457 名前:
狂依存 161[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 18:51:31.55 ID:e/aYr2VW
うーんと……あっ、あった。
本屋に行き、今日発売の漫画の最新刊を手に取る。
これ最近休載多いから、中々単行本化しないんだよなあ。
じゃあ、早速レジに……ん?
漫画を手に取りレジに持っていこうとした所、レジの前の棚に積んであったある漫画が目に入った。
「こ、これは……!」
僕達にピッタリの漫画じゃないかっ!!
ピンポーン!ピンポーン!
あれ?何度押しても出てこない。
お母さんは今の時間パートに出てていないけど、麻由お姉ちゃんは試験前で部活が休みだから、家にいるはずなんだけど……。
早く愛する麻由お姉ちゃんと一緒にあの漫画読みたいのに。
まあ、いいか。合鍵持ってるし。
カチャ
「ただいまー」
あれ?麻由お姉ちゃんの靴がない。何処かに出かけたみたいだな……。
「つまんないのー」
と呟きながら、何故か麻由お姉ちゃんの部屋に入る。
ふふ……どうせいないなら、色々やらせて貰おうか……。
「えいっ!」
麻由お姉ちゃんのベッドに飛び込み、枕を抱いて匂いを嗅ぐ。
ああ……麻由お姉ちゃんの匂い……最高だ……。
将来はこのベッドで二人で抱き合う仲に……。
「いやいや、将来と言わず今すぐにでも良いんだよ。ね、麻由。むちゅ……」
と、呟きながら麻由お姉ちゃんの枕にしゃぶりつく。
ああ……麻由お姉ちゃんの味がする……。このままいつまでも、麻由お姉ちゃんを感じていたい……。
ごんっ!!
「ん?」
枕にキスして悦に浸ってる途中、何やら天井から何かを叩いた様な物音がした。
だ、誰かいるのか?いや……。
「麻由お姉ちゃん?そこにいるんだね?」
シーン……
むう……無視と決め込んだか。
最近、何故か麻由お姉ちゃんは屋根裏の小部屋に篭る事がたまにある。
きっと僕の事が好きすぎて、一緒にいると襲っちゃいそうだから理性を抑える為にやってるんだろうな。
何も遠慮することないのに……。
「確かここから入れるんだっけな……」
麻由お姉ちゃんの部屋の押入れを開け、冗談によじ登り天井にある屋根裏に通じている蓋に手をかける。
ここを押せば入れるはず……よっと……。
開かない……。
中から鍵を閉めてるのか、蓋の上に何か重い物を置いて開かない様にしてるな。
「麻由お姉ちゃん、開けてよ!麻由お姉ちゃんっ!!開けなさい、麻由っ!!」
ドンドンっ!!
大声を出して天井を叩き、敢えて『麻由』と呼び捨てして挑発し麻由お姉ちゃんをあぶり出そうとする。
今日は絶対にこの漫画を一緒に見て二人の愛を深めないといけないんだから。
ドンドンっ!!
「麻由お姉ちゃんっ!!麻由お姉ちゃんっ!!」
「っ……」
う、うるせえええええっっっ!!
デスクライトで照らされた机で頭を抱えながら、そう叫びたくなる衝動をぐっとこらえる。
もうすぐ試験だし、今日はお父さんもお母さんも遅くなるので、あの馬鹿に邪魔されないように靴を持ち込んで不在を装い、ここに篭って勉強するつもりだったのに……。
何やら私の部屋でよからぬ事をしていたみたいだったので、堪らず床を叩いてここにいる事を知らせたのだけれど、今日はいつになくしつこい。
「麻由お姉ちゃんっ!!開けてよっ!!今日凄く面白そうな漫画買ってきたから、一緒に読もう。ねっ!?」
ドンドンっ!!
「うるせえっっ!!試験勉強してるんだから、静かにしろっ!!てめえと遊んでる暇なんかねえんだよっっ!!」
「そんな事言わないで早く出てきて、一緒に読もうよ。時間は取らせないから。出てこないと……」
ん?急に静かになったな?
「えへへ……麻由お姉ちゃんのパンツ……良い匂い……」
「なっ!?」
458 名前:狂依存 162[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 18:57:05.26 ID:e/aYr2VW
あいつ、まさか……?
慌てて、屋根裏部屋から飛び出て私の部屋に降りる。
「おいっ!!何してやがんだっ!!って……あれ?」
「へへ……出てきた」
おぞましい言葉が聞こえてきたので、何をしているのかと思い出てきたら大輝は私の部屋で正座して座ってただけだった。
ま、まさか……。
嵌められたのか……?
「もう……麻由お姉ちゃんったら、そんな血相変えて出てきて……本当に可愛いなあ。僕がそんないかがわしい事するわけないじゃないか」
「くっ……」
そんないかがわしい事をする奴だと思いっきり思ってるのだが、それ以上にこんな奴に嵌められた自分に腹が立った。
「匂いなんか嗅ぐわけないじゃない。こうやって大事に持って鑑賞するのが僕の趣味なんだから」
そう言うとポケットから私のパンツを取り出して、頬ずりし始めた。
「はあっ……麻由お姉ちゃん、本当にセンスが良いよ……で、一緒に見たい漫画なんだけど……」
「てめえは百回死ねえええええええっっっっ!!!!!」
ドカっ!!ボキっ!!グサっっ!!ゴスっ!!
「はぁっ……はぁっ……」
「うう……酷いよ、麻由お姉ちゃん……」
何分も殴られまくって、もう体中あざだらけ、こぶだらけになっちゃったよ……。
「どっから、どう見てもあんたの方がよっぽど酷い事してるでしょうが!ふざけてないでほら、さっさと出てけ。二度と私の視界に入ってくるなよ!」
「ああんっ!待って面白い漫画買ってきたから一緒に読もう、読もう」
襟を掴んで部屋から追い出そうとしたが、じたばた足掻いてこの場に踏みとどまる。
「あんた、さっき私が言ってた事聞いてなかったの?もうすぐ試験なんだから、てめえみたいな馬鹿を構ってる暇なんかないの!」
「お願い……少しだけで良いから……麻由お姉ちゃん、ここの所ずっと僕に構ってくれないから、寂しくて……」
「だから、今はあんたと一緒に遊んでる暇なんかないって言ってるでしょ!泣いたって駄目。そうやっていつも私を騙して碌な事しないじゃない」
「麻由お姉ちゃん……うっ……えぐっ……今までの事は全部謝るから……えぐっ……だから、昔みたいに一緒に漫画本読もう……」
昔は良くこの部屋で漫画読んだり、絵本読み聞かせてあげたりして貰ったのに最近はそういう事全然してくれないんだもん。
必死でジタバタして泣きながら、麻由お姉ちゃんに食い下がる。
この漫画だけは絶対に一緒に読まないといけないんだから……。
「ああ、もうわかった!5分だけ付き合ってやる。絶対に私の体に触れるなよ。やったら、今後お前とは一切口聞かないからな!」
「本当!?ありがとう、麻由お姉ちゃん!」
流石、僕の嫁。
何だかんだ言いながら、僕の事が好きでたまらないんだね。このツンデレお姉ちゃんは。
「えへへ……この本なんだけど……」
「どれ……?っ……」
「ね?僕たちにピッタリの本でしょ?こういうのが理想だよね?これなんか麻由お姉ちゃんに良く似ているし」
「でも、これ血の繋がっていない義理の姉弟なんだって。それじゃあ僕達とちょっと違うよね」
僕たちは血の繋がりなんか超えて生まれながらに愛し合ってるから、この漫画に出てくるどの姉弟よりも絆は深いはずだ。
「僕達も近いうちにこういう風に結ばれると良いね……って、麻由お姉ちゃん?」
何やら、じっと表紙を見つめてわなわなと震えてる様だが……。
459 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 18:58:30.14 ID:e/aYr2VW
「あんたさあ……前々からずっと思ってたんだけど、私をコケにするのそんなに楽しいわけ?」
「ん?コケにする?僕はいつでも麻由お姉ちゃんに大しては本気も本気、大マジだよ」
今更、何を言ってるんだこの嫁は?
「こんないかがわしい本見せるために、私の邪魔しやがって……もう許せんっっ!!」
どすっ!!
僕が買ってきた本を顔に投げつけ、踏んづけてしわくちゃにし、再び殴りかかってきた。
ちょっ……折角買ってきた『禁断のラブラブアンソロジー 姉×弟編』が……。
「全然いかがわしくなんかないよ!成人向けじゃないから、小学生の僕でも普通に買えたし……」
裸とか下ネタ結構あったけど、普通の漫画コーナーにあったから小学生がお姉ちゃんと読んでも問題ないはずだ。
「もう我慢できない!殺すっ!今すぐ!ここで死ねっっ!!」
「ああん、麻由お姉ちゃん……そんなに恥ずかしがる事はな……ぐええええええええええっっ……!」
「あっ……うっ…」
うっすらと目を開け、起き上がる。
また昔の夢か……。
163体が重い……今、何時なんだ?
そうだ、屋根裏部屋に閉じ込められてそれで……麻由お姉ちゃんは……!?
今度は部屋を念入りに見渡し、麻由お姉ちゃんはいないか確認する。
どうやら、いないようだ……。
室内は蝋燭とデスクライトの灯りでうっすらと照らされ、少し不気味な雰囲気が漂ってる。
部屋の中を見回して机を見てみると、机には携帯電話と蝋燭とマッチが置いてあり、机の下には僕の参考書や教科書、ノート、漫画や小説が何冊とゲーム機が入ったダンボール箱があった。
「あれ、この携帯は誰のだろう?」
机の上に置いてあった携帯は僕のでも麻由お姉ちゃんのでも無い、見覚えの無い機種。
開いてみると、着信履歴が一件あったので番号を見ると宛名が記されてない携帯の番号からの着信であった。
「ん……?この番号は……」
見覚えがある。確か麻由お姉ちゃんの……。
いや、間違いない。そう確信した後、すぐに発信ボタンを押して電話をかける。
「はい。ふふ……やっと起きたのね」
「やっぱり、麻由お姉ちゃんのだったのか……こんな所に閉じ込めてどういうつもり?」
「どうも何も今日からあなたはそこで私とセックス三昧の毎日を送るの。嬉しいでしょ」
「う、嬉しいって冗談は止めてくれよ……とにかくすぐに出るから……」
出入り口は確か床にあるここを引けば……おっ、開いた……って!?
「な、何だこれ……?」
床にある屋根裏から麻由お姉ちゃんの押入れに通ずる出入り口の戸を開くと、一面の金網が張ってあり、更にその下はダンボールがぎっしり敷き詰められて塞がれていた。
金網を必死で手で押したり、引いたりしたが全く開かない。
これじゃ、ここから出れないじゃないか……。
「くすくす……言ったでしょ。今日からあなたはそこで暮らすのよ。大丈夫。お姉ちゃんが全ての面倒を見てあげるから……」
「ちょっと!どうしてこんな事を!?これじゃ、トイレにも行けないじゃないか!早くここから出して!」
「トイレならそこの部屋の右隅に用意してあるじゃない」
460 名前:狂依存 164[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:03:11.95 ID:M2WJ4Z9E
「え?」
右隅……?
懐中電灯を照らし、その辺りを見回してみると確かにトイレの様な物が置いてあった。
これって確か以前トイレが壊れた時に家で買った簡易トイレだったっけ……?
「大丈夫よ。ちゃんと消臭剤は使ってあるし後始末も全部お姉ちゃんがやってあげるから。あ、そうだ。夕べから何も食べて無いからお腹が空いたでしょ?何食べたい?好きな物何でも作ってあげるから」
「ねえ……冗談だよね?まさかずっとこんな所に閉じ込めたりしないよね……?」
「冗談?これは、あなたをあの変質者から守るためなのよ。そうでなければ一生あなたはあの女に付きまとわれる人生を送る事になるわ。だから、そこでお姉ちゃんが保護してあげる」
「あ、あの……学校は?今日もあるんだけど……」
携帯電話の時計を見ると、既に授業が始まってる時間だった。
今まで無遅刻、無欠席でもう少しで皆勤賞だったのに……。
「今日はとりあえず欠席の連絡をしておいたわ。でも、あの女を始末するまでそこからは出せないわよ。それに……」
「あの女を抱いた罰も兼ねているからね。もう抱かないって言ったのにまた昨日セックスしちゃって。本当にイケナイ子なんだから」
「そ、それは……」
確かに言い訳できないけど……。
「それは謝るよ。本当にごめんね。もう二度とやらないから……」
「あなたって昔からそうよね。『もう二度としない。ごめんなさい』って謝っておいて、何度私を騙していたか忘れた訳じゃないでしょうね?」
「あっ……」
さっき見た夢を思い出す。
昔は『もう二度としないから、ごめんなさい』って嘘泣きしながら謝って、麻由お姉ちゃんを欺いてふざけた事を繰り返していた。
それでずっと麻由お姉ちゃんを傷つけていて……。
「う、うん。わかった。じゃあ、これは約束を破った罰としてとりあえず受け入れるから、麻由お姉ちゃんも沙耶さんに危害を加える様なことをしないって約束して。お願いだから……」
「ああん……私があんな理不尽な事言ったのに、それを受け入れちゃうなんて本当に優しい夫なのね。待ってて今暖かいご飯作ってそっちに行くから」
「え?いや、あの……もしもし?」
切れてしまった……。
もう一度かけてみたが、電源を切られていてかからなかった。
「はあ……どうしよう……」
思わずため息をついて、肩を落とす。
でも、麻由お姉ちゃんとの約束を破ったのは事実だし、散々麻由お姉ちゃんを騙してそれで傷つけていたのも事実。
だから、これぐらいの事はやられても文句を言える立場ではないのかもしれない。
「だけど、これからどうする気なんだろう?」
麻由お姉ちゃんは沙耶さんを始末するまで、僕を閉じ込めるとか言ってたけど、まさか刺したりしないよな……?
とにかく変な事しない内に出来るだけ早くここから出ないと。
こんな電気も通ってない部屋にずっと閉じ込められて生活するなんて考えただけで、気が狂いそうになる。
幸いにも明日は日曜で学校も休みなので、明日までに何とか出してもらうよう説得してみよう。
トントン
「っ!?はい」
461 名前:狂依存 165[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:05:31.52 ID:M2WJ4Z9E
「お待たせ。ご飯持ってきたわよ」
床から何か叩く音がしたので思わず返事をして振り返ると、麻由お姉ちゃんがご飯を持って部屋に入ってきた。
しかもエプロンだけ着て……。
「カツ丼にしたけど良かったかな?昨日は夕飯も食べさせないで夜通しセックスしちゃったから、お腹が空いたでしょ。本当にごめんね」
「え、うん……別に良いけど」
「良かったあ。他に何か食べたい物があったら遠慮なく言ってね。すぐに作って持ってくるから」
この薄暗い部屋で見ても眩しい位の優しい笑みを浮かべて、丼に溢れんばかりの揚げたての大きなカツが二枚乗ったカツ丼と何か冷たい飲み物を載せたお盆を置き、僕の前に座る。
「あの……麻由お姉ちゃん、本当にごめんね。沙耶さんとの事……」
「ん?もう……私の方こそさっきはごめんなさい。あんなにきつい事言っちゃって……本当に悪かったと思ってるわ」
麻由お姉ちゃんはわざとらしい口調で謝りながら僕に後ろから抱きつき、体を擦り付けてきた。
「だから……お姉ちゃんの体、好きにしていいわよ……ちゅっ、はむ……」
「ちょっ……そんなのいいから……」
耳たぶを軽くしゃぶって頬にキスし、乳房を押し付け、ズボンに手を入れてに肉棒を軽く擦り誘ってくる。
ただでさえ夕べから何も食べてない上、昨日散々やられて疲れてるのに、これ以上されたら体がもたない。
でもそんな状況でも麻由お姉ちゃんの柔らかい手に巧みに擦られて刺激された肉棒はどんどん勃起していき、更に甘ったるい香水の匂いとエプロンの布越しに背中に押し付けられた乳房の感触が欲情をドンドン誘い出していく。
「ん、ちゅっ……ふふ……ご飯を食べる前にお姉ちゃんを食べる?好きなだけ食べてくれて良いのよ……」
「あ、あのね……!お腹も空いてるし、昨日はお風呂も入ってないから今は良いや。汗臭い体に抱かれるのはやっぱり嫌でしょ?」
「ああん……別にそんなの気にしないわ。大好きな麻由お姉ちゃんの体を召し上がって欲しいのに……」
麻由お姉ちゃんの手を振りほどき、強引に体を突き放すとわざとらしく不満そうな声を漏らす。
「だからさ……ちゃんとお風呂に入って体を綺麗にしてから麻由お姉ちゃんとしたいなあ……なんて……」
とにかくこの窓も電気も無い暗くて窮屈な部屋から出たいので、お風呂に入るという口実で出れないか試してみる。
囚人だって風呂ぐらいは入るんだから、このぐらいは要求してもおかしくはないはず。
「あ……!お風呂で麻由お姉ちゃんとエッチな事したいなあ。いつもの様に体洗って気持ち良くしてくれないかな?」
「もう……本当に甘えん坊さんなんだから……そんな事言われたら、お姉ちゃんのおまんこ濡れちゃうじゃない……」
「じゃ、じゃあ……」
「良いわよ。じゃあ、ご飯食べたら一緒に入りましょう。今の内にお風呂掃除して沸かしておくから」
「ありがとう、麻由お姉ちゃん」
そう言った後すぐに屋根裏部屋から出て、お風呂の仕度をする。
一応出た後、入口の様子を見たがしっかりとまた金網が張られていた。
監禁されておいてお礼を言うのも変な気がしたが、とにかくこれで一旦この部屋から出る事が出来るのでホッと一息付いて、麻由お姉ちゃんが持ってきた食事を食べる。
麻由お姉ちゃんだって、こんな所に僕を何日も閉じ込めたままにしておくことなど出来ないはず。
何日も学校に行かなければ、学校から連絡は来るだろうし家にも先生なり友達なりが様子を見に来るだろう。
「大丈夫だよな……」
そうだ、後何日かの辛抱だ。
僕が呼び出せば、すぐにここに麻由お姉ちゃんも来るのだから、出来るだけ一緒に居るようにすれば、沙耶さんにも手は出せないだろうし、出してもらう様に説得する事だっていくらでも出来る。
462 名前:狂依存 166[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:06:07.58 ID:M2WJ4Z9E
そう考えればさほど深刻な状況ではないのかもしれない。
「麻由お姉ちゃん……」
本当にごめんなさい。約束破っちゃって……。
「大輝。お風呂沸いたわよ」
食事を終えてしばらくした後、麻由お姉ちゃんがお風呂を沸かした事を告げに再び部屋に入ってきた。
良かった……これでしばらくはこの部屋から出られる。
「うん、わかった。今行くから」
「待ちなさい。服はここで脱いで」
「へ?何で?」
麻由お姉ちゃんは僕が部屋を出ようとすると腕を掴んで制止し、服を脱ぐよう命令してきた。
「ふふ……お姉ちゃんからのお願いよ。少しでも長くあなたの裸が見たいから、ここで服を全部脱ぎなさい」
「ええっ!?いや、だから何で?」
「何でも何もないわ。いいから、さっさと脱ぎなさい。脱がないとお風呂に入れてあげないし、ここで押し倒して夕べみたいにしちゃうわよ」
僕に体を擦り寄らせて、甘えるような声で服を脱げと迫ってくる麻由お姉ちゃん。
「わ、わかったよ……!」
やたらと急かされて渋々要求どおり、服を脱ぎ裸になる。
でも何でここで脱ぐことを強要してきたんだ……?
「くすくす……良い子よ。ちゅっ……さ、行きましょうか」
頬に軽くキスした後、僕の手を引いて風呂場へと引っ張って行く。
この家には僕と麻由お姉ちゃんしかいないし、麻由お姉ちゃんには何度も裸を見られてるが、それでも全裸で家の中を歩くのはかなり恥ずかしい。
これじゃあ、隙を見て外に逃げ出す事も出来ないし……。
「(あっ……!だからか……)」
服を着たまま部屋に出したら、隙を見て外に逃げ出す恐れがあるから、脱がしてから外に出したのか……。
「さ、先に入ってて。私もすぐに入るから」
麻由お姉ちゃんに促されて先に浴室に入り、シャワーを浴びて体を軽く流す。
既に浴室にはマットが敷いてあり、いつもの様に僕を寝かせて
「これじゃ……まるで本当に囚人になったみたいだよ……」
シャワーを浴びながら、がっくりと肩を落とし、溜息を漏らして呟く。
こんな生活一日でも続けたくはない。
何とか明日までに終わらせないていつも通りの生活に戻すようにしないと……。
「囚人がこんな可愛い奥さんと毎日セックスしたりする訳ないじゃない」
「えっ?わっ……」
考え込んでる最中に突如声がしたので振り返って見ると、すかさず麻由お姉ちゃんが抱きついてきてキスをして口を塞いだ。
「ん、んちゅっ……ちゅっ、ちゅっ、んふう……ちゅっ、むちゅっ、んん……はあっ……」
「さあ……お姉ちゃんがあなたの体を綺麗にしてあげるからね……ん、ん……」
たっぷりとボディーソープをかけたスポンジで体を泡立たせた後、体を密着させてゆっくりと背中を流していく。
「あん……ん……ほうら……お姉ちゃんの体でいつも以上に念入りに気持ちよくしてあげる……ん、んん……ちゅっ……」
麻由お姉ちゃんは乳房を背中に密着させて、ゆっくりと上下に揺らす様に擦りつけ、更に手で肉棒を優しく握って焦らす様に撫で回す。
たっぷりと泡立てられ、より滑らかになった柔らかくてボリュームのある乳房が背中に押し付けられ擦られる度に、頭がチカチカする程の快楽に襲われる。
「(いや、何とか今の内にあの部屋から出してもらうよう説得しないと)」
「ねえ、麻由お姉ちゃん。やっぱり……んっ……」
「ん、んふっ……ちゅっ、んちゅっ、ん……ちゅるっ、れろっ、ちゅっ、むちゅっ、んん……れろっ、ちゅっ……」
僕がしゃべろうとするとそれを阻止するかの如くキスをして口を塞ぎ、舌を滅茶苦茶に絡ませて口内を蹂躙する。
463 名前:狂依存 167[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:12:08.88 ID:M2WJ4Z9E
あまりにも激しく口内を舌で絡ませられて息が出来ない。
「(ちょっと、しゃべらせて……)」
「ん、んふ……ちゅっ、ちゅるっ、んちゅ……ちゅっ、んん……くす……そんなお姉ちゃんにキスされるたいんだ……嬉しいわ。ほら早く横になりなさい」
漸く口を離すと、僕を押し倒して股がりボディーソープを全身にかけてスポンジで泡立たせた後、肉棒を股間に押し付ける。
「ん、んん……おちん○んは特に念入りに綺麗にしておかないとね……ん、んん……」
乳房と同じくらい柔らかい太ももに挟まれ、おまんこに近い部分でグリグリと押し付けられた肉棒はその刺激でどんどん膨張していく。
「うっ、く……」
あまりの気持ち良さに思わず顔を歪め、麻由お姉ちゃんから目をそらす。
「ん、んん……駄目よ……ちゃんと大好きな麻由お姉ちゃんの顔を見なきゃ……ん、んく……」
目をそらしたら、すかさず僕の顔を真正面にずらして強制的に自分の顔を見つめさせる。
濡れた髪とわずかに紅潮して妖しげに微笑んだ顔がやたらと色っぽく見えた。
「あん……こんなにビクビクさせちゃって……いつでも出しちゃっていいからね……」
「あの、麻由お姉ちゃん……ちょっと話が……」
「ん……?もう入れて欲しいのね。良いわよ……ん、んん……あっ、ああああぁぁぁぁぁんんっっ……」
僕の話など全く聞く耳持たず、膣穴に肉棒を押し当て一気に挿入する。
何とか話をしないと……。
「あんっ!!あなたのおち○ぽ何度咥えても良いわ……やんっ!あっ、はああんっ!!」
「麻由お姉ちゃん。本当にごめんね……沙耶さんとの事……約束破っちゃって、悪かったって本当に悪かったって思ってるよ。でも……んっ……」
「ん、んちゅっ……れろっ、べろっ、ちゅっ、むふっ、んちゅっ……ん、んふっ……」
黙れと言わんばかりに、麻由お姉ちゃんは体を倒してキスをして口を塞ぐ。
お願いだからしゃべらせて……
「ん、んん……はぁ……あなたは余計な事考えないで、お姉ちゃんで気持ち良くなる事を考えてればいいの。ほらもっと腰突き上げないさい」
「いや、でも……流石にまずいと思うんだ……僕だって麻由お姉ちゃんだって困ると思うし……あっ、ん……!」
僕が喋ると、今度は膣中の締め付けをきつくして、腰をガンガン激しく打ちつけてきた。
麻由お姉ちゃんが腰を動かす度に乳房が激しく揺れ、その様子が堪らなくいやらしく感じて更に欲情を刺激され自然に腰を突き上げた。
「ああんっ!!あっ、はああううっ……あっ、あんっ!いいわ……もっとよ……もっと突き上げなさい……あっ、あんっ!!」
二人ともここまで来ると何も考えられず、ただひたすら欲望の赴くままに腰を揺り動かしてお互いを求めあった。
麻由お姉ちゃんの中で締め付けられて、柔らかい膣壁に圧迫される感触は本当に気持ち良すぎる。
「あんっ!!もう駄目……あっ、やんっ……!!あっ、はんっ、あっ、はんっ!!やんっ、あっ、あんっ……」
激しい嬌声に刺激され、腰を突き上げる速度を更に上げて一気にラストスパートをかける。
もうイク……。
「あんっ!!あうっ、あっ……あんっ、はふっ、あんっ、あっ。イク……あっ、やああんっっ……やっ、はっ、あああああぁぁぁぁっっっ!!」
どぴゅっ!!!どぴゅるるるるっっっ!!
麻由お姉ちゃんの子宮に肉棒を思いっきり突き立てて、一気に精液を叩き込む。
この膣中に流し込む時の快楽は本当に何とも言えない心地良さを感じた。
464 名前:
狂依存 168[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:13:16.93 ID:M2WJ4Z9E
「あっ、ああああんっっ……はんっ……こんなに一杯流し込んじゃって……はんっ……ん、んんふっ……」
射精し終わると、麻由お姉ちゃんは体を倒してキスをして体を重ね合わせたまましばらく余韻に浸る。
キスをしながらお互い泡まみれでヌルヌルした体で抱き合い、肌と肌を擦り合わせてたっぷりとお互いを感じあう。
「あんっ……ちゅっ、んちゅっ、ちゅっ、んん……ふふ……まだまだ元気じゃない……お姉ちゃんがいっぱい気持ち良くしてあげるからね……」
「あの、麻由お姉ちゃん……そろそろ体流して出ようと思うんだけど……」
「ん?お姉ちゃんのおっぱいでおちん○ん綺麗にして欲しいのね。いいわよ……今やるからね……」
そう言うとすかさず肉棒を抜いて、四つん這いの体勢になり、乳房を挟みこむ。
「さあ……あなたの大好きな麻由お姉ちゃんのおっぱいでちゅよ……たっぷりと味わいなさい……」
何とかあの部屋での監禁状態を止めてもらうよう、麻由お姉ちゃんを説得したいんだけど……。
仕方ないこのまま話すか。
「あの、麻由お姉ちゃん……やっぱり……あつっっ!!」
話をしようとしたら、麻由お姉ちゃんはすかさず手に持ってたシャワーを熱を最大限上げて僕に浴びせる。
あまりの熱さに思わず体を起こして手を振り上げるが、麻由お姉ちゃんに強引に腕を押さえ込まれてしまった。
「わからない人ね……あなたは何も考えずに私を気の済むままに犯せば良いって言ってるでしょ。ほら、続きやるわよ。ん、はむっ……」
「あんっ、ちょっと萎えちゃったわね……お姉ちゃんがすぐ元気にしてあげるから……はむっ、ん、ちゅっ、れろ……はん……」
麻由お姉ちゃんはシャワーを止めた後再びパイズリを始め、先端を咥えてしゃぶり始めた。
「ねえ……話を聞いて……」
「このまま噛み切るわよ。はむっ……」
「ひっ……」
肉棒を咥えながら、僕を睨みつけて脅し、肉棒を上下に揺らす速度を速める。
以前、本当に噛んできた事があったので仕方なく身を委ねた。
「ん、はむっ、ちゅっ、んん……段々、大きくなってきたわね……あふ、あんっ……」
こんな目に合わされながらも豊満な乳房に挟まれながら、揺らされ、舌で巧みに刺激された肉棒はどんどん膨らんでいった。
本当に気が狂いそうなくらい気持ち良い……。
というか、やればやるほど上手くなっている気がする。
「こんな酷い事言われても感じちゃうなんて、本当にスケベな子……それだけ私の事が好きなのね……」
「そんな事……」
小馬鹿にした様な口調で言われた為、少しムッとなって麻由お姉ちゃんを睨む。
「くすくす、怒っちゃった?なら、どうすれば良いのかわかるわね?」
「えっ?」
「ん、はむ……この熱くたぎったおち○ぽで、お姉ちゃんのおまんこにぶち込んでお仕置きすれば良いのよ。ん、んふ……」
肉棒を胸でぐりぐりしながら、悪戯っぽい視線を送ってチロチロと先端を舐め挑発する。
さっさと押し倒してやれって事か……。
「(仕方ない……)」
「ん、はむっ、ちゅっ……やんっ!!」
起き上がって麻由お姉ちゃんを押し倒し、四つん這いにして股を開く。
「やっとその気になったのね……ほら、早くおまんこにぶち込んでえ……はんっ、あああああぁぁぁぁっっ!!」
お望みどおり、肉棒を中に突き刺して腰を動かす。
このまま麻由お姉ちゃんをイカせてその隙に風呂場から逃げ出そう。
465 名前:狂依存 169[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:14:45.02 ID:M2WJ4Z9E
「あんっ!!良いわ……その調子よっ!はっ、あぐっ……あうっ、やんっ……!はっ、ああああっっ!!」
ひたすら腰を動かして子宮を突きまくり、快楽を貪る。
いや、このまま流されてはいけない。隙を見てここから出ないと。
「ふふ……ほらあ……もっと、もっとお姉ちゃんを犯してえ……はっ、あんっ……!やっ、はあん……」
逃げ出そうとしたのを察知したのか、麻由お姉ちゃんは膣中の締め付けを厳しくして腰を突き出し揺り動かしてきた。
「あんっ!良いわ……もうイク……あんっ!!イッちゃう……はっ、はふっ!!」
あまりにきつく締め付けられた為、少し苦しくなり、その圧迫から逃れるために更に腰の動きが速まった。
「(気持ち良すぎる……)」
この締め付けといい、膣壁の柔らかい感触といい……。
更に実の姉を犯しているという背徳感が快楽を増長させていった。
もう完全に麻由お姉ちゃんの体の虜になってしまったのかもしれない。
「はっ、あんっ……もっと激しくう……あんっ、やっ……もうイっ……あっ、はっ……やああああぁぁぁぁっっ!!」
再び麻由お姉ちゃんの中で思いっきり精液を吐き出し、子宮にぐいぐい肉棒を押し込む。
麻由お姉ちゃんもがっちり締め付けて、受け入れている。
「あっ……はっ、やんっ……はああああぁぁぁぁぁんっっ……」
射精し終わった後、一気に疲労が出てきて一旦その場にへたり込む。
「(いや、休んでる暇はない)」
体がきついが今の内に逃げないと。
麻由お姉ちゃんの中に入っていたち○ぽを引き抜き、体をシャワーで軽く流した後、すぐにこの場から離れようとする。
麻由お姉ちゃんも疲れているのか、四つん這いの体勢で息を上げてそのままへたり込んでいる。
今の内に……。
「何逃げようとしてるのよ」
「えっ!?」
「まだまだこんなもんで終わらせないわよ……」
バシャーンっ
風呂から出ようとすると麻由お姉ちゃんは僕の足を掴み、そのまま起き上がった後、僕を強引に湯船へと押し込んだ。
「ちょっと何を……?」
「何をじゃないわよ。湯船につからないで出たら風邪を引くでしょうが。ほら、お姉ちゃんと一緒に暖まりましょう。ん、んふっ……」
湯船に入ったら、僕に抱きつきキスをしてきた。
あまりに激しく口を絡ませてくるため息が出来ない……。
「ん、んちゅっ、ちゅる、ん、んふっ……むふっ……ちゅっ、ちゅっ……はぁっ……」
「ちょっと、麻由お姉ちゃん。もうここから出して……」
一緒にお風呂に入ってエッチにようと言ったのはあなたの方よ。まだまだこんなもんじゃ終わらせないんだからね。さあ、入れるわよ。ん、はああああぁぁぁぁっっ!!」
湯船でがっちり僕に抱きつきながら、肉棒を太ももで擦り強引に勃起させ、また中に入れる。
「ちょっと、もういい加減に……」
「ほら、もっと腰動かしなさい。ん、んあっ……!」
結局このままくたくたに動けなくなるまで麻由お姉ちゃんとのセックスは続いた。
「ん……」
目を覚ますと再び屋根裏の中の布団の上で横になっていた。
浴室でぐったりしていた僕をここまで抱えて、麻由お姉ちゃんが運んできたのか……。
あれだけやったのにこんな力があるなんて本当に関心する。
あんな可愛い顔してるのに、とんでもない腕力の持ち主だもんな。
466 名前:狂依存 [sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:15:54.12 ID:M2WJ4Z9E
「うう……体がだるい……」
今、何時だ……?まだ夕方前か。
夕べあんなにやられた上、お風呂でも体がボロボロになるまでセックスされて、もう腰とか体のあちこちが痛い。
麻由お姉ちゃんを呼んでマッサージでも……いや、何やらかすかわからないし、やめておくか……。
がちゃっ
「あら、起きたの」
「え!?」
物音がしたので振り返ってみると、麻由お姉ちゃんが部屋に入ってきた。
「体のほうは大丈夫?あんなに激しく動かした後じゃ腰とか痛むでしょ?マッサージしてあげるからうつ伏せになりなさい」
「ええ?いや、良いよ」
まさかとは思ったてたけど、ここまで僕が何考えてるのかわかるなんて心の中を読む力でもあるのか?
「あら、まだ元気なんだ?じゃあ、さっきの続きしましょう。お姉ちゃんまだまだし足りないのよね……」
「わかったよ!じゃあ、お願い」
麻由お姉ちゃんが服を脱いで迫ってきたのを見て、慌ててうつ伏せになる。
「ふふ……じゃあ、始めるわね。終わったら湿布貼ってあげるから。ん……」
うつ伏せになった僕に跨り、ゆっくりと腰を揉み始める。
そうだ……今の内に出してもらうよう説得してみるか……。
「ねえ、麻由お姉ちゃん。わざわざこの部屋に来て食事とか持ってきて僕のお世話をするのは大変じゃない?」
「ん……大した事じゃないわ。お姉ちゃんの事気遣ってくれるのは嬉しいけど、心配しなくても大丈夫よ」
「うん……でも麻由お姉ちゃんに余計な負担をかけたくないし、大学だってあるんだからずっと家に居るわけにもいかないでしょ?それに僕もこんな薄暗い部屋にいるのはちょっと辛いかな……なんて……」
麻由お姉ちゃんにちらりと視線を向けると、聞いているのかいないのか、機嫌よさそうな顔をしていた。
「だからさ……どうせ閉じ込められるのなら、せめて麻由お姉ちゃんの部屋が良いな……そこならいつでも大好きな麻由お姉ちゃんを感じていられるし、麻由お姉ちゃんも僕の目が行き届きやすくて助かるでしょ……」
何か変質者みたいな言い分になっちゃったけど、とにかく何が何でもこの部屋で過ごすのは嫌だ。
「ねえ、お願い……麻由お姉ちゃんのベッドで一緒に寝たいな……」
わざとらしくおねだりするような口調でお願いする。
「大輝……」
「何?」
「そんな事言って、お姉ちゃんをたぶらかそうなんて本当にいけない子……そうやって私を騙してここから逃げ出そうとしてるのね……」
「う……」
下を向いて無表情でボソリと呟く、麻由お姉ちゃん。
完全にバレバレだったか……
「でも、嬉しい……私の事をいつでも感じていたいなんて……その言葉だけでお姉ちゃん、
天国にでも行っちゃそうなくらい嬉しいわ……例え嘘だとしてもあなたの口からそんな言葉が聞けるなんて」
「そ、それじゃあ……」
「もう嬉しさで頭がどうにかなりそう……良いわ、行きましょう。私の部屋に。そこを私達の永遠の愛の巣にしましょう!」
「ええ?あの?」
偉く興奮した口調でそう言った後、すぐに立ち上がって僕の手を引っ張り、下にある麻由お姉ちゃんの部屋へと降りる。
「(やった……とにかくこの部屋からは出られるみたいだ……)」
駄目元で言ってみたけど、やっぱり話せばわかってくれるんだね。
「さあ、一緒に愛を育みましょう!」
「ちょっと、落ち着いて……」
麻由お姉ちゃんは部屋に降りると同時に僕を自分のベッドに押し倒して、すかさず僕に飛び込んでキスしてきた。
467 名前:狂依存 171[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:17:03.06 ID:M2WJ4Z9E
「あふ……んふっ、ちゅっ、んちゅっ、ん、んん……ちゅっ、んちゅ……」
「ん、ちょっ……落ちつ……ん、んん……」
いつも以上に強く抱きつき、激しく唇に吸い付いてキスを繰り返す。あまりも強く抱かれて、吸い付かれてるため息も出来ず苦しい。
「あん……ん、んん……落ち着いてなんかいられないわ。あなたがお姉ちゃんをこんなにも求めてくるなんて……ほら、見て……お姉ちゃんのおまんこ。ぐちょぐちょになっちゃったじゃない……」
麻油お姉ちゃんが一旦離れた後、ベッドで股を開き、まるで泥酔したかの様な赤い顔と虚ろな目をして、ぐちょぐちょに濡れたまんこを嬉しそうに開いて僕に見せ付ける。
その様子を見て本当に頭がおかしくなったんじゃないかと心配になってしまうぐらいの異様な感じだった。
「そうよ……麻由お姉ちゃんはさっきのあなたの言葉ですっかりおかしくなっちゃったわ……もう身も心も全てあなたの物になったの……だから、早く入れてえ……」
「で、でも……もう疲れたし……」
「あら?あなたが来ないなら、またお姉ちゃんの方から行くわよ……」
躊躇ってると、麻由お姉ちゃんが再び僕に向かって来た。
どうしよう?まさかここまで変になるとは思わなかったし……。
ピンポーン
「!?」
麻由お姉ちゃんが僕を押し倒して抱きついた瞬間、呼び鈴がなった。
「ねえ、誰か来たみたいだよ……」
「そんなの後で良いわ……早く続きしましょう……」
ピンポーン、ピンポーン……
「もうしつこいわね……」
最初は無視していた麻由お姉ちゃんも、何度もしつこく呼び鈴が鳴った為、流石にただ事ではないと思ったのか僕から離れて服装を整えて、玄関へ行こうとする。
「あ、僕が出るよ!」
この好機を逃す手は無い。
麻由お姉ちゃんを強引に振りほどき、急いで玄関に降りる。
「はーい……って……」
玄関を開けると、そこには沙耶さんがいた。
まあ、呼び鈴をしつこく押してた事から何となくそんな予感はしてたけど……。
「た、大輝……いたんだ……」
「えっと……何か……?」
「うん、その……ね……」
僕が出ると、沙耶さんは何か言いにくい事がある様な顔をして体をもじもじさせていた。
いつもと様子がおかしいような……?
「あんたか……何の用なのよ?」
麻由お姉ちゃんが僕の後ろから殺気が篭った様な低い声で沙耶さんに話しかけた。
「あのね……その……ごめんなさいっっ!!」
「……へ?」
沙耶さんは麻由お姉ちゃんが話しかけてしばらくしてから、深々と頭を下げて謝った。
一瞬何が起こったのか理解できず、言葉を失う。
「あ、あの……ど、どうしたんですか?急に……?」
「どうしたも何も、今まで、その……二人に付きまとって迷惑かけてたじゃない……それで、今更だと思うけど……謝ろうと思って……本当にごめんなさい」
「ええ!?いや、それは……その……」
一体どうしたんだ……?
今まで何を言っても、聞かなかった沙耶さんが今日になって急にこんな事、言い出すなんて……。
「あのね……昨日、あの後お父さんとお母さんに大輝の事を話したのね。そしたら、その事で凄く怒られて……高校生なんかと付き合って何かあったらどうするんだって……」
「最初は反発したんだけど、段々目が覚めてきて……私、とんでもないことしちゃったんだなって……」
468 名前:狂依存 172[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:17:53.23 ID:M2WJ4Z9E
顔を青くしながら、今にも泣きそうな顔をして語る沙耶さん。
まさか、本当に……?
「私、どうかしてたよ……きっと大輝と仲良くなったのに浮かれてこんな事しちゃったんだと思う……本当にごめんね。今更、こんな事言っても信じてもらえないと思うけど、本当にごめんなさい。もう二度と大輝に付きまとったりしないから」
目に涙を浮かべながら、再び深く頭を下げる。
思わず麻由お姉ちゃんに目を向けると、予想外の出来事にどう対処してわからず困惑している僕とは違って険しい眼をしていた。
「あの、沙耶さん……そんな、頭を上げて下さい……」
「う……えぐっ……ごめんなさい……本当にごめんなさい……」
「謝らなきゃいけないのは、僕の方ですよ沙耶さん。今まで散々沙耶さんに酷い事しちゃってごめんなさい……」
同じ様に僕も沙耶さんに出来る限り、頭を下げて今までの事を謝罪する。
謝っただけでは済まない事をしてしまったと思うけど、今はそれしか出来ない。
「二人とも気は済んだかしら?」
「え?」
二人が頭を下げている最中に今まで沈黙を守ってた麻由お姉ちゃんが漸く口を開いた。
「こんな下らない猿芝居をして何を考えてるのか知らないけど、あんたが何を言おうが、もう許す気はないわ。少しでも長く生きたいのなら、今すぐここから、出てって」
「ちょっと、そんな言い方は……!」
「うん……簡単には信じてもらえないと思ってるよ。だから、私はもうどうなっても良い。でも大輝の事は許してあげて。お願いだから……」
「あんたが何言っても、もう無駄だって言ってるでしょ。どうなっても良いって言ったわね。ならさっさと死ね。今すぐ、ここで首を吊りなさい」
「いい加減にしてくれ!沙耶さんもここまで言ってるのに、どうして死ね何て言うの?」
「ああん……あなたったら……こんな猿芝居に騙されちゃうなんて本当に純真なのね。でも、大丈夫。お姉ちゃんが守ってあげるから……」
「ちょっと、止めて……」
僕が少し語気を荒げて食って掛かると、麻由お姉ちゃんは抱きついて体に頬ずりしてきた。
「うん……殺されても仕方ない事をしたとは思ってるよ。だからそうされても麻由ちゃんを恨んだりしない。でも大輝は許してあげて。ね?」
「沙耶さん……」
「あまり、長居しても迷惑だろうから今日はこれで失礼するね。今まで本当にごめんなさい。それじゃあ……」
消え入りそうな声を出しながら、頭を下げて玄関を出た。
469 名前:狂依存 173[sage] 投稿日:2011/05/08(日) 19:18:38.24 ID:M2WJ4Z9E
「ねえ……続きをしましょう……」
沙耶さんをそのまま見送り、しばらく呆然と立ち尽くしていると麻由お姉ちゃんが僕を自室へと引っ張っていく。
「ごめん……今はそんな気分じゃ……」
「あら、お姉ちゃんの部屋で過ごしたいって言ったのはあなたの方よ。だから、好きなだけ私と過ごさせてあげるわ。ほら、来なさい……」
「でも……」
「でもじゃないわ。ん、んふっ……ちゅっ……」
麻由お姉ちゃんは僕を強引に壁に押し付け、口付けしてきた。
「ん、んん……あの女の嘘泣きに惑わされちゃ駄目。あなたは私と一緒に気持ち良く過ごすことだけ考えれば良いの。さ、入りなさい」
僕を部屋に押し込んだ後、胸元を露にしてベッドに押し倒してひたすら強く抱きついた。
「ねえ、沙耶さんともう一度ちゃんと話……」
「ん、んん……ちゅっ……さあ、続きをやるわよ。私を押し倒す気がないなら、黙ってじっとしてなさい。いいわね」
「ま、待って……」
結局この後、夜が更けるまで麻由お姉ちゃんとの交わりは続いた。
でも、その間でも沙耶さんの事が頭から離れる事はなかった。
本当に僕の事、諦めが付いたのだろうか……?
「結局この手紙は渡せなかったな……」
あれからすぐ家に帰り、自室の机で悶々としながら、今日大輝に渡すはずだった謝罪の手紙を見つめる。
本当なら、麻由ちゃんに謝った後この手紙を渡して帰るつもりだったのだが、まさか大輝本人が出迎えて来るとは思わなかった。
何処かに閉じ込められて、出られない状態だと思ったから、手紙だけでも……と思ったのだけど……。
「でも、麻由ちゃんは信じてくれなかったみたいだな……」
顔色一つ変えず、猿芝居だって断じて全く相手にしなかった。
今までの事を考えれば当然か……。
「でも……」
大輝は騙せたみたいだし、良いか♪
少なくともかなりうろたえてはいたみたいだし、今頃私の事が気になって仕方ない事だろう。
「ん、んん……ちゅぷっ……待っててね、もうすぐ麻由ちゃんの魔の手から救い出して私だけの物にしてあげるから……」
写真を見て、指をしゃぶりながら自慰をしそう呟いた。
最終更新:2011年05月13日 22:47