《魚帝レヒカフ》

魚帝レヒカフ  2400/1000  水属性  魚族  ☆☆☆☆☆☆
このカードが召喚、特殊召喚に成功した時、相手の墓地に存在する魔法カードを1枚選択し、手札に加える。この効果で加えた魔法カードを発動する場合、自分フィールド上の水属性モンスター1体を生け贄に捧げ発動しなければならない。(矮鶏オリジナル:8月:KOB学園)

数少ない魚族の上級モンスター。
帝の名前を持ち、召喚、特殊召喚時に相手の墓地から魔法を釣り上げる効果を持つ。
『光帝クライス』よりの帝モンスターと言える。

上級アタッカーに乏しい魚族デッキのエースとして活躍が期待できる。『光帝クライス』とは違い召喚酔いをしない反面、手札に加えた魔法には余分な発動コストが追加され、直接的にはアドバンテージを稼ぐ事ができない。ただ魚族モンスターの大半は水属性なので、さほど厳しいコストではない。

『サイクロン』『大嵐』『地砕き』『洗脳』などの汎用性の高い魔法は、どんなデッキでもほぼ確実に採用されている。魔法をサルベージする手段が非常に少なくなった今の環境では、相手依存とはいえ制限級の魔法カードを何度も発動させるポテンシャルを秘める。

やはり『超古深海王シーラカンス』と組ませてやるのが一番だろう。攻撃ができず効果も使えない魚族モンスターを生け贄に召喚し、魔法の発動コストも並んだ魚達で賄う事ができる。《子持ちサーモン》を生け贄に召喚し、『オイスターマイスター』を生け贄に魔法を発動すれば無駄が一切ない。どちらも中途半端に攻撃力が高くリクルーターでは出せない為、『超古深海王シーラカンス』で出してやるのがいい。

当然だが、相手の墓地に大した魔法が無い時にこの効果を使ってもあまり嬉しくない。また、相手の墓地の魔法カードが多ければ多いほど選択肢が増えるので、相手の墓地に魔法が溜まるようなプレイを心がけたい。『マジック・ドレイン』や『メタモルポット』などで相手の墓地に魔法カードを増やしてやろう。見返りはあまり期待できないが、『超古深海王シーラカンス』で展開した魚を生け贄に『魔法除去細菌兵器』を使う手もある。『オイスターマイスター』を並べて使えば発生したトークンを生け贄にこのカードを召喚する事ができる。

『墓荒らし』とは違い、手札に加えた魔法はそのターンに発動しなければいけないわけではなく、また追加コストは発動した場合のみ発生する。単純に召喚時に手札を1枚無条件に増やす効果を持ったカードとして使い、手札に加えた魔法カードはカードのコストとして使ってしまってもいい。

  • 手札に加えた魔法に発生する追加コストはルール的なものであり、このカードがフィールドから離れる事によって追加コストがなくなるという事はない。また追加コストと言うとおり、魔法カードのコストが書き変えられるわけではなく、通常の発動コストと同時に生け贄を捧げる必要がある。ただし、この生け贄コストは《残酷な宣告》の発動トリガーとはならず、また《残酷な宣告》を発動された場合でも、さらに追加で払わされるコストはその魔法カードが本来持つカードコストのみである。

  • 「レヒカフ」の名前を逆に読むと「フカヒレ」となる。言うまでもないが、中世ヨーロッパの皇帝などの名前から取っているわけではない。


  • 原作、アニメ、他作品において―
    KOB学園第1話「エレナVS雷華」戦においてエレナが使用。『アクア・ドラゴン』を生け贄に召喚され、雷華の墓地から『月の書』をサルベージ。3体並んだ『電池メン-単三型』の突破口となった。また、あちらでは効果が生け贄召喚でしか発動せず、魔法を発動する際に追加コストは発生しない。
最終更新:2008年09月26日 23:04
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。