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【デルタフォース】クラスの3バカの日常/3-3」を以下のとおり復元します。
「ううう、寒い。」「ですわね。」 


「もとはと言えばアンタが寮官に見つかったのが原因でしょう!こっちは全部セキュリティ突破したってのにあんたが変に距離とってついてくるから!」「お姉さまがあのエセ関西人と私が……その、うんぬんかんぬんとか言うからでしょう!」 


ぎゃあぎゃぎゃあ騒ぐ二人、だが。 


「はぁ。とりあえず寒いから早く終わらせましょ。」「ですわね。」 
ここは常盤台中学校庭。 
特徴として幾つもの光点が埋め込まれ、それがラインを描くことがある。そしてふたりの罰とは…… 
「校庭の光点全部のチェックだなんて……どんだけ広い校庭だかわかってんの~!!」 


全員がレベル3以上だと壊す物の量も半端ではない。(一応『お嬢様学校』のはずだが……。) 


本来は業者がメンテナンスを行っているのだが、情報管理(生徒のDNA情報が最たるもの)の観点から必要最低限の回数にとどめられる。 


まぁ本来ならそれで十分間に合うはずなのだが……。 
「ああ、婚后光子とかが昨日何かふっ飛ばしたそうで。その影響らしいですの。」「じゃあ何でそいつがしないのよ?」 


「どうも喧嘩だったらしく…婚后はいま病院ですの。で、週明けまでにどうにかしなければならない所へ……」「あたしらが門限破りをしたってわけ……。」「ですの。」 


「朝から始めて昼までやったけどまだ半分も行ってないわねー。」「それを言わないでくださいまし。思い出すだけで黒子死にそうですの。」 


寒い校庭で通電確認(美琴にぴったり?)、必要最低限な所の取り換え(黒子に最適?)というのが二人に課せられた罰則である。 


罰則となると、必ず黒子が悪さをするのがこの二人の間のルールらしい。 
今回は… 
(このところあのエセ関西人と私とをやけにくっ付けようとなさってるようですが、簡単には行きませんの。お姉さまの目的は黒子を遠ざけること。……………………まぁ、もうあの殿方【上条】とお姉さまを遠ざけるには『アレ』しかありませんが…それにしてもあの殿方もろとも黒焦げになるのが目に見えてますし…それにあの殿方【青ピ】も悪い方ではありませんし……………って何を考えていますの私!!??   
黒子を遠ざけようとするとどんな目に逢うかお姉さまに分かっていただきますの!) 


「ところでお姉さま~?」「なーに黒子??」嫌な予感がする。黒子がこんな風にいう時美琴に災いが降りかかるのは明明白白である。 


「冬とはいえ炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ~。」「アンタ今度はなに入れたの?」 


「何も!それが証拠にこの通り!!」ゴグッ 「っ!!の、飲むなぁああああ!!!アンタが飲むとロクなことに!!!!」 


「お姉さまぁあ★一口いかがぁん?♪」「……またパソコン部品か…ってこっちくんなあ!」 
じりじりと後退を始める美琴。 


「まぁまぁそんなにお淑やかにせずとも★お姉さまがお嬢様らしくないのは周知の事実ですのよおん★」「なっなんですってぇえええ!!」 
あまりの物言いに美琴の後退がとまる。とそこへ黒子がダイブ!! 


「っ!!??くっ黒子!!かっ返せ!!返せってばぁ!」「またこんなお子様なものを★ま、そこが可愛いところなのですが……。」 
黒子は美琴の方に向き直る。 


「な、なに?と、とにかく服返しなさい!!」「たかが短パン一つで何をぎゃあぎゃあと。さぁ★まだまだこれからですのよ★」 


「くっ、黒子サン!?なにをするつもりなのですか??」「じっとしていただければ別に何も★」 


「嘘だ!こっちくんなぁああああ!!!!」「お姉さまぁあああん★」 


恋する乙女(内容は別として)は恐ろしい。レベル5の美琴はこの後レベル4のツインテールの子に散々な目に遭いかけたのであった。 


色々と急展開だった今週も終わり、新しい一週間が始まる。 
土曜日は「あれ」である。 


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そのころイギリス・ランベス宮 
「御呼びですか、アークビショップ。」「ウム。まぁそこにて座りあれ」 


「この所、そなたが職務不履行と聞き及びしによりて呼びにけるのよ。」「私は己が役目を十二分に果たしておると…」 


「あぁそうではなし、そうでは無し。そなたがボーっとしておると聞きおよびけるのよ。」「そのような事はありません。」 


「フーム。しかしアニェーゼ部隊始め各方面から同じような報告を受けたるのよ。察するに……」「な、何ですか?」 


「恋の病かの?」「はっ、はぃいいいい!!!???」 


「やはりの、ういやつなりけるよ。お相手は禁書目録かの?聞くところでは学園都市で振られたらしきにつき、フフフフフフフフフフフフフ。」「???」 


「チャンスなりけるよステイル!」「はいぃいいいいいいい!!!!???」 


「なんとなりせば、上条とやらは居なくなったにつき、2年越しの恋を叶える千載一遇のチャンスなるのよ。」「…………」 


「?……っ!!すっ、ステイル?なにやら黒きオーラが出てる……」「あんたのせいだ。」 


「は?」「あんたのせいでこうなったんだ!」 


「す、ステイルさ~ん??なにカードを撒き始めてるんですか~?あっ!よき所に来たりけるよ神裂!!この不届きものをば止めてたもれ!」 


「……はぁ。ステイル私の報告を待って、アークビショップの調理はその後でよいでしょう。」「……さっさと済ませてくれ。」何を言うておりけるのか!!??というアークビショップを無視して神裂は続ける。 


「現在、英国全土における捜索活動は40%ほど完了。『新たなる光』とかいう組織の詳細も其の目論見も間もなく判明するでしょう。……ただ……」「何かの?言いなるよ。」 


「すでに予算を30%オーバーしています。」「はっ、はぃいいいい!!!!????」 


「ステイル、アークビショップに説明を。」「…はぁ…言う必要があるのかな?」「ええ。」 


「…では率直に。…インデックスです。」「禁書目録が何かの?」アークビショップのいいかたは努めてインデックスを人と見ないようにしているようでもあった。 


「あの子の食費です。」「…なるほど。」現在インデックスは調査のため英国各地を移動している。食糧をネセサリウスから運ぶことも可能なのだが… 
「それでは間に合わないのです。」 


「どうにかならんのかの……って二人とも何怒りけるのか!?」 
「「こっちの身にもなってみろ。」」「はい?」 


「こっちはあの子のために身(給料)を削って食べさせてやってるってのに、あんたは風呂で楽しんでたのかああああ!!!!!」「!いや、これは美貌のために不可欠につき!!!公務の一つなりけるのよ!」 


「公務が聞いてあきれるな。」「ですね。それではアークビショップを料理しますか?」「そうしよう。こっちは丸焼きにしたくてうずうずしてたんだ。」 


「二人とも何をばかなことを!ムム!?」 
そこを何かが通った。その物体は厳重にセキュリティが施されたランベス宮内部に入れず、庭にポトリ、と落ちた。 
「「ロビンフッド!?」」 
「フム、こういうことにありけるか。」「ど、どういうことですか?」 


「革命なりけるよ、か・く・め・い。不穏な動きがこの頃ありけりにつき。インデックスを呼んだも未然にひっとらえたるためなりしが……」 


「間に合わなかったようだね。囲まれてしまっている。」「アークビショップ、どうします?」 


「アークビショップたるもの、これしきのザコで屈しはせぬよ。」「そういうプレッシャーがあなたを苛んでいるわけだね。」 


「ステイル、さっきので怒っているのはわかりますが今はそんなこと……ってアークビショップ!?何を本気になっているんですか!?」「わらわを愚弄したりけるわねステイル!!えぇい!見けるわよ!イッツショータイム!!!!」 


今日も派手な破壊音がロンドンに響き渡る。 


「で、この後どうするんですか?」「まったく派手にしてくれたものですね。」 
「ウム、髪留めを外しておったからの。ストッパー無しにつきここまでやりけるよ。」 


「とりあえず・・………………………、」次の言葉を二人は待つ。 







「片っぱしからやっておしまいなるよ!!」 
「「………はぁ」」 


この実に非計画的な作戦(さすがに途中からは練り上げた作戦にシフトしたが。)のためにクーデター鎮圧に1週間かかり、インデックスが学園都市に帰るのが来週の土曜までずれ込んだのは、      



偶然か、必然か 

復元してよろしいですか?

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