722 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 18:58:28 ID:M/LQ2558
1
二月の半ば。寒さが振り返した真冬日の午後。
リビングでコタツに温み、座椅子に腰掛けて正面のテレビを見る。
今日は、朝から両親が夫婦水入らずで旅行に出掛け、残ったのは仕事が連休の俺と、十七も歳が離れた今年六歳になる妹。
幼稚園は来月卒業して、四月から小学生になる。そんな妹は、俺の胸に背中を預け、股上に座って、青い園児服のままで同様にテレビを見る。
可愛くて、自慢の妹……だった。
『くらえッ! テキサス・コンドル・キィィィック!!』
『なんだと!?』
『俺に阿修羅バスターを掛けろッ!!』
『喰らえッ! 阿修羅バスタァァァァッ!!』
『そこだッ! 玉砕ドロォォォップ!!』
『ぐああぁぁぁっ!!』
『マッスルタイム!!!』
片腕を頭上に掲げ、勝利を誇示する正義超人。レインボーに輝く肉ボタン。
妹はビンのフルーツ牛乳を飲みながら見入ってるが、アニメに興味が無い俺としては退屈過ぎる。
それに加え、俺を椅子にしてテレビを見るのが好きらしく、ドラマやニュースを見てても寄って来て、ちょこんと前に腰を下ろすのだ。
しかも、つまんないからベツなの~、と駄々をこねてチャンネルを変えてしまう。
そんなだから両親は、妹の世話を懐いてる俺に全部任せて、いつも旅行して楽しんでる。
そんなだから……だから、だからっ、こんな関係になっちまったのも、アンタらのせいだからなっ!!
『東京みゆみゆ』
723 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 18:59:19 ID:M/LQ2558
2
「おにいちゃん、おわっちゃったね?」
妹は視線だけで見上げて俺の顔を覗き、フルーツ牛乳の余りを一気に飲み干す。
正面ではアニメが終わり、夕方前の有り触れたニュース番組が流れていた。
「んじゃ、みゆの好きなハンバーガーでも食べに……んっ、オイみゆっ!?」
嗚呼、ああやっぱり、やっぱりこうなる。
妹を持ち上げようと腕を回して抱き締めた時、突然に下半身へと心地良い刺激が届く。
「あ、あのね、みゆねっ、おまたがムズムズするのっ……おにいちゃん」
柔らかな肉に包まれて、優しく擦り上げられる感覚。
みゆは俺のペニスに尻を押し付けると、ソレを間に挟んで、一生懸命に腰を前後させていた。
「みぃ、ゆぅ。もうやらないって、お兄ちゃん言ったろ? 大人になってから、好きな人とするんだよって?」
腰まで有る長い髪をサラサラと揺らし、頬を赤くしながら俺の名を呼ぶ表情は、明らかに女の仕草。幼稚園児のして良い顔じゃない。
俺の言葉だって、何度目かさえ分からない。意味なんて無いんだ。結局は……
「どーして? みゆ、おにいちゃんのこと……えへへっ♪ ダイスキだよっ♪♪ おにいちゃんとケッコンするもん!!」
誘惑に負けて愛に応える。
妹はペニスの盛り上がりをズボン越しに感じ取ると、一旦動きを止め、コタツの中に手を差し込んで小さな掛けカバンを引っ張り出す。
そしてカバンからボトルを、暖められたローションを取って両手で持ち、クルリと反転して向き合うと、
「おにいちゃん……しよっ? みゆのおまた、いっぱいズボズボしてくだしゃい!!」
上目で見詰めながら、大きくクリクリとした瞳でローションを差し出した。
俺の部屋に有った物を、いつの間にか持ち出したのだろう。
使い方は知っているのだから、俺とする為に、ここへ持って来たんだ。
724 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 19:00:24 ID:M/LQ2558
3
最初の最初、一番最初。きっかけは両親。悪いのは……両親。
みゆが起きてるのにも気付かないでセックスするから、見せ付けるから、みゆはオカシクなった。
寝床を俺の部屋に移し、休日はずっと側にくっつく。寝るのも、食事も、お風呂も、トイレも。
おにいちゃんスキ、と何度も繰り返しながら、刷り込みながら、俺の身体から離れない。
そんなだから、もちろんオナニーなんてできないし、意識は無くとも朝立ちはする。生理現象だから。生理現象だけど、兄弟の関係を踏み外した。
楽になった射精感に促されて、夢精したと勘違いして、目を覚ましたら、
「おにいひゃん、ぢゅっ、ぢゅちゅっ……ちゅぴゅっ、おはよぉっ♪♪」
みゆが美味しそうにペニスを咥え、零れ落ちる白濁とした精液を啜っていた。
それだけじゃない。口を三日月の形に吊り上げた妹の、みゆの、幼稚園児の次の台詞は、
「ねぇ、おにいちゃん? みゆがパパとママにねっ、おにいちゃんにレープされたっていったら、どうなっちゃうの?」
実の兄を社会的に殺す、最高の脅し文句。
肌にザーメンをこびり着かせて、全裸で兄の性器をしゃぶる。もう、要求を飲むしか無かった。
つまり両親を見て興味を持ったセックスを、子供と、園児と、妹と……
それからはずっと関係が続いてる。
朝早く起きて風呂場へ篭り、俺は妹を相手に腰を振り、妹は声を出さぬように自らの手を重ねて口を塞ぐ。
シャワーの音で誤魔化して、シャワーで全てを洗い流して、毎日、毎日、妹の中へ。
だから今日だって、
「あーあ、みゆがこんなにエッチだなんて知らなかったなぁ……もしかして幼稚園でも、おちんちん誰かに挿れて貰ってるんだろ?」
俺は妹とセックスする。
酷い兄を演じて、貫き通して、早く愛想を尽かされる様に振る舞いながら、差し出されたローションのフタを開けた。
「ちがうもん! おにいちゃんとしかしないもん!! おにいちゃんのおちんちんしか、イラナイんだもんっ!!
みゆ、みゆねっ? おにいちゃんの、オヨメさんになりたい……」
みゆは本気で言ってるって理解してる。目尻に涙を溜めて、泣き出しそうなのも本当だって理解してるよ。
でもね、みゆ? 兄妹は結婚できないんだ。それに、嘘……付いてるから。
俺が妹に付いたウソ。俺がセックスだと教え挿入してる場所は、膣ではなく尻穴。みゆのアナルを使ってセックスしてる。
ココなら、万が一の時に証拠が残らないから。処女は成長してから彼氏に捧げれば良い。
後何年かすれば、嘘もバレるし、きっと俺よりも近い歳の男ができる筈さ。
725 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 19:01:24 ID:M/LQ2558
4
俺は一生分甘やかしたし、妹にも甘えさせた。
だからもう、いつ嫌われたって良い。大切なのは自身の保険。二度と脅しに屈せぬよう証拠を残さない事。
それだけを心の片隅に止めたら、罪悪感なんか消して、精一杯セックスを楽しむ。そうしなきゃ保てない。
「意地悪言ってゴメンね。嫌いになったら、お兄ちゃん出て行くから」
冷たい言葉で更に泣き顔へ変わろうとした妹を抱き寄せ、ぷにぷにとした幼児体型を腕の中に納める。
すると妹は僅かに驚き、頬を耳まで真っ赤にして俯いてしまった。
「あ、あのねっ、スキだよっ? みゆ……おにいちゃんとケッコンすゆんだもん。みゆを、およめさんにしてくだしゃい!!」
みゆは正面から抱き締められるのが恥ずかしいのだ。だけれども、こうされるのが一番好き。
ドキドキと大きな鼓動が俺にまで伝わって来る。フルーツ牛乳の甘ったるい香りを漂わせて、将来まで誓う甘ったるい告白。
そっか、そんなに俺が好きか? ならっ……
「ひゃうっ!? おにい、ちゃ?」
みゆの背中に回していた左手は園児服をめくり、右手は持ってるボトルを逆さまにして、バックプリントパンツの中に大量のハードローションを流し込む。
どうせ洗濯すると開き直り、パンツがグチョグチョに濡れて、ボトルが空になるまで注ぎ入れた。
「それじゃあ、みゆのココにおちんちん挿れて、みゆがイカなかったら……お嫁さんにしてあげるよ」
空になったボトルを部屋隅に放り、ファスナーを下げて硬く勃起したペニスをズボンの外に晒す。
「おにいちゃん、ダイスキっ、だから……んにゅ、ん、んっ、んんっ!? みゆっ、イカないよ?」
みゆは俺の襟元を掴み、俺はみゆを左腕で抱き締めてる状態。
そしてペニスは尻穴の真下。溢れ垂れるローションで、俺のズボンまで濡れて染みを作る。
「無理だよ。みゆ、すぐイッちゃうだろ?」
右手でパンツごと尻肉を揉みほぐし、穴の周りは指先で円を書く様にシワを伸ばして行く。
普通は不快に感じると言うが、みゆは俺の指にすぐ反応してくれるのだ。
シワは蕩けてジュクジュクと腸液を滲ませ、ヘリはコリコリにシコって熱を帯びる。
「イカないもん! みゆっ、おまたズボズボされても、イカないんだもん!!」
本来なら、こんな前戯さえ必要無いのかも知れない。膣に興味が向かないよう、執拗にここだけを攻め、開発したのだから。
俺の形を覚えた、俺専用の穴蔵。身体を抱き締めれば一瞬にして粘液が湧き上がり、粘着質な糸を引く蜜で満たされる。
こんな歳で、何度もスケベなアナルアクメを経験した結果だ。
「良いかい? 今から挿れるけど、イッたらお嫁さんにしないからね?」
爪先を軽くパンツに引っ掛けて伸ばし、肛門位置に小さな裂け目を作る。
726 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 19:02:05 ID:M/LQ2558
5
潤んだ瞳は俺の顔を捉え、覚悟を決めた表情でコクリと小さく頷く。
「おにいちゃんスキ、しゅき、だいしゅきだよっ? すき、すき、すきいぃっ……みゆを、およめさんにしてよぉっ」
そして俺が抱いていた力を緩めると、幼い愛を囁きながら少しずつ身体を下ろし、天井を向くペニスの先端にシワの中心を押し付ける。
柔らかく熱く、腸液とローションでトロトロにヌメる尻穴。鈴口は難無く呑み込まれ、カリ首の手前まで一気に沈む。
みゆの身体を両手で脇腹から挟む様に抱え直し、挿入を迎える最後の調整。
「イッちゃ駄目だよみゆ? はい息吸ってー、吐いてー、力抜いとけよ?」
お嫁さん。結婚。大好き。毎日
プレゼントされる愛の破片。
もう嫁になってるぜ? まっ、アナル嫁だけどな……はははっ、ははっ、はっ、馬鹿かよ俺はっ!? ちっ、くしょぉっ!!
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅん、おにぃ……」
荒い呼吸。いつもより興奮しているのか、みゆの身体から固さが無くなって行かない。
勿論、先端は入ってるんだから、肩を押さえ付ければ簡単だ。
だけど違う。みゆは抱き合いながらのセックスが初めてだから緊張してる。
それなら俺は……
「みゆ、大好きだよ」
一瞬で硬直を解かす、魔法の言葉を。
耳元に口を寄せ、できる限りの優しい声で。
「ふぇ? あっ、ゃ、ゃあぁっ、みゆも、みゆもっ!」
みゆは手で自分の紅潮した顔を隠し、戸惑いながらも一途に返してくれる。
身体もすっかり弛筋し、にゅぷりと最も太いカリ首を呑み込んでしまった。
腸液とローションのミックスジュースで、ペニスはヌルヌルにコーティングされてしまう。
後はただ、
「イクぞみゆ? イクなよ? ふうぅっ!!」
腰を掴んでいた手を下げるだけ。
ぢゅぶぶぅぅぅっ!!
「おにいちゃ……ふあぁぁぁぁぁんっ♪♪」
狭く柔らかく、幾重にも連なった輪の中を突き進む感覚。
みゆの幼い尻穴は、ヘソ付近まで深々とペニスを咥え、きゅきゅぅっとキツく締め付ける。
それだけじゃない。小刻みに蠢く腸壁の振動は、開きっ放しの口と目が、みゆの絶頂から来るモノだと教えていた。
「みゆ? 今イッ……」
「イッてない、イッてらいもん!!」
はっ、嘘ばっかり。兄妹揃って大嘘つきだな。
直腸擦り上げられて、子宮の裏側えぐられて、行き止まりの結直まで小突かれて、みゆがイカない訳無いだろ? お兄ちゃんナメんな!!
何もしなくても気持ちいいけど、このままでもイケそうだけど……頑張っちゃうか?
「ふうっ!?」
再びみゆの身体を持ち上げて、再びカリ首の位置までペニスを引き抜く。
727 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 19:04:30 ID:M/LQ2558
6
「ぁあぁっ♪ イッへぇ、らいもん!!」
また嘘。口横からヨダレ垂れてるし、舌足らずになってるし、目なんか焦点合ってない。
「ほらっ、白目もどせ。話しする時は、ちゃんと相手を見るんだ……ぞっ!!」
ぢゅぶぶぅぅぅっ!! ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ!!
完全に俺のペニス容れとなった身体を、また根元まで深く咥え込ませる。
「かひゅっ!?」
次からは一度で終わりじゃない。
子供の重量は軽く、オナニー
ホールの様に上下へみゆを動かす。
「イッてるんだろ? イッたって言えよみゆっ!!」
奥の結腸はペニスを逃がすまいと唇の形で吸い付き、
細かいヒダヒダは一々ヤラしく引っ掛かかり、
腸圧は自在に変化し、突く度に全く違う刺激でペニスを締め上げる。
俺のモノに馴染み、俺のモノを覚えた、妹の幼い尻膣。
「ぅぁあっ♪ あ、あぁっ、ふぁぁうっ♪♪ おにいひゃん、しゅきぃっ……」
既に言葉にすらなってない。ずっとイキまくって止まらないのだ。
されるがままに尻穴をハメ倒され、絶え間無いアクメに身を委ねる。
心から愛おしく想う、俺の大切な妹。俺はそんな妹と……
「ぐっ、はあぁっ! ふぅっ、ふぅっ、ふっ! イクぞみゆ、ナカ出しするからなっ!!」
ぢゅぷっ! ぢゅぷっ! ぢゅぷっ! ぢゅぷっ! ぢゅぶぶっ!!
限界は近い。こんなに情熱的な腸内に射精をねだられては、我慢なんてできる筈ない。
「だひてっ、おにいちゃ! みゆを、およめしゃんに、ひてっくだひゃひ!!」
みゆの一番奥で、結腸の隙間に鈴口をねじ込んで、両手を脇から背中に回し、ギュッと強く抱き締める。
そして息を整え、みゆの息が整うのも待ち、落ち着かせてから、
「みゆっ? お兄ちゃんと……結婚しよっか?」
最高の口説き文句を。
「おにいっ、ぁあ゙あ゙あぁぁぁぁぁぁっ♪♪♪」
次の瞬間にはみゆの絶頂が響き渡り、痛いくらいに腸膣がペニスを締め付けた。
急激に収縮し、尻穴の器官全部で精液を搾り取る動き。
「みっ、ゆっ……ぐおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」
びゅるぅぅぅぅぅっ!! びゅぐびゅぐっ!! びゅくんびゅくん、ドクンドクンドクン……
ああ。嗚呼。自宅で、リビングで。家族に、妹に、幼稚園児に、チツナイ……しゃせい。
噴き上がる精液を、一滴残らず腸内で吐き出した。
「おまた、ポカポカするよぉっ……えへっ、ダイスキだよ、おにいちゃん♪♪」
狭い中に溜まる筈も無く、ボトボトと白濁した精液が、とめどなくズボンへと垂れ落ちた。
二人して汗を掻き、愛を囁き合い、粘膜を擦らせ合った、禁断の性交。
俺は明日、今日の事を後悔するだろう。
最中は割り切れて楽しんでも、終われば罪悪感に押し潰される。
だけど今は、気持ち良い脱力の中で、
「オヤスミ、みゆっ」
眠らせてくれ。
728 『東京みゆみゆ』 ◆uC4PiS7dQ6 sage 2009/02/14(土) 19:07:28 ID:M/LQ2558
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あまい。
アマイ。
甘いっ! 激甘だっ!! なんで気付かない!? なんで分からなかった!?
俺の考えは、ハチミツたっぷり、クリームたっぷり、アイスたっぷりのハニートーストより全然甘いッ!!
自身の保険? 証拠を残さない? なんてブザマ!! マヌケ過ぎるだろっ!?
だめ、駄目。どうしようもない。
「はやく、おにいちゃんのあかちゃんがうまれないかなー♪♪」
沈む太陽の残光が、赤くリビングを染める夕暮れ。
ふと眩しさで目覚め、視線だけを横に動かせば妹。
起きた俺に気付かず、一心不乱に、オナニーしてた。
正確には違う。床の上に座り、破れたパンツは脱ぎ捨ててる。
肛門から溢れ出した精液を指で掬い、その指を膣内に挿れて、奥まで押し込む。
「おっにぃちゃーん♪ おっにぃちゃーん♪」
深くを掻き回す中指。痛みを感じてる様子は無い。血も流れてない。妹は、とっくに処女じゃない。
妹は全て理解してた。俺が嘘をついてる事も、俺を縛り付けるにはどうすれば良いかも、何もかも。
わからないフリをしてセックスをしてたんだ。
血の気が引く。喉はカラカラ。
妹が中学になる頃には、こんな関係は終わってる……そう思ってた。
でも、来年、再来年。生理が来て、俺が気付かないで、今みたいなオナニーをされたらどうなる?
はっ、終わっ、た……恐らくだいぶ前から、俺のDNAカスは、みゆの膣内に溜まってるだろう。
『ねぇ、おにいちゃん? みゆがパパとママにねっ、おにいちゃんにレープされたっていったら、どうなっちゃうの?』
今度は言い訳できない。証拠が確実に出て来る。
だけどそれは、それはっ!!
「みゆ、ちょっと聞いてくれ」
それだけはイケない!!
みゆも、俺も、それじゃあ幸せになれないんだ。
みゆは、絶対に幸せにする!!
そう決心して、覚悟して、上体を起こして、妹をしっかりと見つめる。
「なぁに、おにいちゃん……」
すると妹は自慰を止め、
口を『あの時』と同じ、三日月の形にして微笑んだ。
「まだ、にげられるとおもってるの?」
最終更新:2009年02月15日 21:17