俗称「ラッパ」。この名前で呼ばれることも多い。
知名度、人気、楽曲採用率の高さから、
金管楽器、ひいては吹奏楽の花形楽器とも形容される。
吹奏楽のみならず、オーケストラ、ジャズ全般、さらには最近のポップスのバックバンドなど、活躍の幅は広い。
そのため、KHWOのパートの中では毎年希望者が多く、倍率が高くなりがちである。
また、やっとの思いで当選しても、トランペットは
ホルンに次いで音が出辛く、壁にぶち当たって苦難する者も多い。
その上、金管楽器の中では唇の調子の維持が難しく、これもまた大きな障害となる。
しかしそれを乗り越え、果ては顧問を越えたОBもいる。
晩成型と言えるであろう。
もともとは長い一本の直管で出来ており、旗をぶら下げて行進曲を演奏するための楽器だった。当時はピストンによって音を調節する機構など搭載されておらず、演奏者は唇と息だけで音をコントロールしていた。
やがてピストンが搭載され、「管を曲げても、長さが変わらなければ音は変わらない」という理論の元、利便性のために管が曲げられ、今日目にするトランペットの形となった。
また現在でも、アイーダトランペットという管がほとんど巻かれていない物も存在する。歌劇「アイーダ」の「凱旋行進曲」等を演奏する際、これを用いることもある。旗をぶら下げて。
余談だが、構造上現在もピストンを使わず、唇と息だけで楽曲の演奏が可能ではある。が、最早こちらは超絶技巧の域であったりする。
親戚にコルネット、フリューゲルホルンという楽器がある。
どちらも柔らかい音が出るが、後者はその名の通り、音はホルン寄りである。
最終更新:2011年10月14日 23:23