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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/5スレ目ログ/5-918 - (2010/03/14 (日) 16:18:29) の編集履歴(バックアップ)




当麻「おい、ビリビリ」
美琴「…………」
当麻「おいってば」
美琴「…………」
当麻「なんで返事しないんだよ、ビリビリ」
美琴「うるさい! なんだっつーのよアンタは! 人の顔見るたびにビリビリビリビリって! 私には御坂美琴って名前があるんだからそっちで呼べばいいでしょ!」
当麻「だってお前ビリビリだし」
美琴「やかましい! いい加減にしないとまたぶっ放すわよ!」
当麻「うわっ! 電撃ぶっ放してから言うな、ぶっ放してから。危ねえなあ」
美琴「その右手があるんだから大丈夫でしょう。されたくなかったら私のことは美琴様って呼ぶことね」
当麻「……どうして様付け?」
美琴「だって私、常盤台のお嬢様だもん!」
当麻「……優雅さの欠片もない、ゲコ太好きのスカートの下に短パンはいたエセお嬢様……なんてことはまったく思ってないので超電磁砲を撃つのだけは本気で勘弁していただけないでしょうか、美琴お嬢様」
美琴「土下座するくらいなら最初から余計なこと言うな。で、用事はなんなの?」
当麻「はい?」
美琴「だから、私に用事があるから声かけたんでしょ?」
当麻「別に。お前の姿を見かけたから。まずかったか?」
美琴「…………!」
当麻「ど、どうした」
美琴「まずくない。む、むしろ、これからも私の姿を見たら声をかけなさい。見えなくても声をかけなさい。会えないときは、ううん、会えたときでも毎日電話すること」
当麻「無茶言うな」
美琴「無茶でもなんでもない! ペア契約してるんだしどうせ電話代かからないんだから必ずすること! いいわね!」
当麻「ま、気が向いたらな。じゃあ、今日はこの辺で。また明日な、ビリビリ」
美琴「また! ビリビリって言うな!」
当麻「イヤ」
美琴「なんでよ!」
当麻「だって俺の専売特許じゃねえか」
美琴「え」
当麻「お前のことビリビリって呼べるの、俺だけだろ。俺だけ特別。だから、これでいいんだよ」
美琴「な……」
当麻「んじゃなー」
美琴「馬鹿……そう言われたら怒れないじゃない。でも、美琴と当麻だって、そう呼べたら特別にならない? 家族以外で私を美琴と呼ぶ人なんて、そんな特別な人なんて、いないのよ?」


おしまい


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