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【デルタフォース】クラスの3バカの日常/10-3」を以下のとおり復元します。
始業式にて…

「相変わらず校長のはなしは長いにゃー」
「だよなァ。早く終わんないねェかなァ」
「まあ我慢するしかないで」
「そうだな。ってそんなことを言っている間に終わっているぞ」
4人が話しているうちに校長の訓示が終わっていた。

『続きまして、今学期から来た新任教師の紹介です。』
「新任教師の紹介だってや」
「ってか、俺達は誰が来るか知っているけどなァ」

その隣で…
「土御門、このあと嫌な予感がするのは俺だけなんでせうか?」
「カミやん、俺も同感だぜい」

二人は何を思っているのかと言うと…
木山が朝『暑い』と言って服を脱いだように、また服を脱ぐんではないかと。
しかし、二人が思っていたことが本当になるとはまだ知らない…… 


『新しく入ってきた木山春生だ。よろしく頼む。』

と言うが早くに服を脱ぎだす。

『ちょっと木山先生!?なんで急に脱ぎだすんですか!?』
『いや、何でと言われても暑いから脱ぐだけだが?』
『いま冬でしょ!?いやその前に問題あるでしょう!?』

男子生徒は

「もっと!!もっと見せてくれー!!」「おお!もういっそガバッていっちゃってください!!」
「ぐへへへへへへ…」「もっとサービスをおおおおおおおおおおお!」

などとほざいている。

「月夜!!やっちまえー!!」
「ラジャー元春!!」

月夜は朝と同様一瞬に木山を氷らせる。

「だー!!ナゼダー!!」「続きをー」
「全裸プリーズ!!」「もっとやってくれー!!」

などと嘆いている。吹寄が拳を振り落とす前に、

「男子うるさい!!」

騒いでいる男子を氷らせた。それも一瞬に……

「にゃー、月夜もしかしてレベル5いっちゃってるんじゃにゃいのかにゃー?」
「え?そんな事ないよ?何言ってるの元春?」

自分の成長にきづいていない白雪だった。 


「で、この状況をどうするンだァ」
「とりあえず、木山先生を職員室に運ぶように頼んでくるにゃー」
そう言って土御門は木山を職員室に運ぶように頼みに行った。

「で、凍っている男子達はどうするんでせうか?」
「そりゃテメェが一人ずつ右手を触れるしかないだろォ」
「面倒くさ!って言ってもしょうがないな」

そう言って上条は凍っている男子達を一人ずつ右手で触れ行き、氷を割っていった。
とりあえず始業式は再開し、新任教師の芳川の紹介が始まった。 


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『えー…続きまして…同じく新しく教師として来ていただく芳川桔梗さんです。』

『はじめまして。新任教師の芳川です。よろしくお願いいたします。』
こちらは木山さんとは違いまさに『模範的』な挨拶をした。

友人の黄泉川のみならず校長までもが安堵しているように見えるのは気のせいではない。
氷漬けから解放された男子生徒が残念そうなのも気のせいではない。

かくて始業式は終わり各々クラスに戻ってホームルームとなる。

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上条達のクラス HR前
「ところで土御門、浜面とか4人の転入生ってどのクラスに入るんだ??」
「にゃー。たぶん他のクラスだぜい。なんてったってこの間白モヤシ君が入ったばかりだぜい。」

「誰が白モヤシだってェ!?」
いつの間にか上条達の横に来ていた一方通行が吠える。

「にゃにゃにゃーっ!!!」
土御門がスクラップになるというまさにその瞬間、
どう見ても小学生にしか見えない担任教師が入ってきてホームルームが始まる。 

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「はーい、皆さんおはようございますー。ここで転校生のお知らせなのですー」

「おおおおおおおおお!!女!!サービス満天の女プリーズ!!」「いやいや、ここはしおらしい女の子プリーズ!!」
「バカ野郎!!そこはナイスバディを!!」「その前に萌え系をだな!?」

「はいはい、皆さん静かにして下さい。転校生は男の子二人です。残念でした野郎共、おめでとう子猫ちゃん達」

「なんで!?なんで男が二人も来るんだよ!?」「男入らねー女よ来い!!」
「男等意味がない!!女になって出直して来い!!」「女がいるようなやつだったら即、殺害だ!!」

「では入って来てください~どうぞ!!」

だが、誰も入ってこない。

「あれ?どうしたんでしょうか?」

廊下の外では…

「イヤダー!!滝壺と同じクラスがいい!!」
「黄泉川さんがいなきゃやだー!!」
「嫌です!!半蔵様と同じクラスじゃなきゃ嫌です!!」

「…はまづら、仕方がないと思う。」 


「…皆さん何やってるんですか?」
「あ、つきよみ、実ははまづらとはんぞうとくるわがだだをこねている。」

「ロリっ子先生!!事は半蔵と滝壺をチョイスすれば収まるんです!!お願いします。」

「俺は黄泉川さんが担任がいいんだ!!」
「私は半蔵様と一緒ならどのクラスでもいいんです!!」

「ほらこの通り。」
「ムゥ~しかしですね、うちのクラスにはただでさえ影が薄い電波系少女がいるんですよ。キャラがかぶったら即消えちゃいます。」

「おーい!!入って来いって言ったのが聞こえなかったじゃんか?」

そこに隣のクラスから黄泉川が出てきた。後ろには芳川もついてくる(どうやら副担任らしい)。

「黄泉川さん!!実は俺と浜面の連れを交換してほしいと相談してまして…」
「半蔵!!おまえ黄泉川の前でだけ敬語使ってるんじゃねえ!!」

「やれやれ、バカ共が増えて嬉しいんだか悲しいんだかわからないじゃん。」
「先生方、何を喋っていらっしゃるんですか?」

またまた隣のクラスから災誤がまたまた出てきた。

「あら、災誤先生、実は転校生がだだをこねてまして、新人の私はともかく黄泉川まで手に追えないらしくて」
「ああ、そう言う時はですね。」

災誤が浜面と半蔵の背後に回り、次の瞬間二人の顔面は床に叩きつけられていた。

「こうするんです。」
「…すいませんが私には到底無理ですね。」

そして顔面が床に叩きつけられた浜面と半蔵に近づく滝壺と郭

「はまづら、大丈夫?」
「す、すまないが滝壺の膝枕を頼む…」
「わかった、はまづらがそう望むのなら。」

滝壺は優しく膝枕をしてサービスにオデコにキスもしてやった。

「あわわわ!!半蔵様大丈夫ですか!?」
「っておい!?何処からともなく包帯と消毒液を取り出して…ギャー!!染みるー!!」

「半蔵様我慢してください。」
「わかったよ…」

そう言って二人ともあまり意識はしてないが膝枕して手当てをしてもらった。

「…バカ共じゃなくてバカップルが転校してきたじゃん…」
「ええ、私も同意するわ。」
「やれやれ、男女の関係は上条ちゃんだけにしてもらいたいですねえ。」

その後、なんやかんやあって渋々自分が行くクラスに入っていった。 


10分後。
新たなる転校生二人は一方通行とは全く別の意味でやばいことが判明した。
なんとなれば。

「二人ともー、自己紹介終了後5分で寝ないでほしいのですよー。」

「…滝壺がいねえ…Zzz」
「…黄泉川せんせー…Zzz」

「まったく困った野郎なんですよー。あっそうでした。この後システムスキャンがるのでしたー。」

えー!!
とざわめくクラスの人間。

「まあまあ決まったものはしょうがないのですよー。で月夜ちゃん、練習として居眠りしてる人間を始業式の時のように見事に凍らせちゃってくださーい。」
「はーい小萌先生♪とりゃっ!!」

すぐに2名は凍りついた。
「…月夜ちゃん、レベル4くらいになってない?」友人の茜川赤音が言う。
「えっ?そうかなー?」

全く気がついてないご本人。
ちなみに凍らされた二人は氷の中でこんなことを考えていた…。 

(あの女、雪女か?くそっ忍びの術も使えねえ…ってか寒い!!)
(白雪さん!あんたの凄さはよーっく分かってるから早く出してーっ!!!)

小萌先生はああ見えてかなり厳しい。(本人いわく愛の鞭)

どういうことかと言うと。
「上条ちゃーん、その二人を出してあげるのはHRの最後で良いですよー。」
「わっかりましたー♪」

((ぎゃーっ!!!!!!!))氷の中で声を出せない二人は心の中で叫んだ。

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同時刻。
隣の黄泉川先生のクラス。

「新しい副担の紹介と転入生二人の紹介をするじゃん。まずは新しく副担任となった芳川桔梗先生。」
「はじめまして 芳川です。」

「(そこそこ美人じゃん。)」男子どものささやき声。

「はーい、そこのバカ男子ども。芳川はうちの友人だから言っとくとこう見えてかなり怖いじゃんよー♪」
「「「どこがですか??」」」
生徒が言う。
そりゃそうだ。どう見ても若干元気がなさそうなおばさんである。

「まー、結構凄い研究してたじゃん。まあどう凄いかは秘密じゃん♪」
「ちょっと言い過ぎ。…否定できないけど」

((((できないの!!??))))

「えー、これからよろしくお願いします。こんなんでよかったでしょうか黄泉川先生。」
「まあOKじゃん。じゃ、次は転入生2人の紹介じゃん。」 

復元してよろしいですか?

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