徹「いえ、それより」
すこし錆びかけの鉄パイプをとった。
ちょうどいい長さ。
握りも滑らず、いい感じだ。
徹「これがいいですね」
長野「そうか、お前は剣道やってたんだっけな」
徹「綾にはかないませんけどね、それに道場式が通じるかも判りませんが」
ははは、と笑った。
ナイフをしまう。
肩を先輩にガシッと掴まれる。
真剣な面もちで先輩は言った。
【立ち絵:長野(真剣】
長野「絶対、生きることを考えろ」
徹「ええ、聞かなきゃならないことも出来たんで」
綾をちらりと見る、少し照れているようだ。
徹「それじゃあ、三十分後まで部屋にいます。
長野「ああ、わかった」
部屋で剣道式に鉄パイプで跳躍素振りをする。
少し細いが者を叩くにはいい大きさだろう。
竹刀を振る感覚で鉄パイプを振る。
まぁ、気休めなんだけどね。
───いつもの練習どおり二十分続ける。
そろそろ行くか。
【音楽:神秘的】
徹「それじゃ行って来ます」
四人に見送られて出ていく。
合流場所は港、まず、港を通り般若のお面がいないか調べる。
【場所:港】
(フラグ成立のみ)
ひとまず、ここは確認したあと、行かなければならない場所がある。
長谷川部長の死体の場所だ。
あの骨は部長が持っている可能性が大きい。
たしか、綾が悲鳴をあげた場所は・・・
たしか、こっちだ。
廃虚の途中の道、やはりそこに長谷川部長の死体があった。
部長には申し訳ないが気持ち悪い。
一度固まってまた溶けたような死体。
体をゴソゴソと調べるが、何も無かった。
そんな・・・。
アレがないと、アレは成仏しない。
こうなったら、本気で勝負か。
強い意志を持つ、そうでなければ僕は勝てない。
次に、廃墟に向かう。
【場所:廃虚】
僕はここでおとりをしなければならない。
どうすれば出てくるだろうか。
とりあえず大声を出す。
霧は薄く、遠くまで見渡せた。
あいつは、もっと濃い霧の時に現れるはずだ。
徹「出てこい!般若のお面野郎!」
しかし、何の反応もない。
少し、寂しかった。
ピッチを持つ。
徹「まだ、現れません」
長野「了解、続けてくれ」
徹「はーんにゃーのおーめーんー♪」
そこら辺を自作の歌を歌いながら歩く。
ここまで出てこないなら先に港行った方が早いんじゃないか。
ゾクン。
寒気がした。
周りの霧がだんだんとこくなっていく。
そして夜でもないのに赤い月があたりを照らす。
【効果:真っ赤に照らす】
【音楽:和風】
後ろを振り向くとさらに深い霧、白装束の般若面が立っていた。
再びピッチを取り出す。
徹「現れました」
長野「わかった!逃げろ!」
最終更新:2006年09月20日 22:19