────総てを喰らい尽くす奴等は、正に〝災厄〟に等しい。
通った跡に何も残さぬ、〝宇宙の軍隊アリ〟だ────
『Nanomachine Cell Hostile Astro Creatures (NACHAC/ナク・ハク)』
- 「破壊の象徴」などとして恐れられる、出所不明、正体不明の超攻撃的敵性宇宙生命体。
正式名称を訳すると『ナノマシン細胞敵性宇宙生命体』である。
- その戦闘能力は異常と言っても良いほどに高く、最低位の原生生物めいた外見の個体であっても、並みの人間に太刀打ちできないほど。
大規模なコロニーを作ることによって宇宙を移動、無作為に放浪しては道ゆくものを取り込み、喰らい尽くす。
99%以上の個体に意思は存在しないとされるが、中には人間の言葉を解するほどの高位に「変異」した存在が発見される。
コロニーを離れた一部の個体を除けば、コロニー中央に存在する「エンケファロ」によって統制されていると言われているものが殆どらしい。
故に、「エンケファロ」が無力化することによって低位の存在は統制を失って自壊する場合がほとんど。
ところが、高位の存在は「エンケファロ」の束縛から離れて独立、新しい「エンケファロ」になるという説も存在するという。
- 最大の特徴は、他の生命体、機械、物体などを「取込」することによって、その性質を「変異」することにある。
最初はアメーバめいた原生生物か無機質めいた外見であるが、「変異」を繰り返すうちに無限にその姿を変貌、進化させる。
時には生物めいた身体から機械めいた砲塔などが出現した個体が発見されるなど、「変異」の理屈はどうやら一定ではないらしい。
「変異」は「変異」を遂げた個体から伝染するように拡大し、多くの「変異」が合わさることによって、より奇妙かつ強力な存在が誕生することもある。
この現象は「融合」と称されていて、これを繰り返した者ほど高位な存在になるとされる。
再生能力の高さも殆どの個体における特徴であり、その身体を四散させない限りは遅かれ早かれの自己再生をすることが可能。
- その正体は、ナノマシンによって形成された細胞――通称「NACHAC細胞」の集合体。
全ての細胞の1つ1つが生命であり、NACHACはそれらの群体であるのだ。
その細胞のうちの1つないし複数が巨大化し、高度な司令細胞となっていて、それが他の細胞に命令を発信、さながら1つの生命の如き振る舞いをする、とされている。
司令細胞を破壊されるとその個体は統制を失って撃破、もし複数存在する場合は部分的に破壊されることが多い。
『エンケファロ』
- 「脳」の意味であり、変異と融合を繰り返した「NACHAC」の超高位の個体の成れの果てとされる。
姿形、知性の有無はそれぞれの個体によって異なるが、共通するは「コロニー内のNACHACに対して〝絶対的な〟統制能力を持つ」ということ。
数千、数万、時には数億のNACHACを従えていて、彼らをさながら手足の如く司ることが可能であるという恐ろしい特性の持ち主である。
- 女王蟻めいた絶大な統制能力の持ち主であるが故に、破壊されたときのコロニーの影響も大きい。
低位の個体は統制を失うことによって自壊することがほとんどだが、高位の存在は稀に生き延びて宇宙を放浪、新たなエンケファロになることもあるという。
最終更新:2016年02月21日 00:08