640 名前:
狂依存 174[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:14:13.04 ID:Qja/8Qgz
「うっ……」
あれから、何度も麻由お姉ちゃんと交わった後気を失い、目を覚ますとまたあの屋根裏部屋に閉じ込められていた。
折角ここから出れたと思ったのに、やっぱりまだ出す気はないらしい。
枕元に置いてあった携帯電話で日付と時間を確認すると、既に日曜の早朝であった。
どうしよう?
とりあえず、この麻由お姉ちゃんに電話して呼び出してみるか。
トゥルルルル……
「あら、起きたの。待ってて。今、朝御飯作って持っていくから」
「あの、麻由お姉ちゃん……」
ブツ……
切れちゃった……。
その後も何度か発信ボタンを押したが、電源を切ってしまったのか繋がらなかった。
仕方ない、来るまで待とう。
それより沙耶さんだ。
どうして今になって、あんな事を言い出したんだろう……?
両親に怒られて目が覚めたって言ってたけど、あの人がそのぐらいの事で急に心変わりするだろうか?
今までの態度から考えてみると、どうも信じられない。
いや、それを言ったら、今でもあの人が僕の事をあそこまで好きだって言うのも信じられないんだけど……。
もしかして、何か悪い霊にでも憑りつかれたんじゃないかとすら思っている。
僕にとっては、それぐらい唐突な事だからだ。
「う~~ん……とりあえず、会ってもう一度話をしてみたいけど……」
もしかしたら、何かの罠かもしれないけど、何とかして沙耶さんの真意を確かめておきたい。
今まで散々、酷い事をしてきちゃったし、もし昨日の沙耶さんの謝罪が本当だったら、僕も何かお詫びをしなきゃいけない。
昨日はあんなに泣いていたし、もしかしたら……。
「待った?はい、御飯を持ってきたわよ」
沙耶さんの事をあれこれ、考えてると麻由お姉ちゃんが朝食を持ってきた。
そうだ、まずはこの状況を何とかしないと……。
「秋刀魚の塩焼きと納豆とわかめの味噌汁作ったけど、これで良かった?」
「うん……」
お盆に載せた朝食を床に置いて、僕の隣に座る。
そう言えば、昨日は一食しか食べてないんだっけか……。
「何か食べたいものがあったら、いつでも言ってね。何でもすぐ作って持っていってあげるから」
「ねえ……本当にこんな生活続ける気じゃないよね?麻由お姉ちゃんも僕も学校行かなきゃいけないんだし、僕だってこんな所にずっといたくないよ」
「私とするときは、私のベッドでやっても良いわ。でも、それとお風呂に入る時以外はここで過ごしなさい。そうでもしなきゃ、あの犯罪者からあなたを守れないわ」
「犯罪者って……沙耶さん、昨日あんなに謝ってたじゃないか。そりゃ、すぐには信じられないかもしれないけど……」
「いくら、謝ったって許す気は無いわ。それに、あんなの嘘泣き以外有り得ないじゃない。大丈夫。お姉ちゃんが守ってあげるから……」
体を擦り寄らせて、甘えるような声で迫ってくる。
冗談じゃない。こんな所でずっと過ごすなんて耐えられない。
「麻由お姉ちゃんもいい加減にしてよ。こんな暗いところでずっと過ごすなんて考えたら、気が狂いそうだし、学校にだって行きたいんだよ。もうすぐ卒業だし、受験だって控えてるんだから」
もしこのままずっと閉じ込められて学校にも行けないようになったら、一生を台無しにされてしまう。
「あら?良くそんな偉そうな事が言えるわね。あなたを自由にして、沙耶と会わせたら、またあの女を抱いちゃうじゃない」
「そ、それは悪かったと思ってるけど……」
「そう言っておいて、いつも会うたびにあの女とやってるわよね。本当にイケナイ子なんだから……お姉ちゃんの体だけで満足しなきゃ駄目じゃない……」
後ろから抱きつき、耳元をしゃぶりながら、囁く
「だから、沙耶さんもああ言ってるんだし、もう終わりにしても良いじゃない」
「駄目よ。あいつの言ってる事を信じてる内はここから、出ることは許さないわ。学校も休みなさい」
「無茶を言わないでくれ!何日も学校を休んだら、お父さん達にだって怒られるだろ。麻由お姉ちゃんだってずっと家にいられる訳じゃないだろ。お願いだから、学校には行かせて。家ではずっとここで過ごしても良いから……」
「あの女とはいつも学校帰りに会ってるわよね。それじゃあ、駄目ねよ。あなたの事だから、家に出したら沙耶の所に言って、昨日の事を聞きに行くつもりなんでしょ。そこであいつとまた抱かれたら、お姉ちゃんもう嫉妬でどうにかなりそうだわ」
「会って話しをするだけだよ。どうしても信用できなきゃ、一緒に行こう。一人では沙耶さんとは会いに行かないようにするから」
641 名前:狂依存 175[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:14:52.67 ID:Qja/8Qgz
「あの女から会いに来て、強引に引っ張ってこられたら、どうする気?どちらにしろ、一人で自由に外に出すのは許可できないわ」
「そ、それは……」
その後も何とかここから出してもらうよう、麻由お姉ちゃんを説得してみたが、一向に聞き入れて貰える気配は無かった。
確かにも沙耶さんと関係を何度も持っちゃった僕も悪いから、あまり強くは言えないけど、こんな生活いつまでも続く訳無い。
何より、麻由お姉ちゃんだって困るはずだ。
どうする?そうだ……。
ちょっと恥ずかしいけど、この手を使ってみるか。
「じゃあ、もう良いよ。出してくれないなら、麻由お姉ちゃんの事を抱かないから。沙耶さんとの事も好きにさせてもらうよ」
言ってて少し恥ずかしくなったが、本気だ。
言うことを聞いてもらえない以上、もう麻由お姉ちゃんを抱く気にはなれない。
「わかったら、これ下げてここから出てって。しばらく顔も見たくないから」
まだ少し残ってた朝食のお盆を麻由お姉ちゃんに差し出し、部屋から出るよう促す。
そう言うと、麻由お姉ちゃんは俯いたまま、しばらく黙っていた。
怒っちゃったかな……?いや、それでも構わない。
「早く出てってよ。しばらく一人になりたいんだから」
更に強い口調で退室する様に迫り、麻由お姉ちゃんに背を向けて机に向かう。
「生意気言ってんじゃないわよ……」
「え?うわっ……!」
麻由お姉ちゃんは低い声でぼそりと呟いた後、僕の腕を掴んで押し倒した。
「ちょっと、離してよ……!」
必死で腕を振って抵抗するも、麻由お姉ちゃんは力づくで押さえ込む。
「いい加減にしてくれ!ここから出してくれなきゃ、やらないって言ってるだろ。いいから、離れて……」
「大人しくしなさい!!」
ぱんっ!!
「なっ……」
それでも抵抗を続けると、麻由お姉ちゃんは鬼のような形相で怒鳴って、頬を平手打ちし跨ってキャミソールの肩紐を解いて、胸元を露にする。
「私がしたいんだから、あんたは黙ってなさい。これはお仕置きも兼ねてるって言ったでしょ。あなたの意思なんか関係ないわ」
「関係ないって……いくらなんでも、勝手すぎるだろ……!こんな扱いされて、我慢できるわけ……」
ブスッ
「え……?」
跨ってる麻由お姉ちゃんをどかすため、体を起こそうとしたら、ふいに肩に何か突き刺された痛みを感じた。
「え?な……」
痛みがした右肩を恐る恐る見てみると、カッターナイフが肩の付け根部分に突き刺さっていた。
「黙ってなさいって言ってるのがわからないの?でないと、もっと大変な目に遭わせるわよ」
「な、なっ……」
「くすくす……ちゅるっ、れろっ、んふっ……!」
何が起こったのかわからず、しばらく呆然としていると、麻由お姉ちゃんはカッターを抜き、肩の傷口に思いっきり吸い付いてきた。
「ふんっ……ちゅっ、んちゅっ、れろ……ん、んっ……ちゅっ、んちゅうっ……」
まるで血を吸い取るかの様に吸い付いたり、舐めたりして、肩の傷口を口で弄くり回す。
傷口の痛みと同時に、麻由お姉ちゃんに吸い付かれた時の心地良い感触が、何とも表現しがたい気分にさせる。
「むっ、んちゅ、むちゅうっ……はぁっ……ああ……これが愛する人の血の味なのね……」
「良い子だから、ちゃんとお姉ちゃんの言うことを聞かないと駄目よ……でないと、あなたの愛する麻由お姉ちゃんはもっと狂っておかしくなっちゃうんだから……ちゅっ……」
唇にこびり付いてた血を舐め取りながら、虚ろな目をして微笑み、顔を近づけて頬にキスをした。
「あ、あ……何でこんな……」
「ん?この前言ったでしょ。あなたがこの世で一番大好きな麻由お姉ちゃんは狂ってしまったの。あなたを愛して、あなたのち○ぽを嵌めて、ヨガリ狂う事でしか喜びを見出せない女になったのよ」
「……」
傷口に絆創膏を貼り付け、恍惚そうな声で頬を体に擦り寄らせながら、語りかける。
「ふふ……そんな顔をしたって、もう昔の私に戻りはしないから、安心して。さ、夕べの続き行くわよ……よっ、はむ……」
ズボンを引きずり下ろして、肉棒を手に取り口で咥えてしゃぶり始める。
もう何も言う気が起きず、ただ麻由お姉ちゃんにされるがままに身を委ねた。
「はふっ、ん、んちゅっ……ふっ、んん……ちゅるっ、んちゅっ、んく……」
642 名前:狂依存 176[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:16:00.56 ID:Qja/8Qgz
「ちゅっ、ちゅぷっ……れろっ、こんなに大きくビクビクさせちゃって……あんな目に遭わされたのに、本当に私とエッチな事するのが大好きなのね……ちゅ、むちゅ……」
「……こんな事して、本当に嬉しいの?」
気の無い声を出してそう語りかける。
「ええ、楽しいわ。あなたのおち○ぽを穴という穴にくわえて、しゃぶるのが今の私の最高の幸せよ。それ以外の事で麻由お姉ちゃんを満足させる事など出来はしないわ。ん、れろっ、ちゅっ、ちゅぷ……」
再びち○ぽを口にして、竿の部分をゆっくりと焦らす様に吸い、舌で玉をコロコロさせて弄ぶ。
こんな絶望的な気分の最中でも、麻由お姉ちゃんの口と舌で弄ばれた肉棒はどんどん勃起していき、絶頂寸前に追い込まれた。
「ん、ちゅっ、ちゅるっ、ちゅぷっ、じゅるっ、ん、んふっ……れろ、ん、んちゅっ、ほら……さっさと飲ませなさい……ちゅっ、ちゅる……」
麻由お姉ちゃんはスロートを一気に速めて、射精に追い込む。
その巧みな舌使いがもたらす快楽で、肉棒は爆発寸前になった。
「ん、ちゅるっ、ん、じゅるっ、ん、んん……ちゅるっ、ん……ちゅぷっ、ちゅるっ、じゅるっ、んぷ……」
びゅくっっ!!びゅくるるるっっっ!!!
「ん、んんっ……ん、んくっ……ん……はぁっ……思ったより少なかったわね……ちゅっ、ちゅぷ……」
口内で一気に吐き出された精液を満足そうな表情で飲み込み、こびりついていた残りカスを舐めとる。
「ん、ちゅっ、んちゅ……ほらあ……もっと、お姉ちゃんにち○ぽミルク飲ませてえ……」
「もう良いだろ……」
「ん?」
「麻由お姉ちゃんが僕の事、本当に玩具みたいにしか思ってないってのが良くわかった。こんな扱いされて、我慢できる訳がない。これで満足したなら、早く出てって」
麻由お姉ちゃんは肉棒を手で掴みながら、何を言ってるのかわからないと言うようなキョトンとした表情で僕を見つめる。
その目を見て、益々怒りが湧いてきた。
「早く出てけって言ってるだろ!いつも勝手な事ばかりしやがって!!もう、麻由お姉ちゃんの事なんか嫌いだ!」
「……そう」
麻由お姉ちゃんの体を突き飛ばして思いっきり怒鳴ると、俯いたまま掴んでいた肉棒を離し、服装を整えて部屋を出た。
「あ……」
その様子を見て少し罪悪感が湧き、しばらくその場から動けなかった。
言いすぎちゃったかな……?
でも、こんな所に監禁されて好き放題されるのは正直我慢出来ないし、これで少しは考えを改めてくれると良いんだけど……。
「はぁっ……」
あれから、何時間経ったのか。
気を紛らわす為に部屋に置いてあった漫画や本を読んだり、勉強したりしたが、一向に麻由お姉ちゃんの事が頭から離れなかった。
あんなに悲しそうな表情をした、麻由お姉ちゃんは久しぶりに見たかもしれない。
つい、カッとなって怒鳴っちゃったけど、あそこまで言う事はなかったかも……。
一応、僕を喜ばす為にやっていたんだよな……?
でも、こんな所に閉じ込めておいて僕を喜ばすも何もないか。
「うう……ここから、出してさえくれれば……」
そうすれば、麻由お姉ちゃんにあんな事言わずに済んだ訳だし、今頃部屋で……。
そうだ、携帯で呼び出して……いや、まだもう顔も見たくないみたいな事言っておいて、半日も経ってないのに、泣きつくような真似もちょっとな……。
「……」
一応、話をしてみるか。
携帯電話を手に取り、麻由お姉ちゃんを呼び出してみる。
「ん?出ないな……」
何処かに出かけたのかな?
床も叩いてみたが、反応は全く無いし、入口もしっかり金網が張られて出られないようにんっている。
まあ、買い物とかにもいかないといけない訳だし、家にずっといられる訳じゃないか……。
「お疲れ様でーす」
いつもの様にバイトを終え、家路に着く。
いや、その前に大輝の家に行って、麻由ちゃんの魔の手から解放してあげないと。
本当にずるいよ。お姉ちゃんだからって独り占めしようとするなんて。
私だって、自分だけの物にしたいのに……。
麻由ちゃんの監禁から救い出したら、きっと沙耶の事も……。
「へへ……ようやく、私が一番の女になるんだよね」
大輝の事を虐める麻由ちゃんなんか、二号さんで十分だ。今、行くからね……。
おっと、早速未来の二号さんが来たか……。
私が家に来ることを見越して、待ち伏せしてたみたいだね。
643 名前:狂依存 177[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:17:04.65 ID:Qja/8Qgz
「ま、麻由ちゃん……どうしたの……」
沙耶のバイト先の付近で待ち伏せして、鉢合わせる。
どうせバイトが終わった後、大輝を奪いに家に来ると思ってたが、一応逃げ出さない様に近くで待ち伏せしておいた。
いかにもわざとらしく、済まなそうな顔をしてるのを見て、余計に腸が煮えくり返る気分がした。
「ちょっと、話があるわ。ついてきて」
「うん……」
「お邪魔します……」
沙耶を自宅へ連れて行き、中に入れる。
家に連れてくる間、二人とも何の会話もせず、ただ黙って歩いていた。
「ねえ、大輝は……?」
「さあ……何処かに出かけたみたい」
「そう……」
辛そうな顔をして俯き、私から視線を逸らす。
「麻由ちゃん……本当に今までごめんね。麻由ちゃんにも大輝にも辛い思いをさせちゃって……許してもらえるとは思ってないけど、悪かったと思っているのは本当だから……」
「だから、大輝の事は許してあげて……私はどうなっても良いから……お願い……」
「いつまで、そんな下らない猿芝居を続ける気?そうやって反省する振りをして、大輝を油断させて、私から奪うつもりなんでしょうけど、そんな手が私に通用すると本気で思ってるわけ?」
「猿芝居なんて、酷い……。ううん、そう思われても仕方ないよね。でも、私の事はともかく、大輝の事は怒らないであげてよ……大輝は全然悪くない。私が全部悪いんだから……ね?」
と、涙を流しながら必死で反省してる振りをして、私に大輝を解放する様に訴える。
自分の猿芝居がバレてるのなんかとっくの昔に気づいている癖に、尚もこんな泣き真似を続ける糞女の神経に少し感心してしまう。
「ええ、別に大輝に怒ってなんかいない。全部、120%あんたが悪いと思ってる。でもあんたが余計な事をしたせいで、私と大輝の夫婦生活は滅茶苦茶になったわ」
「だったら……」
「そうね……あんたが本当に反省しているというなら、それを証明してみなさい。ほら」
そう言って、あらかじめソファーの後ろに置いてあった物を取り出し、沙耶に差し出す。
「これは……?」
「見てわからない?ロープとナイフよ。何でもするって言ったわよね?なら、それを使ってさっさと死になさい」
「ええ……!?」
「何、驚いているのよ?昨日、自分で殺されても構わないって言ったわよね。だから、その言葉を信じて、せめてもの慈悲で、あんたに自分で死ぬ権利を与えてやるわ」
「首吊りを選ぶか、ナイフで頚動脈を切るか……ああ、電車に飛び込んだり、屋上から飛び降りるとかでも良いわよ。苦痛が少ない死に方を選んで良いわ。ほら、早くなさい」
畳み掛けるように、沙耶に自害する様に促す。
もちろん、脅しなんかじゃない。本気だ。
こいつが自分で死んでくれれば、私と大輝は何の障害も無く、結ばれて永遠に幸せに暮らせる。
今頃、大輝は私が電話に出ないので、一人で胸が張り裂けそうなくらい寂しくて不安な思いをしている事だろう。
『麻由お姉ちゃん、さっきは怒鳴ったりしてごめんなさい。早く僕の所に来てエッチしよう』って思ってるに違いない。
待っててね……もうすぐ、行くから……。
「うっ……そっか……わかったよ」
少し考え込んだ後、机に置いたロープを手に取り、辺りを伺う。
そして、リビングのドアノブにロープをかけて、首に巻きつけた。
まさか、本当に死ぬ気か……?いや、それならそれで一向に構わない。
そのまま、早く死ね。
お前なんかに何の未練も無い。
「ねえ、死ぬ前に一つだけお願いがあるんだけど、いいかな?」
「何?一応、話だけは聞いてやるわ」
「もう一度、大輝と会わせて欲しいの……会って、ちゃんと謝りたいから……。信じてもらえないかもしれないけど、私が今でも大輝の事、愛してるの。だから、せめて最期に顔だけでも見させて……」
首にロープを巻きつけた所で涙を浮かべ、私にもう一度大輝と会わせろと訴えかけてきた。
「ふーん……わかったわ」
「それじゃあ……!」
「そんなに早く死にたいんだ。良いわよ、手伝ってあげる」
「え……?あっ!がはっ……!」
沙耶の所に近づき、首に巻きついてあったロープを一気に締め付ける。
この女、やっぱり本気で死ぬ気は無かったみたいね。
644 名前:狂依存 178[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:18:50.79 ID:Qja/8Qgz
「おら、早く死ねよ。あんたが死ねば全ては解決するんだ」
「あっ、がっ……はぐっ……」
沙耶は必死でロープを手に取り、歯を食いしばって抵抗する。
早く……早く、くたばれっ!!
「ぐっ……あっ、がっ……」
更に強く締め付けると次第に顔色が悪くなり、抵抗も弱まってきた。
ふふ……やっと、私達に安息の日々が……
バンっっ!!!
「っ!!??」
突然、足に強烈な電流の様な衝撃が走り、その場に倒れこむ。
一体何が……?
バンっっ!!
「あっ……!」
「はぁ……はぁ……げほっ……!」
ギリギリ間に合ったか……。
麻由ちゃんが気絶したのを確認し、手に持っていたスタンガンをポケットにしまう。
もう少し出すのが遅かったら、本当に死ぬところだった。
「くすくす……まさか、こんな物を持っていたとは思わなかったみたいだね」
予定ではバイトが終わったら大輝の家に行き、もし中に入れてくれなかったら、これで威嚇して強引に入るつもりだったのだが、ちょうど麻由ちゃんがわざわざ迎えに来て中にまで入れてくれたのでその必要もなくなった。
「くっ……」
おっと、モタモタしている暇は無い。早く大輝を探しに行かないと。
違法ギリギリの強力なスタンガンとは言え、そう長く気を失っていられる訳ではない。
念のため、倒れている麻由ちゃんを体育座りの様な態勢にし、ロープで手首と足首を繋げて縛って動けなくしてから、リビングを出て大輝を探しに出る。
「えっと、まずは二階を探してみるか」
大輝の部屋には……いない。麻由ちゃんの部屋も見てみたが、いないな……。
「うーん……何処だろう?家にはいないのかな?……っ?」
麻由ちゃんの部屋で考え事をしていると、何か音楽が聞こえたので机の上を見たら、携帯の着信音が鳴っていた。
何だ麻由ちゃんのか……。
一応携帯を開いて見てみたが、私の知らない人からの電話だったのでそのまま置いて無視した。
ちょっと、1階も見てみるか……。
どんっ!!
「っ!?」
1階を探そうと部屋を出ようとしたら、突然天井から何か叩いた様な物音がした。
な、何かいるの……?
どんっ!!どんっ!!
また物音がしたので、ふいに天井を見つめる。
「見-つけた」
ああ……ダーリン……こんな所に閉じ込められてたんだね。
そうか、さっきの電話やっぱり大輝からだったのか。
可哀想に……今、未来の妻である私が助けてあげるからね。
さて、何処から入るのかな……ここかな?
押入れを開けるとダンボールがびっしりと詰まっていた。
なるほど、こうやって入口を塞いで中から出られないようにしていた訳か。
ダンボールを一つ、一つどけて中を見ると、押入れの天井に金網の様な物が取り付けられていた。
ずいぶんと厳重に塞いであるんだな……。
金網を引いて外し、取っ手を回して押すと扉が開いた。
ああ……やっと、大輝に会える……。
そう胸を躍らせながら、天井裏に入り込んだ。
「麻由お姉ちゃん?良かった……何処かに出かけてたの?」
「大輝……ここにいたんだね……」
「へっ!?その声は……?」
私が声をかけると、大輝は驚いて懐中電灯を私に照らす。
その光が眩しくて一瞬手で目を遮ったが、すぐに私である事を確認させる為、手をどけて大輝に目を向けた。
「ええっ!?な、何でこんな所に……?」
蝋燭とデスクライトで薄暗く照らされた部屋でも良くわかるぐらい目を丸くし、固まった表情をして驚いている。
「
645 名前:狂依存 179[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:19:59.04 ID:Qja/8Qgz
「そんな事は良いから、早くここを出よう。ね?」
「えっ、あっ……いや……」
状況が飲み込めず固まっている大輝の手を引き、強引にこの屋根裏部屋から一緒に出て、大輝の部屋へと連れて行く。
「い、一体どうしたんですか?ま……ね、
姉さんはどうしたんです?」
「どうしたも何も、大輝に謝りに来たんだよ。どうしてももう一度今までの事を直接謝りたくて……」
「うっ……えぐっ……本当にごめんなさい……私のせいでこんな目に遭わせちゃって……」
「い、いや……それはもう良いですから、何で家にいるんですか?姉さんも家に居るんですよね?」
「ん……麻由ちゃんは今、下に居るよ。どうしても謝りたくて、無理言ってここの場所を教えて貰ったんだ。本当にごめんね……」
「沙耶さん……」
嘘泣きしながら大輝に抱きつき、頬をスリスリさせながら、今までの事を謝る。
ああ……久しぶりの大輝の温もり……これだけでイっちゃいそう……。
もし、これが嘘泣きだって知ったら大輝はどう反応するだろうか?
怒って、沙耶を押し倒して滅茶苦茶に犯しちゃうかもしれないね。
ああん……想像しただけで濡れてきちゃう……今すぐ嘘って言っちゃおうかな……。
「うっ……えぐっ……本当にごめんね……ごめんね……」
「あ、あの……本当にもう良いですから……僕の方こそ、今まで沙耶さんに酷い事しちゃって本当にごめんなさい……お詫びに僕が出来る事なら何でもしますから……だから、本当にごめんなさい……」
大輝も本当に済まなそうな顔をして、私に今までの事を謝る。
何でもか……じゃあ、沙耶と一緒に婚前旅行にでも連れてってもらおうかな。
いや、いっそ麻由ちゃんの目の前でセックスして私達が愛し合ってる所を見せ付けてやるのもいいかも……。
「うっ……謝らなくても良いよ……大輝は全然悪くないんだから……」
「何、やってんの……!」
む?もう、来ちゃったか。
もう少しこうしていたかったのにな……。
「え……?」
地獄の底から出てきた様な低い怨念を篭った声が聞こえてきたので、顔をあげたら、麻由お姉ちゃんが鬼の様な形相をして僕達を睨み付けて、迫ってきた。
「ちょっ……どうしたの、一体……?」
「早く、大輝から離れて……」
「ま、麻由ちゃん……」
その異様な様子に恐れおののいたのか、沙耶さんが僕の腕にしがみ付き、後ろに隠れる。
「いいから、落ち着いて……ね?」
「待っててね、あなた……今、そこにいる害虫をお姉ちゃんが始末してあげるから……」
「害虫って……沙耶さん、こんなに謝ってるんだから、もういい加減許してあげてよ。僕も悪かったんだし、沙耶さんだけが悪いわけじゃないんだから…」
「離れろって言ってるのが聞こえないのっ!!殺してやる……殺してやる……!」
「……!」
麻由お姉ちゃんがナイフを手に持って、沙耶さんに迫ってきた。
「あなたあ……早くどいてえ……その女をこの世から、葬り去らないと私達に幸せは来ないの……だから、そこをどいて……」
「いいから、そのナイフを置いてっ!!」
ど、どうする……?何とか沙耶さんを逃がさないと……。
「こんなに謝ってるんだから、もう終わりにしたって良いだろ。とにかく、そのナイフを置いてくれ」
「殺す……絶対に殺す……殺す……!」
「ナイフを置けって言ってるだろ!」
「あんっ!」
そう叫んだ後、とっさに麻由お姉ちゃんの手を掴み、ナイフを振り落とす。
「お願い……離して……!もう我慢できないの……そんな、泣いてる振りして私達をおちょくって面白がってるその女がもう許せないの!」
「だからって、こんな真似して何になるんだよ!とにかく、そんな物騒な物を振り回すのは止めてくれっ!!」
「もう、止めてっ!!」
僕と麻由お姉ちゃんが取っ組み合いをしている最中に沙耶さんが前に出てきて、僕達の間に割って入った。
「今回の事は全部私が悪いの……だから、大輝も麻由ちゃんも悪くない……だから、こんな事はもう止めて……」
沙耶さん……。
「この女、まだ……!」
「沙耶さん。もうわかりましたから、今日は帰って下さい。何があったか知らないですけど、これじゃ話が進みません。姉さんも少し頭を冷やして……ね?」
こんな状態では沙耶さんがいると、麻由お姉ちゃんから話を聞くことも出来ない。
とにかく、沙耶さんをここから逃がして麻由お姉ちゃんから遠ざけないと……。
646 名前:狂依存 180[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:21:11.02 ID:Qja/8Qgz
「うん、わかった……今日はこれで帰るね。でも、一つだけお願い。麻由ちゃん、大輝はもう許して自由にしてあげて。それが約束出来ない様なら、私も引き下がれないから」
「消えろよ……」
「麻由ちゃん!」
「いいから、さっさと消えろっっ!!私達の前から永遠に消えうせろっ!!」
「……」
僕にしがみつきながら、麻由お姉ちゃんがそう叫ぶと沙耶さんは黙って部屋から出てそのまま家を出た。
とりあえず、最悪の状況は脱したか……。
「麻由お姉ちゃん……」
「うっ……うっ……」
沙耶さんが家を出た後も麻由お姉ちゃんは、しばらく何も言わず僕にしがみついて泣いたままだった。
落ち着くまでもう少しこのままにしとくか。
それにしても二人の間に何かあったのだろうか?
いきなり、沙耶さんがあの部屋に入ってきた時は心臓が飛び出るぐらい驚いた。
沙耶さんは麻由お姉ちゃんに場所を教えてもらったとか言ってたけど……。
麻由お姉ちゃんのこの様子では少なくともそれは嘘だろう。
これではしばらく何があったのか、二人から聞き出すのは無理だろうし、知らないほうが良いのかもしれない。
「ううっ……うっ……」
「落ち着いた……?」
「うん……ごめんね……」
「別に僕に謝る事はないよ」
ようやく泣き止み、僕から離れる。
何から話そう……?
「あなた……酷い事しちゃってごめんなさい……お姉ちゃん、どうかしてたわ……」
「僕の方こそ、さっきは怒鳴ったりしてごめんね。麻由お姉ちゃんは、僕の事考えてやってくれてたのに、あんな言い方しちゃって……」
「ううん……良いの。あんな事をされたら怒るのは当たり前なんだし、そんな事気にしなくて良いわ」
「ねえ、麻由お姉ちゃん……沙耶さんの事なんだけど、何かあったの?明らかに普通じゃなかったけど……」
「許せないのよ……あんな嘘泣きして、私から大輝を奪おうとしているあの女が……気持ちわかるでしょ……?あなたがあんな変質者に付きまとわれてるってだけで気が狂いそうになるのよ……!」
「それは……」
僕と麻由お姉ちゃんの立場を逆にして見れば、気持ちは痛いほど良くわかる。
麻由お姉ちゃんが変な男に付きまとわれて、無理矢理いやらしい事されたりしたら、僕だってその男の事を許せないし、下手したら殺してるかもしれない。
だから、一方的に責めるつもりはないし、僕だって沙耶さんと何度も関係を持ってしまったんだから僕だって麻由お姉ちゃんに恨まれても仕方はない。
わかってはいるんだけど、目の前でナイフ振り回して殺すなんて言われて黙っている訳にも行かない訳だし……。
「ねえ……」
「ん?何……んっ!んん……」
麻由お姉ちゃんは僕に声をかけると突然、僕に抱きついてキスしてきた
「ん、んちゅっ、ちゅっ……ん、んふっ……ねえ、お姉ちゃんの事、思いっきり抱いて安心させて……お願い……」
体を密着させて胸を押し付け、
「え……?でも……」
正直、そんな事する気分じゃないんだけどな……。
「じゃあ、私が気持ち良くさせてあげる。ほら……」
そう言うと、屈んで僕のズボンを引きずり下し、肉棒を露出させて乳房で挟み込みパイズリを始める。
「ん、んん……んちゅっ、ちゅっ……ん、ちゅっ、ん……」
すがりつく様な表情で、乳房を擦り、先端をキスして必死で僕を気持ち良くさせようと頑張っている。
元々こんな事されて喜ぶような気分ではなかったが、それでも豊満なおっぱいで持ち上げられるように擦られて、刺激されたち○ぽは段々と勃起してきた。
「ん、んん……ちゅっ、ん、んん……いっぱい、気持ちよくなってね……ん、ちゅっ、んん……」
毎度のことながら麻由お姉ちゃんのおっぱいがもたらす快楽に抗える事が出来ず、どんどん膨張していって、射精寸前にまで追い込まれていった。
そこまで必死にならなくても良いのに……。
「ん、ちゅっ、んちゅっ……ちゅっ、はむっ……ほら……早く出してえ……むちゅっ、ん、んん……」
麻由お姉ちゃんの舌使いと乳房の動きを激しくして、更に肉棒に快感を与えて行く。
段々と気分が乗ってきたのか、美味しそうに口で咥えてコロコロと舌でカリを刺激し、挑発する様な目線で僕を見つめ、それが更に欲情を刺激していった。
「ん、ぺろっ、ん、ちゅっ……ちゅっ、ん……ほら、早くう……ん、ちゅっ……」
「麻由お姉ちゃん、もう……」
もうイキそうだ……。
647 名前:狂依存 181[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:39:15.89 ID:/KyV8eff
「んくっ……良いわよ……さあ、早く出してえ……はむっ、
「ん、ちゅっ、ちゅぷっ……ん、んちゅっ、ちゅう……ん、んぷ……ちゅっ、んちゅっ…ん、んくっ……」
出る……!
どぴゅっっ!!どぴゅるるるるっっ!!
「ん、んふっ……むふっ、ん、んくっ……ん、んん……」
麻由お姉ちゃんの口内で一気に射精し、喉の奥にまで精液を流し込む。
麻由お姉ちゃんもしっかりと竿を押さえて、精液を飲み干している。
「ん、ん……はぁっ……ちろっ、ちゅっ……ほうら、まだまだ行けるでしょう……ちゅっ、ちゅるっ……」
残りカスを綺麗に舐め取り、亀頭をキスして色っぽい上目遣いで再び挑発する。
その舌使いと色っぽい視線で再び欲情を駆り立てられてしまった。
「ん、んふっ……ちゅっ、ひゃんっ!」
堪らず麻由お姉ちゃんを押し倒し、股を開いて既に勃起した肉棒を押し当てる。
「ああんっ……早く入れてえ……悪い事いっぱいしたお姉ちゃんのおま○こを好きなだけ犯しまくってえ……はっ、はあああああぁぁぁっっ!!」
リクエストに応えて、一気に挿入し腰を動かす。
最近は麻由お姉ちゃんが上になって入れて来たから、自分からやったのはしばらくぶりな気がした。
「はんっ!!ああっ、はんっ……良いわ……もっと…もっと突いてえ……!はんっ、やっ、はっ、ああああんっっ!!」
淫猥な声を上げて、腰を振り中を締め付ける麻由お姉ちゃんにますます興奮し、がむしゃらに子宮を突きまくる。
「はんっっ……あっ、凄い……!はんっ、気持ち良い……そこっ、あんっ、はっ……あっ、はんっ!!あっ、はあああんっっ!!」
「あんっ、もっとよ……もっと犯してえ……!お姉ちゃん、滅茶苦茶に犯しまくってえっ!!はんっ、やっ……あんっ!!」
腰を使って、ピストンを速めて中をひたすら責める。
麻由お姉ちゃんもそれに応じて、締め付けをきつくして腰を振るスピードを上げてきた。
「あんっ!!良いわっ!もう、あんっ!!駄目……!あんっ、あっ……あんっ!!はっ……はぐっ……あっ、あああっっ!!」
肉棒を突くたびに、結合部から愛液が飛び散り、それが堪らなくいやらしく感じてもっと欲情を刺激した。
そろそろイキそうだ……。
腰を手で抑えてラストスパートをかける。
「はんっ!!あんっ!!良いわ……早く出してえっ!あんっ……はっ、やんっ……あっ、あんっ!!はあっ!!あああぁぁぁっっ!!」
648 名前:狂依存 182[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:41:44.68 ID:60CBdz5G
「はんっ!!あんっ!!良いわ……早く出してえっ!あんっ……はっ、やんっ……あっ、あんっ!!はあっ!!あああぁぁぁっっ!!」
びゅっ!!びゅくるるるるっっ!!!
ほぼ同時に絶頂に達し、一気に膣中で精液を吐き出す。
麻由お姉ちゃんも足を僕の体に絡めて、逃がさないと言わんばかりに受け止めている。
「はっ、やんっ……はああああぁぁぁぁぁっっ……」
「はぁっ……はぁ……」
射精し終わった後、麻由お姉ちゃんの体に倒れ込み、しばらくの間お互い余韻に浸った。
「ねえ、大輝……」
「うん?」
「今日はごめんね……酷い事一杯して……痛かったでしょう?お姉ちゃん、どうかしてたわ……」
「い、いやそれは良いよ。大した怪我じゃなかったんだし。それよりも……」
「あの女の事なら、謝らないわ。あの女はどうしても許す事は出来ないの。わかってくれるわよね?」
「うん、気持ちはわかるよ。でももう終わりにしよう。沙耶さんだって、あんなに反省してるんだし」
「お願い……私の言うことを信じて。あいつは反省なんかしていない。私からあなたを奪って、私達の人生は滅茶苦茶にするつもりなのよ。だから……」
「麻由お姉ちゃん……」
確かに、急にあんな態度を取り始めたのはおかしいとは思う。
でも、嘘をついてるようにも見えなかったし……。
「大輝……お願い……私のそばから、離れないで……もうお姉ちゃんあなたなしじゃ、生きられないの……ずっとそばにいて……」
僕にしがみつき、すがるような声でそばにいてくれとお願いする麻由お姉ちゃん。
その様子を見て胸が締め付けられる様な気分が湧いてきた。
「大丈夫だよ……ずっとそばにいるから……」
麻由お姉ちゃんをそっと抱き寄せて、そう呟く。
こんな弱々しい麻由お姉ちゃんは初めて見たかもしれない。
それだけ、沙耶さんに取られるんじゃないかと不安に思ってたという事なんだろう。
こんな気持ちに二度とさせちゃいけないよな……。
「うん、ありがとう……」
麻由お姉ちゃんは嬉しそうに微笑み、僕の胸に頬ずりして甘えてくる。
その仕草が思わず見とれてしまうくらい、とても可愛らしい。
649 名前:狂依存 183[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:44:24.07 ID:KBnFab1T
「ほらっ……また、続きしよう……」
「うん……」
そうしてそのまま、二人が力尽きて寝込むまで抱き合った。
こんなに心地良く、麻由お姉ちゃんを感じたのは久しぶりかもしれない。
後は……沙耶さんだよな……。
「すー……」
寝ちゃったか……。
あれから思う存分愛し合った後、大輝はそのまま寝込んでしまった。
本当に可愛い寝顔……。
この寝顔を見てるだけで、おまんこが疼いて来ちゃうわ……。
あんなに酷い事したのに、私がちょっと泣いた振りしただけでこんなに懐いちゃうなんて……。
「ふふ……そんなにお姉ちゃんの事好きなのね……」
この子は私の事をこの世で一番愛してる。
私がいなかったら、すぐに泣き出して自殺しちゃうぐらいに。
もう、身も心も私無しでは生きられない体になっているのよね。
「大丈夫よ……麻由お姉ちゃんはずっとあなたのそばにいるからね……」
可愛い寝顔にキスして毛布を掛け、ベッドから出て着替える。
「後は、あの泥棒猫ね」
今日は仕留め損なったけど、近い内に必ず殺してやる。
そうでなければ、私達に幸せは来ないのだから。
翌朝―――
「じゃあ、いってきまーす」
大輝が家の門を出て、麻由ちゃんに見送られながら学校に行くのを物陰から見届ける。
ああ、良かった……無事監禁を解いてくれたんだね……。
これも沙耶のおかげだよね。
何か、ご褒美が欲しいな……。
今度デートして……ホテル直行で沙耶の事一日中犯して欲しいなあ……。
「やだ♪想像しただけで、あそこが疼いちゃう……」
こんな事考えるなんて、本当に私って変態になっちゃった。
「へへ……今日にでも誘っちゃおうかな……」
「いつまで、そこに隠れてる気?」
声がしたので見てみると、麻由ちゃんが門の前で私に背を向けたまま、私に話しかけていた。
おっと、流石麻由ちゃん。隠れているのに気づいていたか。
まあ、バレたんなら仕方ないか。
「ま、麻由ちゃん……おはよう……」
またわざとらしく、バツが悪そうな顔をして私に挨拶する。
「何しに来たの?死ぬ決心でもついた?」
「えっと、今日大学あるよね?良かったら一緒に行こうかなって……」
650 名前:狂依存 184[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 03:46:13.22 ID:EKHqgMOa
「遠慮しておくわ。あんたなんか友達でも何でもないし、もう死んでも許す気は無いから」
昨日あれだけの事をしたのに、まだこんな演技続けて、何考えてるのよこの女は。
「あ、昨日の事なら本当にごめんね……あのスタンガンはいつも護身用に持ち歩いてる奴なんだ……つい、反射的に手が出ちゃって……」
「ふーん……つい私が気絶した時、手と足首を縛り付けて動けなくしたね……」
本当に私を怒らせるのだけは上手いわね。
そんなに死にたいのかしら?
「あ、あれは……そ、そうだ……!大輝の事はもう許してくれたんだね!ありがとう。それがわかっただけでも安心したよ」
「大輝の事なら、自由にしてあげたわ。どうせ、この後もあの子に付きまとうつもりなんでしょうけど、もうあんたの思い通りにはさせないわよ。昨日は仕留め損なったけど次は覚悟しておきなさい」
今度は絶対に逃げられない機会を作って、必ずこの醜いメス豚を始末してやる。
「そんな……うん……でも、仕方ないよね……私の事はどうでもいい。大輝の事を自由にしてあげただけでも私は満足だよ」
「あら、麻由ちゃん。おはよう」
「あ……お早うございます」
通りがかった隣のおばさんがごみ捨てから帰ってきたのか、挨拶してきた。
「あ、じゃあもう行くね……」
「あ、うん……じゃあね」
沙耶はおばさんが挨拶したら、軽く会釈してそそくさとその場から立ち去った。
「今の子、麻由ちゃんのお友達?」
「ええ……大学の……」
「そう、可愛らしい娘ねえ……」
もう友達などとは微塵も思っていないのだが、世間体もあるので必死で作り笑いを浮かべてそう答えた。
嘘でもあの女が友達と言うのは本当に辛い。
でも近いうちに必ず殺してやる。
必ず……。
最終更新:2011年06月25日 16:43