劇場版遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS


2016年4月23日から公開された映画。その5ヶ月後の9月24日には全国58館で4Dでの上映が始まった。製作総指揮は原作者の高橋和希氏。
原作(≠アニメDM)のアフターエピソード(しかし結果は本当に原作の続きか?と疑念が生まれることになった)を描く約2時間10分の大長編ということで2014年末に映画化が発表された。
作画監督にはDMおよび劇場版「超融合!時空を超えた絆」を担当した加々美高浩氏を起用し、過去の劇場版および原作の完成度の高さから期待されていた。
しかし、2015年夏、海外向けパンフレットから監督が我らが「ZEXAL」の桑原 智であることが判明し、多くのファンが嘆き悲しみ、遊戯王から身を引いた
また、前売り券や4DX上映来場者の特典に【青眼の白龍】デッキを組むうえでほぼ3枚必須となる《青眼の亜白龍》*1を、他にも週替わり特典全4種をプレゼントするという今のご時世許されるかどうか怪しい特典商法も話題となった。*2
「原作者が製作総指揮ならば監督の暴走する余地はないから大丈夫」という希望的観測、「ゼアンチは映画が成功すれば和希の手柄、失敗すれば桑原監督のせいにするだろう」というゼアル信者お得意の予防線張りなど様々な意見が飛び交った。

…が、興行収入は特典や宣伝の力の入れように反して1週目は約1億3000万円、公開から半年以上後にようやく10億円突破と、客観的に見ればお世辞にも成功とは言えなかった。
(微妙とも言えないのである)内容も悪い予感が的中し、本作のために新たにデザインされたモンスターや作画およびCGの迫力こそ目を見張るものがあるものの、桑原の悪い癖が前面に押し出されている。
+ その具体例
嫌でもゼアルを思い出すくどい演出*3
城之内克也のデュエルがなく街を走り回るだけ。通称「城之内マラソン」。しかもこのシーンがかなり長い*4
海馬瀬人を筆頭とした多数のキャラ崩壊
新キャラの藍神が敵として非力であり彼ら一派の魅力がない
テンポを免罪符に効果説明をろくにしない雑なデュエル*5
いとも簡単に掘り起こされる千年アイテム
原作の補完どころか最終回を全否定しかねない賛否両論の出来、てか本当に原作の続きなのか?と疑いをかけられる始末であった。
もっとも、ストーリー面すべてが桑原のせいではないが。

それにもかかわらずゼアル信者および原作厨は原作者そっちのけで「桑原監督のキャラ愛は凄かった」「加々美さんが描こうとした顔芸を止めた有能」「再評価された」(暗にゼアルの批判?)「批判しているのはゼアンチ」「杏子がエロい」など相変わらず気色の悪い桑原ageを繰り返しており、挙句の果てには「原作映画でゼアンチを殺せる」と発言する者まで出てくる始末。
どうしてゼアルと何のも関係のない本映画でアンチを黙らせられると思ったのかは異才不明である。

ちなみに公開前に発売された雑誌のインタビューで桑原は「原作を何回も読み返した」「デュエルとはテニスのラリーのようなものである」などと発言。
とても当時3年前にTwitterで過去作を見たか聞かれただけでブロックし、ゼアルで無効合戦の単調なデュエルを乱発した人と同一人物とは思えない発言に困惑した者も多い(ほんとに読んだのか怪しいとは言ってはいけない。読むなら誰でもできる)。

本作の公開後、大喝采上映(いわゆる応援上映)や監督の桑原、作監の加々美氏、プロデューサーの実松照晃氏によるコメンタリー上映など様々な(どこかズレた?)催しが企画された。
しかしそのコメンタリー上映においては箝口令を敷き、「解釈は人それぞれです」などと言いながら自分の妄想を垂れ流す、Twitter炎上を反省せず相変わらず自分に酔いしれる桑原の姿があったとの噂もある

公開後からは順次本作の登場カードを収録した「ムービーパック」、サウンドトラック、フィギュアなど関連商品も多数展開された。
そして2017年3月、本作のDVD、ブルーレイが発売された。2万円近くする特別限定盤には様々な特典に加え本作登場キャラである「百済木軍団」のTシャツが付属するなど、ここでもウケ狙いにしてもレベルが低く、どこかズレていると言わざるを得ない。*6

ここで挙げきれないほど一部スタッフ、内容共に多くの問題を抱えており、総じてゼアル以降のアニメ遊戯王の品質劣化を象徴している作品と言えるだろう。本作にはゼアル信者同様に凶悪な信者も存在し弾圧体制を敷かれているために本記事以外にこの映画を批判的に評価しているものは極めて少なく、批判しようものなら問答無用で原作アンチ、ゼアンチ小野キッズ認定を受けてしまうのが現状である。

そもそもこの映画の話題を出す人の方が少ない、つまり・・・



  • 売り上げに関しては完全に失敗なのに何をもって桑原の再評価なのか謎 -- (名無しさん) 2018-09-10 19:40:55
  • やっぱりクソだったっていう再評価 -- (名無しさん) 2018-09-28 16:22:17
デジモンのとは別問題あっちは叩いてる側がおかしい
  • 城之内のデュエルがないのとCGがしょぼいのがダメだった。 -- (名無しさん) 2018-10-23 16:47:46
  • 途中で送信してしまった。
    とくにオベリスクのCGにはガッカリ。動きがもっさり過ぎてDMの頃の豪快さがまるでない。
    他のCGも全体的に処理落ちしてるかのようにカクカク動くし(映画用にフレームレートを落としたからなんだろうけど)
    2016年製であのCGはちょっとレベル低いだろと思った。 -- (↑の者) 2018-10-23 16:56:15
  • パンフレットによるとゼアルを見て桑原を監督に持ってきた実松も中々の戦犯 -- (名無しさん) 2018-10-23 20:02:01
  • Triは思い出補正もあるしな -- (名無しさん) 2019-04-13 16:03:38
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最終更新:2025年02月23日 14:11
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*1 チケット代が高い後者はKCウルトラレア仕様

*2 後にすべて再録されたのでチャラではあるが

*3 ダメージを受けて吹っ飛びまくる遊戯など。信者曰くゼアル好きならニヤリとできる演出らしいが少なくとも殆どの客がゼアルではなく原作の続きを見に来たはずである。

*4 桑原はインタビューにてあろうことかここに作画リソースを大量に割き、大変なシーンの1つだったとインタビューにて語っている。舐めてんのか。

*5 原作らしいという意見もあるが、原作は緻密な読みあいと駆け引きの応酬をしっかりと描いており、本作と比べても見ごたえのあるデュエル揃いである。

*6 この百済木軍団も例によってデュエルはせず、出番は序盤に藍神に消されてしまうだけだった。藍神を「かわいい」と言ってビデオを撮影しようとするなど誰のウケを狙って描写したのか理解に苦しむところである。原作者が提案した可能性もあるのが余計に酷い。