ロボットアイディア検討資料


ここは複数人でロボットのアイディアを検討するに際し、
使える方法や技術を残して置く場所です。

高専ロボコンや学生ロボコンなど毎年ルールが変わるロボコンは、
課題に合わせてロボットのアイディアを検討する必要があります。
特に大人数で行うロボコンは、アイディアの検討にも様々な方法や技術があると思っています。

ここでは高専ロボコンにおいて重要と考える内容をまとめていきます。

目標


チーム活動として最も単純で重要なパラメータと考えます。
高専ロボコンでは、およそ8人~20人で活動を行うかと思います。
誰かからの指示を待っていると、面白さも減ってしまうと思います。
そこで同じ目標を持っていることはとても重要です。
目標が同じであれば、人により手段は違うかもしれませんが、たどり着く先は近くなります。
つまり完全な情報共有無しでも作業を進めることができます。

自分たちが何を目指すのか、明確にしましょう。

要求


何をやらなければいけないかを決めるのが要求設計と呼ばれます。
これはロボット制作ではアイディア出しの段階で大きく影響します。
例えば課題が3つあるとき、すべての課題を達成するだけなのか、それともすべての課題を早く達成するのかで、
求められる動きや完成度は大きく異なります。
目標を分解することで要求となります。

例えばクリアしたい課題が3つあるとき、制限時間に対してそれぞれ何秒でクリアするのかは重要です。

優先度

各要求に対して優先度を付けます。
同じ優先度のものはあってはいけません。

スケジュール


スケジュールは自分のために立てて共有するものです。
重要な点は以下の通りです。
  • 他人が影響する期限
自分が行っている作業の完了が他人に影響する場合、または他人の作業完了が自分に影響する場合のタイミングはとても重要です。
それぞれにどれだけの時間がかかるかが見えないと、それぞれの予定は組めず、いわゆる出来高の設計期間となります。
出来高で設計の期間が許されるのは、1人でロボコンをしている場合のみです。

  • 自分が達成可能な期間
設計の期間は自分の能力に依存します。
経験があるほど設計期間は短縮される傾向になります。
つまりスケジュールを立てるには自分の設計経験があることが必須です。

  • 見切りをつけるタイミング
どうしても目標の達成ができないことが分かった場合、見切りが必要となります。
見切りを行う場合に重要になるのが優先度です。
より高い優先度の内容が実現できない場合は、それより低い内容を切るしかありません。
そのため、優先度を設定しておくことは重要です。
最終更新:2024年10月27日 23:59