- 概要
- 第2回は、参考文献に於ける第7章「教育の不安定化」について議論した。「教育の不安定化」では、学卒でそのまま就職するという日本的な就職へのパイプラインが、昨今の日本社会では破綻しており、パイプラインから漏れてしまった人々がフリーターやニートにならざるを得ない構造を指摘した。また、学校から職業へのアプローチが確定的でなくなることで、それが結局は若者の学習意欲の低下を招き、全体として学力低下を助長してしまうという危惧を知ることもできた。
- 論点
- ここでの問題は、兎にも角にもパイプラインの綻びである。就職市場の縮小と大学数の増加が、結果としてパイプラインから零れ落ちる学卒者を増加させてしまっているということを取り上げた。また、大学院卒者の就職の難しさ(会社の消極的採用や教育機関のこれからの減少)や、工業高校卒業者の就職事情(人件費の安い海外に工場が移転し、彼らの受け入れ先が国内に無い)についても言及した。
- 結論
- 理想なのは、例えば学卒者の場合は、大学に入学した時点で就職先がほぼ確実に得られる制度を導入することである。卒業さえすれば就職することは容易であるが、ここでは大学に進む意思の無い人々の事情が軽視されていたり、本来学問を修める場所である大学が、ただの職業訓練校になってしまわないかという問題提起がなされた。議論は紛糾し、最終的に具体的な結論に至ることはできなかった。
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