「生体機構概論」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
生体機構概論 - (2008/02/12 (火) 02:32:30) のソース
2003年の過去問を解いてみたので、解答を載せてみます。 1番が分からないので誰か追加してくださいっ! 間違ってる所あったら訂正してくださいね。 (*・ェ・*)ノ~☆ヨロシク♪ *2003年生体機構概論過去問 **1 ***1) 8残基 (TAAが終始コドンなので、これがセンス鎖であることが分かる。Aを、下線のところから3つずつに区切って数えれば次にでてくる終始コドンは9つ目のTAA。センス鎖であることは分からなくてもこの場合は解ける) ***2) 終始コドンの前の配列が違うから、蛋白質をエドマン分解してC末端の配列を決めればいいと思うのですが、2つも思い浮かびません。 分子量2万のタンパク質で8残基くらい違っても重さじゃ分離できないよね。。。 難点としては、エドマン分解は本来N末端配列を決める方法なので、C末端ペプチドを単離する必要があります。 **2 電荷の総和に関して [+2] ⇔ [+1] ⇔ [0] ⇔ [-1] pKa(2.0) pKa(4.2) pKa(9.5) で平衡状態にあるので、等電点pHは4.2と9.5の間にあると予想できる。 この時、等電点は2[+2]+[+1]=[-1]であるが、pKa(2.0)はpH単位で5程度異なり 無視できると考えられるので pI=(4.2+9.5)/2=6.85≒6.9 p42~43参照 **3 ***1) グリシン:不斉炭素原子をもたないため、L体、D体の区別が唯一ない プロリン:正確にはアミノ酸ではなくイミノ酸であり、メチレン基が4個つながった側鎖の先端がアミノ基と結合した形になっている。 ***2) グリシン:β炭素がないため比較的自由な構造をとることができ、ポリぺプチド鎖の折れ曲がり部位の多く存在し、タンパク質が高次構造を形成する上で特殊な役割を担っている。 プロリン:二面角の一方が固定されているため、硬い構造を生じる。また、水素結合を可能にする水素が欠けているため二次構造の形成を不利にする。 p27、37~38参照 ***3) 3本鎖を形成する。 (Gly-Pro-HyProの場合はコラーゲンを形成する) p53参照 **4 硫安分画(塩析のこと):溶解度の違い? ↑硫酸アンモニウムの塩析を利用します タンパク質によって沈殿傾向が異なるので分離できます。 イオン交換クロマトグラフィー:分子の荷電状態の違い 疎水性クロマトグラフィー:疎水性の違い ゲルろ過クロマトグラフィー:分子の大きさ SDS電気泳動:分子量の違い 3章6を参照 **5 K1=k1+k2 K2=k1k2/(k1+k2) 計算方法はp170,171を参照。 別の人が2005年度を解いて見ました。間違いはご指摘願います。 **1 2000年の2を参照。 (2.2+9.0)/2=5.6 **2 ***a k=[PA]/[P][A] ν=[PA]/([P]+[PA])=k[P][A]/([P]+k[P][A])=k[A]/(1+k[A]) ***b ν ̄=nk[A]/(1+k[A]) ***c [A]→∞でν ̄はnに近づく。 ν ̄=n/2で[A]=1/kよりkももとまる。 グラフはルートみたいな形 ***d 1/ν ̄=ν',1/k=k',1/[A]=A'とする。(1) ν ̄=n/(k'A'+1) ν'=A'/nk+1/n 傾き1/nk,切片1/nの直線 両逆数プロットでは、直線に(最小2乗法などで)近似すればよく、傾きや切片がグラフからすぐにもとまるので、実用的である。 ***e (1)よりn[A]=ν ̄k'+ν ̄[A] したがって ν ̄/[A]=nk-kν ̄