643 :
水面下の戦い9 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/01/05(土) 10:07:02.10 ID:LfyeyEHs
「な、にをいって…」
口がようやく動くようになった。
まだ痺れが残っているが…。
「だってそんな光景見せられちゃ、我慢できないわよ―――」
身体はまだ動ける状態じゃない。
服を脱ぎながらの
姉さんが近づき、繋がったままの妹の身体をどかした。
その妹は今だ気絶したままだ。
ゴポッ!
なまなましい音が聞こえて離れた…。
「んんっ!―――ねぇさん…?」
「お楽しみだったわね。今度は私の番ね♪」
「ええ、申し訳ないですが先に頂いちゃいました」
「ンフフフ、二人の液でドロドロね。まずはお掃除しなきゃ。―――ん、んんうん」
くちゅる、ちゅぷちゅぷにゅるる―――
「―――!!」
萎えかけた自身を姉さんが咥えこみ、再び硬さが戻ってきた。
「気持ちいいんですか?にぃさん…」
「な…んで、こんなこと―――」
「まだわからないんですか?私たちは兄さんに恋しているんですよ、…いえ、恋を通り過ぎて愛しているんですよ」
「そ、んな。俺たちは…」
「ええ、兄弟です。ちゃんと血も繋がっています。―――でもそうなっちゃったら、どうしようもないでしょう?」
「―――」
言葉を続けられなかった。
次から次へと新しい情報が舞い込み、考えられなかった。
644 :水面下の戦い9 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/01/05(土) 10:08:13.69 ID:LfyeyEHs
「口が動くようになったんですね、にぃさん…。ならもっと気持ちよくなりましょう―――」
むちゅ
「!!!?」
「んふぅ、んむ」
妹にキスをされた。
唇を割って、舌が入り込む。
ぬちょぬりゅ、クチュクチュ―――
むにゅう、チュチュウ…
「っぷはぁぁ…。大きいわね、顎が疲れちゃうわ。あら、そっちでもまたお楽しみなのね?なら…」
自身が再び何かに包み込まれた。
妹の顔の向こうで、姉さんが騎乗位で身体を上下に動かしていた。
その動きと繋がるかのように、快楽も押し寄せてきた。
「はぁぁぁぁ…」
妹がようやく口を離す。
お互いの唾液の糸が繋がり、伸び、切れた。
「にぃさん、ここも弱いでしょ?」
突然、妹が何か言い―――
ちゅちゅうぅぅ―――
クリクリ―――
「―――うぅ、くあ…」
妹に乳首を弄ばれていた。
普通?のAVなどでは男が女にやる行為を、妹に…。
645 :水面下の戦い9 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/01/05(土) 10:09:31.25 ID:LfyeyEHs
「ん、ん、ん…、可愛い顔してるわぁ」
ズプズプ、ぐちゅぐちゅ、にちゃにちゃ。
姉さんも執拗に腰を動かし、自身を籠絡する。
「ね、えさん…」
「もう限界?いいわよ、思いっきり吐き出して…。“この子”にも栄養をあげなきゃ」
―――!?
この、子?誰…だ。
「その困ったような顔も素敵ね♪」
ぬちゅ
今度は姉さんにキスされた。
妹とはまた違った感触―――
「ん、んむ、んん、はむん」
口の端からお互いの唾液が溢れ、お互いの口周りをビシャビシャにしていた。
びくびく!!
ビュクビュク、ビュリュリュウウゥゥ…
「あはぁ、きたぁぁ…。いっぱぁぁい…」
姉さんにまで中に…。
646 :水面下の戦い9 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/01/05(土) 10:10:22.32 ID:LfyeyEHs
「お、い…。どういうことだよ…」
「ちゅる………姉さんは子供を身籠ってます。当然お相手は…兄さんです」
―――
頭を思い切り殴られたかのような衝撃を受けた。
「ご心配なく。社会的な問題については既に手を打っています。あの低俗が対外的に父親です」
「…?」
「はあはあ…、あの男、私の彼氏ということにしてある奴は手当り次第女の子に手を出す畜生なの。だから襲われたと言っても誰も疑わないわ。血液型もあなたと同じだし」
「その結果として子供を身籠っていたとしても…兄さんの子供だとは誰も気付きません。養育費用も搾り取れます」
そこまで考えていたのか…。
―――イカれてる!!
「お、かしいだろ…。普通の人間なら……」
「もう私たちは普通じゃないのよ。それに…今日からあなたも―――」
「本当なら、兄さんを取り合って私たちも殺し合いをするはずでした」
「でもそれは…、あなたが知ったら一番悲しむと思ったわ。だから一番いい方法をとったの」
「残念ながら私は、兄さんの子供を授かれません。まだ学生という身分ですので、ピルを飲んで避妊しています。(……代わりに兄さんの童貞を戴き、処女を差し上げましたが)」
「そ、うか…」
妹はまだマシなようだ…。
「でもいずれ社会に出たときに…、その時はお願いしますね」
やっぱり普通じゃなかった…。
「そうそう、あなたの彼女のことなんだけど…」
「―――!!?」
あいつのこと…?
まさか!!
647 :水面下の戦い9 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/01/05(土) 10:11:26.51 ID:LfyeyEHs
「や、やめてくれ…!わ、別れるから…、手を、出さないでくれ…」
「―――いえ、結婚を認めてあげる。あの子と幸せになりなさい」
「!!?」
より、わけがわからない…。
「あの子はいい子ねぇ…。あなたにもぴったりだし、私たちにも好都合だわ。私たちの関係を隠す身代わりにもなるし、猫除けにもなる」
「ええ、あんなイイヒトはそうそういませんよ、兄さん」
とりあえずは、一安心していい…のか?
「でも、もし私たちの関係をバラしたり、あの子と逃げようとするなら…」
「兄さんならわかりますよね?」
「“この子”のためにも、私たち四人でシアワセになりましょう―――」
「さて、次は私の番ですね」
妹が再び、その小さな口で自身を銜え込む。
「もうあなたも逃げられないわよ。いえ、逃がさない。絶対に」
いつの間にか涙が溢れていた…。
もう何回犯されたか記憶にない…。
カーテンの隙間から見える空は暗闇から青へと徐々に変わりつつある…。
彼女達は待ち続けたんだ。
ずっと水の中で息を潜めるように…。
俺という獲物を捕食するために…、まるで鰐のごとく…。
「でも、いずれあの女が弟の子を身籠るのは…やっぱり腹立たしいわね」
「―――子供が産めない身体にでもしますか?」
最終更新:2013年02月02日 04:42