第6話 「守るべき何か」







 所変わってここは魔法学院本塔の最上階に位置する学院長室
 コルベールは連日ルイズが召喚した使い魔の左手に現れたルーンの事が気になって学院図書館で調べてものをしていた。
 そこで発見したものを学院長のオールド・オスマンへ報告するために、
 コルベールは先ほどまで調べていた書物『始祖ブリミルの使い魔たち』を手に、泡を飛ばしながらオスマン氏に説明していた。
「ふむ、それでその今年新しく召喚された使い魔のルーンが始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』のものであると、というわけじゃね?」
 そういってオスマンは白いヒゲと髪を揺らして、コルベールに渡されたブロントの手に現れたルーン文字の写し書きをじっと見つめていた。
「そうです!あの青年の左手に刻まれたルーンは伝説の使い魔『ガンダールヴ』に刻まれれていたモノとまったく同じであります!」
「で、君の結論は?」
「あの青年は、『ガンダールヴ』です!」
 オスマンはコルベールによって持ち込まれた『始祖ブリミルの使い魔たち』の1ページのルーン文字と写し書きのルーン文字を見比べていた。
「ふむ……確かにルーンが同じじゃ、ルーンが同じと言うことは、ただの平民だったその青年は、『ガンダールヴ』にでもなったと言うのかね?それだけで、そう決め付けるのは早計かもしれん」
「いえ……『ただの平民だった』、は少し正確ではありません。」
 少しばつは悪そうにするコルベール。
「どういうことじゃ?」
「この事が学院中に知られるのは学院としても何かと問題になると思いまして隠してましたが・・・・・・」
「なんじゃ、もったいぶらずに言いたまえミスタ・コルベール」
 辺りを見回し警戒し、コルベールは小さな声でオスマン氏に説明した。
「実はエルフなんです、彼」
「なんと!?『ガンダールヴ』のルーンの上に実はエルフじゃと?」
「ええ、確か大昔にあった『ガンダールヴ』の再来騒ぎではその者がエルフだったとかとも伝え聞いています」
「ふむ、500年程前のことじゃな。ただの偶然が重なりあっただけ、と言うわけでもなさそうじゃの。どうしたものかな」
 オスマン氏は手で自分のヒゲをいじりながら考え込んだ。
 その時ドアがノックされた
「誰じゃ?」
 扉の向こうから女性の声が聞こえてきた
「私です、秘書のロングビルです。」
「なんじゃ?」
 ロングビルと名乗った理知的で顔立ち凛々しい女性は『失礼します』といって学院長室に入室した。
「ヴェストリの広場で、決闘を始めた生徒がいるようです。大騒ぎになり始めています。止めに入った教師がいましたが、生徒達に邪魔されて止められないようです」
「まったく、暇をもてあました貴族ほど性質の悪い生き物はおらんわい。で、誰がそんな事を始めておるのかね?」
「一人は、ギーシュ・ド・グラモン」
「あのグラモンとこのバカ息子か。オヤジも色の道では剛の者じゃったが、息子も輪をかけて女好きじゃ、おおかた女の子の取り合いじゃろう。相手は誰じゃ?」
「……それがメイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔の青年のようです」
 オスマン氏とコルベールは顔を見合わせた。
「教師達は、決闘騒ぎで怪我人が出るのを防ぐために『眠りの鐘』の使用許可を求めております」
 オスマン氏はしばらく考え、何か名案を思いついたのか目を鷹の様に光らせた
「アホか。退屈な学院生活で生徒達も刺激が欲しいんじゃろう、そんな事で一々秘宝を使ってどうするんじゃ。念のために医務室を用意しておくだけでいいわい」
「わかりました。では担当のメイジに伝えておきます」
 そう言って部屋をでたミス・ロングビルの足音が遠ざかると、コルベールはつばを飲み込んで、オスマン氏を促した。
「オールド・オスマン」
「うむ、二つの要素が揃っただけではまだ偶然と言えるが、これで三つ目があるか確認できるの」
 オスマン氏は壁にかかった大きな鏡に杖を振り、そこにヴェストリ広場の様子を映し出した。


 ヴェストリ広場は日々の平穏とした学院生活で退屈していて刺激を求めて決闘の噂を聞きつけた生徒達で溢れていた。
 その人ごみで出来た輪の中心にギーシュは薔薇の造花を同じく輪の中にいたブロントに向けた。
「もうきたか、思ったより早かったな。平民の癖に逃げずに来た事だけは少し認めてやろう。もっとも貴族の名を愚弄した事は許すつもりは無いがね」
 そうギーシュが高らかと言うと周りも合わせて声を上げた。
「その生意気な平民の鼻へし折ってやれギーシュ!」
「腕の一本や二本折って自分のいる立場わからせてやれ!」
「いっそ殺して"ゼロ"のルイズが再召喚で魔法使えるかどうか見てやろうぜ!」
 ブロントに向けられた様々な嘲笑の中に"ゼロ"と持て囃す言葉が幾つか入ってることを輪の外から聞いていたルイズは唇を噛み締めていた。

 一方ブロントは自分の空の右手の感触を確認していた。
 ブロントは多少の徒手空拳の格闘技術も鍛えた事があったがかつてヴァナ・ディールで共に冒険したことがある、
 己の肉体を鋼とし戦う仲間のモンクの格闘技術と比べれば半分程度の格闘技術であった。
 更に両腕と足を素早く繰り出すのが本領である格闘では、重量のある板金鎧や腕の動きを制限する盾は最良の装備とは言えなかった。
 だが、ブロントがもっとも得意とする剣どころか他の武器も持ち合わせていないのであれば、現時点のブロントは消去法で自分の拳を武器として選ばざるえなかった。
 もっとも、ギーシュの様なひ弱そうな気障男相手に遅れを取るつもりもブロントには無かった。
「それでは始めるか、使い魔君。剣の一本も持たずその飾りの盾だけでメイジを相手にしている事を後悔していてももう遅いがね!」
 ギーシュは手に持った薔薇を振りかざすとそこから一枚の花びらが宙に舞い、それが広場の地に付いた瞬間――
 甲冑を着た女戦士の形をした人形になった。
「おいィ?タイマンだと言っていたがそれくらいも出来ない卑怯者はマジでかなぐり捨てンぞ?」
「言い忘れたな、僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。そして僕はメイジだ。だから魔法で戦う。従って僕の魔法によって作り出された青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」
 ブロントは盾を前の掲げ、拳を握って右手を腰にためた時、同時にギーシュのワルキューレがブロントに向かって突進した。
 ワルキューレが右の拳を振りかぶると同時にブロントは左の盾でワルキューレの拳を受け止めると金属同士がぶつかる大きな音が広場に響いた。
 ぶつかった衝撃で仰け反り下がるワルキューレをブロントは目で追った。
(なんだ練習相手にもならないか)
 先ほどの衝突でそう感じたブロントは半人前の拳でもこのワルキューレに通用すると判断し、カカッっとワルキューレとの距離を詰める様にして駆けた。
 ギーシュが薔薇を薙ぎ払うとワルキューレは再度拳を振り上げた。
 その拳が突き出る前にブロントはワルキューレの動きを止める牽制として左手の盾でワルキューレを強打した。
 盾を振り抜くほんの一瞬、ブロントは盾を持った手の篭手から光が漏れ出すのを見た。

「ああ!?僕のワルキューレが!?」
 ギーシュはワルキューレに再度殴らせかけた時、ブロントが神速とも言える速さで盾を振りぬいていた。
 そして金属が破裂する音と共にワルキューレの上半身が丸ごとバラバラに砕け、吹っ飛んだ。
 飛び散った青銅の欠片が傍観していた生徒達に降りかかった
「破片が飛んで危ないだろ!ちゃんと真面目に生成しろ!」
「ギーシュ!そんな平民に手加減なんてしてやらなくてもいいぞ!付け上がるだけだ!」
 事に気が付いていない観衆は不甲斐ない姿を現したギーシュをからかった。楽観視している周りと違いギーシュはかなり青ざめていた。
 下半身だけ武器を持たせなかったとは言え、ギーシュのワルキューレは『青銅』の名の通り、それなりな頑強さを与えられ作られていた。
 ラインクラス以上のメイジの魔法ならいざ知らず、平民程度相手にそう無様にワルキューレは破壊されないのである。
(そうか!あの綺麗に飾られた盾はマジック・アイテムか!だから武器も持っていないのか!ならば盾を封じれば……)
 ギーシュは冷たく微笑み再度薔薇を振るうと今度は一度にそれぞれ武器をもった六体のワルキューレを生成した。
「まずは、誉めよう。ここまでメイジに楯突く平民がいることに、素直に感謝しよう。だから僕も本気で行かせて貰う!」
 すると前二体のワルキューレがブロントに向かい同時に突進した。
「そういうお前はかかってこないのかよ―」
 ブロントの言葉を無視するように、続けざま一体のワルキューレが槍を持って距離を取りながら、ブロントの盾を誘うように左側をなぎ払った。
 ブロントがそれに反応して盾で薙ぎを受け止めるのを確認したと同時にもう一体がメイスでブロントの右側から襲い掛かった。

 ガシィン!

 振りかぶられたメイスがブロントの肩に添える所で止まり、ワルキューレの頭部にはブロントの右手が突き刺さっていた。
「―見ろ、見事なカウンターで返した」
 そう言うと同時にメイスを持った一体のワルキューレは200サント程浮き上がり、人の形をした只の青銅となって地面にぐしゃと音を立てて衝突した。
 ギーシュは言葉も無く呆然としていたが、同時にブロントも内心驚いていた。
 盾を振るった時からブロントの体は羽の様に軽く感じ、それに拳を握るその右手は幾戦と格闘をし続けた者の技術が染み付いた様に感じ取られた。
 体が自然とワルキューレの攻撃に合わせカウンターを放っていた。そしてヴァナ・ディールで見てきたモンクの仲間の技を自分自身が繰り出す様を容易にイメージできた。
「普段ではナイトだが今ではモンクタイプ。俺普段で100とか普通に吹き飛ばすし」
 周りの生徒達や騒ぎに駆けつけてきた平民の使用人達が騒ぎ出した
「おい!あの平民、素手でギーシュのゴーレムをぶっ壊したぞ!?」
「さっきの一体目はギーシュが手加減していたんじゃなかったのか?」
「凄いぞ!アイツ貴族の魔法と対等に渡り歩いている!」
 そこへブロントが一喝入れた。
「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」
 その迫力に観衆が一瞬にして黙った。
 その間我を取り戻したギーシュは必死が鬼になって叫んだ。
「ワルキューレ!」
 薔薇を振るうとギーシュを守る陣形を取り待機していた内一体を残して、三体を前に加わて合わせて四体のワルキューレでブロントに攻撃を加えた。
 一斉に迫り来るワルキューレに対しブロントは守りを固め、一切のスキを作らなかった。盾で攻撃をいなし、右手で剣撃を払った。そして避けきれぬ攻撃は鎧の強固な部分で受けとめ耐えた。
 形振りを構わなくなったギーシュはブロントに手を出させてはいけないとワルキューレに一定の距離を保ちつつブロントを囲みワルキューレに攻撃を続けさせた。
「平民の癖によくも貴族に対し歯向かったな!こうしてしまえば手も出せないだろう!」
「見苦しいし何も進展性がないのでおれは怒りが溜まってきてる」
「ふん、攻撃受けながらそんな減らず口がまだ叩けるとは、この狂犬はまだ教育が足りないと見て僕も用心してこのまま続けさせてもらうよ!」
 長得物を持ったワルキューレをブロントの前面に配置して、ブロントの両手を抑える様に攻撃をしながら、
 剣やメイスを持ったワルキューレでブロントの背後から牽制していた。
 ようやく人ごみを掻き分けてこれたルイズは震え泣きそうな声になってブロントに叫んだ。
「ブロントもういいわアンタはもう良くやったから!私の名前なんてもういいから大怪我する前に早く謝って!これ以上絶望的な戦いは続けないで!」
「それほどでもない」
 ブロントは一瞬ルイズに向かい微笑みかけて鎧をカチャと軽く鳴らしてまたワルキューレの攻撃を受け続けた。
「そうは粋がっても防御に専念するしかないな!凄い一撃は持っているみたいだが攻撃でそれを押さえ込んでしまえばなんて事は無い!さて、一体いつまで持つかな?ハハハ!」
 ギーシュが高らかと笑った。そしてその言葉に答えるかの様にブロントは言った
「攻撃を最大の防御と言う言葉はあまりに有名」
 その瞬間、ブロントは体勢を低く取り、右手を引き込み、体を捻らせた。そしてブロントの頭の中ではモンクの技の一つの姿が鮮明に映し出された。

「スピんアタッコォ!」

 叫ぶと同時にブロントは捻ったゴムがとき離れた如く、
 胴を回転させながら握り締めた拳で地面を抉り、右手でアッパーカットを突き上げて『スピンアタック』を繰り出した。
 すると、ブロントを中心に土砂と共に四体のワルキューレが同時に空に舞い上がり、そのままワルキューレ達はバラバラと降り落ち、地に突き刺さった。
 自分のゴーレムがただの鉄くずとなって崩れるのを見て、ギーシュは声にならないうめきをあげた。
 そしてブロントがゆっくりとガチャ、ガチャ、と鎧を鳴らして歩み寄った。
「お前メガトンパンチでボコるわ・・」
「ひっ!」
 咄嗟にギーシュは最後の一体のワルキューレの影に隠れた。
「ヘイ気障野郎!いつまでママのスカートに隠れるんだい?」
 ブロントがそう挑発するとガコン!という音と共に最後のワルキューレもブロントの盾の強打によって遠くに吹き飛ばされた。
 ギーシュは腰が抜けペタンと地面に座り込んだ。
「わ、わかった。ま、まいった…」
「地位と権力にしがみついた結果がこれ一足早く言うべきだったな?お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」
 ブロントはギーシュの襟首を左手で持ち上げて無理やり立たせた。
「俺は今からシエスタを脅した分、ルイズを"ゼロ"と呼んだ分、そして俺個人的な分で合計三発入れるんだが」
 そういって右手をギリリッと握り締めてみせた。
「そ、そんな!」
「仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ」
 『おい、ギーシュが負けたぞ!』とか、『あの平民、やるじゃないか…っておい誰か止めろ!』とか、
 『俺に言うな!あの使い魔の相手はしたくない!』とか、見物していた連中から悲鳴の様な歓声が届いた。

 その先何が起きたかはギーシュは良く覚えてはおらず、気が付いた時にはそのまま数日間学院の医務室で栄養食を食べるハメになっていた。
 ただギーシュの心にしっかり刻まれたのはブロントの恐ろしさと『ホトゥケ』と言うとても顔面が頑丈な存在がこの世にいるらしいとの事だった。



 一方、オスマン氏とコルベールは『遠見の鏡』で決闘騒動の一部始終を見終えると、顔を見合わせた。
 コルベールは震えながらオスマン氏の名前を呼んだ。
「オールド・オスマン」
「うむ」
「あのエルフ、魔法も使わず勝ってしまいましたが…」
「うむ」
「ギーシュは一番レベルの低い『ドット』メイジですが、魔法も使わない相手に後れをとるとは思えません。そしてあの動き!素手で魔法のゴーレムを蹴散らすなんて見た事もない!まさに『ガンダールヴ』が現代に蘇ったんです!」
「ミスタ・コルベール。『ガンダールヴ』はただの使い魔ではない」
「そのとおりです。始祖ブリミルの用いた『ガンダールヴ』。主人の呪文詠唱の時間を守るために特化した存在だと伝え聞きます。そして500年前の『再来』時はエルフの姿をしていたと言われる以外にその姿形に関する記述ありません」
「そうじゃ。始祖ブリミルは、呪文を唱える時間が長かった……その強力な呪文ゆえに。知ってのとおり、詠唱時間中のメイジは無力じゃ。そんな無力な間、己の体を守るために始祖ブリミルが用いた使い魔が『ガンダールヴ』じゃ。その強さは……」
「千人もの軍隊を相手に一人で主人を守りきる程の力を持ち、あまつさえ並のメイジではまったく歯が立たなかったとか!」
「で、ミスタ・コルベール」
「はい」
「そのエルフはなぜ先ほど先住魔法の一つも使わなかったんじゃろうか」
「はい、召喚した際に平民として振舞った方が学院で生活する上で面倒事が避けられると思い、そうする様に私が言って置いたからだと思います」
「そんな制約を自らにかけてもあれほど強いエルフなんて化け物を、現代の『ガンダールヴ』にしたのは。誰なんじゃね?」
「ミス・ヴァリエールですが……」
「彼女は、優秀なメイジなのかね?」
「いえ、努力家ではありますが、実際にメイジとしては無能というか……」
「さて、その二つの要素が一緒なのは実に不自然じゃ」
「ですね」
「無能なメイジが召喚した使い魔が『武器』も『魔法』も無くメイジ相手に戦い抜いてみせたとてもとても強力なエルフの『ガンダールヴ』。まったく、謎じゃ。理由が見えん」
「どうしましょうか……王室に報告するのも些か問題が多すぎると思いますが」
「そうじゃの、王室のボンクラどもに『ガンダールヴ』とその主人を渡すわけにはいくまい。そんなことすればいい戦道具を手に入れた、とまたぞろ戦でも引き起こすじゃろうて。それでなくともエルフを輩出したとして学院が異端審問を受ける事になるか、アカデミーの連中に珍しいエルフの実験材料として主人共々連れて行かれるじゃろう。」
「ははあ。学院長の深謀には恐れ入ります。」
「この件は私が預かる。使い魔がエルフであると言う事はくれぐれも他言は無用じゃ。」
「は、はい!かしこまりました」
 オスマン氏は杖を握ると窓際へと向かった。遠い歴史の彼方へ、思いを馳せる。
「始祖ブリミルの伝説の使い魔『ガンダールヴ』か……。いったい、どのような姿をしておったのだろうなあ」
 コルベールは夢見るように呟いた。
「始祖ブリミルが用いた『ガンダールヴ』は、あらゆる『武器』を使いこなし、敵と対峙したとありますから……」
「ふむ」
「とりあえず腕と手は八本ほどはあったんじゃないでしょうか?」
「なんじゃ?その無数の手で伝説の剣を集めていたとでも言うのかね?」
「いえ……なんでもありません……」
 コルベールはばつが悪そうに頬を掻いた。





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最終更新:2011年09月14日 06:58
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