狂依存 第27話

449 名前:狂依存 254[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:09:14.77 ID:lA22Hqmu
「へへ……はふっ、ん、ちゅっ、んふうっ……」
学校帰りの大輝を捕まえ、自宅に連れて行ったら、すぐに私を押し倒して、キスしてきた。
「ん、ぺろっ……ん、ちゅっ、んん……ちゅっ、んふうっ……、れろ……」
あれ以来、大輝は麻由ちゃんだけでなく、私とのセックスも躊躇う事はなくなった。
私が誘えば、嫌がることも無く黙ってついて来て、こうして抱いてくれる。
本当、すっかり発情しっぱなしの困った彼氏になってしまった。
「ん、んちゅっ……ん、んんふう……でも、そんな所もだーい好き。ん、んん……ひゃん」
舌を絡めながら私の乳房を鷲掴みにして、荒っぽく揉みしだく。
少し痛いが、それも今は愛撫にしか感じなかった。
「ひゃふんっ!!あっ、もっと、強くううっっ……!はんっ、やっ、いああああぁぁぁんっっ!!」
私の乳首を吸い始め、甘噛みされて歯が軽く立てられると、その痛痒い感触に思わず声を張り上げてしまう。
もう……本当にエッチな事も上手くなっちゃって……。
「ん、ちゅう、んくっ……ちゅっ、ん……」
嬉しさのあまり、彼の頭を掴んで顔に所構わずキスしまくる。
本当に大好き。こうやって抱かれる事に益々好きになっていく。
「ちゅっ、ちゅぷっ、ん、んちゅっ……好きっ……ん、ちゅっ、んふっ、んちゅっ、ちゅっ……ん、ふううっ……」
大輝も私の唇を塞いで、また中に舌を入れて激しく絡ませていく。
もうあまりの気持ちよさに脳が蕩けちゃいそう……。
「ん、ちゅっ、んふうっ……ん、んふうっ……ぷは……!もう、息が止まるかと……あっ、やんっ……」
私の体を横向けにした後、足を思いっきり開いて股を開かせ、肉棒を膣穴に当てる。
「ああ……良いよお……早く、んっ、あああああぁぁぁぁっっ!!はっ、あんっ!!」
私がおねだりし終わらない内に早々にぶち込んで、抽送を開始し、子宮を突きまくる大輝。
「はふっ!!はっ、はああんっっ!!やっ、はああんっっ!!もっと、はっ、あっ!!はっ、あああんっっ!!」
私の足を掴んで、腰を思いっきり振りまくり、思うがままに犯していく。
彼のち○ぽが私のマンコの中を出し入れされる度に、気が狂いそうなぐらいの快楽に襲われ、大輝への愛も深まっていった。
沙耶の中でこんなにビクビク震わせちゃって……余程気持ち良いんだね。
「はっ!!はんっ!!良いわ!はっ、やんっ!!もっと突いて……はっ、はふんっ!!やっ、あああんっっ!!」
もう最高……こんなに沙耶の事を愛してくれる様になって嬉しすぎる。
ああ……もうイクのね……
「はああんっっ!!良いよ……出してえ……!!沙耶の中にいっぱい……いっぱい……!!あっ、はふっ!!」
更にラストスパートを掛けて、私の中を突き一気に絶頂へと達しようとする。
「はっ、はああんっっ!!あっ、やっ……はっ、ああああぁぁぁぁぁっっ!!」
沙耶の中に思いっきりぶちまけ、精液を奥へ奥へと注ぎ込む。
こうやって、彼の愛を私の子宮に注ぎ込まれるのが一番至福を感じる瞬間……
ああ……また中で出されちゃった……。
「あああんっっ……はああんっっ……はあっ……はあっ……」
出し終わった後、繋がったまま倒れこみ、ベッドで私の体を重ね合わせるように抱き合う。
「ふふ……良かったよ、大輝……ちゅっ、んふう……」
抱き合いながら、軽くキスをしあい余韻に浸る。
まだまだ終わらせるつもりはない。だけど……。
「ねえ、大輝。沙耶の事、好き?」
横向けに向き合いながら、そう尋ねると彼は首を縦に振った。
あんっ嬉しい……。
「麻由ちゃんよりも?」
「ううん……」
あら、残念。でもまだまだ質問は続く。
「沙耶は大輝の事、死ぬほど好き。だから、結婚してくれる?」
そう言うと、彼は即座にまた首を横に振った。
「じゃあ、結婚はしなくてもいいから、私を彼女にしてくれる?」
また首を横に振る。
「そう……ねえ、麻由ちゃんの事がどうしても好きなら、沙耶はこのまま身を引いてあげても良いよ。どうかな?」
「……」
大輝は黙ったまま、何も言わない。
「……そっか、やっぱり沙耶の事より、麻由ちゃんの事のほうが好きなんだ。それじゃあ、私なんかいらないよね。わかったよ。じゃ……」
そう言って、立ち上がりその場から去ろうとする。
さあて……どんな反応をするかな?


450 名前:狂依存 255[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:10:30.83 ID:lA22Hqmu
「きゃんっ!」
ドン
下着を着ようとした瞬間に腕を掴まれ、ベッドに強引に押し倒されてしまった。
「やんっ……何を?ん、んふうっ……ちゅっ……」
そのまま私に強引に口付けをし、胸や体のあちこちを体でまさぐる。
「ん、んちゅう……ん、んふっ……ん、ふっ……ちゅっ、ちゅう……」
私の体を抱き起こし、ベッドで抱き合う様にお互いの唇を貪りあった。
もう……こうしてるだけで幸せすぎて頭が溶けちゃいそう……。
「ん、ふうっ……ぷはあ……もう……沙耶とは付き合う気は無いんじゃないの?」
「……」
大輝は何も言わずに黙って、私の顔の前にお○んちんを差し出して、髪の毛を掴んできた。
「くすくす……私よりお姉ちゃんの方が好きで、結婚したくない。付き合う気もない。でも、エッチな事はさせろって?ちょっと、勝手すぎるんじゃないかな?」
はっきり言って、最低としか言いようが無い。
私に対しては抱きたい時に抱かせてもらうだけの関係を望んでいるという事なのだ。
「酷いよ……ん、はふっ……ん、ちゅっ……ちゅるっ、んふうっ……」
肉棒を口に含み、口内でしゃぶり始める。
「はふんっ、ん、ちゅっ、ちゅる……ちゅっ、んちゅっ……ん、んふ……」
唾液と舌を絡ませながら、ゆっくりとじらすように口内で擦り合わせる。
絡まりあう度にち○ぽはビクビクと震えてきた。
「ちゅっ、んちゅっ、ちゅるっ……ん、ふう……れろっ、んん……ちゅう、んふうっ……ちゅっ、ちゅっ……好きい……ちゅっ……」
ウラスジを舐めたりキスしたりし、玉を口に含ませて口内でキャンディーのうように嘗め回して弄ぶ。
そうこうしてる内にどんどん膨らんで、先走り液も出てきた。
「ん、はふっ……ちゅっ、ちゅるっ……良いよ……早く出してえ……ん、ちゅぷ……」
先端の先走り液を舐め取った後、再び口に咥え、射精を促すためにスロートを速める。
ああ……早く飲ませてえ……
「ん、ちゅっ、んくっ……ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅるっ、じゅるっ、じゅっ……ちゅっ、んちゅっ……ん、じゅるっ……ちゅっ……んふ!ふううぅぅっっ……」
大輝のち○ぽから思いっきり精液が喉に放出されていく。
私の髪を強く抑えて、しっかりと飲むように促している。
私もそれに応えて最愛の人の愛の篭った子種を一滴足りとも零さぬ様、しっかりと指で押さえて飲み干す。
「ん、んく……ん、ちゅ……ごくっ……んはあっ……!」
「はぁっ……こんなにいっぱい出しちゃって……ちゅっ、ちゅるっ……本当にエッチなんだから……ちゅっ……」
亀頭にこびりついた残りかすを舐め取りながら、大輝を見て微笑む私。
こんなにいっぱい出してくれて本当に幸せ……
「きゃんっ」
女の幸せを噛み締めながら、悦に浸る間も無く、大輝に体を引っくり返され四つん這いの態勢にさせられた。
「ああん……沙耶の事、また犯すんだ……彼女にする気も無い女とセックスしたいんだ……くすくす……ひゃっ、はあああぁぁぁぁんっっ!!」
目を細めて挑発する様な態度を取ると、すかさず肉棒を私のおまんこにぶち込んで腰を揺らし始めた。
「はあああっっ!!!あっ、はふんっ!!あっ、はああん!良いよ……沙耶の事、もっと……もっと犯してえ!あっ、はああぁぁっっ!!」
私の腰を抑えながら、子宮をペニスで突きまくる大輝。
彼の愛が子宮に触れ合うたびに、私の愛もどんどん膨らんでいく。
「あふ!はっ、はああんっっ!!良い……あっ、もっと……!あっ、はああぁぁっっ!!好き……好きいいいぃぃぃっっ!!」
大好き。死ぬほど好き。彼の望む事なら何でもしたい。どんな事でもしてあげたい。
「はん!あっ、あんっ!沙耶は……あなたの女……女なのっ!あっ、はあんっっ!!」
例え結婚なんか望んでいなくても、体だけしか愛して無くても、麻由ちゃんの事が一番好きでも、他の女に浮気しても……沙耶は大輝の事が世界で一番好き。
もうこの人に尽くす以外の人生など考えられない。これから私は大輝の欲望を満たすだけの女になるんだ。それしかないんだ。
「やっ!そうよ……沙耶は大輝の女だよ……一生、死ぬまで……はんっ!!はっ、ああんっっ!!永遠にっっ!!はっ、はああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
この人の望みを叶える為だけにこれからの人生を全て捧げる。
大輝の肉棒からまた発せられたザーメンを子宮で受け止めながら、そう固く誓った。


451 名前:狂依存 256[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:11:25.74 ID:lA22Hqmu
トゥルルルル……
「はい」
昼下がりの午後、電話が鳴ったので受話器に出る。
「あの……三船さんのお宅でしょうか?」
「はい」
「私、……学園の教諭で大輝君の担任をしております石田と申しますが……」
「はい、いつもお世話になっております」
「いえ……あの……最近、大輝君何処か具合でも悪いのでしょうか。どうも授業中も顔色が悪いというか、ボーっとしていて何だか上の空といった感じの事が多いので、ちょっと心配になって……」
「そうなんですか……」
ふふふ……やっぱり、学校でも私の体の事が気になって集中できないみたいね。
良い傾向だわ。
「最近、家でもそういう事が多いんです。受験勉強が思ったほど上手くいかなくて、ストレスが溜まっているみたいなんですけど……」
「そうですか……一番大変な時期ですし、無理も無いことだと思いますが、体調管理には十分気を遣ってあげてください」
「わかりました。すみません、ご心配をおかけして。私の方も無理させないよう気をつけておきますので……はい……それでは……はい、失礼します」
ガチャッ
「ん、んちゅっ……ちゅ……担任の先生からよ。駄目よ……無理に我慢したりしちゃ……どうしてもしたくなったら、早退してお姉ちゃんに電話しなさい」
受話器を置いたら、背後から私の胸を揉んでいた大輝にキスをして注意する。
でも、授業中も私の事で頭がいっぱいなんて本当に私の体が好きなのね。
もう私を抱き続けなければ生きていけない体になっているのだ。
「嬉しいわ……ちゅっ、んちゅ……」

ピンポーン
大輝とまぐわっている最中に、それを邪魔するように呼び鈴が鳴り響いた。
「もう、誰よ……はーい。……何の用?」
玄関から出ると沙耶が買い物袋を下げて立っていた。
「お夕飯作ってあげようと思って。良いよね?」
「食費払わないわよ」
「そんなもの請求しないよ。ちゃんと麻由ちゃんの分も作ってあげるから、そんな怖い顔しないで。じゃあ、お台所借りるね」
私が上がっても良いと言ってないのに勝手に家に上がり、台所へと向かう。
この女何があったのか、今日は妙に悟りきった顔をしてやがる。
昨日も学校帰りの大輝を家に連れ込みやがって……。
「不味いもん食わせたら殺すわよ」
「大丈夫だって。結構料理得意なんだから。あ、大輝。今日は沙耶が夕ご飯作ってあげるから、楽しみに待っててね。きゃっ」
沙耶が声を掛けたのと同時に大輝は沙耶に抱きついて強引に服を脱がし始めた。
あの女、私の男に何かしやがったな。
「やああんっ……落ち着いてえ……ちゃんと脱ぐから……あっ、いやあん…・・・」
口で嫌がりながらも、大人しく服を脱いで裸になる。
今の大輝は私と沙耶を見たら、見境無く犯して来る、理性が崩壊した獣と化してしまった。
私がそうさせてしまったとは言え、はっきり言って気に入らない。
あの子には私だけを求めて欲しいのに、あんな女の体に惑わされてしまって……。
「やんっ……もう、エッチなんだから……はい、どうぞ……はっ、はああぁぁぁぁっっ!!」
全裸に引ん剥いた後、自らテーブルに手をついて四つん這いにしてお尻を突き出しておねだりした沙耶のアソコにぶち込む。
さっき、私としたばかりだというのに、パンパン腰を突いて犯していった。
「はああんっっ!!やっ、はあっ、ああんっっ!!もっとおお……はっ、あああんっっ!!」
あの子は私の物……私だけの男なのに……あの女の体なんかより、私の方が……。
「いああっっ!!しゅごいっ……はっ、あああんっっ!!ひあっ、あんっ!!いやあんっっ!!!もう……あっ、ダメえっ!!」
「はふっ……!!はあうっっ!!邪魔しちゃ駄目だよお……はっ、はふんっ!!」
二人を制止しようと大輝の体を引っ張ろうと引き離そうとしたが、そんな事はお構いなしに大輝は沙耶を犯し続けた。
今の大輝の頭の中は目の前の快楽を貪る事しか頭にない。私が一番好きなのは確かだろうが、沙耶の体にも心を奪われてしまったのだ。
「はあんっっ!!良いよ……出してえ……はっ、はんっ!!やっ、は……はあああぁぁっっっ!!」
「うっ……!」
沙耶の中で果てたのか、しばらくぐっと腰を抑えた後、そのままぐったりと体を倒した大輝。
「はあああぁぁぁ……はあっ……はあっ……ふふ……いっぱい、出したね。もう、お夕飯の仕度しても良いかな?」


452 名前:狂依存 257[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:12:36.23 ID:lA22Hqmu
「じゃあ、早速作っちゃうね。今日はビーフシチューを作ってあげるよ。楽しみに待っててね」
「ねえ……今度はお姉ちゃんの相手をしてえ……ん、ちゅぷ……」
大輝に抱きついて手で肌を擦り、耳たぶをしゃぶって誘惑するとすぐさま私に飛びついて、胸を揉んできた。
最早、発情した猿も同然になってしまった可哀想な大輝。
この子を正気に戻すのは実はすぐに出来る。私がこの子の誘いを拒否し続ければ、2、3日もしない内にすぐに元に戻ってしまうだろう。
まだまだ心の奥底では姉である私との関係を躊躇している部分がまだあるのだ。
だから、正気になったらまた大輝は私との関係をグダグダと悩んでしまうだろう。それでは意味が無い。
私と大輝の為にもまだまだこうやって肉欲に溺れさせておかないと……。
「やっ、吸わないでえ……はっ、はあああぐっ……!」
「あははは……私とやったばかりなのに、もう麻由ちゃんに発情しちゃったんだ。これから、まだまだ楽しめそうだね。そうだ……これ持って来たんだ」
そう言うと、沙耶はテーブルに置いてあった買い物袋の中から何かドリンク剤の様なものを取り出して目の前に持ってきた。
「スッポンエキスだよ。疲れたら飲んでね。今日も3人でいっぱい楽しむんだから……」
そう不適に微笑んだ後、裸のままエプロンをつけ、夕飯の仕度に取り掛かった。

「はい、あーんして」
リビングのテーブルに夕飯を並べ、私と沙耶がソファーで大輝を挟み込む形で座ると、沙耶が大輝に体をくっつけながら、ビーフシチューを食べさせようとスプーンを差し出してきた。
「勝手な事するんじゃないわよ。食べさせるのは私の仕事よ」
「あん……作ったのは私なのに……」
沙耶が大輝に食べさせようと差し出したビーフシチューの入ったスプーンを取り上げ、大輝の口に含ませる。
「誰も頼んだ覚えは無いわ。あんたが勝手に来て作っただけじゃない」
「そうだけどさあ……ねえ、美味しい?」
「うん……」
「へへ……やったあ……きゃっ」
急に沙耶を押し倒して、エプロン越しから股間に指を入れてきた。
「はあんっ……まだ食べたばかりのに、もう沙耶を食べたなったんだ。本当にケダモノになっちゃったね。麻由ちゃん」
「止しなさい、行儀が悪いわよ。あっ……」
大輝に注意すると今度は私を押し倒して、体を倒して重ね合わせてきた。
本当に年中発情しっぱなしになっちゃって……。
「嬉しいわ……食事中でもお姉ちゃんの体が忘れられないのね……ちゅっ……んふうっ……」
「あははは……麻由ちゃん、行儀悪いよ。私達完全に食欲よりも性欲の方が旺盛になっちゃったね」
「はあんっっ……おっぱいで挟んで欲しいの……?はい……ん、んん……」
私の胸にち○ぽを挟み込もうとしたので、それに応えてパイズリをはじめる。
乳房で擦り合わせるたびに、肉棒がビクビクと震えて大きくなっていくのが文字通り肌でわかった。
「ん、ちゅっ……ん、んふうっ……もっと、もっと気持ちよくなってえ……ん、んん……」
「良いなあ、私もそのぐらいおっぱいが大きければなあ……そうだ……」
「ん、んふうっ……」
私が胸で奉仕している最中だと言うのに沙耶はスッポンエキスを口に含ませ、大輝に口移しで飲ませた。
「ん、ちゅっ、んちゅっ……ちゅうっ……れろっ……はあっ……どう?精力ついた?まだまだ私達を食べ足りないでしょう……くくく……」
「はんっ……!入れたいのね……お姉ちゃんが上になってあげるわ……ん、んぐっ……」
十分に勃起したところで、乳房から肉棒を離し、大輝を横にして跨る。
太ももで擦り付けると、震わせながら先走り液が滲み出てきた。
「はぐっ……あっ、はあああぁぁぁっっ!!はんっ……!あっ、はんっ!」
「さあて、じゃあ沙耶はおっぱい吸ってもらおうかな。はい、どうぞ。ん、ひあああんっっ……」
「はうっ!はっ、やんっ……!はっ、はああああぁぁぁぁっっ!!」
こうして3人は食事を取るのも忘れ、大輝の気が失うまで淫らな宴に没頭していった。


453 名前:狂依存 258[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:14:47.34 ID:lA22Hqmu
もう、こうやって3人でやるのも何度目だろう。
沙耶の事は何とか殺してやりたいのだが、大輝が最近は3人でないと満足できなくなってしまったようだ。
何とかしたいけど、大輝の喜ぶ事を好きなだけやらせてあげたい気持ちもあるので、今は我慢してやる事にした。

「はあっ……やんっ……はあん……」
「ふふふ……流石に疲れちゃったみたいね」
あれから、しばらくドリンク剤を飲ませながら沙耶と私を交互に犯させていたが、流石に精が尽きたのか、大輝はぐったりと倒れて寝込んでしまった。
「あーあ……しばらくお預けかあ……私もお腹空いちゃったし、ちょっと休むかな。あっ、ご飯冷めちゃってる。暖め直さないと……」
沙耶は既に冷め切ってしまったビーフシチューとスープをレンジで暖める為、台所に持って行った。
「ふーん、ふーん……あっ、お茶も入れ直さないと。麻由ちゃん、何処に行くの?」
「ちょっと汗をかいちゃったから、シャワーを浴びてくるわ」
「そう。なるべく早く戻ってきてね」
「ふん。あんたの作ったもんなんか別に食いたくもないわよ」
「もう……素直じゃないなあ……」
苦笑しながら、スープをラップにかけてレンジに入れる沙耶。
その仕草が禍々しいほど憎く思えて仕方なかった。やっぱり、殺してやりたい。

「さあて、そろそろこれも良いかなあ……くっしょん……!流石に今の時期に裸エプロンは寒いなあ……ちょっと、服を着て……あっ、きゃああん♪」
服を着ようとリビングに行こうとした瞬間、いつの間にか起きた大輝に襲われ、胸を揉みしだかれた。
もう……さっき、あれだけやったばかりなのに……。
「へへ……まだまだ食べ足りなかったんだ……もうすぐ麻由ちゃんは今、シャワーを浴びているから、少しの間だけ沙耶で我慢してね。ちゅっ……ん、んふう……」
ピンポーン
「ん?」
大輝にキスしたと同時に呼び鈴がなった。
「誰だろう?こんな時間に?やっ、はああんっっ……!まっ、良いか」
無視しよう。人の家の事だし、何よりこんな格好で玄関には出れない。
それに愛しのダーリンの相手が最優先だもんね。
「ん、ちゅっ、ちゅう……ちゅっ……ねえ……これが終わったら、沙耶のご飯ちゃんと食べてくれる?はふっ……!どうでも良いか……」
私の乳首にしゃぶりつき、歯を立てられたので思わず声を張り上げる。
出来れば私の愛情篭った料理も食べて欲しいのだけど、まあお腹が空けばいずれ食うだろう。
「今は沙耶と楽しもうねえ……」
ピンポーン、ピンポーン。
「もううるさいなあ……」
さっきから、呼び鈴がしつこい。こんな時間に何なんだ?
一応、お風呂にいる麻由ちゃんに聞いてみるか。
「しょうがないなあ……ねえ、麻由ちゃん。誰か来たみたいなんだけど、出ちゃっても良いかな?」
「は?余計な事しないで、無視しなさいよ」
「でも、さっきからしつこいから、私が出て対応した方が良いかと思って。麻由ちゃんもうすぐ出れる?」
「余計な事しないで、無視しろって言ってるでしょ。いずれ帰るだろうから」
「わかった……」
確かにこのうちの知り合いとかだったら私が出ても、混乱するだけだろうし、無視したほうが良いか。
「さあて……あれ、大輝は……?」

「やあ、しばらくぶりだね。元気にしていたかい?」
「えっ!?」
突然、見知らぬ男の声が聞こえたので、咄嗟に浴室に隠れる。
一体、誰が……?


454 名前:狂依存 259[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:15:52.30 ID:lA22Hqmu
「こんばんは……」
「どうしたんだ?やけに元気がないみたいだけど……麻由はいるのか?」
「……」
私が麻由ちゃんの所に行ってる間に大輝が出てしまったみたいだ。
しかも、知り合いみたいだし……ど、どうしよう……?
こんな格好で外に出れないよ……。
「そんな所でなにやってるのよ?」
お風呂から出てきた麻由ちゃんがバスタオル一枚まいた姿で話しかけてきた。
「あっ、麻由ちゃん……大輝が出て家にあげちゃったみたいなんだけど……」
「え?」
「顔色悪いけど、本当に大丈夫か?良かったら、診てあげるけど……」
「あの声は……!」

「おんたはそこにいなさい。大輝!誰か来たの?」
慌てて大声を挙げて、玄関の大輝に呼びかける。
「ん?何だ、麻由いたのか」
「その声は和輝叔父さん?すみません、今お風呂から出たばいなんで……」
慌てて部屋着を着て、バスタオルで髪を拭き、玄関へと向かう。
まずいな……まさかいきなり叔父さんが来るとは思わなかった……。正直、今の大輝をあの人には会わせたくは無かった。
「すみません……バタバタしちゃって……どうしたんですか、こんな夜中に?」
「いや、俺の方こそこんな時間に急に来ちゃってすまんね。仕事で近くまで来たから、ちょっと顔を出したんだけど……元気でやってるかい?」
「ええ……まあ……」
「それにしても、大輝の様子が変だけど何処か悪いのか?さっきから、呼びかけても上の空だし顔色も悪いし……」
「ええ……ちょっと、疲れているみたいで……」
「うーん……熱は……無いみたいだな……大輝、何処か痛い所とかないか?あったら、正直に言ってくれ」
「別に……無いです……」
俯きながら虚ろな目をして覇気が無い声で答える大輝。
そんな声で答えたら、医者である和輝叔父さんには逆に変に思われてしまう……。
「……本当か?麻由。いつから、こんな状態なんだ?」
「今朝ぐらいからですかね……顔色が悪いのでちょっと、部屋で休ませてたんですけど……」
「ちょっと、待ってろ……」
叔父さんは一旦、玄関から出て外に止めてある車の中に入っていった。
恐らく何か医療器具か何かを取りに行ったのだろう。
「その間に……ちょっと、あんた今すぐ私の部屋に行きなさい」
浴室に隠れてるこいつを何処か目の届かない場所に隠さないと。面倒ごとはごめんだ。
「ええ?何でよ?」
「話は後。いいから、すぐに行け」
「わかったよ……」
すごすごと小走りで階段を駆け上がり、私の部屋に入る沙耶。
全く、こいつが来たせいで面倒な事になってしまったじゃない……。
階段から降りたら、叔父がバッグを持って戻ってきていた。
「えっと……ここじゃ、あれだな。ちょっと上がらせてもらって良いか?」
「はい……どうぞ」
何処の部屋に……そうだ。

「じゃあ、座ってシャツを捲って……」
叔父と大輝を1階にあるお父さんとお母さんの寝室に案内すると大輝をベッドに座らせて、聴診器を当てて診察を始めた。
とりあえず、今は弟を心配する姉を演じておかないとね。
「叔父さん……どうですか、大輝の具合は……?」
「ちょっと、待って……うーん……じゃあ、口を開けて……」
喉の奥を調べたり、お腹を触ったりして丹念に診察していく。
心配してくれるのはありがたいのだが、別に風邪を引いてる訳でも内蔵を患ってるわけでは無いから、診察するだけ無駄なので出来るだけ早くお引取り願いたい。
「何か変な物食べてお腹壊したりしてないか?」
「いえ、別に……」
「そうか……何かやつれてる感じがするけどなあ……ちゃんと食事は取っているのか?」
それはそうだろう。
何せ、最近は私がキャミやショートパンツと言った少し露出の高い服を着ただけで、食事もそっちのけで襲い掛かってくるのだ。
こんなに求められるなんて、女冥利に尽きるのだが、ある程度体を健康に保たせないとよりよい夫婦生活を持続的に行うのが難しくなるので、やっぱり食事はきちんと取らせた方が良いわね。


456 名前:狂依存 260[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:17:22.56 ID:lA22Hqmu
この子の体力や精力だって無限にある訳ではないのだから、気をつけないと。
「あの……それで大輝はどうなんですか?何処か悪いところが……」
「見た限りでは特に異常はないが……うーん……取り敢えず、ちゃんと栄養取って、しばらく安静にさせた方が良いかな」
「そうですか……」
この子の病はどんな名医でも治せるはずが無い。いや、治させる訳にはいかない。
だって、病に罹ったままじゃないと幸せになれないのだから。
「どうするかなあ……一応、明日は休みだけど、もう遅いからな……取り敢えず、今日はこれで帰るよ。こんな夜中に突然来て悪かったね」
「いいえ……本当に助かりました」
「何かあったら、すぐに病院に連れて行くんだぞ。後、困ったことがあったらいつでも相談に乗るから。兄貴達にお前たちの事も頼まれているしな」
「はい。ありがとうございました。ほら、あんたもお礼言いなさい」
「ありがとう……叔父さん」
生気の無い声でそう呟く。
「じゃあ、これで。お大事に」
「はい、菜々子叔母さんにもよろしく……?」
そう言って叔父が立ち去ろうとした瞬間、大輝が叔父の服を掴んできた。
「ん?どうした?」
「たす……けて……」
「え?」
「……っ!」
消え入りそうな小声で叔父に訴えってきた大輝。
「どうした?やっぱり、何処か……」
「ほら、後は私が看病してあげるから。あんたはここでゆっくり休んでなさい。すみません……」
すぐに叔父の袖を掴んでいた手を離し、すぐに帰る様に促す。
「ああ……じゃあ、後は麻由に任せるけど、何かあったらすぐに電話してくれ」
「はい……」
そう言って、今度こそ本当にこの場を立ち去り、家路に着いた。

「ふう……何とか、この場は乗り切ったか……さあて……ふふふ……」
ベッドに座ってる大輝に背後から抱きつき、耳たぶを舐めて頬ずりをする。
「さあ、早速続きを始めましょうか……ちゅっ、ん……まだまだ足りないんでしょう……」
「あっ……うっ……」
大輝は子犬みたいな潤んだ瞳をして私を見つめ、逃げ出そうと体を動かした。
その目が溜まらなく可愛くて、益々私の母性本能を掻き立てていった。
「あん……逃げなくても大丈夫よ……お姉ちゃんがあなたの事を助けてあげるからね……ちゅっ、ちゅ……」
さっき、叔父さんに言った『たすけて』という言葉。
こんな言葉が出てくるという事はまだ心の中で私との関係を恥ずかしがっている証拠なのだ。
まだまだ、お姉ちゃんの愛が注ぎ足りないみたいね。
「ん、んふうっ……ちゅっ……」
「麻由ちゃん、もう帰った……ああっ!ずるーい。沙耶も沙耶も」
「ちょっと、いきなり乱入するんじゃねえよ。さっさと帰りなさい」
「独り占めはダメえ。今日は私がご飯だって作ってあげたんだから……ね?終わったら、食べさせてあげるからね……ちゅっ……」
「さあ……お姉ちゃんが気持ち良くさせてあげるからね……」
大輝を押し倒して下半身を曝け出して、肉棒を再び乳房で挟む。
乳房で優しく擦ると萎えかかったち○ぽはみるみる元気に膨れ上がり、脈打ってきた。
先程まで、虐められた子犬ちゃんみたいな可愛い目をして止めてくれ訴えていた瞳も既に恍惚の色に移り変わっていた。
ほうら……やっぱり体はお姉ちゃんの体を求めているんじゃない。
いっぱい、気持ち良くしてあげるからね……。
「ん、んちゅっ……ちゅっ、んん……さっきのお仕置きも兼ねて、ガンガン行かせてもらうわよ。ん、ふうっ……」
「そうだ、またお風呂に行こうよ。汗かいちゃってるみたいだし、二人で綺麗に隅々まで洗ってあげよう。それにお風呂でするの好きみたいだしさ」
沙耶がそう言うと、ち○ぽはそれに反応してビクつき先走り液を出してきた。
「そうね……ほら、立ちなさい。早速行くわよ」
「あははは……そう、そう。またお姉さんたちが天国の気分を味あわせてあげるからね」
二人で大輝の腕を抱えて起き上がらせ、浴室に連れて行く。
大輝も一瞬、怯えた瞳で私を見つめたがそんな物は、これからもたらされる淫靡な快楽には抗する事は出来ない。
「さあて……そこに横にさりなさい。またお姉ちゃんの体で綺麗にしてあげるわ……」
「ああん……ご褒美にいっぱい、沙耶のおまんこ気持ちよくしてね……ん、んん……」
「あっ……うっ……」


457 名前:狂依存 261[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:22:23.65 ID:lA22Hqmu
虚ろな目をした大輝を二人で思い思いにご奉仕する。あれほど出したというのに、もうこんなに元気になってきた。
「ん、ちゅっ……ちゅぷっ……ちゅっ、ちゅるっ……あんっ!!」
我慢できなくなったのか、フェラをしていた私を引っくり返し、四つん這いにして股を開かせて熱くたぎった肉棒を中に入れる。
「はあんっ!!はっ……!はっ、あんっっ!!はっ……!!あっ、ああああんっっ!!」
「ねえねえ、麻由ちゃんが終わったら次は私ね。あはは……良い声で鳴いてるよ、麻由ちゃん。あっ、ははははっっ」

翌朝――
「ふう……後は大輝の部屋の掃除を……あら、まだ寝てるのね」
朝食の後片付けと洗濯を終えて、大輝の部屋を掃除しようと中に入ったら、まだベッドでぐったりと横になっていた。
まあ、無理もない。あの後、三人で日付が変わるまでやりまくったのだから相当疲労が溜まっているのだろう。
何せ、夕飯も忘れて私たちを犯しまくったのだから。
「ふふふ……三度の飯より麻由お姉ちゃんの事が好きで仕方ないって事ね」
体をさすりながら、そう呟くと大輝は軽く寝返りを打って、体を横に向けた。
もうこの子は私無しでは生きていけない。
私の体無しでは……私が食事や家事と言った身の回りの世話をしなければ、生きていく事は出来ない。
私がいなければ、この子は泣きながら野垂れ死にしてしまう程、私に依存しなければ生きていけない可哀想な体になってしまった。
一人になったら、一日だって生きていけないわ。 だから、お姉ちゃんがついていてあげないと……。
「うっ……麻由お姉ちゃん……」
「起きた……きゃんっ」
目を覚ましてすぐ私を見るなり、早速私の手を引き胸を揉み始める。
大丈夫よ……お姉ちゃんがずーっと付いていてあげるから。だから、もっと私に甘えてね。

トゥルルルルル……
「もしもし……何だ、お前か……うん……」
電話が鳴ったので掃除を中断し、出ようとしたら先に主人が出た。
今日は日曜なので、仕事も休みで二人でゆっくり出来る……はずだった。
「ええ?大丈夫なのか?うん……うん……わかった。わざわざすまんな。じゃあ」
「誰から?」
「いや、和輝からだったんだけどさ、あいつ昨日家に行ったらしいんだよ。そしたら、大輝がどうも体調を崩していて、やけに元気がなかったって言うんだ」
「本当?それで、どうだったの?」
「一応、診察してみたけど特に異常は無かったらしいが……ちょっと、心配だなあ……」
「ふーん……」
どうしたんだろう?やはり、色々とストレスが溜まっているんだろうか?
それとも……。
「麻由……そうだ……!」
ふと、思い立ち受話器を手に取って電話をかける。
プルルルル……
「はい、山内ですけど」
「あっ、山内さんの奥さんですか。三船ですけど……はい、お久しぶりです。ええ……そちらこそ、お変わりはありませんか。はい……」
隣家の山内さんに電話し、二人の様子を聞いてみる事にする。一番身近にいる人だし、何かあった時、二人の事を頼んであるからだ。
「あの……ちょっと、お伺いしたいんですけど……家の大輝と麻由は、その……元気でやってますでしょうか?奥さんの目から見て何か変わったことはありませんか」
「はい?うーん……そうですね……特には……あっ、そう言えば……」
「お宅の大輝君、最近疲れてるのかねえ。何か元気が無いというか……この前も挨拶しても何か反応が鈍かったし、顔色が悪くてボーっとしてる事が多いので、ちょっと心配してるんだけどねえ……」
「そうですか……」
嫌な予感がまた頭をよぎる。
素人目から見てもそんなに悪い状態になってるなんて……一体、どうしたというのだろう?
「あの……麻由の様子はどうですか?」
「え?そうね……麻由ちゃんは特に変わった所は……今も元気にやってますよ。最近はやけに機嫌が良い様な気がするわね。今日も朝あった時は笑顔で挨拶してたし」
あれだけ気にかけていた弟の体調が悪いというのに、機嫌が良い?随分と奇妙な話だ。
「一応、大輝君の事も聞いてみたんだけど、最近受験勉強が上手く行かなくて疲れてるんじゃないかって。やっぱり、色々大変なんじゃないかねえ……」
それもあるかもしれない。でもこの前、麻由に電話した時の事が頭を思い起こしてみる。
あの時、何故大輝を出したがらなかったのか。私に知られたらまずい事でも……


458 名前:狂依存 262[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:23:43.12 ID:lA22Hqmu
「気のせいかもしれないけど、麻由ちゃん最近やけに色気づいたというか、前にも増して綺麗になった感じがしてねえ。もしかしたら、彼氏でも出来たのかもしれないわね……ふふ……奥さんが若い頃に良く似てきたわよ」
彼氏だったら別に良い。私だって若い頃は子供たちには絶対に言えない様な遊びを随分やっていたのだから、あまり文句は言えないし、多少のことなら言う気も無い。
「その……家に知らない男連れ込んでたりしてませんよね?」
「そういうのは見たこと無いわねえ……」
やっぱり、あの二人……でも、仮にそういう関係になっていたとしても大輝の体調がおかしくなる原因になるのだろうか?
むしろ、あの子の事だから逆に浮かれても良さそうなもんだけど……。
「他に何か気になった事はありませんか?何でも良いです。どんな些細な事でも奥気にかかった事があれば何でも……」
「え?うーん……あっ、そう言えば最近、お宅に良く女の子が出入りしてるわね。麻由ちゃんの友達みたいだけど」
「女の子ですか?」
「ええ……昨日も何か買い物袋下げてお宅に入っていったのを見たけど……すれ違った時もちゃんと挨拶して随分と可愛らしいお嬢さんだったわあ」
麻由の友達?誰だろう?
イマイチ、状況が掴めない。大輝の体調が悪いっていうのに、友達を家に招いて遊んでいたのか?
もしかしたら、家の手伝いをしにきてくれてのかもしれないけど。
「今日はすみません……長々と……はい、はい……ありがとうございました。はい、それでは、また……」
ガチャッ

「どうしたんだ?随分と話し込んでいたみたいだけど……」
「隣の奥さんに電話して、麻由達の様子を聞いてみたのよ。やっぱり、大輝の奴、最近疲れてるのか元気が無いって言ってたわ。麻由は元気でやってるみたいだけど……」
主人に山内さんから聞いた事を一通り話す。
やっぱり、すぐに戻るべきなんだろうか……。
「そうか……でも、大した事は無いんだろう?和輝も特に異常は無いみたいな事を言ってたし。少し休めば治るんじゃないか?」
「そうだけど……ねえ、あなた。年末まで休みは取れないの?」
「え?ちょっと、難しいかなあ……って、そうだ。年末ちょっと忙しくて、帰れそうにないんだ」
「はあ?じゃあ、どうするのよ?チケット予約しちゃってるんだけど?」
「だから、お前だけ帰ってくれよ。今からじゃもう予約取るの難しいだろ」
「私だけ?日本には1週間ぐらいいる予定なのよ。その間、どうする気なの?」
「1週間ぐらい、一人で大丈夫だよ。年末年始は母さんだけ帰って」
「それは、駄目よ!あなたを置いて行ける訳ないじゃない」
「いや、大丈夫だって。子供じゃないんだから、一人で何とかやれるよ」
一人で何とかやれる?嘘、おっしゃい。私がいなければ何も出来ないじゃない。
家事だって、料理だって、買い物だって……私がいなければ何も……。
「だから、今すぐお前だけでも……」
「子供じゃない……」
「は?」
「私にとって、あなたは子供も同然だわ。そうよ……あなたは私の子供みたいなものよ。私の方が年上なんだし……」
「はあ?何言ってるんだ?」
「何って、そのままよ。私はあなたの妻であると同時に今は母親、姉でもあるわ。だから、付きっ切りでお世話をする義務がある。一日だって、一人になんかさせない。あなた、私がいないと駄目じゃない」
「な、どうしたんだよ……急に……」
主人が怯えた顔をして後ずさる。
何を怖がってるのか知らないが、私は間違ったこと事は言ってない。
私がいないとこの人はどうなるだろう?食事も作れず、買い物も出来ない。掃除だってろくに出来ないだろうから、私がいなければこの部屋も滅茶苦茶になってしまう。
食事が作れないなら、外食か店屋物か何かだろうが、ただでさえ異国の地でそんな所に一人で出したら変な物に手を出して食中毒になってしまうかもしれない。


459 名前:狂依存 263[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:24:57.33 ID:lA22Hqmu
いや、何か事件か事故に巻き込まれてしまうかもしれない。
この人は能天気な人だから、悪い奴に騙されて身包みを剥がされてしまったり、変な女を宛がわれてしまうかも……。
どう考えても悪い事しか思い浮かばない。
駄目だ。一人にしてはいけない。私がついていないければ、守ってあげなければ……私が……。
「母さん?母さん!」
主人が叫んだのでふと顔を上げる。
「どうしたんだよ?急に黙り込んで……顔色も悪いぞ?何か、あったのか?」
「……もしもし、先日予約をした三船というものですが……はい……」
「おっ、おい!」
「はい……二人分の往復チケットをキャンセルで……はい……申し訳ありません……はい」
黙って、受話器を手に取り、チケットを予約した航空会社に電話してキャンセルの電話を入れた。
迷いなど無い。この人の面倒は全て私が見る。一瞬でも私の目の届かない所で……ここで一人にはさせない。
だって、私は妻なんだし母親と姉も兼ねていのだから。母親が子供の世話を最優先するのは当たり前の事よ。

「ちょっと、本気か?大輝と麻由の事もそうだし……実家のおじいさんも最近、体調が悪いから心配だって言ってたのに……」
「父さんなら、最近具合がだいぶ良くなったって聞いたし、母さんがいるから平気よ。大輝だって麻由がいるわ。あの子のなら、ちゃんとやってくれる」
難しく考える事はなかったのよ。
主人には私がついて、大輝は麻由に任せれば良いのだ。
「とにかく、あなたを一人には出来ないの。何かあったら、大変なんだからあなたがいけないなら、私も残る。もう決めたから」
「おいおい……今まで、出張で何日か一人で過ごした事なんて何度もあっただろ……。海外出張だって初めてじゃない。その時は何も……」
「今までは国内で日帰りでいける所がほとんどだったし、この前行った時は会社の人も何人か同行してて、出張の間はホテルでずっと過ごしたんじゃない……それにあの時は1週間もなかったわよね?でも、今は違う。私がいなければ一人で過ごすはめになっちゃうわ」
こんなに暑い所で一人で置いたら、主人はきっと寂しくてホームシックにかかってしまう。
そしたら、仕事にだって支障をきたしてしまうのが目に見えてる。
そうならない為にも私がいないと駄目。駄目なんだ!
「わ、わかったよ……じゃあ、好きにして……」
「良かった……じゃあ、早速麻由達に伝えるわ」
話のわかる人で良かった。そんなに不安そうな顔をしなくても大丈夫よ、あなた……亜矢お姉ちゃんがずっとついているからね……。


460 名前:狂依存 264[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 03:26:09.43 ID:lA22Hqmu
トゥルルルル……
「はい」
「麻由?母さんだけど……」
「ああ……どうしたの?」
「実は、年末そっちに帰る予定だったけど、父さんの仕事の都合でいけなくなったの。ごめんね」
「ふーん……やんっ……駄目よ、大輝……そんな所……」
そう伝えると麻由が喘ぎ声の様な声を上げる。
もう、確信した。大輝が欲情を抑えきれず、麻由の体を弄繰り回しているのだろう。
きっと、元気が無いのもそのせい。
麻由の体が頭から離れなくなってしまって、それ以外の事が頭に入らないのだ。
かくいう私も独身時代、主人をそういう状態にした事があるから、良くわかる。
私が来ただけで、飢えた犬のようにがっついちゃって……。
「とにかく、そういう事だから。二人でちゃんとしっかりやるのよ。それと……」
「大輝の事はこれから全部、あんたに任せるわ。しっかり面倒見るのよ」
「お母さん……」
きっとそれが、この二人にとって一番の幸せなのだろう。
どうせ説得したって聞きやしないんだから、ならばいっそ、任せてしまった方が良い。
麻由なら、あの子を幸せにしてあげられる筈だ。
「大輝はそこにいるのよね?すぐ変わって」
「わかった……ほら、お母さんから」
「……お母さん……?」
抑揚の無い声で答える大輝。
ああ……もう、体も心も麻由に完全に支配されてしまっているのね……。

「お母さんだけど、年末年始は父さんの仕事の都合で帰れなくなったわ。だから、あんた達二人でしっかりやるのよ。後……」
「あんたの事はこれから、全部麻由に任せることにしたから。しっかりとお姉ちゃんの言う事を聞いて良い子にするのよ」
「わかった………えっ!?お、お母さん!?今……」
今までの生気を失ったような声から、一転して突如、驚きの声をあげる大輝。
「今、言った通りよ。あなたの事は麻由に任せる。全部ね」
「ちょっと!どういう……うっ!うぐう……」
「お母さん?私だけど。ありがとう……大輝と二人で絶対に幸せになって見せるから……」
「そう……」
感極まった声で私に話しかける麻由。これで良いんだ。
大輝も父さんに似て、一人では何も出来ない甘えん坊さんだから、麻由みたいな女性がついていないと駄目になってしまう。
何処の馬の骨かわからない女に任せるよりは余程良いだろう。
「あっ、お父さんいる?いたら、変わって」
「ええ……あなら、麻由から」
「あ、ああ……もしもし、麻由か?元気でやってるか?うん……」
久しぶりに麻由と話し込む主人。
麻由……やっぱり、あんたは私の娘なのね……。
私もあなたも最愛の人が自分無しでは生きられない。自分がいないと駄目なんだって……だから、一生ついていないと駄目なんだって……でも……それが私達の幸せでもあるのだろう……。
そう思いながら、麻由と会話を弾ませている主人を見つめた。


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最終更新:2011年09月20日 00:38
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