とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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ビリデレメモリアル 2



○月29日水曜日午前7時10分 当麻宅

 当麻「じゃーいってくるからなー」
 イン「いってらっしゃいなんだよ!」
   「あ,短髪にお弁当おいしかったって伝えておいてほしいかも!あとまた作ってねって!」
 当麻「お,おう.わかった」

上条当麻は大きなお弁当箱と学校の鞄を持って寮を後にした.

 当麻「はぁ…」

上条は歩きながら昨日のことを考えていた.御坂が突然怒って帰ってしまった出来事を.

 当麻「怒った理由はよくわからないけれど,謝った方がいいかな…」

いろいろ考えているうちにいつもの公園の自販機の前までたどり着いた.

 当麻「(今は7時26分か…少し待ってみるか)」

一応今月はお弁当を作ってくれる約束だったので,昨日は怒って何も言わず帰ってしまったが,上条はもしかして御坂が来るんじゃないかと思い待つことにした.

7時40分

御坂は来なかった.いつもなら遅くても35分ぐらいには必ず来ていた.やはりまだ怒っているのだろうかと上条は思った.

 当麻「(まーお弁当箱も返してないしそりゃそうだわな)」

上条は公園を後にした.

昼休み

 当麻「(さてとお昼お昼っと…あ,そうか今日は御坂作ってくれてないんだったな…)」

上条は空のお弁当箱を見つめながら御坂のことを思い出した.

 当麻「(本当なら今日もアイツのおいしい料理を食べていたはずなのに,すっかり習慣になっちまったな)」

御坂が毎日お弁当を作ってくれたおかげで少しサイフに余裕ができた上条は購買部へ向かおうと立ち上がったところで声をかけられた

土御門「ありゃ?かみやーん今日は愛妻弁当じゃないのかにゃー?」
 当麻「ああ,昨日弁当箱渡しそびれちゃってさ,今日はないんだよ.ってかもうすぐ今月終わりだろ?だからもういいかなって…」
 青髪「そりゃないぜかみやーん.今日も楽しみにしとったのに,残念やわ~」
 当麻「悪いな…また今度作ってもらえたらみんなで食おーぜ」

放課後

ホームルームが終わると上条は急いで学校を後にした.公園に向かうためだ.もしかしたらアイツがいるかもしれないと淡い期待を込めて…

上条はいつもの自販機までたどり着いた.が,そこには御坂の姿はなかった.
上条はポケットから携帯を取り出した.

 当麻「(謝るだけだから…問題ないよな)」

trrrrrrr trrrrrrr trrrrrrr プツ

 美琴「…」
 当麻「もしもし御坂か!?」
 美琴「…」
 当麻「御坂…?」
 美琴「…」プツ ツーツーツー
 当麻「あ…おい!」

 当麻「(…アイツ…一体どうしたんだ…?嫌われちまったのかな…?)」

その日から上条は御坂とパッタリ会わなくなった.

×月3日月曜日午前7時10分 当麻宅

 当麻「じゃーいってくる」
 イン「いってらっしゃいなんだよ!」
   「あれ?そのお弁当箱まだ返してなかったの?」
 当麻「あー…,なんか忙しいみたいでさなかなか都合がつかないんだよな.ほら,常盤台ってエリート校だからさ授業とか大変なんじゃねえの?」
 イン「ふーん…それならいいんだけど…」
 当麻「じゃ,じゃあな」

御坂と会わなくなって6日が過ぎた.あいかわらずお弁当箱は返してないしごめんの一言もいっていない.今日こそは会えるんじゃないかと上条は
キョロキョロあたりを見渡しながら登校していた.そんなこんなで6日もたってしまった.そして今日もいつもの自販機の前を通り過ぎる.
ふと向こうに髪がブラウン色で肩まである常盤台の制服を着ている女の子をみかけた.

 当麻「(あれ?向こうにいるのは…御坂じゃないか!?)」

上条は走って御坂のところまで行き,後ろから声をかけた.

 当麻「御坂!」
 美琴「…!」ビクッ
 当麻「!」
 
上条は振り向いた御坂を見てびっくりした.御坂の髪はボサボサで,制服は若干着くずれしていたのだ.そして目は少し腫れぼったい感じで目の下にクマが出来ていた」
普段だったら髪はサラサラで制服もピシッ!っと着こなしているのに.
なにより上条が一番驚いたことは,人を寄せ付けようとしないなにやらただならぬ負のオーラを纏っていたことだ.

 美琴「…おはよう」
 当麻「お,おう!」
 美琴「…何か用?」
 当麻「え!あ,その,こ,この前はごめんな」
 美琴「…別にいいのよ」
 当麻「そ,そうか?あ,これお弁当箱な!おいしかったぞ!」
 美琴「…うん」
 当麻「…」
 美琴「…」
 当麻「(ま,まずい!すごい気まずい!なにか喋らなければ!)」
   「あ,えっと,そのさ」
 美琴「…何?」

上条は何か話題がないか周囲を見渡していると御坂の鞄のぬいぐるみに目がいった.それは上条がこの前プレゼントした手作りのぬいぐるみだ.

 当麻「ありゃ?このぬいぐるみ…」
 美琴「…この子?」
 当麻「な,なんだって包帯なんかつけてるんだ?」
 美琴「…美琴ちゃん(ぬいぐるみの名前)ね.とっても悲しいことがあったんだって…」
   「あまりにも悲しすぎて,傷ついて,体中から血が溢れ出てきちゃったの…」
   「だから包帯で巻いてあげたのよ…」
 当麻「え?え?」ゾクッ
 美琴「…フフ.嘘よ.ホントは布がほつれて綿がはみ出ちゃったのよ…」
 当麻「そ,そっか…(びっくりした…)」
   「でも包帯より縫いなおした方がいいんじゃないのか?」
 美琴「…アンタ.美琴ちゃんに針を刺すっていうの…?」
 当麻「い,いやいやなんか解釈間違ってないか!?そもそもそれ針で縫って作ったんだぞそれ!しかも俺が作ったもんだし!」
   「明日までに縫いなおしてやるから,な?」

そういうと上条は御坂の鞄と美琴ちゃんをつないでいるチェーンを取ろうとした」

 美琴「!」
   「…い,いや!…やめてよ!これ以上わたしからなにも奪わないで!!!」ビリビリ
 当麻「おわわ!ちょ,いきなりなにするんだよ俺はお前のために…っておいどこいくんだよ御坂!」

御坂は走って行ってしまった.その背中はとても寂しそうだった.

 当麻「御坂…」

上条は茫然とその場に立ち尽くしていた.謝ることもできたしお弁当も渡すことができた.しかし御坂はいつもの御坂ではなかった.
今にも泣きだしそうな顔を必死に我慢しているような,そんな風に見えた.

 当麻「(…俺のせいなのか!…くそっ!一体どうすればいいんだよ…教えてくれよ御坂…)」

×月6日木曜日 放課後 常盤台中学 

 黒子「お姉さま,今おかえりですの?」
 美琴「…黒子」
 黒子「またあの殿方のことを考えていますの?黒子は…そんな顔をしてるお姉さまを見るのはもう耐えられませんの!」
 美琴「…」

御坂は上条が作ってくれたぬいぐるみを優しくなでた

 黒子「(そのぬいぐるみが元凶というのはもう調査済みですの…!お姉さまには申し訳ありませんが,あの殿方を忘れさせるたまにはやむ負えませんわ…!)

 黒子「お姉さま!よろしければショッピングに付き合っていただけませんか?わたくし先日ゴージャスな下着をみつけたんですの」
 美琴「…いいけど」
 黒子「まあ!お姉さまとデートなんて久しぶりですわ!…黒子は!…黒子は!嬉しさのあまりお姉さまに抱きついてしまいますのよ~ん♪」

白井は御坂に抱きつこうとした.が,

 美琴「…やめて」ビリ
 黒子「ああぁ♪」

電撃で簡単にあしらわれてしまった.

 黒子「(さすがおねえさま…こんな状態でも常に周囲を警戒しているのですね…さすがは常盤台のエースですわ…グフッ)


二人はセブンスミストへ向かうべく商店街を歩いていた.普段より人の行き気が多く,少し歩くのが窮屈だった.

 黒子「(ここなら気づくにも時間がかかるでしょうし,やるなら今しかないですの!)」

黒子は御坂が人ごみに気を取られている隙にバッグに付いてるぬいぐるみをテレポートで自分のバッグに滑り込ませた

 黒子「(お姉さま…許してくださいですの…)」

しばらくして二人はセブンスミストの下着売り場まで来た.

 美琴「…それで,黒子が欲しい下着はどれなわけ…?」
 黒子「よくぞ聞いてくださいましたわ!これですの!」
 美琴「……布…ちさ」
 黒子「ちょっと試着してきますので少し待っていただけますか,お姉さま?」
 美琴「…うん」

黒子は下着を持って試着室へ向かった.
御坂は近くにある柱によっかかって待つことにした.

 美琴「ハァ…」
   「(アイツに…会いたいな…)」
   「でもアイツはわたしのことなんとも思ってないし)」
   「(会えば余計辛くなるだけだよね…)」

御坂はいつものようにぬいぐるみを撫でようとした.上条の事を考えると辛くなってしまう.そんなときにこのぬいぐるみを触っていると少し落ち着くのだ.
しかしさっきまであったはずのぬいぐるみがなくなっている.御坂はショックのあまり鞄を落としてしまった.

 美琴「え…うそ…どこいっちゃったの…」

辺りを見まわしてもそれらしいものは落ちてはいなかった.

 美琴「アイツからもらった大切なものなのに…」

ここで白井が戻ってきた.落ち着きない御坂を見て白井は御坂に声をかけた

 黒子「お姉さま?どうなさいましたの?」
 美琴「ないの…美琴ちゃんがなくなっちゃったの…」
 黒子「美琴ちゃん?それはあのお姉さまにそっくりなぬいぐるみのことですの?」

御坂はコクンと頷いた.もしかしたら黒子が何か知っているかもしれないと期待を込めて

 黒子「もしかしたら途中で落としたのかもしれませんわ.でも今頃誰かに拾われているかもしれませんし,あきらめた方がいいと思いますわ」
 美琴「!」
 黒子「なんでしたらこの黒子がお姉さまのために新しいものを…ってお姉さま?」

白井は御坂の様子がおかしいことに気づいて話をやめた.

 美琴「…あ,あれは,アイツからもらった初めてのプレゼントなの…あれがなかったらわたし…わたしっ!」タタタッ
 黒子「お,お姉さま!(我慢ですの…!すべてはお姉さまのためですの…!黒子我慢です…の…)」グスッ


上条は特売セールのためにスーパーへ向かおうと商店街を歩いていた.
今日の目玉は一名様1パック限定の卵だ.いつもならここらへんで御坂とあって2パック買えるのに…とこんな感じでしょっちゅう御坂のことを考えてしまう.
ふと道路の向かい側に目をやると,道行く人に声をかけている御坂の姿があった.御坂はとても深刻な顔をしていた.
上条は迷うことなく御坂の元へと向かった.

 当麻「御坂!」
 美琴「…ない…ない…」
 当麻「おいどうしたんだよ!」
 美琴「あれがないと…わたし…」

なにやらかなり混乱しているらしく上条の声が聞こえてないらしい.
上条は御坂の肩をつかみ自分の方へ体を向かせた.

 当麻「御坂!」
 美琴「あ…アンタ…」
 当麻「どうしたんだよ御坂そんなにあわてて…!何かあったのか…?」
 美琴「…ないの…」
 当麻「ないってなにが?」
 美琴「美琴ちゃんがなくなっちゃったの!!!…ヒグッ…グスッ…」
 当麻「…」
 美琴「…グスッ」
 当麻「いつ落したんだ?」
 美琴「…学校帰るとき…はあったの…それで黒子とセブンスミストに行って…下着売り場のところでないって気づいて…それで来た道を戻ってきたの…」
 当麻「…わかったじゃあ手分けして探そう.俺は学舎の園には入れないからそっちの方を頼む」
 美琴「…う,うん…あ,あの!」
 当麻「ん?」
 美琴「…怒ってないの?アンタが頑張って作ってくれたものなのに…」
 当麻「何言ってんだよ?おまえあんなに大事そうに持っててくれたじゃねえか.ほらそんなことより早く探そうぜ」
 美琴「わ,わかった…」

一時間後

 当麻「どうだった?」
 美琴「…ダメ…ない…そっちは?」
 当麻「セブンスミストで係りの人に聞いたけどそういうの見かけてないってさ」
 美琴「……う…ヒグッ……」
 当麻「な,なぁこんなに探しても見つからないんだ.もうすぐ完全下校時刻だしとりあえず今日のところは家に帰ってだな…」
 美琴「…いや…帰らない…」
 当麻「気持はわかるけど暗くなってきたし…」
 美琴「美琴ちゃんが見つかるまでわたし帰らないんだからっ!」
 当麻「おまえ…!?なんでそこまで…」
 美琴「あれは…アンタが初めてわたしにくれたプレゼントなの!…わたしにとって一番の宝物なのっ!…一生…大切に…するって決めたんだから…」ポロポロ
 当麻「御坂…」
 美琴「…わたしは,あのとき泣いちゃうほどうれしくて…!でもアンタは鈍感で…わたしの気持全然わかってくれなくて…でもね…」
   「短かったけどアンタにお弁当作ってあげた楽しい思い出が…,沢山つまっているのよ…!」

上条は右手をポンっと御坂の頭にのせた

 当麻「あ~わかったわかった!だからそんなに泣くなって!気が済むまで付き合ってやるよ!」
   「おれもう一回商店街の方行ってくるからお前は白井に電話して遅くなるって言っとけよ.あいつ心配してるだろーしさ」
 美琴「ヒグッ…わかった…」
 
上条はもう一度くまなく商店街の道を歩きながらぬいぐるみを探すことにした.

ヒュン

 黒子「お待ちなさいな!」
 当麻「し,白井!?おまえどうしてここに?御坂を迎えにきたのか?御坂ならむこうに…」

白井は上条にぬいぐるみを差し出した.

 当麻「おまえ!こ,これ!どこで見つけたんだよ!?」
 黒子「わたくしが隠していましたの」
 当麻「な,なんだってこんなことを?」
 黒子「上条さんのことを忘れていただく為ですわ」
 当麻「俺の事を?」
 黒子「このぬいぐるみを見かけたのは先月の27日のことでしたわ」
   「お姉さまったらとってもご機嫌でずっとこのぬいぐるみのことを話していましたのよ」
   「それが次の日の夕方泣きながら帰ってきて…訳も話さず布団にもぐりっぱなしで朝までずっと泣いてましたのよ」
   「大方,あなたがお姉さまになにかひどいことを言ったのではなくて?」
 当麻「…う」
 黒子「それでもお姉さまはこのぬいぐるみだけは片時も離さずに持っていましたわ.よっぽどお気に入りだったんでしょうね」
 当麻「…」
 黒子「わたくし…もう耐えられませんでしたの.深夜に一人で泣いてるお姉さまを見て,いつも自信に満ち溢れているお姉さまに早く戻ってほしくて…」
   「お姉さまにとってあなたの存在はあまりにおおきすぎましたの…だから…実らぬ恋なら忘れた方がお姉さまにもいいのかなって思いましたの」
   「でも…間違っていましたわ…わたくしのやっていることは,単にお姉さまを悲しませているだけだと!」
 当麻「白井…」
 黒子「さ,お姉さまが待っていますわ.早く行って,お姉さまの笑顔を取り戻してくださいまし!」
 当麻「お,おう!ありがとうな白井!」
 黒子「ありがとう!?わたくしこんなひどいことをしたんですのよ!それを『ありがとう』だなんて」
 当麻「おまえのやっていたことは間違っていたかもしれない.でもそれは御坂のためを思ってやっていたことなんだろ!?」
   「そもそも御坂を傷つけたのは俺だ.俺に白井のこととやかく言う権利なんてねーよ」
 黒子「…!…あなたって人はどこまでもお人よしですのね…!(なんとなくですけど,お姉さまが上条さんを好きな理由がわかったような気がしますわ)」
 当麻「…それはお互い様だろ」
 黒子「そうですわね…」
   「まだあなたを認めたわけじゃありませんけど,次またお姉さまを悲しませるようなことがあったら…わかっていますわね?」
 当麻「ああ,もうあいつを悲しませるようなことはしない.約束する」

そう言うと上条は御坂の元へ走っていった.

 当麻「御坂ー!あったぞー!」
 美琴「…え!…ほ,ほんとに!?」
 当麻「ほら!もうなくすんじゃないぞ!」
 美琴「あ…あ…よかった…」ポロポロ

御坂はぬいぐるみを両手いっぱいに抱きしめながら泣いていた.
そこにいたのは常盤台のエースでもレベル5の超能力者でもない,普通の女の子の姿であった.

 美琴「……」ポロポロ
 当麻「な,なあ御坂…」
 美琴「…何?…グスッ…」
 当麻「最近のお前なんか元気なかったろ?」
 美琴「…」
 当麻「その原因ってのはきっと俺にあるんだろ?」
 美琴「…」
 当麻「だから…俺にこんなこと言えた義理じゃないのはわかってるんだが…」

 当麻「俺は,いつも笑っている御坂美琴が大好きなんだ!」

 美琴「!」
 当麻「おまえには…悲しい顔は似合わないよ…もっと笑っていてほしいんだ…」
 美琴「…」
 当麻「そのためだった俺はなんでもする!お金は全然ないけど…」
 美琴「…ホントに?」
 当麻「あ,ああ!」
 美琴「…なんでもしてくれるの?」
 当麻「上条さんは約束は守りますよ!」
 美琴「…じゃあ…目をつぶってて…」
 当麻「ん?わ,わかった………わっ!」
   「みみみみみみ御坂サン!?これは一体どういうことでしょうか?」アセアセ
 美琴「腕…まわしなさいよ…」
 当麻「あ,ああ…」ギュ
 美琴「しばらくこのままでいさせて…」
 当麻「御坂…」

 当麻「なあ…」
 美琴「ん?」
 当麻「またお弁当作ってほしいんだけど…だめかな?」
 美琴「…いいよ」
 当麻「ほんとか!?」
 美琴「そのかわり」
 当麻「ん?」
 美琴「わたしのこと美琴って呼びなさい」
 当麻「…え?」
 美琴「いやなの?」
 当麻「い,いえ!そんなことはないですよ!」
   「…ゴホン」
 当麻「み,美琴…」
 美琴「…」
   「ふ」
 当麻「ん?」
 美琴「ふにゃ~…」
 当麻「結局そのオチかい!」

そのあと気を失った御坂は疲れていたのかそのまま寝てしまった.上条は御坂の携帯を借りて白井に連絡をとりテレポートで寮に連れて帰ってもらった.
結局その日上条は何も買わずに寮へ戻った.

 当麻「ふ~ただいまぁ…ありゃインデックス?」
   「(ん?置手紙があるぞ?)」

とーまへ

全然帰ってくる気配がないから小萌のとこでご飯食べてくるんだよ!
ついでにしばらく小萌のところに泊っていくからとーまは早く短髪
と仲直りするといいんだよ!          
                        インデックス

 当麻「(アイツ…)」
   「ありがとなインデックス」

第二部完

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