とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ とある霜月の十日余一



とある放課後デート中。いつもの自販機近くのベンチに座って。

「あ、アンタさ」
「ん?」
「ゲームしたくない?」
「今からか? 門限に間に合わなくなるぞ」
「ゲーセン行くんじゃなくて! そ、その……クイズとかしたくない?」
「ああ、そういうことな。お前がしたいならしてもいいぞ。で、やり方は?」
「私が出題するから、アンタは答えるだけでいいわ」
「ほう。お手軽な遊びだな」
「で、間違えたら罰ゲーム」
「前言撤回!! お前さては学園都市第3位の頭脳フル活用した難題出してとんでもない罰ゲームさせるつもりだろ!?」
「な!? ひ、人聞き悪いわね! そんな変なこと考えてないわよ! た、食べてもらうだけよ」
「食べる? なんだ、負けたら激辛系食べてもらいますってやつか?」
「……どちらかと言うと、甘いと思う」
「てことはそれの激甘バージョン? まあ、そういう可愛い罰ゲームなら、やってもいいぞ」
「じゃあ問題、出すわよ」
「おう! かかってこい!」
「……、第1問。今日は何の日でしょう?」

~…… 一分経過 ……~

「はい、時間切れ」
「……、悔しいが全然わかりませんです。答えは何だ?」
「その前に罰ゲームね。ほ、ほら! 目瞑って!」
「ん? こうか」
「で、これ、くわえてね」
「ん」
「そうそう……よし。えいっ!」
「!?」

ちゅ。

「!!!!!!!!!!!」
「……、答え。11月11日はポッキーの日、でした♪」
「お、お、お、お前今何てことしやがりましたかっ!?」
「な、何って……ポッキーゲームでしょ。罰ゲームなんだから」

※ポッキーゲームとは一本のポッキーを両端より2人で食べ進めるゲーム。通常は数センチほど残すのだが、うっかり失敗するとキスしてしまう可能性大。言うまでもなく、美琴の場合は確信犯。

「なっ!? だからってこういうことを外でいきなりするのは」
「じゃあ次、第2問」
「あっさり無視か!? しかもちょっと待て!!」
「な、何よ?」
「い、今、第2問て……」
「あのね、当麻」
「……ハイなんでせう?」
「これ、一袋10本入りなのよね」
「へ?」
「これ、一箱3袋入りなのよね」
「……」
「だから、第2問、ね?」
「……、はい(不幸じゃないけど不幸だ!)」


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