小ネタ アー○ードコア
「今日はお姉さまはあの類人猿とデートだそうですの」
「白井さん、だからって常盤台制服用ボタン型盗聴器をさりげなく御坂さんにつけるのはどうかと・・・・」
「まぁまぁ、初春~。細かいことはいいから二人の逢い引きを聞かせてもらいましょうよ」
「では、スイッチを入れますわよ?」
ポチッ
『お、おい!御坂、そんなことしたら!』
『でもこうでもしなきゃ始まらないでしょ!』
『いや、だからって!』
『あーーーー!もう、あんたは黙って私のやるのをみていればいいのよ!!』
『お、おい!初めてなのに無茶するなって!痛い思いをするだけだぞ!』
『それでも私はしたいのよ!!』
『そう焦らなくてもいいだろ、俺たちは先が長いんだから!!』
以降、ギャーギャーと口論が続いている
・・・・・・・・・・・・・・・
「「「・・・・・・・・・・。」」」
「え、えっと・・・・こ、これは・・・・なんというか・・・・」
「ず、ずいぶんと関係が進まれた状態だったんですね」
「・・・わ、私の・・・・お姉さまが・・・・」
「・・・・・し、白井さん?」
「お、落ち着いて・・・・」
「あ、気絶した・・・・」
「とりあえず、仮眠室に運びましょう!」
一方そのころ、当の二人はというと・・・・
「だから!初めてこのゲームをやるのにいきなりハードモードなんてやったら痛いだって言っただろうが!」
「そ、そんなこと言ったって今までこのシリーズやってたから大丈夫だと思ったんだもん!」
「今作は前作までのシリーズとは一味も二味も違った高い難易度をご提供できるようCPU用AIを強化していますって宣伝してたろうが!」
「だからってここまで難しいとは思わなかったわよ!」
「Fr○m S○ftware社のアーマー○コアシリーズはコツを掴めてても難しいので有名なんだよ!」
「そんなこと知ってるわよ・・・・ただ、あんたがクリアーできなかったって言うから仇をとってみたかっただけよ」
「はぁ・・・・だったらこれから二人でゆっくりと取り返せばいいだろ?」
「それもそうね・・・・。あーあ、焦って損しちゃった・・・・」
「ま、こういうのも経験ってやつだな。こういうのを積み重ねて成長していくのが人ってもんだろ?」
「それは私たちの間柄みたいに?」
「そうとも言うな」
そういうと二人の影はゆっくりと近づき・・・・一つになったのでした。
そのころ、隣室では・・・・
(おいおい、まだお昼前なのに隣はドラマチックな恋愛してるにゃ~)
(兄よ~。御坂があそこまで積極的になるのは珍しいぞー。写真撮りに行くかー?)
なお、その晩、寮に戻った御坂さんは取り乱した白井さんの言動から勘違いした寮監によって制裁を加えられたのは別のお話。
さらに、勘違いをし、あまつさえ盗聴器を使った白井さんはジャッジメントと寮監両方から制裁を受けたのもこれまた別のお話