聖杯から生まれた妖女が手を一振りすると、瞬時に十二もの手裏剣が現れ、妖女はそれを石川五ェ門に対して投げ付けた。
風車十字打ち……手裏剣十字投げは五ェ門の故郷である伊賀にも伝わるが、この技は十字を傾け、更に回避を至難にしている。
加えて、飛び来る手裏剣の一つ一つが光よりも速く正確な、飛竜の如き鋭さを持って五ェ門に喰らい付かんとしているのだ。
だが、五ェ門とて厳しい修行の末にあらゆる飛び道具を防ぐ術を身に付けた程の剣客。
「たぁっ!」
居合いの構えから斬鉄剣を振るうと、飛び来る手裏剣の全てを切り落とす。
「何!?」
だが、妖女の攻めはそこで終わらず、五ェ門が振る剣の陰から、飛竜剣以上の速度で駆け寄り、斬り付けようとする。
「ぼさっとしてるんじゃねえ!……ちっ!」
五ェ門の危機を、駆け寄った芹沢鴨が妖女を蹴り飛ばして救うが、相手の見た目以上の硬度と重量に体勢を崩す。
その隙を突こうとする妖女の長剣を、割って入った足利義輝の刀が止め……その時、何かが起きた。

「何だ!?」
気配の乱れから何らかの異常事態が起きている事を悟り、戸惑う剣士達をよそに、妖女は剣を振り翳す。
咄嗟に千葉さな子はその前に立ち塞がり、手にした薙刀をもって妖女に立ち向かった。
剣術ならともかく、薙刀術への造詣の深さに関しては、明らかにさな子の方が遥かに上。
それでも、なまじ心得があるだけに、妖女は自身の知識を元にさな子の手を読もうとしてしまう。
斬り付けると見せ掛けたさな子は薙刀の柄を回して相手の防御の裏を取り、石突きを妖女に叩き込む。
「!?」
しかし、必殺の一撃になるかと思えたさな子の石突きは妖女の表面で滑り、いなされる。
戦国の頃の甲冑武者が使う介者剣術にはそのような受け技があると、さな子も知識としては知っていた。
だが、今の一撃は妖女の正中線を完璧に捉えており、そんな事で防げるような代物ではなかった筈。
でありながらさな子の攻撃は凌がれ、勢いを逸らされた彼女は妖女に薙刀なしの身体を曝し、危機に陥る。
「させるかあ!……って、うおっ!?」
追い打ちはさせじと背後に回った坂田銀時が木刀を叩き付けるが、妖女は微かな動きだけでこれをかわす。
敵に横腹を見せるのを避ける為に前に大きく跳ぶ銀時だが、今度はさな子に衝突。
それでさな子共々妖女の前から転がり去る事になり、結果としては彼女を救うという目的は達成できたが……
「どうなってやがる!?」
今の銀時の一撃はああも簡単にかわせる物ではなかったし、その後の銀時の跳躍もさな子の位置とは別方向だった筈。
明らかにおかしい……まるで、世界が壊れかけてでもいるかのような。
剣客達の迷いに反応したのか、犬塚信乃が懐に持っていた、「智」の文字が入った珠が光を発する。
その曲がりくねった軌跡を見て、漸く剣桃太郎が悟る。
「空間が……歪んでいるのか!?」

光線は直進する……それは、真空や均質な媒質中という、ごく限られた環境下での事。
自然環境では光が屈折や反射で曲線を描く事など珍しくもない。
しかし、大気の状態や光線の複雑な軌跡から、桃太郎はこれが反射でも屈折でもなく、空間の歪みによるものだと判断した。
それにより捻じ曲げられた光の道筋……それとて、空間の歪みのせいで実際より捻じ曲がって見えている筈。
だが幸いな事に、宝珠から出た光はただの光ではなく、神気とでも呼ぶべき気配を伴っていた。
無論、空間が乱れた中で気配の伝達もまた歪められている可能性も否定は出来ないが……
桃太郎は剣先に氣を集めてみるが、特にいつもと変わりはない。
現れた虎の姿はいつもより歪に見えるが、それは光の歪みのせいだろうし、感じる気配に異常はないようだ。
空間の歪みの中でも気配は精確に伝わる……その仮定の下に、桃太郎は空間の現状を頭の中に描く。
そして、神気が感じられる経路、加えてそれと眼で見える光線の軌跡の比較を元に、歪みの中心を割り出した。
「は!」
推測した中心を目掛けて虎魂を飛ばし……次の瞬間、「智」の珠から出る光線は直進し、周囲の異様な気配も去る。
「何とかなったか。だが、今のは一体……」

空間の歪みに剣客達が翻弄されている間も、妖女の方は元々視力に頼っていないのか、意に介する事なく攻撃を続行。
対して、見える像と現実の差から迂闊に反撃も出来ず防戦一方だった剣客達も、漸く反撃に移れるようになる。
まずは「智」の珠を持ち、それ故に歪みの解消にいち早く気付いた信乃が最初に猛撃を加えた。
敵がいきなり攻勢に出るのを見た妖女は防御に徹し、信乃の連撃を必要最小限の動きで次々と回避。
二階堂流・垂れ糸の構え。その技自体は知らぬ剣士達にも、妖女の狙いが信乃を疲労させる事にあるのは一目瞭然。
だが、一同は敢えて加勢しない。
信乃が風車の如く剣を振り回している中への下手な加勢は邪魔になるというのもあるが、何よりも数の利からの余裕の表れ。
仮にこちらの剣がかわされ続けて疲れ果てたとしても、そうなる度に入れ替わって行けば済む事。
だから一同は信乃の闘いを見守る事としたが、信乃としては仲間に譲る気などなく垂れ糸の構えを破る法を探っていた。
妖女の回避が、常に動きを最小限にする方角に向いている事を利用し、信乃は相手を誘導して広間の隅に追い詰めて行く。
遂に妖女の背が壁に接しようかという所まで追い込んだ信乃は、もう下がって避ける事のできない敵に必殺の横薙ぎを放つ。
「!?」
妖女は屈んで信乃の剣をかわし、下を取られた信乃は素早く剣を回して突くが、妖女は下への突きをかわすと同時に足指で挟む。
思いがけない力に信乃の動きが止まった瞬間、妖女が剣を構え……
「やらせん!」
五ェ門が咄嗟に渾身の勢いで斬鉄剣を振るうが、妖女は跳躍して逃れ、斬鉄剣の強撃は囚われていた信乃の剣を折ったのみ。
そのまま妖女は忍びの如き軽快な動きで壁を蹴り、天井を二歩三歩と駆けて二人の背後に回り込む。
「くっ!」
背後を取られた信乃と五ェ門のカバーに入った桃太郎が妖女を見ると、彼をも含めて三人をまとめて薙ぎきらんとする構えで……
(虎眼流か!?)
それは、昨夜に城下で見た虎眼流・流れ星の構え。確かにこの長刀、妖女の膂力で薙がれれば防御は困難。
ただ、城下で見た銀時と岩本虎眼との立ち合いから、桃太郎は流れ星への対応策を学んでいた。
即ち、間合いを大きく外す事で、流れ星は防ぐ事が出来る。
とはいえ、虎眼流には間合い騙しの法がある上、敵の得物は長剣、加えて後には壁を背にした仲間達。
故に間合いを開けてかわすのは難しく、桃太郎は逆に大きく相手の手元に飛び込む。
相手の得物が常識外れの長刀、かつ桃太郎が格闘を得意とする事もあり超接近戦に持ち込めば有利との計算もあっての選択だ。
妖女が前進して桃太郎の背後の二人をも流れ星の刃先にかけようとしていたお蔭でこれは成功。
しかし、妖女が一撃に鍔で敵を斬らんとする気合を籠めていた為、接近して柄を止めた桃太郎は予想以上の衝撃を受ける。
バランスを崩しつつ必死の蹴りを放つが、妖女は軽捷に遠く跳び下がり、剣を背に負う如くに高く振り翳した。
「獅子反敵!?」
闘いを見守っていた千葉さな子が、悲鳴のような声を上げた。

獅子反敵は一刀流の秘剣であり、さな子も型だけは学んでいる。
だが、その技は千葉周作が流儀を興す際の取捨選択で弾かれ、北辰一刀流では基本的に用いられていない。
あまりにも攻撃一辺倒の技である為に、道場の試合で使うには不安が残ると判断されたのだ。
ただ、実戦で……しかも、この妖女のような強力な敵に使われればどうか。
竹刀による試合では敵の刀の打点や刃筋をずらせば一本を免れるが、真剣、特にあの長剣では掠られただけでも命に関わろう。
試合なら相手より半瞬でも早く一撃を当てる手もあるが、実戦でそれをやれば相討ちになる公算が高い。
だから相手の技の正体を知りつつ、さな子にはそれ以上の有益な助言は出来ず。
それでもさな子の切迫した様子を察した芹沢が、更に銀時も桃太郎を庇って立ち塞がるが、妖女は駆けつつそれを避ける。
弁慶の攻撃を避ける牛若丸のような、軽やかで、複雑に動きつつも加速をやめない力強い動き。
そのまま、妖女は迎撃の構えを取る桃太郎に対して必殺の一撃を叩き込んだ。

剣が折れ、桃太郎が跳ね飛ばされる。だが、その身は辛うじて無事。
刀を犠牲にして妖女の剣の勢いを削いだ事、鉢巻に氣を注いで瞬間的に鉢金の如き強度を与えた事。
それらも桃太郎の命を救った一因ではあるが、最大の原因は妖女の首に刺さった刃。
仲間の危機を見た信乃が、折れた小篠の刃先を投げて必殺の一撃を妨げたのだ。
首に刺さった刃を抜いて捨て去る妖女。
人間なら致命傷になってもおかしくない傷だが、この妖女にはまるで堪えていないらしい。
相手の不死身性に怯みかける剣客達だが、ここで信乃が声を張り上げて一同を励ます。
「見ろ!傷を負っても血の一滴すら流れない。奴は所詮は化生。万物の霊長たる人には及ばぬ存在だ!」
陳腐とも言える人間礼賛の言葉だが、信乃が自身をも化生の存在ではないかと疑っている事を知る者には聞こえ方が違う。
中でも島に来て以来、信乃と行動を共にしその苦悩を見て来た義輝が、信乃の叫びを受けて前に出る。
「おい……」
思わず止めかける銀時だが、義輝の眼を見て考えを変えた。
先程の奇妙な空間の歪み、あれは義輝と妖女が打ち合った瞬間に起き、桃太郎が撃った中心地も二人の剣が交わった位置。
同じ「物干し竿」の名を冠する、出会う筈のない二本の剣の有り得ざる接触が原因とまではわからずとも、
義輝が妖女と闘ったのが悪かったとは見当が付いており、だから義輝はここまで前に出ず仲間の戦いを見守っていたのだ。
その義輝が急に前に出たのには、果たしてどんな成算があるのか……
見守る一同が瞠目する。
彼等の面前には剣を上段に構えた義輝……だが、仲間達が驚いたのは、妖女も全く同じ構えを取っていたからこそ。
そのまま、二人は鏡に映る像の如く同時に同様に動き出し、振り下ろした剣が真っ向から衝突した。

妖女の戦い方から、その多彩な技の中で新当流系の剣がかなりの比重を占めている事を、観察し続けた義輝は見抜いていた。
相手は他にも多彩な技を身に付けている為に苦戦しているが、信乃の言が正しければ、新当流のみの勝負なら義輝が優る筈。
故に義輝は新当流の奥義である一の太刀で勝負を挑み、予想通り、妖女も同じ技で対抗。
剣がぶつかり合った瞬間、先程と同様に空間の歪みが発生した。
空間が歪み視覚があてにならない状況では、盲人の察気術や神道流陣幕突きの奥義を究めた妖女が絶対に有利なのだが……
ぶつかり合った二つの「一の太刀」が互いを弾き、二人はすぐさま相手に対して袈裟懸けに斬り付ける。
次の瞬間、肩から切り裂かれて倒れたのは妖女の方。
歪みが発生し始めたばかりの、位相が定まらない中では、視力に頼らない妖女でも精確に敵に剣を当てるのは難しい。
対する義輝の方は、前に帆山城で塚原卜伝が見せた、歪みをも切り裂き真っ直ぐに敵を討つ剣を使った。
互いに必殺剣を繰り出して競い、その鋭さで優る事で相手を切り裂いた義輝の、完全なる勝利。
次の瞬間、床に投げ捨てられていた聖杯が爆ぜ割れる。
剣客達を倒す無敵の戦士を願われ生み出した妖女の敗北により、願望実現器としての矛盾を起こし、存在を保てなくなったのだ。
杯の中に蓄えられていた武芸者達の精華が飛び散って、この島で死んだ剣客達のそれと混じり合う。
だが、剣士達にはそれを察知し観察する余裕はなかった。
いきなり周囲の景色が砕けて塗り替わり、自分達が城の天守閣の屋根の上に居る事に気を取られた為に。

「おおっと」
危うく転落し掛けた銀時が屋根にしがみ付き、他の者達もどうにか屋根の上で体勢を整える。
井戸の底から通じる道は城に元々あった抜け道を基にしているが、非常用の抜け道にあんな広間がある筈もない。
あの空間は、果心居士が聖杯を用いて創ったものであり、それ故に聖杯の崩壊と共に消失し、剣士達を島に弾き出したのだ。
そこまでの事情は知る由もなかったが、主催者の中核の一つを破壊した事ははっきりしており、剣客達も一応の達成感を味わう。
無論、あの広間から去った居士や白洲に居た老剣客など、闘うべき敵はまだ残っているが……
「勝てたのはそなたの助言のおかげだ。礼を言う」
義輝が最初に声を掛けたのは、折れた刀を見詰めていた信乃。
それを正面から受け止められなかった信乃は刀を持つ下方に目を逸らし……それによって彼の剣の異常に気付く。
「見せてみろ」
信乃が小篠を鞘に収め義輝の剣を手に取って見ると、その刀身には無数の小さな亀裂が走っている。
自身の同一存在との接触は非常な負担であり、さしもの備前長船も耐え切れなかったのだろう。
「この剣はもう使わない方が良いな」
そう軽く言った信乃だが、義輝は大きな衝撃を受けていた。
元々、義輝は無数の名刀を蕩尽して果てた最期からもわかるように、足利家重代の多数の剣を代わる代わる使える立場にあった。
しかもそれらの剣は、それぞれに名工の手になり、足利家が手に入れる前に高名な武士の手を経て様々な曰くを持つ代物ばかり。
となると、名刀など滅多に手に入らず漸く手に入れた愛刀を長く大事に使う剣士達と比べ、剣との一体感では劣るのは当然。
だがそれにしても、剣がこのような状態になっている事に気付けなかったのは、一流の剣士としては不覚。
と言っても、義輝が愕然としたのは、何も己の不覚を羞じたからではない。
妖女との闘いで、義輝は相手を完璧に斬った……と思っていたが、それはあくまで剣が完全であるという前提での話。
剣に瑕があったのであれば、あの一撃も、致命傷とはなっても不死身の化生を即死させるには至らないかもしれない。
そう義輝が思い至った時には、妖女は既に、音も気配も無く駆けて、彼等に迫っていた。

最強を求める願いにより聖杯から生み出された妖女は足利義輝に敗れ、その矛盾の為に聖杯は砕けた。
しかし、妖女の力となった武芸者達の多くは、敗れ、致命傷を負おうとも、最後の瞬間まで足掻き続ける不屈の武士。
故に、存在の源たる聖杯が砕け、己の滅びが間近に迫った状況でも尚、妖女は敵に刃を向ける。
袈裟に斬られた傷は致命傷だが、人ならざる彼女の動きはこの程度の損傷で鈍ったりはしない。
得物の物干し竿も、燕返しにより自身の平行存在との出会いに慣れていた為か、義輝の剣とは違ってほぼ無傷。
勝利と急な空間移動によって生じた剣客達の心の隙を縫い、妖女は必殺の突きを放った。

無音で迫る妖女に気付けたのは、剣の亀裂から自身が相手を仕留め切れていないと察した義輝のみ。
その動きは未だ鋭く、槍術を応用した突きで義輝と信乃をまとめて串刺しにしようとしている。
防御しようとしても、信乃に預けた剣を取り戻して受けるのが間に合うかどうか。
仮に間に合っても、壊れかけた刀で受ければ、今度こそ、妖女の勢いを殺す事すら出来ずに砕けてしまうかもしれない。
そうでなくとも、城の屋根の上という不安定な場所であの空間の歪みを起こせば仲間を危険に曝す事になるし。
かといって義輝が避けても、未だ危機に気付いていない信乃は対応しきれないだろう。
そんな事は……己の不手際の為に仲間が犠牲になる事は、武士の棟梁たる者が決して許してはならぬ事。
故に、義輝は信乃を突き飛ばし、その腰にあった、半ばから折れた刀を引き抜きつつ妖女に向かって跳んだ。

剣の刃先が信乃の肩を刺し、血が噴き出す。
仮に信乃が、彼が心配していたように物語の画や文章の精であるならば、刃を受けて噴き出るのは血ではなく墨であるべき。
負傷して血が流れ出たという事は、信乃が、少なくとも血肉を備えた生類である事を示す何よりの証拠。
であるのに、今の信乃にはそんな事を気にする余裕は無かった。
何しろ、信乃の肩を刺している剣は、その前に、義輝を……その心臓を貫いていたのだから。
貫かれながらも、義輝は自分も剣で妖女の心臓を刺し、そのまま押し込んで妖女が信乃を深く刺すのを防ぐ。
押し合ったまま凝固したかと見えた瞬間、二人は体勢を崩し、横倒しに屋根から転げ落ちんとする。
「ちいっ!」
駆け寄った芹沢が妖女の腕を切り落とし、さな子が義輝の身体を抱き止めてどうにか落下を防ぐ。
この時になって漸く我に返った信乃が義輝を掻き抱くが、心臓を貫いた傷には既に手の施しようもない。
「後は頼んだ」
そのたった一言だけを遺して、征夷大将軍足利義輝は息を引き取った。

【足利義輝@史実 死亡】
【残り三十六名】

【ほノ参/天守閣の上/一日目/午後】

【犬塚信乃@八犬伝】
【状態】肩に軽傷、精神的ショック
【装備】小篠の鞘@八犬伝、備前長船「物干竿」@史実(亀裂)
【所持品】支給品一式、こんにゃく
【思考】基本:主催者を倒す。それ以外は未定
一:義輝の死に呆然
二:毛野の死の真偽を探る。
三:村雨、桐一文字の太刀、『孝』の珠が存在しているなら探す。
【備考】※義輝と互いの情報を交換しました。義輝が将軍だった事を信じ始めています。
※果心居士、松永久秀、柳生一族について知りました。
※自身が物語中の人物が実体化した存在なのではないか、という疑いを強く持っています。
※玉梓は今回の事件とは無関係と考えています。

【剣桃太郎@魁!!男塾】
【状態】健康
【装備】折れた打刀
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者が気に入らないので、積極的に戦うことはしない。
1:銀時、信乃に同行する。
2:向こうからしかけてくる相手には容赦しない。
3:赤石のことはあまり気にしない。
※七牙冥界闘終了直後からの参戦です。

【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康 額に浅い切り傷
【装備】木刀、
【道具】支給品一式(紙類全て無し)
【思考】基本:さっさと帰りたい。
1:当面は桃太郎達に付き合う。
2:新八の居所を探り出す。
※参戦時期は吉原編終了以降
※沖田や近藤など銀魂メンバーと良く似た名前の人物を宗矩の誤字と考えています。

【芹沢鴨@史実】
【状態】:健康
【装備】:新藤五郎国重@神州纐纈城、丈の足りない着流し
【所持品】:なし
【思考】
基本:やりたいようにやる。 主催者は気に食わない。
一:義輝の元部下を統率する。
二:五ェ門を少し警戒。
【備考】
※暗殺される直前の晩から参戦です。
※タイムスリップに関する桂ヒナギクの言葉を概ね信用しました。
※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っています。

【石川五ェ門@ルパン三世】
【状態】腹部に重傷
【装備】斬鉄剣(刃こぼれ)、打刀(刃こぼれ)
【所持品】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒し、その企てを打ち砕く。
一:主催者を倒し、芹沢の行動の記録を探す。
二:千葉さな子を守る。
三:芹沢を警戒
四:ご先祖様と勘違いされるとは…まあ致し方ないか。
【備考】※ヒナギクの推測を信用し、主催者は人智を越えた力を持つ、何者かと予想しました。
※石川五右衛門と勘違いされていますが、今のところ特に誤解を解く気はありません。

【千葉さな子@史実】
【状態】健康
【装備】磯田きぬの薙刀@駿河城御前試合、童子切安綱
【所持品】なし
【思考】基本:殺し合いはしない。話の通じない相手を説き伏せるためには自分も強くなるしかない。
一:主催者の部下として現れた女と薫の関係を探る。
二:主催者から仲間達の現状を探り出す。
三:芹沢達を少し警戒
四:間左衛門の最期の言葉が何故か心に残っている。
【備考】
※二十歳手前頃からの参加です。
※実戦における抜刀術を身につけました。
※御前試合の参加者がそれぞれ異なる時代から来ているらしい事を認識しました。

獲物を求めて城下を彷徨う東郷重位
なかなか斬るべき敵に巡り会えずにいた重位だが、城の前に来た所で足を止める。
漸く、闘うに足る存在の気配を察知したのだ。しかも、少なくとも二組。
その中でまず重位に迫って来たのは、上空から落下して来た女。
片手を失い袈裟懸けの傷を受け、更に心臓に剣を刺された、常人なら三度は死んでいる重傷者。
それでも、ぎこちない動きながら、空中で己に刺さった刀を抜き取ると、それを構えた。
死に瀕しながら尚、目に映る剣客を一人でも道連れにせんとする強靭な意志。
半死人を討つのは重位の本意ではないが、これだけの意地を見せる相手ならば、斬ってやるのが礼儀だろう。
剣を蜻蛉に構える重位。お世辞にも、上空から迫る敵を迎え撃つのに適した構えとは言えないが……
女は重位に向けて落下し、互いに相手の剣の間合いに近付く。
剣の長さでは破損していない重位の村雨が上だが、体勢では女が圧倒的に有利であり、結果、相手を間合いに捉えたのは同時。
だが動き出すのは、ほんの僅かだけ重位が早く、その瞬間、女は微動だにする間すらなく両断される。
相変わらず常識外れの速度を持つ雲燿の太刀。
だが、太刀を振り抜いた重位は剣を納めもせず、続いて現れた者達に向き直った。

「何だ!?」
声を上げたのはオボロ。横には服部武雄の姿もある。
危急にある仲間を救う為に駆けていたオボロと服部。
本来なら、重位のような剣呑な人物には関わらず、足を止めずにそのまま駆け抜けるのが正解であったろう。
だが、人が斬られる場面を見てしまえば、しかも斬られたのが仲間の危機を知らせた女となれば話は別。
そして、一度足を止めてしまった以上、そして重位の凄まじい気迫を浴びてしまえば、無視して通り過ぎるのは困難。
二人は剣を抜く。
こうして、主催者の中核の破壊もまた、彼等が目論んだ剣客同士の斬り合いを促進させる一因となったのであった。

【ほノ参/城の前/一日目/午後】

【東郷重位@史実】
【状態】:健康、『満』の心
【装備】:村雨丸@八犬伝、居合い刀(銘は不明)
【所持品】:なし
【思考】:この兵法勝負で優勝し、薩摩の武威を示す
   1:次の相手を斬る。
   2:薩摩の剣を盗んだ不遜極まる少年(武田赤音)を殺害する。
   3:殺害前に何処の流派の何者かを是非確かめておきたい。

【服部武雄@史実】
【状態】額に傷、迷い
【装備】雷切@史実、徳川慶喜のエペ(鞘のみ)
【所持品】支給品一式(食糧一食分消費)
【思考】基本:この殺し合いの脱出
一:伊東や坂本の所に戻り、宮本武蔵を斬る
二:剣術を磨きなおして己の欠点を補う
三:上泉信綱に対しては複雑な感情
【備考】※人物帖を確認し、基本的に本物と認識しました。

【オボロ@うたわれるもの】
【状態】:左手に刀傷(治療済み)、顔を覆うホッカムリ
【装備】:打刀、オボロの刀@うたわれるもの
【所持品】:支給品一式
【思考】基本:男(宗矩)たちを討って、ハクオロの元に帰る。試合には乗らない
一:服部と同行する。
二:トウカを探し出す。
三:頬被りスタイルに不満
※ゲーム版からの参戦。
※クンネカムン戦・クーヤとの対決の直後からの参戦です。
※会場が未知の異国で、ハクオロの過去と関係があるのではと考えています。

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最終更新:2014年04月03日 23:23