【作品名】神州纐纈城
【名前】三合目陶物師(北条内記) 
    さんごうめすえものし(ほうじょうないき)
【性別】男
【年齢】37~38歳
【容姿】利休茶の十得に同色の宗匠頭巾、白皮足袋に福草履。
    蒼白い顔色に整った目鼻の、一見瀟洒な茶人風の美男子。
    しかし実際は己の醜い素顔を憎悪した末に、造顔師・月子に整形させたものである。
    整形後の顔はメンテナンスを要すると思われる。
【一人称】俺(かつて武士として恩義を受けた者に対しては『拙者』)
【流派】一羽流(諸岡一羽の直門弟・土子土呂之介に師事)
【剣術以外の特技】
【性格】狂人。
    容貌の醜さから妻に他の男と駆け落ちされ、武士の身分を捨てて復讐鬼と化す。
    剣の技量は作中に登場する塚原卜伝すら感嘆する腕前である。
    日に一度は人を斬る欲求に取り憑かれている。
    罪の意識を感じていないわけではないが、聖人に諭されても決して改心しない
    業の深さと狂気に蝕まれている。
    重度の容貌コンプレックスを持ち、過去のトラウマから人を斬るときには
   「姦夫!」「姦婦!」と叫ぶ口癖がある。
    また斬る前後に「フフフ」と陰性中間性の不気味な笑いを漏らすことがあり、
    この笑い声を聞いた者は必ず殺されるとも言われている。

【作中の行動】
    富士裾野三合目に住み、通る者を斬殺しては釜で焼く。
    父に恩義のあった土屋庄三郎に対しては珍しく武士として忠言を与えるが、
    高坂甚太郎と遭遇したときは胡散臭い者同士の一触即発、
    あわやガチバトルという状況であった(身軽な甚太郎に逃げられ殺害は叶わなかった)。
    光明優婆塞に罪の懺悔を説かれるも逆に嘲笑い、優婆塞に無力感を植えつける。
    しかし全く気にならなかったわけではなく、しばらく人が斬れずに隠遁していたが
    訪ねてきた旧知の者に神経を逆撫でされ、首を刎ねてスッキリ克服。
    思う存分人を斬るため、纐纈城城主が徘徊し地獄絵図と化した甲府の城下町に下り、
    大量発生した奔馬性癩病患者を斬って斬って斬りまくる。
    その最中に探し求めたかつての妻と間男に鉢合わせ、しかしなんと二人も
    整形後だったため、すぐには気付かなかった。
    首を傾げつつも結局本人達だと思い直し追い詰めたそのとき、卜伝が駆け付け二人を逃がし、
    交戦開始。……というイイ所で未完のため、勝敗の帰趨は不明。

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最終更新:2009年08月08日 01:41