金管楽器とは、文字通り、「金」属で出来た「管楽器」である。
フルート?
サックス?知りません。
差はあるものの、基本的構造は一緒である。
1、マウスピースの存在
楽器によって大きさが違う(ユーフォとトロンボーンは一緒)ものの、唇を振動させ、その音を増幅させるという基本構造は同じである。
2、音階の調節機構
トロンボーンは特殊であるが、ピストンないしロータリーと呼ばれる機構を持つ。その機構を用いて、息の通る管の長さを調節、音階を調節する。
一応トロンボーンにもロータリーが付いていたり、「バルブトロンボーン」という、ピストン式のトロンボーンがあったりもする。
木管楽器よりも構造の共通性が見られるため、限度はあるが、数週間の練習で別の金管楽器を演奏することは可能だったりするのがウリ。
しかし、木管楽器の「リード」、つまり音の源は「演奏者の唇」。
木管楽器と違い交換出来ないため、怪我をしたが最後。
そのくせ調子の維持の困難さはかなりのもの。
また唇の振動、というのが少々特殊な振動の仕方をするため、初心者はここで躓くものも星の数ほどいる。
だが逆に、木管楽器とのこの違いゆえ、木管楽器のリードほどの維持費は掛からない。
その上、材質は金属なので、手入れさえすれば何十年と使用可能である。
温度変化による音程の変化はあっても、ひび割れなどは起こさない。
演奏の難易度分、お金の掛からない楽器群である。
最終更新:2011年09月13日 01:02