ワラーラ寺院へ導かれる。寺院の僧・
Nadeeyは事件に触発され、当時寺院で院生をしていたミリについて語りだす。「パママ連続殺人事件」と「ワラーラ寺院院生」のキーワードをミリに突きつける冒険者。ミリは、「色とりどりの髪」をエジワに持ってくれば全てを話す、と答える。約束の地で待つ冒険者の背後に気配を殺して、ナイフを突きつける者。それはミリだった。
ツァヤでポポトイモを育てる裕福な農家にミリは生まれた。しかし皇国の新農地法で状況は一変してしまった。更にアルザビでバナナが流行してるから、と強制的に作物の変更を強いられた。慣れない果物栽培に苦労した挙句、作物は病気で枯れ 餓死者も出た。ミリの母も。幼いミリには他に頼れる人もおらず、13の時に年齢を誤魔化して自警軍に参加。しかし年齢詐欺もすぐにバレ、ミリは無理やり「ツァヤ自由軍」に入隊させられた。それは、自警軍の裏で暗躍する、ツァヤの自由の為に動く暗殺軍団。ミリは存在を「死んだ」ものとされ、密かに暗殺者としての教養をつけさせられていた。そしてその訓練が終わる頃、ワラーラ寺院に留学生として送り込まれたのだった。
パママ殺人事件はその直後に始まった。昼は学生として偽りの生活、夜はツァヤ開放の為に暗殺。ミリはそんな生活に疑問を抱いた。そんな中、優秀な院生を皇宮に誘い授賞式を行う情報がツァヤ自由軍に舞い込む。またとない好機と、ミリはそこに出席する予定の聖皇暗殺を命じられる。母と祖国の為に。もっとも、ツァヤ自由軍はミリが暗殺に成功した所で皇宮から逃げれるとは思ってない。既にその後のミリの代理も考えていた。ミリは、捨て駒とされたのだ。
一方、不滅隊や四蛇将もパママ殺人事件の解明に乗り出し、ツァヤ関係者の犯行と分析。次は皇族が狙われる可能性は双方も考えていた。特に
Rughadjeenは近日行われる授賞式に危機感を抱くが不滅隊が警備に当たるとのこと。
Rughadjeenは別の案を実行することを決意する。
そして授賞式当日。式を抜け出し、聖皇が居る薄絹の裏へ忍び込むミリ。しかしそこに居たのはオートマトンの
Mnejingだった。同時に、式場にミリが居ないのが出席者に気づかれ、煙玉で逃げることに。
Rughadjeenは、式に替え玉を用意して聖皇をワラーラ寺院に避難させていた。
寺院前で対峙する四蛇将と暗殺者・ミリ。鍛え抜かれたミリには四人を煙に巻くのは容易く、そのまま寺院に居る聖皇を目指す。そこに居たのは
Aphmauとそのオートマトン
Ovjangだった。
駆け付ける
Rughadjeen達、目の前には寺院で独りだったミリに友達のように接する少女。
Aphmauを人質に取りながらもミリは戸惑っていた。その隙を不滅隊が襲い、ミリの拘束・処罰の為に迫る。そんなミリをかばったのが、
Aphmauだった。仮にミリが暗殺者だったとして、彼女の進入を阻止できなかった不滅隊・四蛇将も本来なら斬首。誰も失いたくない
Aphmauは、その場を静止したのだった。アトルガンの素敵な所も見つけて欲しい、処罰はその後でもいいから、とミリに告げて。
その後ミリの身は
Rughadjeenに預けられ、皇国防衛の為に働くことになった。かつての「同志」のツァヤ自由軍とも、縁を切り、やがて特務隊長に上り詰めたある日。功績を認められたミリ・アリアポーは水蛇将の鱆号を与えられる。それと同時に、聖皇から「哲学の徒であるそなたに短剣は似合わぬ」と一対の盾と棍を与えられた。それらの武具は、ツァヤの木より作られたもの。こうして、現在の水蛇将ミリ・アリアポーが生まれたのだった。
すべてを話し、「色とりどりの髪」の正体を明かすミリ。それを提出すれば、今でも彼女は犯罪者として処罰が下る事も。すべてを聞いた上で、判断は冒険者に任せられる。思わず泣きながらも、気丈に振る舞い去っていくミリ。でも最後に見せた無邪気な彼女は、本来の彼女なのかもしれない。
そして冒険者は、元来の依頼者である
Fari-Wariの元に向かう。パママ殺人事件の真相、本来はそれが依頼内容だったから。しかしいずれにしろ冒険者は真相を語らず、
Fari-Wariは借金取りに迫られ即興でミリの歌を作らないといけない事に。
当然それは哀れな出来で、その場に現れたミリに(借金取りまでも)口封じされてしまう。その場にたまたま用事があったと言うミリ。
それは、冒険者の名前を覚えたい、という願いだった。
パママ連続殺人事件・詳細
2年前(天晶暦884年ごろ)に、アトルガン皇国の軍高官や重臣が次々と暗殺された事件。被害者の顔にパママの皮が被せられていたことから、事件の名前がついた。被害者の数は少なくとも10名を超え、中には善政者として知られていた官僚もいた。皇都では夜間外出禁止令が発令された他、瓦版などを通し民衆の間でも話題となったが、不滅隊の手によってもみ消されてしまう。
そして、ある日を境にぱたりと暗殺が止まり、緘口令が敷かれ真相は闇の中へと埋もれてしまった。
結論から述べると、これら一連の暗殺事件は、アトルガン皇国の属国のひとつ、ツァヤの反皇国組織「ツァヤ自由軍」の犯行であった。
牲者の殺害方法は頚動脈の切断や脊髄破壊、毒の吹き矢、内臓を刃物で抉るなど冷酷かつ確実に命を奪える手口であった。天蛇将
Rughadjeenはこれらの暗殺を蛮族の犯行と見て、蛇の目探偵社の腕利きの探偵(Eunheem)と共に調査を開始するが、やがて不滅隊隊長の
Raubahnと遭遇し、犠牲者に共通し、また隠されていた事実を知ることとなる。犠牲となった皇国の重臣は揃ってツァヤを含む属州で汚職に手を染め、利権を貪っていたことが不滅隊の調査で判明していたのである。
そしてツァヤ自由軍の関与が明確になったのが、前宰相の暗殺である。
前宰相はツァヤを含む南方諸国の領事を歴任した経験があり、特にツァヤでは農地法の改正を行い大農家から農地を没収した上、パママなどのプランテーションの経営に乗り出すも、不慣れな作物を栽培させたため病気が発生し作物は枯死、多数のツァヤ住民を餓死させたという大失敗を招いた。
このことがツァヤ自由軍をはじめとする反皇国活動を活発化させることになるが、反対運動を徹底的に弾圧すると共に重税を課せ損失を穴埋めしたことで、最終的に皇国側から見れば「有能な領事」として役目を務めた形となった。この前宰相の暗殺手段が、チャクラムによる頚椎切断であったことが、反皇国組織の中でも特に暗殺に秀でているツァヤ自由軍の関与を裏付ける決定的な事実となった。またそれは同時に、不滅隊によって壊滅させられたはずのツァヤ自由軍が未だに活動しているという証にもなった。
……が。前宰相の暗殺事件をもって、多くの犠牲者を出した「パママ連続殺人事件」は一応終止符が打たれることとなる。その真相をすべて知っている者は、今でもあまり多くはない。(プレイヤーを除いては)
最終更新:2008年10月25日 14:01