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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/16スレ目短編/636 - (2011/07/11 (月) 23:49:57) の1つ前との変更点
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あー今日も疲れた。
自分の能力が高過ぎることで運動部に入りにくかったことと、当麻が帰って来た時に温かいご飯を用意したいと考えていた美琴は
部活に入っていないので何もなければ4時に帰れる。
まだ夕ご飯作るまで時間あるしちょっと横になるか。
帰宅した美琴はそんなことを考え、しばしの眠りにつくことにした。
「……助けて、……助けてよ……」
「……何やってんだよ、お前。」
声が聞こえる方向に見えたあれは……常盤台中学にいた時の私と、まだ高校生の当麻?これは夢の世界?
どうやら私はあの時、妹達を助けるために、そして罪悪感から逃れるため自殺することを決意した時の夢を見ているようだ。
神様なんていない、助けてくれるママやパパはもちろんヒーローなんて現れるわけがない、
そんな絶望の淵に立たされていたあの頃の私に、ぶっきら棒に差し伸べられた手。
当麻の手には実験に関するレポートが握られていた。
その瞬間美琴は理解したのだ。
そうか、知ってしまったのか。誰にも知られたくなかったのにな……
やっぱり軽蔑されるよね。当り前よ、この実験が行われる原因になったのはこの私なんだから……
ならいっそのこと責められよう、その方が私も楽になる……そうだよね。
「結局。それを見てあんたは私が心配だと思ったの?それとも私を許せないと思ったの?」
答えは分かりきったことだ。さあ、早く私を責めt
「……心配したに、決まってるだろ!!!」
ぇ……、今こいつ、何て……どういうことなの!?
わずかの間思考が混乱したが、冷静にならないと、そんなことを考えながらもう一度言葉を投げかける。
「ま、嘘でもそう言ってくれる人がいるだけマシってとこかしらっ。」
さあ、責めてよ。何でそんな眼をするの……
「……嘘じゃねえよ!!!」
その言葉は確かに、はっきりと聞こえた。
あ、れ……?そうか、私寝ちゃってたんだ。今になってまたあの夢を見ることになるとは。
それにしてもあの時は本当に驚いたわ。まさか、本当にヒーローが現れるなんて思わなかった。
8月10日。あの日から私の生活は変わった。
膝を抱えて一人で涙を堪えた、どうしようもない不安に負けそうな日々。
本当は誰かに助けを求めたかった。助けてって言いたかった。でも言えなかった……
当麻は私を普通の女の子として見てくれていたから、だから私は知らない間に当麻を心の拠り所にしていたんだね。
そして自殺を決意した時に、気がつけばすぐ側に、他の誰でもなく当麻がいてくれた。
“実験を止めたい”って願い続けて行動するのに、躓き傷いて全てを諦めかけていたけれど
信じられる当麻がいたから私はもう一度立ち上がれたんだ。
実験を食い止めてくれた上に、私に「お前は笑っていいんだよ」と言ってくれた当麻。
病室や手作りクッキーを作って渡しそびれた時には、照れくさくて「ありがとう」って伝えられなかった。
妹達の件以外にも、黒子のこと、初春さんと私を助けてくれたこと、数えてみればいくつも素直にお礼を言えていなかった。
我ながらに情けない……
今からでも、「ありがとう」ってただ伝えたい。声の限り何度だって。
かけがえのない私の恋人、そしてヒーロー。
ねえ、私の気持ちは届いているのかな?
30年も技術が進んでいる、戦争も起こってどんどん変わりゆく世界だけど、
私はあの時、変わらない人のぬくもりを当麻のおかげで確かに感じられたんだよ。
当麻と付き合って2年、一つ一つ歳を重ねていく度に付き合い始めた時よりもずっと当麻の想いを感じるよ。
私の想いも感じてくれているのかな?
なんて聞いても笑って「当たり前だろ」と答えてくれる顔が想像できる。
きっと私はこの先、当麻がいないと一人じゃ生きてゆけなくなる。それでもいいよね。
私が悩んで困っている時にいつも励まし、勇気をくれた当麻。
当時照れくさくて口にできなかった、心から贈りたい言葉。
私はレベル5なんだから当麻にはもっと私を頼って欲しい。
だって当麻はいつも私が心配するからって全部自分だけで抱え込んじゃう。
当麻が病院から抜け出してボロボロの姿だった時も、第三次世界大戦の時も私は何も出来なかった。
幸い当麻はどんな境地からも無事に生還してきているけれど私には耐えられなかった。
こんな私に何かできるか、本当に当麻を支える事できるのか分からないけれど私は当麻と対等でいたい。
守られるだけじゃなくて、私も当麻を守る。そんな背中を預けられるような関係になりたい。
今も学園都市、そして世界は変わり続けている。
そんな変わり続けている世界でも変わらない人のぬくもりを教えてくれたことを大切に思いながらこれからも当麻と過ごそう。
そう私は思った。
「って、あぁぁぁぁぁ!!そろそろご飯の準備しないと間に合わない。」
時間は午後7時過ぎ。物思いに耽ていたら、どうやら3時間も経っていたらしい。
だが、さすがは常盤台中学を卒業しただけのことはある。
なんせ家庭科ではペルシャ絨毯のほつれの直し方や金絵皿の傷んだ箔の修繕方法等を学んでいたのだ。
もちろん授業は料理においてもすごかった。
和風、洋風、中華はもちろん、様々な国の料理をフルコースで出せるように指導を受けていたのだ。
テキパキことをすませ8時頃には食卓に豪華なおかずの品々が並べられていた。
よし、これで完成。早く帰って来ないかな。
そう思っているうちにドアからカチャっと鍵を開け扉が開く音がした。
「ただいま、美琴。」
「おかえり、当麻。」
あいさつと共に唇が触れる程度のキスをする。これも毎日の愛を確かめる行為。
疲れた長い一日さえも、会えた時の喜び、当麻といるこの時の為にあると思える。
そう、この瞬間があるから私たちはそれぞれ頑張っていけるのだ。
「お、なんかすごくいいにおいがしてくるな。今日のご飯もうまそうだ。」
「うん。もうご飯できてるからね。冷めないうちに食べよ。」
「ハンバーグ、それにカルパッチョか。二つともおいしそうだ。」
「今回は和風ハンバーグを作ってみました。豆腐も少し入れてるから軟らかく仕上がってるはずよ。」
「よし、じゃあ」
「「いただきます。」」
「うま、美琴このハンバーグすごくうまいぞ。軟らかくてそれでいて中には肉汁がいっぱいだ。」
「喜んでもらえて私も嬉しい。」
「いやー、本当にこんなおいしい美琴の手料理を毎日食べられる上条さんは世界一の幸せ者ですよ。」
「そんなに褒められると照れるじゃない。」
「だって本当にそう思ってるんだからそうとしか言えないだろ。」
当麻はいつだってそうだ。いつも自分の素直な気持ちをそのまま私に伝えてくれる。
私も、私も……
「あのね、当麻。ご飯終わったら話があるの。聞いてくれる?」
「もちろんだろ。」
そういって当麻はニカッと笑う。
ごちそうさまのあいさつと片づけが終わった後私と当麻は向かい合わせに座った。
「実はね。今日夢を見たの。2年前の実験で私が自殺を決意して当麻がそれを止めに来てくれた時の夢。
実験を止めてくれて、私と妹達の心も救ってくれた当麻に私今まで当麻に素直な気持ちで“ありがとう”って言えたことがないって気付いたの。
それだけじゃない。黒子を助けてくれたこと、 虚空爆破(グラビトン)事件の爆発から初春さんと私を助けてくれたこと、
数え切れない程私は当麻に助けられてきたの。なのに私はそのお礼さえも言えてなかった……」
「俺が美琴と美琴の周りの世界の人たちを助けられた、それだけでいいんだ。言葉はなくても美琴の気持ちは伝わってるよ。
美琴は俺がボロボロの姿でいた時に、自分だって戦えるって言ってくれた。あの目を見れば分かった。
美琴はもし俺と同じレベル0だったとしても同じ行動をとっていたことを。第三次世界大戦の時もそうだ。俺の為に助けに来てくれたじゃないか。」
「だけど、だけど。遅くなったけど今からでも言わせて。当麻、本当にありがとう。今までも、そしてこれからもずっと御坂美琴は上条当麻のことを愛してます。」
「そんな目を見られて言うと照れちまう。じゃあ俺からも言わせてくれ。俺、上条当麻はこれからもずっと御坂美琴のことを愛していきます。」
「えへへ。すごく嬉しい。当麻が私のことを愛してくれていることは分かってるけど、それを言葉にされたらどうしてこんなにドキドキするんだろう。」
「言ってる俺もドキドキしてる。だけど何度でも言いたい。何度だってだ。」
「私だって、何度でも言ってやる。当麻のことが大好き。」
自分の好きな人と付き合いだした時のままの気持ち。
その気持ちは好きな人と結婚して生活していって、時が流れるとだんだん薄れていくと思っていた。だって毎日忙しいし、パパとママそんなにラブラブじゃないし。
これは、私がまだ当麻を好きになる前の気持ち。人を好きになるということがまだよく理解できていなかった時の私の気持ちだ。
でも今ならそんなことは絶対ないと言える。だって私も当麻もお互いのことをこんなに愛しているのだから。
お互い、自分たちの気持ちをストレート相手に伝えられている、そんな関係を築けられている私たちがそんなことになるはずない。
これからはきっと、今までよりもっと辛くて苦しい試練が待っているはずだと思う。
だけどそんな時にでも二人で笑って乗り越えられる関係。助けてって弱みを見せられる関係。背中を預けられる関係。
私たちはきっとこれからもそんな関係であり続けられると思う。そうだよね。当麻?
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あー今日も疲れた。
自分の能力が高過ぎることで運動部に入りにくかったことと、当麻が帰って来た時に温かいご飯を用意したいと考えていた美琴は
部活に入っていないので何もなければ4時に帰れる。
まだ夕ご飯作るまで時間あるしちょっと横になるか。
帰宅した美琴はそんなことを考え、しばしの眠りにつくことにした。
「……助けて、……助けてよ……」
「……何やってんだよ、お前。」
声が聞こえる方向に見えたあれは……常盤台中学にいた時の私と、まだ高校生の当麻?これは夢の世界?
どうやら私はあの時、妹達を助けるために、そして罪悪感から逃れるため自殺することを決意した時の夢を見ているようだ。
神様なんていない、助けてくれるママやパパはもちろんヒーローなんて現れるわけがない、
そんな絶望の淵に立たされていたあの頃の私に、ぶっきら棒に差し伸べられた手。
当麻の手には実験に関するレポートが握られていた。
その瞬間美琴は理解したのだ。
そうか、知ってしまったのか。誰にも知られたくなかったのにな……
やっぱり軽蔑されるよね。当り前よ、この実験が行われる原因になったのはこの私なんだから……
ならいっそのこと責められよう、その方が私も楽になる……そうだよね。
「結局。それを見てあんたは私が心配だと思ったの?それとも私を許せないと思ったの?」
答えは分かりきったことだ。さあ、早く私を責めt
「……心配したに、決まってるだろ!!!」
ぇ……、今こいつ、何て……どういうことなの!?
わずかの間思考が混乱したが、冷静にならないと、そんなことを考えながらもう一度言葉を投げかける。
「ま、嘘でもそう言ってくれる人がいるだけマシってとこかしらっ。」
さあ、責めてよ。何でそんな眼をするの……
「……嘘じゃねえよ!!!」
その言葉は確かに、はっきりと聞こえた。
あ、れ……?そうか、私寝ちゃってたんだ。今になってまたあの夢を見ることになるとは。
それにしてもあの時は本当に驚いたわ。まさか、本当にヒーローが現れるなんて思わなかった。
8月10日。あの日から私の生活は変わった。
膝を抱えて一人で涙を堪えた、どうしようもない不安に負けそうな日々。
本当は誰かに助けを求めたかった。助けてって言いたかった。でも言えなかった……
当麻は私を普通の女の子として見てくれていたから、だから私は知らない間に当麻を心の拠り所にしていたんだね。
そして自殺を決意した時に、気がつけばすぐ側に、他の誰でもなく当麻がいてくれた。
“実験を止めたい”って願い続けて行動するのに、躓き傷いて全てを諦めかけていたけれど
信じられる当麻がいたから私はもう一度立ち上がれたんだ。
実験を食い止めてくれた上に、私に「お前は笑っていいんだよ」と言ってくれた当麻。
病室や手作りクッキーを作って渡しそびれた時には、照れくさくて「ありがとう」って伝えられなかった。
妹達の件以外にも、黒子のこと、初春さんと私を助けてくれたこと、数えてみればいくつも素直にお礼を言えていなかった。
我ながらに情けない……
今からでも、「ありがとう」ってただ伝えたい。声の限り何度だって。
かけがえのない私の恋人、そしてヒーロー。
ねえ、私の気持ちは届いているのかな?
30年も技術が進んでいる、戦争も起こってどんどん変わりゆく世界だけど、
私はあの時、変わらない人のぬくもりを当麻のおかげで確かに感じられたんだよ。
当麻と付き合って2年、一つ一つ歳を重ねていく度に付き合い始めた時よりもずっと当麻の想いを感じるよ。
私の想いも感じてくれているのかな?
なんて聞いても笑って「当たり前だろ」と答えてくれる顔が想像できる。
きっと私はこの先、当麻がいないと一人じゃ生きてゆけなくなる。それでもいいよね。
私が悩んで困っている時にいつも励まし、勇気をくれた当麻。
当時照れくさくて口にできなかった、心から贈りたい言葉。
私はレベル5なんだから当麻にはもっと私を頼って欲しい。
だって当麻はいつも私が心配するからって全部自分だけで抱え込んじゃう。
当麻が病院から抜け出してボロボロの姿だった時も、第三次世界大戦の時も私は何も出来なかった。
幸い当麻はどんな境地からも無事に生還してきているけれど私には耐えられなかった。
こんな私に何かできるか、本当に当麻を支える事できるのか分からないけれど私は当麻と対等でいたい。
守られるだけじゃなくて、私も当麻を守る。そんな背中を預けられるような関係になりたい。
今も学園都市、そして世界は変わり続けている。
そんな変わり続けている世界でも変わらない人のぬくもりを教えてくれたことを大切に思いながらこれからも当麻と過ごそう。
そう私は思った。
「って、あぁぁぁぁぁ!!そろそろご飯の準備しないと間に合わない。」
時間は午後7時過ぎ。物思いに耽ていたら、どうやら3時間も経っていたらしい。
だが、さすがは常盤台中学を卒業しただけのことはある。
なんせ家庭科ではペルシャ絨毯のほつれの直し方や金絵皿の傷んだ箔の修繕方法等を学んでいたのだ。
もちろん授業は料理においてもすごかった。
和風、洋風、中華はもちろん、様々な国の料理をフルコースで出せるように指導を受けていたのだ。
テキパキことをすませ8時頃には食卓に豪華なおかずの品々が並べられていた。
よし、これで完成。早く帰って来ないかな。
そう思っているうちにドアからカチャっと鍵を開け扉が開く音がした。
「ただいま、美琴。」
「おかえり、当麻。」
あいさつと共に唇が触れる程度のキスをする。これも毎日の愛を確かめる行為。
疲れた長い一日さえも、会えた時の喜び、当麻といるこの時の為にあると思える。
そう、この瞬間があるから私たちはそれぞれ頑張っていけるのだ。
「お、なんかすごくいいにおいがしてくるな。今日のご飯もうまそうだ。」
「うん。もうご飯できてるからね。冷めないうちに食べよ。」
「ハンバーグ、それにカルパッチョか。二つともおいしそうだ。」
「今回は和風ハンバーグを作ってみました。豆腐も少し入れてるから軟らかく仕上がってるはずよ。」
「よし、じゃあ」
「「いただきます。」」
「うま、美琴このハンバーグすごくうまいぞ。軟らかくてそれでいて中には肉汁がいっぱいだ。」
「喜んでもらえて私も嬉しい。」
「いやー、本当にこんなおいしい美琴の手料理を毎日食べられる上条さんは世界一の幸せ者ですよ。」
「そんなに褒められると照れるじゃない。」
「だって本当にそう思ってるんだからそうとしか言えないだろ。」
当麻はいつだってそうだ。いつも自分の素直な気持ちをそのまま私に伝えてくれる。
私も、私も……
「あのね、当麻。ご飯終わったら話があるの。聞いてくれる?」
「もちろんだろ。」
そういって当麻はニカッと笑う。
ごちそうさまのあいさつと片づけが終わった後私と当麻は向かい合わせに座った。
「実はね。今日夢を見たの。2年前の実験で私が自殺を決意して当麻がそれを止めに来てくれた時の夢。
実験を止めてくれて、私と妹達の心も救ってくれた当麻に私今まで当麻に素直な気持ちで“ありがとう”って言えたことがないって気付いたの。
それだけじゃない。黒子を助けてくれたこと、 虚空爆破(グラビトン)事件の爆発から初春さんと私を助けてくれたこと、
数え切れない程私は当麻に助けられてきたの。なのに私はそのお礼さえも言えてなかった……」
「俺が美琴と美琴の周りの世界の人たちを助けられた、それだけでいいんだ。言葉はなくても美琴の気持ちは伝わってるよ。
美琴は俺がボロボロの姿でいた時に、自分だって戦えるって言ってくれた。あの目を見れば分かった。
美琴はもし俺と同じレベル0だったとしても同じ行動をとっていたことを。第三次世界大戦の時もそうだ。俺の為に助けに来てくれたじゃないか。」
「だけど、だけど。遅くなったけど今からでも言わせて。当麻、本当にありがとう。今までも、そしてこれからもずっと御坂美琴は上条当麻のことを愛してます。」
「そんな目を見られて言うと照れちまう。じゃあ俺からも言わせてくれ。俺、上条当麻はこれからもずっと御坂美琴のことを愛していきます。」
「えへへ。すごく嬉しい。当麻が私のことを愛してくれていることは分かってるけど、それを言葉にされたらどうしてこんなにドキドキするんだろう。」
「言ってる俺もドキドキしてる。だけど何度でも言いたい。何度だってだ。」
「私だって、何度でも言ってやる。当麻のことが大好き。」
自分の好きな人と付き合いだした時のままの気持ち。
その気持ちは好きな人と結婚して生活していって、時が流れるとだんだん薄れていくと思っていた。だって毎日忙しいし、パパとママそんなにラブラブじゃないし。
これは、私がまだ当麻を好きになる前の気持ち。人を好きになるということがまだよく理解できていなかった時の私の気持ちだ。
でも今ならそんなことは絶対ないと言える。だって私も当麻もお互いのことをこんなに愛しているのだから。
お互い、自分たちの気持ちをストレート相手に伝えられている、そんな関係を築けられている私たちがそんなことになるはずない。
これからはきっと、今までよりもっと辛くて苦しい試練が待っているはずだと思う。
だけどそんな時にでも二人で笑って乗り越えられる関係。助けてって弱みを見せられる関係。背中を預けられる関係。
私たちはきっとこれからもそんな関係であり続けられると思う。そうだよね。当麻?
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