狂もうと 第2話

25 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:48:49 ID:xZjk+szr

「はぁ~、疲れたぁ~…」
車の鍵をテーブルに置き、リビングのソファーに無防備に倒れ込む。

お風呂から、シャワーの音がリビングまで響き渡ってくる。
愛しの兄が今、汚れをとるために身体を洗っている最中なのだ。

――兄を連れて帰って来た私は、まず兄をお風呂に連れていった。
臭い香水の匂いが兄の体からいつまでこびりついてたので、ご飯より先にシャワーを浴びてもらうことにした。

「あの服は明日捨てよう…あっ…お兄ちゃんの携帯も替えなきゃ…それから…それから…。」
考えれば山ほど出てくる悩みの種
お兄ちゃんの事だから苦にはならないのだけど、汚れを取るのは私なのだから少しは考えてほしい。

――「でたぞ?」
ソファーに顔を埋めていると、お風呂から出てきたお兄ちゃんがリビングに入ってきた。

「そう…それじゃ、チェックするね。」
お兄ちゃんにそう言うと、ソファーから立ち上がりお兄ちゃんに近づく。

「ちょっ!?」

「なによ?」
兄の体臭をチェックしていると、何故かお兄ちゃんが私から逃げるように離れた。

「な、なんで頭に鼻を押し当てるんだよ!?」


26 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:49:34 ID:xZjk+szr

「こうしなきゃ、わからないでしょ?」
もう一度首を片手で掴み、此方に引き寄せる。
少し抵抗されたが、逃げないようにもう片方の手をお兄ちゃんの背中に回し、しがみついたままお兄ちゃんの頭に鼻を擦り付けた

「すぅ~はぁ~…すぅ~~~~はぁ~…」
お兄ちゃんの匂いが私の鼻を通って身体の中を支配する。

私が幸せを感じる数少ない時間…。

「うん、臭いのは無くなったねっ!」

「お、俺ってそんなに臭かったのか?」

「違う、違う。お兄ちゃんが臭いんじゃなくて、周りの虫が臭いの。」

「虫?」

「まぁ、いいじゃない。もう無くなったんだし……あっ、そうだっ!」

「はぁ~、次はなんだよ?」
ため息を吐き、軽く私を睨むお兄ちゃん。

「歯も磨いた?」

「歯?磨いたけど…」

「それじゃ、チェックねっ!私の鼻をパクって口でくわえてみて♪」

「はぁっ!?」
驚いたように私から離れようとするお兄ちゃん……だけど逃がさない。

「ほらっ!あ~んってして、あ~んって」

「うッ……あ、あ~ん」
私の顔を恥ずかしそうに見たあと、ゆっくりと目を瞑り口を小さく開けた。


27 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:50:19 ID:xZjk+szr

「ふふっ、可愛いい…それじゃ、失礼しま~す♪」
このまま口の中に私の舌を入れたらどうなるかしら…?ビックリして私の舌を噛むかも…。

色々な事を考えたが、匂いチェックにならないので、仕方なく鼻を口の中に入れる。

「ウゥッ…」
苦しそうに嗚咽する兄の口から息が漏れてくる…。
唾液が私の頬をつたい、私の唇に到達する…。それを優しく舐めとると、身体に電気が走ったような感覚に見舞われた。
歓喜で足がガクガクッと震え、崩れ落ちそうになるのをお兄ちゃんにしがみついて耐える。

「ぷはぁっ…ゴホッ、ゴホッ!もういいだろ…」
私の鼻から口を離すと咳き込みながら喉を押さえて涙を流した。

「ふふっ、そうね。大丈夫みたい。」
お兄ちゃんの唾液でベトベトになった鼻を手で拭き取る。
けしてタオルでは拭き取らない…後でこの手を使ってオナニーするからだ。

「それじゃ、次は私の番ね。」

「ふぇっ?」
よく分からない声がお兄ちゃんの口から出てきた。

「だって、不公平でしょ?お兄ちゃんばっかり…だから私もお兄ちゃんの鼻を噛むからこっちに来て。」
そうしないと私の身の潔白を証明できない。朝と夕方の食事は私達二人で食べると決まっている。


28 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:51:11 ID:xZjk+szr
…まぁ、私が勝手に決めたルールなのだけど、私が作ったルールを私自身破ることは絶対にしてはならない。

お兄ちゃんに疑われるのだけは絶対に嫌……って言う建前はおいといて。単純な話、お兄ちゃんの体を味わいたいのだ。

「ほら、こっちに来て…来ないと…」

「わ、わかった、わかったからッ!」
私の話を聞く前に慌てたように此方に走り寄ってきた。
やはりお兄ちゃんは私の宝物…いつも私のワガママを聴いてくれて、いつも私のそばに居てくれる。

お兄ちゃんも私と同じ気持ちに違いない。
ただ、今日はちょっと魔が射しただけ…。
お兄ちゃんは純粋な心の持ち主だから騙されやすいだけなのだ。

「ふふっ……あ~ん…」
パクっとお兄ちゃんの鼻をくわえる。
くわえ込んだ瞬間、お兄ちゃんの鼻に私の舌を擦り付けた。

「うっ、ちょっ!」
お兄ちゃんの声を無視し、舌でお兄ちゃんの汗を舐めとる。

「う~、おいひぃ~っ!はむっ、むちゅっちゅ…おにぃちゃッ!れろっ…はむっ、ちゅるるる~。」

「ひゃっ!?や、やめッろ!」
絶対に離さない。
暴れるお兄ちゃんを押さえつけて、鼻の穴に舌をねじ込み唾液を送り込む。


29 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:51:59 ID:xZjk+szr

お兄ちゃんの鼻を舐めれば舐めるほど私の股は愛液でヌルヌルになっていく。
このままオナニーしたいが、流石にオナニーしている場面なんてお兄ちゃんに見られたくない…。身体の底から持ち上げてくる欲望を押さえつけ舐めることに専念する。

――「っぷはぁ……ふぅ~…ふふ……ちゅっ…」

「はぁ…はぁ…」
10分ほど丹念に舐め、鼻から口を離す直後小さくお兄ちゃんの鼻にキスを落とした。

名残惜しいが私も風呂場に向かわなければフローリングが水浸しになりそう…。
愛液が私の足をつたって徐々に下に垂れてきているのだ。

「ちょ、ちょっとお風呂にいくね。」


「はっ?」
意味が分からず私をポカ~ンと眺めている。
その目線だけでイキそうになる…お兄ちゃんは隠れSなのだろうか?
スカートの中に手を突っ込んで激しく動かしたい衝動に刈られるが風呂場まで我慢しよう…。
「はぁ…はぁ…ふぅ~…我慢できるかな…」
廊下の壁に手をつきながらフラフラと風呂場を目指す。

風呂場まで無理なら途中にあるトイレで静めれば…




「……トイレ?」
そうだ、忘れてた…。
家に帰って来たら一番始めにしなきゃいけないことがあったんだ…。


30 名無しさん@ピンキー sage 2009/08/30(日) 00:52:45 ID:xZjk+szr

「ふふ…あははっ…」――振り返りもう一度リビングに向かう。

今からすることを考えると自然と笑みがこぼれてくる。
その時、お兄ちゃんに体をすり寄せてオナニーしよう…。

「ふふっ、お兄ちゃ~ん♪」
リビングの扉から顔を覗かせると、私が風呂場に向かったと思っていたのだろう…ソファーに項垂れるように座っていたのに、私の声にビクッと反応した。

「私と一緒に……トイレに行こっか?」


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最終更新:2009年10月05日 21:11
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